花歩る木

山と旅がすきです

山高神代桜 (山梨県)

2011-04-12 14:59:32 | 

4月11日山高神代桜に会いに行ってきました。

   山梨県北杜市に、日本三代桜といわれる実相寺の神代桜があります。
   樹齢2000年といわれるエドヒガンの古木です。
   桜として始めて国指定の天然記念物になっています。

  

  

  
   
   周囲が12メートルもある幹は黒い岩のよう。
   こぶだらけで、ふしくれだって内側は洞になっています。
   昭和23年には「3年以内に枯死する」という宣告をうけて、
   樹勢回復工事が行われ、今はみごとに花を付ける様になりました。
   工事の公開、内容の説明は将来を引き継ぐ子供たちにも解説されたそうです。

   又、平成20年に神代桜の種が、武川小学校の子供たちに採取され、
   「国際宇宙ステーション」に乗って、約6ヶ月間宇宙遊泳して帰ってきました。
   その種はどんな花を咲かせてくれるんでしょうか?
   これからの2000年に歴史と伝説と夢を作ってくれるでしょうね。

   
  山門を入って真っ直ぐに本堂があります。    身延山久遠時の枝垂れ桜の子供  
  「美しい花を眺め、心和やかに、                   (昭和52年4月植栽)
  仏さまにも参詣して帰りましょう」と
  書いてありました。  当然ですよ!

   
   様々な桜と水仙の花ざかり           三春の滝桜の子供 ↑
                                        (平成12年4月植栽)
  
  

   水仙の黄、桜のピンク、            ↑ 神代桜と手前の背の低いのが滝桜の子供
   そして残雪の南アルプス 甲斐駒ヶ岳の雄姿。

   根尾の薄墨桜、三春の滝桜そして神代桜が日本の三代桜といわれています。
   夫々長い歴史をもった一本の名桜で、国の天然記念物です。
   4~5年前にこの神代桜を見にきた時は、高遠の帰りだったので1週間遅く、
   ほとんど散り終えていて、風景に輝きはなく、イメージも沸きませんでした。
   今は名木の子供達が成長して全体に華やか、
   お寺の境内だというのに、ゴージャスで、天国ってこんな所なのかもと思いました。

                                 

  
   韮崎の わに塚の桜 をご存知ですか?
   
  

   

   韮崎段丘のこんもり盛り上がった塚の上にある一本桜です。
   樹齢300年のエドヒガンサクラ。
   「日本武尊」の王子の墓だったとの説があります。
   背景の山は 深田久弥終焉の地、茅ヶ岳です。


   群生の桜は 「見に行く」 だが、一本桜には 「会いに行く」 がふさわしいと
   言った人がいます。 私は今年も出来るだけ多くの桜に出会いたいと思います。
  
   避難先の方から、「No more 自粛」 「どうぞお花見をしてください」
   とのお言葉を頂きました(新聞ですが)。ちょっと後ろめたい気持ちはありますが、
    私は普通の生活をして、季節を追っかけたいと思います。



                                                


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