花歩る木

山と旅がすきです

映画 「Rail ways (レイルウエイズ)

2010-06-13 16:23:12 | 映画 演劇
5月10日 映画「Rail ways」を見てきました。



中井貴一さんを主演に、出雲市出身の錦織良成監督がメガホンを取った映画。

東京の一流企業に勤め、取締りへの道も約束されていたが、
50歳を目前にして、子供の頃の夢だった
「バタデン」(島根県東部を走る一畑電車の愛称)の
運転手になる゛大人の夢゛のお話です。

  
                   今も現役の列車たち

 

同期入社の高卒18~19歳の同僚を演じるのは
三浦百恵さんちの次男、貴大クン。
「別に~、運転手になりたくて来たのではなくて、
適当な就職口がないから、来ただけで、いつやめるかもしれない~」
とやる気のない彼が、肇(主人公)の夢に向かって奮闘する姿に
感動しながら変わっていく青年を好演、デビュー作だそうです。


制服、制帽で運転している貴一さんの横顔は
ホントに「喜びも悲しみも幾年月」の佐田啓二さんそっくりでした。

11年前に亡くなった義母(生きていれば99歳)は松江の生まれでした。
彼女の長姉が一畑電鉄、一畑ホテル、一畑百貨店などを
持っている人と結婚したんですが、その後どういういきさつを
たどったのか? 明治生まれ、大正時代の話ですが・・・。

松江は古い、静かな、品のいい町です。
4年前、宍道湖のそばの「ホテル一畑」で泊まって、
出雲大社や足立美術館へバタデンに乗って観光しました。
町では、お蕎麦屋さん、酒屋さんなどの古い経営者と
話していると、夫の両親とのつながりがたどれてきて
面白かったです。
義母とは同居しておりましたので、わたしの出雲弁もなかなかのもの。
映画の中の奈良岡朋子さんはサスガでしたが、
貴一くんのはチョットぎこちない感じがしましたね。
「何とかなーわね」「そげだわね」   って調子。

朝ドラも出雲弁ですから、義母に見せてやりたかったです。

映画は近頃めずらしい正統派の、誠実な(文部省推薦みたいな)
暖かな作品でした。、、、、のに観客が少なかったですね。


        徹子の部屋に出演の中井貴一さん

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