9月20日 映画 「あなたへ」 を友達と見て来ました。
映画はいつも朝一(9:20)で見て、お昼をゆっくり過ごすようにしています。
高倉健が 「単騎 千里を走る」 以来、6年ぶりに主演する205本目の映画
だというし、NHKでも2回に分けて 「プロフェッショナル仕事の流儀」で
紹介されました。 話題の映画なら見ておこうか・・・ということで行ったんです。
物語は 15年連れ添った妻の遺骨を海に散骨するため、妻の故郷の
九州へ自家製のキャンピングカーで旅をする男の姿と、旅先での一期一会の
出会いや心のふれ合い、妻の本当の想い・・・を描いています。
監督は降旗康男 共演は、ビートたけし、田中裕子、佐藤浩市、草薙剛、
余貴美子、綾瀬はるか、三浦貴大、大滝秀治、長塚京三、原田美枝子、
浅野忠信、岡村隆史・・・
大スターがほんのちょっと出てきて、なんだか勿体ないような映画でしたね。
キャップを目深にかぶった いつものなつかしいスタイルの高倉健
途中の景色の美しさには感心しました。
富山のある刑務所で指導教官をしていた高倉健、 (富山のHPより)
旅の始まりは富山から。
飛騨高山で たけしと会い、放浪の俳人として有名な 種田山頭火の
句集をもらい、「分け入っても 分け入っても 青い山」 などが出てきて
山頭火フアンはうれしかったんじゃないかしら?
そのたけし、実は 車上荒らし とかで、警察の御用になっていました。
兵庫県・和田山町の 竹田城址 (竹田城址のHPより)
昔、歌手だった妻(田中裕子)がここの石垣の上で歌っていました。
宮沢賢治の聞いたことのない歌でしたが、口ぱくではなく、本当に田中裕子さんが
歌ってたようで すんだ、きれいな声で感心しました。
ここは、天空の城の異名をもち、「日本のマチュピチュ」 とも呼ばれる竹田城址で、
はるか高く見上げる山の頂に雲海に浮かび上がる古城の画面はため息が
でました。
朝一だからか、半分ぐらいの入り。シニアのおばさまが9割でした。
いまだに永遠のスター、高倉健を見つめる、見せる映画でした。