はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

NZ北島・ロトルア

2018-08-18 09:00:00 | NZ・ドライブ旅行


  ※ワイトモへ(土ホタル)の道
 朝5時30分鍵をフロントに渡し、保証金10$を返してもらい宿を出る。

 いよいよ出発! 
クライストチャーチまで事故や故障がなく無事着きますようにと願いながら出発した。

 クライストチャーチからワイトモへの道は、スカイタワーの上側の 「Hobson'St」 を行けば自然にモーターウエイ(高速)に
入れる筈だが、心配だったので昨日駐車場からHobson'Stまでの道を歩いて調べてあった。
お蔭で今朝は余裕をもって通りに出ることができた。
通りに入ると少し車の量が増えスピードも上がってきた。などと思っているうちに道はモーターウエイに入っていた。

 何しろNZでは高速道路が無料のため料金所がないので、いつの間にか入ってしまいいつの間にか出てしまう。
日本も早くこうなれば良いと思うが、間違える人も出そうだ。

 オークランドを出て100k走った。
そろそろ国道1号線と別れ39号線に入らなければならないと注意しながら走る。と言っても100k近くスピードが出ているので
果たして分岐の標識を見つけることが出来るか----
 「あった!」 無事分岐点の標識を見つける事が出来た。この後も国道同士の分岐なら何の問題も無く分かった

 ワイトモへの国道37号線に入ると車が全然走っていなく単調で太い道がダラダラ続いた。
昨夜も2時頃まで日本人の女共の騒ぎは続いたが、 騒ぎが終わった後は睡眠導入剤薬のお陰かグッスリ眠れた。
それが今頃になってまた眠くなってきた。あと少しでワイトモだ気を付けて走ろう。

 「ザー!」 タイヤが砂利をかむ音でハッとする。
何と車が右側の路肩の砂利の上を走っている。慌ててハンドルを左に切って危うく難を逃れた。
日本でも車を運転していて眠くなった事は何度もあるが、実際に居眠りをしたり、危ない目に合った事など一度もない。
それがよりによってNZで起きてしまうとは・・・・・

 原因を考えたが幾ら考えても睡眠導入剤しか考えられない。
睡眠導入剤を準備した理由は、今まで旅行に行くと寝つきは早いのだが3時頃目が覚めてしまい、その後はウツラウツラの状態で
朝を迎えていて、昼間は眠くて仕方なくなっていた。
そこで今回は車を運転する事でもあり、夜しっかり眠るようにと薬を準備したのだが・・・・

 それに今回は眠くなったと思ったら直ぐに居眠りをしてしまった。こんな事は今まで無かった事だ。
それらを考え、私にはこの睡眠導入薬は強すぎると判断して以後飲むのを止めた。

 妻も居眠りをしていて急ハンドルで目が覚めたようだったが、何も言わないでいてくれた。

  ※ワイトモの土ホタル


  洞窟の手前に料金所があり、そこで定員になり次第洞窟に入るらしい。
受付には地元のこどもが3人待っていただけだが、係員は 「カモン」 と言って5人を洞窟に導いてくれた。
洞窟へ入り広い場所で説明があったが土ボタルらしきものは高い所に2・3ヶ所光っているだけ。
 「エーこれだけ」 とガッカリしてしまった。
その後写真のようなボ人ートに乗り数メートル動くと 「ウワー凄い!」
低い天井に光の粒が無数に光っていた。一見の価値は有です。

  NZでは土ホタルの観賞地はここワイトモと、ミルホードサウンの入口でもあるティアナウにもあるようだが、ネットで調べると
ワイトモの方が規模が大きいように感じたので、こちらにしたが間違いはなかったようだ。
ただ今は土ホタルの端境期(?)なのか受付に戻っても見学者はおらず、帰りの道でも車にすれ違わなかった。

 土ホタルに興味のある方は 「ワイトモ洞窟の土ボタル」 をご覧ください。

  ※ロトルア 
  ロトルア周辺は古くから先住民マオリの人が多く住んでいるため、その伝統文化がよく保存されているそうです。

・オヒネムツ・マオリ村
 
          教会(キリスト教)                             温泉の噴煙 
  ロトルア市街の外れにある観光客に公開されているマオリの村。
表題横の建物は写真は集会場。

・ポリネシア・スパ 
 
        屋外の温泉からロトルア湖が見える                    室内温泉プール
  ロトルア湖畔にある水着着用の温泉施設。
同じような泉質の風呂が幾つかあったが、ロトルア湖を前にした雄大さはない。
妻は温泉より売店で食べたサラダやサンドイッチが美味しかったとか・・・・(2人で35$)
 
・レインボー・スプリング 
 
             林の中に散策路がある                              ニジマスの池
  ニュージーランド原産の動植物を集めた自然展示場。
ここでNZの国鳥キ-ウィを初めて見ることが出来たが、隅に隠れた状態で写真にはならなかった。
ここにはNZで唯一日本語の音声ガイドが置いてあった。しかも無料で。

    
               満開の石楠花                         名前が分からなかった木
  NZは石楠花の生育に合っているのか、樹高が高く花を一杯付けている。これは北島でも南島でも同じように見かけた。
名前は解らないが葉っぱがピンク色で、紅葉しているような木が時々見かけたが中々綺麗だった。         

  ※ロトルアの宿
 
            KiwiPakaYHA                          ツインの明るい部屋
  宿への道はガイドブックにあり安心して調べないで行ったら中々分からず苦労した。
分かりやすそうな場所でも確認していく必要がありますね。

  漸く探し当てた宿は、オークランドで窓の無い部屋に3泊したせいか、窓のある明るい部屋に感激した。
部屋の中にトイレもシャワーもあって一部屋86$とは・・・・
これからもこの程度の部屋ならな・・・と、少し元気を取り戻した。
宿には食堂も自炊施設もあるが、明日の朝食は食堂で食べよう。

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NZ北島・オークランド3

2018-08-16 09:00:00 | NZ・ドライブ旅行
  ※オークランドの街角で
  オークランドの道街を歩いているとすぐ気付くことがある。それは歩行者が横断歩道でない所を平気で渡っていることだ。
これは若い人だけでなく、これからパーティーにでも行きそうなスーツやドレスを着た、紳士淑女も渡っている。

      
            クイーンストリート                        歩行者用信号機

  次に信号の渡り方もひどい。
一般的渡り方は、歩行者用信号が青になる何秒か前に(車の信号を見ているのかも)なると一斉に渡りだす。
青が消え赤の点滅になっても平気で渡っていく。
もっとひどいのは信号が赤でも平然として渡る奴もいる。

  なぜこうなるのか? NZ人は公徳心が低いのか?
私も慣れてきて解った。まず青信号が短い。信号が少ない。車が少ないのが原因ではないかと。
何しろ青信号はほんの数秒で赤の点滅に変わってしまう。 (後でわかったが赤の点滅は注意して渡れだそうだ)
それに信号が少ない。信号の所へ行くより車が走っていない目の前の道を渡った方のが早くて楽だ。

  NZでは歩行者信号は普段は点灯されてなく、歩行者が渡る時にボタンを押すと、否ボタンを叩くと信号が表示される。
ボタンは軽く押す程度では感応せず、叩くように強く押さなければならない。
信号の前で自動と思って待っていると、いつになっても信号は点灯しない。

  次に目に付いたのは歩き煙草が多いこと。さらにその煙草をポイ捨てするので歩道に煙草の吸殻が一杯落ちている。
これなんかも人が少なく、人と人との間隔が広いため気にならないのかな?
それと、いい大人が道でスケボーを得意顔でやっていたり、公衆便所に注射禁止のポスターが貼ってあったりした。
これは麻薬が蔓延してる所為なのか? 田舎者の私には少々気味が悪かった。

 
            路上の窓拭き                            反中国デモ

  交差点で信号待ちをしている車に駆け寄り、フロントガラスを拭いてお金をねだっている人がいる。
窓を拭いてもらった車は、何がしかのお金を渡していた。

 信号待ちしている時にこの人が来たらどうしよう、幾ら渡せばよいのか? 断ることができるのか?
幸いにして私の車には来なかったので助かったが、若し来たら1$渡す積りでいた。

  外国へ来て自国の反政府運動を見たらどう思うだろう。オークランドの街中で中国人による反政府のデモ行進を見た。
チベット問題、人権無視等々中国が抱える問題は多い。
私自身日本人として毒餃子事件や尖閣諸島問題では、中国に対し腹立たしく感じているが、中国人旅行者がこのデモを
見たらどうだろう。悲しくやりきれない気持ちになるのではないかな。

それは分かっていても、それでもデモをやらなければならないのが中国の問題だ。

  ※薬屋でのやりとり
  夕食の晩酌でほろ酔い気分で街を歩いていると薬局があった。
NZの南島にはブヨの一種サンドフライるがいて、それに刺されると強い痛みを感じるらしい。
ガイドブックには予防として虫除けの薬を塗るが、日本の虫除けは効果が無いので現地の薬を用意するようにと書いてあった。

それを思い出して薬局に入った。
女性店員が出てきたので、まず 「イングリッシュ ノー」 言いながら、右手を上げその指先を摘むようにしながら 「サンドフライ ブーン」
口で言い、左の腕を抓って逃げていく真似をした。
次に右手でそこを掻きながら店員を見ると笑いながら頷いて歩き出した。
「ノー ノー」 と慌てて店員を止め、次のゼスチャーを始めた。
今度は最初に左腕に薬を塗る真似をしてから、先程と同じゼスチャーを始める。
ただ今度は最後に左腕を触らないで、腕の手前で右手が離れていく仕草をした。

 店員は少し考えていたが 「OK」 と言って薬を持ってきた。缶入のスプレータイプの物だ。
店員はその薬を自分の腕に振り掛ける真似をして、次いで私がやったような仕草をした。
「OK OK」 私の意志は通じたようだ。

 店員は更に薬を顔にかける真似をして
「フェイス ノー」 次に首にかける真似をして 「ネック ノー」と言った。
解った。顔や首にかけるなと忠告しているのだ。

 ゼスチャーだけでお互いの意思は通じた。なんと私は天才かもしれない。
だいたい前期高齢者になってから外国語を覚えるなんて至難の業だ。
それならいっそゼスチャーだけで世界中を旅行できないか?
よし帰国したらネットで体験談を探してみよう。冷たいオークランドの夜風も顔に心地よかった。

 ほろ酔い機嫌の時は良かったが、後になって自分のとった行為は、国辱的行為ではなかったのか? 反省してしまった。
あれで日本人全体の程度を判断されたのでは他の日本人に対し申し訳ない


  オークランドは今日で終わり、いよいよ明日から車の運転だ。最後の夜は静かでありますように。
用心のため睡眠導入剤を1錠飲んで布団に入った。

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NZ北島・オークランド2

2018-08-14 09:00:00 | NZ・ドライブ旅行
  ※オークランド市内観光



 
      ダウンタウン越にデボンポートが見える             交差点左上赤い垂幕の手前が宿

  宿の前にあるスカイタワーには一番に入ってみた。
確かに市内の方向感覚を得るために一度は登る必要はあるが、追加料金を払ってまでスカイデッキに登る価値はない。

 
           フェリービルディング                     デボンポート行きフェリー

  スカイタワーから海越しに見えたデボンポートへフェリーに乗って行った来ました。
フェリーは港にあるフェリービルディングからひっきりなしに出ているので気軽に行く事ができます。

 
         ビクトリア山頂からオークランド                  沖にはランギトト島が見える

  デボンポートにはフェリービルディングから船で対岸のデボンポートまで所要時間10分で行く事ができます。
また、デボンポートのフェリー乗場からゆっくり20分も歩くと標高90mのビクトリア山頂からは、オークランドのビル群が見え、
ひときわ高いスカイタワーも見えています。
沖には島影も見え場所で、時間があればお勧めの場所です。
当初はここで観光用の大型ヨットに乗る予定だったが、冷たい風が吹いていたの止めにしました。
しかし沖合を帆走するヨットが見えた時は、貴重な機会を逃したと若干後悔もしました。

 
            山頂の大砲遺跡                         乗合船とオークランドビル群

  ビクトリア山頂にあった大砲は何と第二次世界大戦の時に、日本軍の攻撃に備えたものでした。
日本からこんなの離れたNZにも日本軍は攻め込んだのでしょうか。信じられない気持ちです。

 デボンポートの船乗り場の近くに大きなスーパーマーケットがあります。スパーの名は 「ニューワールド」 と云い、
NZの大きな町には必ずあったスーパーだったので多いに利用させてもらいました。
NZのスパーは支払いを現金でする人は少なく、殆どの人がカ-ドで支払っていました。

  オークランドに戻りフェリービルディングの中で売っていた 「ホーキーポーキー」 と言うアイスクリームを食べました。
このアイスクリームは中には蜂蜜の固まりが入っていて、固まりに当たるとガリットとして甘さが口の中に広がってきます。
このホーキーポーキーはNZの名物なのか、あちこちで売っていたが美味しかったです。

 デボンポートの船乗り場の近くに大きなスーパーマーケットがある。このスパーは 「ニューワールド」 と云い、大きな町には
必ずあったので、多いに利用させてもらいました。
 NZのスパーは支払いを現金でする人は少なく、殆どの人がカ-ドで支払っています。

  
    一日観光バス                     Mt’イーデン               動物園でキーウイは見れなかった

  オークランドでは市内観光のエクスプローラ・バスに乗って市内の観光地を回った。
このバスは市内の観光スポット14ヶ所を回り、一日乗り降り自由で一人35$。
今回このバスに乗る目的は上の表にも書いたバラ園・博物館・Mt’イーデンと動物園だ。

  朝、始発のバスに乗るべくフェリービルディングの横のバス乗り場に行く。
バス乗り場はガイドブックで案内されていたフェリービルの横でなく、大分右手だったので少し探してしまった。
バスは2階建てで眺めは良くお客も少なく快適だ。
バスの運転手が色々話をしているが当然分からない。が、下車場はガイドブックに載っているので迷う事はなかった。

  最初バラ園で下車して見学したがどうと言う所ではなく、バラより一緒に降りたインド人の観光客と話をしたのが
取得くらいのものだった。
 
  博物館も余り面白くない。当たり前だが日本語の案内は音声ガイド゙もパンフレットも何も無い。
ただグッルと見ただけで終わってしまった。

 Mt’イーデンは昔の噴火口の跡らしいが、ただ大きな穴があるだけで、それ以外に何も無い。
ここで下車してしまうと次のバスは1時間後しかない。
降りるかどうか悩んでいると運転手が 「ファイブミニッツ」 と言っている。
多分5分停車すると言っているのだろう。なら5分だけ見てこよう。

  用心のため全ての荷物を持って下車した。だが穴の写真を撮ればもうやる事は無く、バスに戻ると他の客も
全員戻っていた。やはりこんな場所では1時間は過ごせないと判断したのだろう。

  物園ではNZの国鳥キーウィを見る目的で入ったが、残念ながら見ることは出来なかった。

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NZ北島・オークランド

2018-08-11 09:00:00 | NZ・ドライブ旅行


  ※空港からオークランド市街へ
  入国審査も終え両替も済んだ。
建物を出て右手を見るとバスが止まっている。今の飛行機を降りてきた日本人もバスに乗っている。
慌ててそのバスに乗り込んだが何か変だ??。
荷物の置場も無ければ、席があるのに座らない人もいる。
確かガイドブックにバスには荷物置場があり、所要時間は40分程度とあった。
それに料金も払っていない?? なのにバスは動き出した。

 数分も経つと建物の前にバスは停車し乗客が降り出した。日本人乗客に 「終点ですか?」 と聞くと
 「国内線ターミナルです。このバスはシャトルでターミナル間を運行している」 そうだ。

なんの事はない市内に行くエアバスに乗るつもりが、国内線乗換のシャトルバスに乗ってしまったのだ。
道理で荷物置場も無いし、座らない乗客も多いわけだ。

 
         空港・市街間のエアバス                         エアバス車内
  同じバスで国際線のターミナルへ戻る。
運転手がバスを降りて制服姿の女性と話をしていた。 話が終わると制服女性が私を手招きする。
そばに行くと切符の自動販売機の前に連れて行き
「○■△▽◎▽◎◆」と分けの分らない事を言っている。
多分ここで切符を買うからお金を出せとでも言っているのだろう。
両替したばかりの50$紙幣を出すと切符を2枚買ってくれ、お釣りもよこした。
(青いバスがエアバスです。お間違えの無いように!!!)
エアバスに乗ると。有りました。バス前側が荷物置場で後方が座席になっている。

運転手に切符を見せながら妻が
 「スカイタワーで降りるのでバス停がきたら教えて」 と英語で頼むと
旅行英語に載っていたこの言葉は、しっかり練習してきたのでバッチリ通じた。

 車窓からタワーが見えてきた。
  「スカイタワ△●△」 運転手がこちら見て、笑いながらうなずく。
 「サンキュー」 オークランドの市内に着いた。

  交差点で通りの名前を確認するとメイン通りの 「Queen St」 だった。
宿は 「 Albert St」 なので一本上の通りになる。

 重い荷物を引いて歩き出す。なんて坂だ! 傾斜度は40度くらいあるかもしれない。
スーツケースのキャスターが壊れないか心配になり慎重に歩いた。
(ガイドブックにエアバスはB/Pホステルの玄関まで運んでくれると書いてあったが、そんな雰囲気はなかった。
スーツケースを持ちながら宿を探すのは大変なので、料金は高いがエアポートシャトルかタクシーの方が安心だろう)

  やっと到着、写真で見ていた建物が目の前にある。
今日の宿は 「Surf’N’Snow B/P」 だ。

 
         Surf’N’Snow B/P                        窓のない部屋
 NZ最初の夜は町の中心地で日本語が通じる宿にしてある。
フロントで(NZではフロントと言わず?????もう忘れた)受付を済まし部屋に入る。

「エー 窓が無い!」 ベットが二つと扇風機が一つあるだけであとは何も無い部屋だが、これでも高い部屋です。
これがバックパッカーの宿なのか。正直ガックリしてしまった。妻も大分ショックらしく元気が無い。
 フロントにもっと高くてもよいから、良い部屋をと交渉に行くが今日は空いていないと言う。
この部屋に3泊もするのかとゾーとした。

 写真では解らないが窓が無いため息苦しく、長く部屋に居たくなくなる。夜、電気を点けるにも消すにも懐中電灯が
必要だった。
そんなわけでオークランドでは昼間は極力外出していた。

 この宿ではもう一ついやな思いをした。
経営者が日本人なので泊り客も日本人の、それも女性のお客が多かった。
それはいいのだが夜11時ごろになると、この女性たちの大声や喚声が聞こえだす。
歌ったり、笑ったり、悲鳴を上げたり、手を叩いたり、台を叩く音も聞こえる。
その喋っている言葉がなんと日本語なのだから余計腹がたつ。

  フロントに苦情をと思ったが、その声はフロント同じ部屋にある談話室からだからどうしょうもない。
この騒音。一日で終わるかと思っていたら三日間ズート続いた。

 これがバックパッカーなのか。前途真暗だ!
(この宿は日本語が通じ、町の中心で便利だったが、これでは別の宿の方が良かった) 後悔先に立たず。

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ニュージーランド・ドライブ旅行16

2018-08-07 09:00:00 | NZ・ドライブ旅行
  決 算(最終報告)

  ・決算報告
  折からの円高で予算が大幅に狂った。それも私たちに味方してくれた。
まず下の表を見て下さい。150万円の予算に対し実際使ったのは90万円と約6割の金額で済みました。


*1 決算欄の(NZ$)は実際に支払ったNZSで、右隣の(万円欄)は1NZ$=63円で計算してある。
*2 2月8日現在のNZ&の換算率は1NZ$=¥48になっているが、仮にこれを適用すると
   2008年 8月  1NZ$=¥90 8500$=76万円
   2008年12月  1NZ$=¥63 8500$=54万円
   2009年 2月  1NZ$=¥48 8500$=41万円
  これだけの差が生じる。と言っても、いつ円高になるか円安になるかは神のみぞ知る事であって、
  我々凡人にはどうする事もできない。行く気になった時が絶好のチャンスと思うしかない。

*3 第2項目中の燃油サーチャージも旅行する者にとっては煩わしく癪にさわる物だ。
  今回支払った燃油サーチャージ料は48,600円が旅行から帰ると20,000円になっていた。
  それでも帰りの分のサーチャージ料の返還は無い。どうなっているのだ?

*4 一番減額できたのは車両代だ。
  中でもレンタル料が13万円の予定が、2万円と嘘のような価格になった。
  これは一流のレンタル会社(ハーツ)から、三流の会社(XPLOR)に変更した事が全てだ。
  ただ今回は故障も事故も無く旅行を終えたが、途中で何かあったらどうだったろうか?
  日本語対応が取られていないXPLORなので不安が残る。

*5 5項目目の宿泊費は一泊丁度100$になっているが、次回行く時は130$位の
   モーテルを重点にして、時々B/PやB&Bに泊まるようにしたい。

*6 今回はアクティブ代が少ない。ジェットボートも乗らなかったし、クライストチャ-チではトラムも
   舟遊びもしなかった。おまけにサザンアルプスの山岳列車にも乗っていない。
  旅に出たらもう少し積極的に挑戦すべきだった。

*7 食費や嗜好品の区分は正確には出来ていない。
  マートで買物をすると合算されてくるので、実際の嗜好品はこれより多い。

  ・見学場所

*1 抹消してあるのは見学しなかった所。
*2 青字は一見の価値があったと思った所。
*3 予定通り見学しなかったのは・時間が無かった・場所が不明だったりした。
  また、アーサーズ・パスの山岳列車は現地の天気予報が悪かったので中止した。

  ・トレッキング
 トレッキングはどうしても天候に左右される。
今回も12コース計画していて、雨で中止したコースが7コースもあった。
これでマウントクックが雨だったらと思うとゾーとする。
今回歩いた場所は全て景色もよく満足いくコースだった。


  ・ドライブコース
今回設定したコースは基本的には良かったが、カイコウラへの180kmの同じ道の往復が気になる。
そこで計画コースを若干手直ししたコースを考えてみた。

*1 エイベルタズマンを止めるコース(エイベルタズマンは天気も悪く期待外れだった)
  カイコウラでホエールウオッチングをした翌朝、カイコウラからサザンアルプスのアーサーズパスに
  向け出発。(この間は292kで約4時間の運転になる)
  アーサーズパスに着いたらトレッキングコースを一つ歩く。夜はここに泊まるがYHAや日本人が居る
  モーテルもあるので安心だ。
 翌朝もう1コースを歩いてから、フランツジョセフ氷河に向けて出発する。
 この間は232kmで約3時間半。あとは計画コースと同じ。

*2 カイコウラへB/Pバスや列車を利用する。
  ・ウエリントンから直接ネルソン、エイベルタズマンに行く(後は計画コース)
   ・クライストチャーチの滞在が終わったら、B/Pバスでカイコウラに行きホエール・ウオッチングを体験する。
  ・カイコウラで一泊して、翌日カイコウラからウエリントン間もB/Pバスで移動する。
  ・フェリーでウエリントンに渡り、翌日オーバーランダー(列車)でオークランドへ

   このコースはバスや列車に乗るため、荷物を運ぶ手間が掛かる。
   更に一度泊まったウエリントンとオークランドに再度泊まらなければならなくなる。

  ・時 期
 今回の旅行の時期で良かった面と悪かった面があった。
*良かった面
 ・道も宿が空いていたので、宿の予約が取りやすく、空いていたため炊事場等の設備が使いやすかった。
  また、道も空いていたので間違えてもUターン等簡単に出来、渋滞にも合わず計画通りに行動できた。
 ・景色がよかった。牧草の緑が想像していた通りだった。雪を被った山が素晴らしかった。

*悪かった面
 ・寒かった。今年だけの事かどうか分からないが想像していた以上に寒かった。特に北島では。
 ・花が咲いていなかった。Mt'クックでは高山植物が少ししか咲いていなかった。
  更にクライストチャーチでは花が端境期で庭園めぐりが出来なかった。
 
 以上の事を考えると、今回より遅くすれば寒さを避けることができ、花も見ることができる。
だが、NZが夏の繁忙期に入り道や宿が混むだろう。
今回は11月29日に出発したが、これを1週間か10日くらい遅らせるのがベターかもしれません。

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ニュージーランド・ドライブ旅行15

2018-08-04 08:00:00 | NZ・ドライブ旅行
  準備編 ― インターネット

  ・アドレスの取得
  パソコンのことも余り詳しくはない。
だがNZから娘や孫のところにメールで無事や近況を知らせたいと思っていた。

 メールのアドレスは持っているが、そのアドレスでは自宅のパソコンでしか送受信ができない。
それを世界中何所でも送受信できるように変更するのには・・・・・・

 結局現在のアドレスはそのままにして、新しい無料アドレスを取得する事にした。
新しいアドレスは 「Yahoo!Japnn」 ヤフーのHPから無料で簡単に作る事ができた。
アドレス取得後に娘のパソコンから送受信を試行してみたら、家でやると同じように送受信する事ができた。

ちなみに私のプロバイダーは 「PULALA」 だがYahooのアドレスでも何の支障も無かった。

  ・成田で試行
 成田空港で最初のメールに挑戦してみた。
喫茶店の中に設置されたパソコンに向かい、お金を入れてから画面下の入力モードを見ると「EN」と英語にになっている。
それをクリックして各言語の略語を表示させ、日本語の 「JP」(JAかもしれない)を選択する。

 次に変換モードを 「KANA」 にする。
それから画面上部にあるインターネットのアドレスを 「http//yahoo.co.jp/」 と投入してエンター。
YAHOOの画面が出たらIDとパスワード投入してからメール画面に移動する。
これでOK。後は支障なく使えた。
この程度なら私でも大丈夫だ。これでNZからメールが送れそうだと、ひとまず安心をする。

  ・NZのメール事情
  成田で自信をつけたがNZではそうは簡単にいかなかった。
まずパソコンの借用方法が色々あった。

 

 このうち一番使いかっての良かったのは2番目の自己申告方式。
これはクライストチャーチのインターネットカフェの方式で、受付に希望するパソコンを連絡してから開始する。受付では
開始時間と終了時間が把握できるらしく終わって受付に行くと金額を請求される。

 なんとも都合の悪かったのが暗証番号投入方式。
これは受付で操作時間を申告し、12桁ぐらいの英数の書いたチケットを購入しする。
その英数を画面に投入するとパソコンが一定時間使えるようになるシステムだ。
しかしこの方式は時間が来ると委細構わず画面が切れてしまう。
お陰で後少しというのに最初からやり直した事が2度あった。
それを避けるには多めの時間を買わなければならない。

 更に世の中は決して甘くないと感じたのは日本語変換の方法。私程度のパソコンの知識では日本人経営の宿のパソコンの
日本語変換なら出来たが、それ以外の宿の変換は中々できなかった。
結局半数以上のパソコンはお金を払ったが上手く使えず終わってしまった。



 結局日本語でメールが送れたのはオークランド、ワナカ、テカポとクライストチャーチの4ヶ所だった。
ただこれはパソコンが悪いのでなく、私の知識不足が原因です。

 ユースホステルのYHAは何ヶ所も泊まったが、どのYHAもメールを送る事が出来なかった。
最後に泊まったテカポのYHAに日本語のわかる受付の人がいたので、日本語のメールができるか聞くと、 出来ると言う。
早速やってみるが 「kana」 変換が無い。

 受付の人を呼び 「出来ないよ」 と言うと、日本語の画面を見て 「出来てますね」 と簡単に言う。
仕方なくメール画面で 「ほら ”あ” にならない 」「A」を打ってみせた。
受付の人はかな変換が出来ない事を納得して、色々やってみるが矢張り駄目だった。
そのうち携帯電話を取り出して話をしながら操作をしている。
画面下だけでなく上のほうもクリックしたりしている。

 電話を始めて5分ぐらいたった頃、画面の下に変換モードのアイコンがが出てきた。
そしてそこに 「KANA」 があった。
これで日本語変換が出来るようになったが、どうすればそうなるのは解らなかった。

 日本のパソコンでこのような事が出来るかどうかも解らないが、この方法を覚えていけばNZでもメールが支障なく・・・・
アッ 「JA」 が最初から出ていないパソコンはどうしたらいいのだろう?  解りません。
観光立国を目指すNZなら 「何所でも誰でも使えるインターネット」 環境にしてくれれば良いのにと思う。

 パソコンの使用料は若干違いはあっても、何所も20分2$前後で大差はなかった。
一番安かったのはクライストチャーチのインターネットカフェで、35分使って2$だった。

 日本ではインターネットカフェなるものには、今まで一度も入った事はないが、私のイメージは余り良くなかった。
だがクライストチャーチのインターネットカフェ(NZでどのように呼んでいるかは知らない)は、台の上にパソコンが何台も
置いてあり、それに椅子があるだけで、飲食をしている人はいなかった。
カフェと言うよりパソコン教室と言った感じで気兼ねなく入る事が出来た。

 問題はもう一つあった。メールに写真を添付する方法だ。
日本ではデジカメの写真をパソコンに取込んでリサイズしてから送付していたが、ここではそのリサイズのソフトが解らない。
大きいサイズのままでも良いのかもしれないが、きっと時間が掛かるだろう。

 いやそれより何よりデジカメのメモリーカードをどうしてパソコンにセットすのかが解らない。
場所によりPCカードスロットルやSDカード用らしきスロットルもあるにはあったが・・・・

 パソコンの知識の無い私にはE-メールさえ使いこなせなかったが、格好良い人もいた。
Mt’クックのYHAの談話室で、ノートパソコンを前にして一人で話をしている白人女性。
頭にはブレストが付いていてパソコンを見ながら話をしている。
なんだろうとパソコンを見ると男性が写っている。どうもその人と話をしているようだ。
パソコンがTV電話? しかもパソコンルームでなく談話室からだ。一体どのようにつながっているのか?
分からない事ばかりだが格好良かった。

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ニュージーランド・ドライブ旅行14

2018-08-02 09:00:00 | NZ・ドライブ旅行
  準備編 ― 帰 国

  空港での出来事
  帰国はクライストチャーチ発AM5時40の便でオークランドに行き、そこからNZ航空の成田行き直行便で帰国する予定だ。

 当日の朝3時に予約してあったタクシーが宿に時間通り来る。飛行場まで31$。
飛行場では宿の主人に言われたように、入って左手の手荷物受取所傍のチェックインカウンターに行くが、誰もいない。

 仕方なく国内線のチェックインカウンターに並び、E-チケットを見せると案の定ここではない向こうだと右の方を指す。
宿で聞いた右と左が違うが係員の言った列に並んでいた。するとさっきの係員が 「イクスキュズミー」 と言って、最初の
誰もいないカウンターまで案内してくれた。
きっと間違って教えてたのに気がついたのだろう。

 カウンターにまだ誰もいない。案内してくれた係員が横の部屋に声をかけると、中から白人女性とアジア系男性の二人が
出てきた。これでやっと受付の開始だ。

 私達の前に立った白人女性にE-チケットを手渡すと
「△■◎▽∴◆□○・・・・」 何が何だか分からない。
「△■◎▽∴◆□○・・・・」 分からない。
「イングリッシュ ノー」 と答えると、隣のアジア系の顔をした男性に何か言っている。
男性がこちらを向いて流暢な日本語で
 「荷物の中にライターやマッチなど危険な物は入っていませんか」 と聞いてきた。
なんだ日本人がいるじゃないかと安心したが、実は今回の旅行で最大の危機がここから始った!!

  女性係官が荷物引換証をE-チケットを張りながら
「■◎▽∴◆オサカ■◎▽∴」 。と言った。
オサカ?? エー!大阪の事なのか!?
「大阪ノー 成田!! 成田!!」
「■◎▽∴◆オサカ■◎▽∴」
「オサカ ノー ナリタ!」


  成田行直行便で16時25分に着くのが、大阪経由になってしまったら、そこからどうなるのだ?
大阪から成田まで飛行機なのか、それとも大阪からは自分で帰るのか? 
いずれにしろ宿泊費や新幹線代が増える事は間違いない。それでは困る。

 E-チケットを取り戻し必死になって 「NARITA」 と書かれた所を指す。
すると係員は何か言って部屋に入ってしまった。
日本人の係員はと見ると、別の客の相手をしている。彼を物問気に見ていると
 「フライトの状況を調べに行ったようです」 と教えてくれる。
時間は遠慮なく過ぎていく。
もうこれで間に合わなければ航空会社の責任だと思いながらもイライラして待っていた。

 女性係員が戻ってきて私に 「チョット待って」 と手で合図して男性と話し始める。
大分長く話していたあと男性が
「予定していた便は、機材の調達が出来なくて欠航になりました。
代りの便はNZ航空では大阪経由しかないので、日航の成田行きに変更させてもらいます。
ただ、この便はオークランド発ではなく、オーストラリアのシドニー発ですの、今すぐシドニー行に乗ってください」


 サーそれからが大変と言うか何と言うか、訳も分からずあちこち連れて行かれ、最終的に手書きのチケットを受け取った。
「シドニー空港での乗換え時間は1時間ありますし、乗換場所は近いので大丈夫ですよ」
日本人係員がこちらの心配を見越して言ってくれる。

 しかしそんな事を言われてもシドニー空港なんて何も知識は無いし、想像もつかなない。
後は何とかなるさと開き直るしかなかった。

 当初のフライトスケジュール
クライストチャーチ5:40 →(NZ航空)→ 7:00オークランド9:15 →(NZ航空)→ 16:25成田着

変更後のフライトスケジュール
 クライストチャーチ7:00 →(NZ航空)→ 8:30シドニー9:30 →(日本航空)→ 17:05成田着

 シドニー行の便は、予定していたオークランド行より1時間20分も後の便なのに忙しかった。
係員に見送られてシドニー行きの飛行機に搭乗してやっと一段落。
そこで思い出したのがNZの出国税(25$)。あれはどうなったのだろう?出国税が廃止になったのか? 
それとも係員と一緒だったので無料になったのか? 分からない。

 またこれも後で気がついたのだが、スーツケースに重量オーバーの札や割れ物の札が貼ってあった。
この料金はどうなったのか? きっとNZ航空のサービスだったのだろう。・・・・当然だ・・・・

 
             Eチケット                            サービスされた札

  飛行機の窓からは雪山や氷河らしき物も見える。
この景色はシドニー行きだからこそ見れた景色だろう。と得をした気にもなった。
しかしのんびりできたのは飛行機の中だけ。シドニー空港では、更なる試練が待ち受けていた。

 

 飛行機から降りて最初は流れに乗って歩く。
途中の案内板に 「インターナショナル トランシット 」らしき文字を見つけその方向に歩くが中々着かない。
クライストチャーチの係員は 「乗換場所は近い」 と言っていたのを思い出し段々不安になってきた。

 出発時間まで、すでに40分を切っている。
焦ってはいけない! と思いつつも焦ってくる。若し案内板を勘違いしていたら・・・・・・
ますます不安は募ってくる。確認しなければと辺りを見回すが生憎旅行者ばかりだ。
イライラと不安に押しつぶされそうになりながらも早足で進む。

 いた! 飛行場の職員らしき服装の人が歩いている。
 「イクスキューズミー」 手書きのチケットと案内板を指差す。
 「OK!◎▽∴◆レフト ◎▽∴◆レッツゴー」 と早く行けとばかりに手を振る。
頭を下げて早足で歩いていくと、左を示す案内板を見つけた。
そこを曲りしばらく行くと荷物の検査場所に出た。

 しかし、そこの黒人の係員は仲間同士で話をしていて私の方を向かない。
 「イクスキューズミー」 少し怒り気味に声をあげてチケットを差し出すと
怪訝そうに私を見て、ようやくチケットに目を移した。

 そこからの動きは早かった。 「早く来い」 とばかりに手招きしてチケットを持ったまま歩き出す。
私達もリュックを背負ったままゲートを通り後に続く。
係員は先に先にと行き 「早く来い 早く来い」 手招きを繰り返す。
係員は若くて身軽だが、こちらは前期高齢者目前で、重いリュックを背負っているのだから、そんな早く動けない。と、言って
やりたのだがそうもいかない。ともかく急がざるを得ないのだから。

 やっとチェックインカウンターらしき場所に辿り着いたが、カウンターの前には行列ができている。
黒人の係員は 「ここで待て」 と列から離れた所を指示して、一人でカウンターに行き担当者と話し出す。
その時なにやら場内放送がはじまった
 「△■◎▽∴◆□○YU・・SU・・・・ Ki・・・SU・・・・△■◎▽∴◆□○・・・・」

 不思議なもので放送の前後は分からないが、自分の名前には敏感に反応した。
きっと私達を呼び出しているのだと思い、慌てて担当者と話をしている黒人の所に行き
 「マイネーム スピーカー」 と天井を指すと、カウンターの中の人はすぐ反応して電話を掛けてくれた。

 「お客様大変お待たせいたしました」 綺麗な日本語で聞こえてきた。
振り返ると制服姿の若い日本人女性が小走り近寄ってきた。
アー助かった。日本語だ。もう大丈夫。これで飛行機に乗れる。日本に帰れる!。

 その人は 「シドニー空港は分かりにくいので、クライストチャ-チから連絡があった時から心配していた。まして今回は乗換時間が
短いので、きっと困っていると思い、呼出しの放送をした」
と言う。
本当にありがたかった。

 カウンターで搭乗券を受け取ると 「急いでください」 とまた半分駈足だ。
妻の体調も気になるが、ここは我慢してもらうしかない。
ホッとした後なので余計長かったな~ 搭乗ゲートまでが。

 あとで考えると不思議な気がする。
私の英単語とも言えないような単語やゼスチャーが、外国人に伝わったとは・・・・・
こっちが切羽詰って真剣だと、その真剣さが相手に通じるのかもしれない。

 英語を喋れなくても何とかなると思い決行した旅は、結局何とかなった。
がやはり英語は必要だ。

特に空港の中のやり取りは他のお客への配慮も必要で、最低限は覚えて行くべきだった。
1.旅の目的は何ですか?
2.何日間滞在しますか?
3.何所に泊まりますか
4.荷物の中に危険な物は入っていませんか?

この程度言葉は聞き分けられた方が良いし、返事もできるようにしたい。私はこれすら理解できなかった。
それと到着時の荷物の受取は、他の人の後についていけば何とかなるが、乗換の場合はそうもいかない
せめて 「乗換 」とか 「荷物受取所 」と書いてある案内板を読めるようにしたい。

それにしても大変な帰国便だった。こんな経験はもうしたくない。

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ニュージーランド・ドライブ旅行13

2018-07-14 09:00:00 | NZ・ドライブ旅行
  準備編 ― 食 事

  ・食事場所の内訳
  食事は当初、朝は自炊(と言ってもサンドイッチ程度)、昼はテイクアウトのフィッシュチップス等を。
夜は豪華にレストランでと考えていた。ところがいろいろな理由で下表のような結果になってしまった。

          
  表でもわかるように自炊が圧倒的に多く、その理由は宿にキッチンが有った事です。 
勿論安くあげたい気もあったが、それ以上に高い料金を払って美味しさを感じない料理を食べるのもバカらしかった。

  好き嫌いは無く、何でも食べる私は、NZでの食事に関しては大丈夫と思い心配はしていなかった。
それがたった3日間のオークランドで、最後の夜は日本食のレストランを探して歩く情けなさ。
日本食が恋しいわけではないが、その後も日本食レストランががありそうな街は常に探し回っていた。


  ・レストラン
  レストラン食が少なかった理由は
 1.メニューが読めない。
  メニューを見ても解らないので、大体で注文していたが、出てきた料理が想像していた料理と余りにも違っていたり、
調理方法が違っていた事が度々だった。

 2.味が合わなない。
  味音痴の私でもサーモンを食べても味が薄く、醤油をかけたくなってしまう。

 3.ワインとビールしかない。
  洋酒のワインやビールが苦手な私には、宿で焼酎を飲みながらの食事の方が魅力だった。

 4・値段が高い? 
  日本円に換算すれば高くはないが、満足しないのにお金を払うと高く感じてしまう。

  そんなこんなで当初想定していた外食予定の食事方法が、自炊に変わってしまった。
おかげで食事の予算を当初は4,000$とみていたが2,000$と半減した。

数少ないレストラン経験ですが、お勧めのレストランがあります
          
  車海老の半茹を皮を剥いて食べるシンプルなもの。
量はこれで2人前だが、これで丁度良った。(写真は少し食べてしまってから写した)
ここでは地熱を利用して車海老を養殖しているので、ミソは新鮮で生臭くなく美味しい。       
メニューを見ても解らず、これを食べていた人と同じ物と指をさして注文した。

           
  サーモン丼はあちこちで食べてみたが、どの店も比較的美味しかった。中でも一番美味しく感じたのはテカポの
湖畔レストランで、ここはサーモンだけでなくご飯も美味しかった。 
この店は日本の旅行社のツアーでも利用しているとか。

 もっとも値段は普通は10$だったが、この店は16$と違いはあったが。

  ・3食事風景

               
                肉料理                         寿司
 クライストチャーチの最後の夜、少しは高級なレストラン(?)で食事をしようと 「地球の歩き方」 に載っていた
 「Hay’s(ヘイズ)」 へ行った。
ガイドブックにはヘイズは日本語がOKとなっていたが果たしてどうか?
私たちが店に入るとすぐ日本人の店員が 「いらっしゃいませ」 と出迎えてくれる。もうこれで一安心です。
日本語で質問しながら妻は美味しくないと言いながらも、最後の挑戦と称してラム肉を注文とした。
私は肉は敬遠して、またもサーモンを頼む。。
値段はどちらも38$(¥2500)で、高いのか安いのか分からないが決して安くはない。

  ワインも飲み、ほろ酔い機嫌で店を出たがまだ小腹が空いている。
頼んだ38$のサーモンにはライスやパンが付いていなかったのでワインのつまみの様な物だった。
このままでは帰れないと、通りを見ると 「うどん」 と書かれた赤提灯の店を見つけた。

  NZで蕎麦でチョット心配だが、饂飩なら何所でも大して変わるまいと入ってみた。
店員は白人だったが日本語の 「うどん」 で通じたので、私は素饂飩(10$)を妻は天ぷら饂飩(14$)を頼んだ。
読みは当たって、饂飩は腰もあり汁の味もマーマー美味しかった。

  私たちが饂飩を食べていると調理服を着た日本人の男性が出てきて 「饂飩の味はどうですか?」 と聞いてきた。
正直に 「腰もあり汁も美味しかった」 と答えたが何故聞きに来たのだろう?
店先の提灯も新しくなかったので饂飩が新メニューでもなさそうでした。私たち夫婦が饂飩の通とでも思ってくれたのかな?

疑問は疑問のまま解決せずに次々と過ぎていく。それもまた楽しからずやだ。

  ダニーデンで食べた寿司は、日本食に飢えていたのかやけに美味しく感じた。
NZでもスシブームらしく 「SUSHI」 の看板や旗があちこち沢山出ていた。
ただ、こちらでスシと言っているのは太巻きの事らしく、写真のような握寿司は少なかった。

  ダニーデンのレストランで、隣の席の外国人(?)の寿司の食べ方を見ていた。
まず最初に運ばれてきた味噌汁を全部飲んでしまう。 次に小皿に醤油を注ぐ。いや注ぐのではなく一杯入れるだった。
次いで太巻きに辛子をべったりと塗る。<ウヘー辛そう>
そして箸を上手に使い太巻きを掴んで醤油をつける。もとい醤油にしたす。<ショッパ過ぎるよ>
それを口に入れ美味しそうに食べている。
 
 見ているだけで ”辛くてしょっぱそうで” こちらの顔がゆがゆがんでくる。
私が見ているのに気付いて 「ナニ?」 と言った顔をしたので、ここは日本の正しい食事マナーを伝授しなければと思い、
自分の寿司を掴み醤油を少しつけ 「スモール」 と言って食べて見せた。
それで理解してくれくれたのか、醤油を少しつけ食べたあと 「グッド」 と親指を立てた。

  アルコールの力は凄い。普段はシャイで意気地なしの日本男児を国際貢献家にしてしまうのだから。
妻が後から言った 「スモールは小さいでしょう」 ---- 「いいよ!いいよ!通じれば」 だ。

  ・4期待外れだった料理

 余り解りもしない事を書くのはこのくらいにしよう。

  ・テークアウト
 
          フィッシュチップス                            食事場所

  NZのテークアウトの食べ物では、魚とポテトチップスの 「フィッシュチップス」 が多いとあったので、それを食べて
みようと考えていた。しかしこれが案外ままならなかった。
  まず車で走っているので昼飯時にタイミングよく店が出てこない。また店があっても個人商店なので店により注文の仕方が
違うのも悩みの種だった。更に味が分からないので脂っこ過ぎて気持ち悪くなったりする事もあった。

  最初に入ったワンヌガイのテイクアウトの店の注文の模様を紹介すると。
店のカウンターの中に何種類かの生の魚を開いて置いてある。しかしどのように注文していいか解らないので、ともかく
 「フィッシュチップス ツー」 と注文をした 。
店の人は 「ナントカ カントカ 」と言って魚のほうを指す。
きっと魚の種類を聞いているのだろうと判断して、大きめな魚を2枚指差した。料金は10$だと言う。
店員はお金を受取ると魚を紙に包みだした。
慌てて 「ノー ノー フライ プリーズ」 と慌てて言うと、店員は奥でフライを上げている方を指すので
 「そうだ。そうだ」 とばかりに頷いた。
やっと意思の疎通が出来た。と、思ったら。揚がったフライを紙に包んでそのまま寄こす。
アレーポテトチップが無いと思ったがもう諦めた。
ポテトチップは別に注文するらしい。フライ賃を2$払って、すごすご退散しました。

  この店はどうもフィッシュチップスの店としては高級?店らしい。
この後はどこの店でも魚を並べてあるような所は無かった。
また料金も上の写真は魚4枚とチップスで8$。別の店では魚1枚とチップスで4$という所もあった。
注文も魚の枚数を、例えば 「フィッシュ ツー チップス ワン」と言えばなんとか通じた。

そんなわけで予定していたよりテイクアウトの回数は大分減ってしまったが、代わりに増えたのがサンドイッチ。
これは店で買うのではなく、宿で朝食を準備している時に、妻がついでに作ったもので、これが中々良い。
 眺めの良い所で、車を止めのんびり食事をしていると、これぞ自由旅行と言った感じで、食事が更に美味しく感じる。
そんな景色のよい場所がいたる所にあった。
サンドイッチはいつでも食べられる 「安い」 「簡単」 「美味しい」 と、私にとっては三3拍子揃った食事でした。

  ・自 炊
  ホテルと違いB/PやYHAにはレストランがないが、替りに共同キッチンがどこでもありました。
 
                 キッチン                              食 堂

  流しやコンロが2・3ヶ所に冷蔵庫、電子レンジ、オーブン、 給湯器、トースター、場所によっては炊飯器もあった。
他にも鍋釜やフライパンは勿論コップや皿、ナイフ、ホーク等の炊事道具も大体揃っているので不便はなかった。
逆に油や調味料等の消耗品は宿では準備していないが、前の人の残りが置いてある宿が多かった。
   
 妻は最初外国人の若者ばかりのキッチンに入るのを躊躇していたが、一度入ってしまえば後は大きな外国人の間を
スイスイ行き来していた。
私? 私といえば妻に言われてスパゲティの茹加減を見るとか ラーメンを作るぐらいで、後はボーと立っているだけで、
他の人の邪魔にばかりなっていた。

  それが外人男性が凄い! 私のように立っているのが仕事の者は勿論いないし、中にはパートナーの女性より活発に
動いてる男性も居る。
この人達の料理は素晴らしく、アワビの蒸し焼きに厚いサーモンの照り焼きなど、ご相伴にあずかりたいような料理が並ぶ。
食卓ではワイングラスで傾けながら食事する風景は、一流レストランの食事より美味しそうに見えた。

  私の作るインスタントラーメンは調理例の通りだったが、韓国人のグループの作っていたラーメンは変わっていた。
最初袋ラーメンの麺を茹でるまでは同じだが、麺が茹で上がるとザルに取り水気を切る。次に湯をこぼした鍋にラメーンを
いれ添付の調味料を入れかき混ぜる。
それを皿によそって出来上がり。まるで焼ソバのようだ。一人前はいらないが一口食べてみたかった。

  食事をする場所はキッチンと別に食堂があり、眺めの良い所では庭にテーブルが準備されていた。
写真はMt'クックの食堂で、中央に見える区分棚は食材置き場。
この棚にレジ袋に食材を入れ、準備されている名札に名前を書いて袋に貼って入れておくシステムでした。

  食事でも白人カップルは格好が良い。
出来上がった料理をテーブルに並べ、ワイングラスで乾杯をする。そしてナイフとホークを使って大きなステーキを等を
食べながら談笑をしている。 日本人がやると気障に感じるが白人だと格好が良い。

          
                     眺めの良いワナカの食堂

 自炊の材料はスーパーマーケットで購入する。
大きい町には大型スパーの 「ニューワールド」「カウントダウン」 等がある。
小さな町には小さいスパーがあるがトンガリロ、エーベルタスマン、マウントクックにはスパーは無く、それこそ小さな売店しか
ないので、食材は前の町で準備しておいた方が良い。

  調味料(塩、胡椒、ドレッシング等)や油は何度も使うので、途中で買うより出発地のオークランドのスーパーで購入した方が
経済的で便利です。

  スーパーでは果物は計り売りが多く、例えばキウイなどは1個から、バナナは自分で房からもぎ取って1本から買う事ができる。
またNZでは電子レンジの事を 「マイクロウエーブ」 と呼び、最初は調理時間がわからず悩んでしまった。
材料の入った包装にはマイクロウエーブの絵はあるのだが数字が書いてない。、仕方なく宿の人に聞いたら 「10分」 だと
云われて、納得できなかったが言われる通り10分にしたら、美味しく腹も痛くならなかったので10分は正しかったのでしょう。
   

  炊事の水は勿論水道の水を使う。では飲料水はどうしたかというと。
最初のオークランドやロトルアではミネラルウオーターを購入していたが、朝炊事室でペットボトルに水道水を入れてる人が多く
ガイドブックにNZの水道水は飲めると書いてあったことを思い出した。
それからは毎朝水道水をペットボトルに入れるのが私の日課になってしまった。

 写真右の色付きのペットボトルは炭酸入りで、普通の水は左の透明なボトルでした。
ペットボトルの口は日本と違い、飲み口が付いていてこぼれないので運転時は飲みやすかった。
飲み口だけ日本にもって帰って嵌めてみたりバッチリ合いました。

  日本から持参した食材は入国審査が厳しかったので、パパットライス(包装米飯)だけだった。
当初は素麺やラーメンをはじめ、味噌汁の素等も持っていって、現地で日本食を食べようと思っていたが全て中止した。
だが乾燥品や製品化された調味料等は持ち込みできる気がしたので、次回があるなら持っていこうと思っています。
 しかし現地でも「亜州食品」といってカップラーメン、袋ラーメン、インスタント味噌汁などは売っているので購入できる。
ただパパットライス類は見かけなかったので大事に食べた。
スーパーでお米も売っていたが余り美味しそうでもなく、宿に炊飯器も有ったり無かったりだったので買う事はなかった。

  ・コーヒーとアイスクリーム
 NZのコーヒーはカプチーノが美味しかった。          
  日本では甘いコーヒーは飲まないのに、何故かNZではチョコレートパウダーをまぶして甘くなったコーヒーが美味しく感じた。
特にテカポのマウントジョン山頂の天文台と、ロトルアのポリネシアスパで飲んだカプチーノは美味しく、ハイキングや温泉で
疲れた体を癒してくれた。
 アイスクリームでは 「ホーキーポーキー」 と言う蜂蜜の固まり入りのアイスが美味しかった。
食べていて蜂蜜の固まりに当たるとガリットとして甘さが口の中に広がってくる。
 この 「ホーキーポーキー」 はNZの名物なのか、あちこちで売っていた。
一番蜂蜜が多く入っていたのは、ミルホードサウンドの入口の町テ・アナウに向かう国道6号線の 「Athoi」 という小さなの
鄙びたバスの休憩所の物だった。
ここの親父さんは話好きで、お互い訳の分からない言葉でも結構意思は通じて、最後にはテ・アナウのレストランのサービス券を
呉れた。ただしここのコーヒーは一番不味かった。
 ホーキーポーキーの値段は大体2$から3$くらいでした。

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ニュージーランド・ドライブ旅行メニュー

2018-07-14 08:00:00 | NZ・ドライブ旅行
 
   
  ※初めに  ・表 紙 (1) ・きっかけと決断 (2)

  準 備 編
  ※計 画  ・ガイドブックと地図の購入 ・インターネット ・立寄り地の選択 ・旅行時期の検討 (3)
         ・コースと旅行期間の決定 ・予 算 (4)
  ※予 約  ・飛行機 ・宿 ・レンタカー ・アクティビティ (5)
  ※準 備  ・パスポート ・国際運転免許証 ・海外旅行保険 ・クレジットカード ・衣類等 (6)
          ・食料等 ・小物類 ・荷物の収納 (7)
  ※出入国  ・出国 ・入国カ-ド ・入国審査 (8) 
  ※両 替  ・お金の準備 ・両 替 ・お金の種類 (9)
  ※レンタカー  ・借り出し ・レンタカーとフェリー ・ガソリン ・レンタカーの返車 (10)
  ※交通事情  ・ハイウエイとモーターウエイ ・重要な交通規則 ・道路標識 (11)  
  ※宿泊場所  ・NZの宿泊施設 ・泊まった宿 ・再度泊まりたい宿 ・チェックイン・チェックアウト (12)
  ※食 事   ・食事場所の内訳 ・レストラン ・テークアウト ・自 炊 ・コーヒーとアイスクリーム (13)
  ※帰 国   ・帰国時の空港の出来事 (14)

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