御殿場口7合9勺赤岩館の下に見える四角い建物は、7合8勺の旧測候所の避難小屋で、昔は山頂の
測候所や、ここから上の小屋の荷物は、麓の太郎坊からこの避難小屋まで馬が運び、ここから上は
強力が背負って運んだ。
ただ、富士宮口8合目は、この避難小屋と同じ位な標高だったので馬が運んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/3b/40adc9f51f359155f51199de4632362e.jpg)
写真左が旧避難小屋で今は何に使われているのだろう、分からないが、その横の道を真っ直ぐ行けば
富士宮口。左に曲がっている下りの道が御殿場口の下山道です。
写真を写すとき、生憎霧がかかって横道が見えなかったが、霧が無ければ道は見えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/36/816c2d786eb8d0ab02f159b686ac0400.jpg)
大岩に「GOTENBA」と書いてあったり、その上には残雪も見えていた。
「落石注意」の看板の先には平坦な横道が見ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/80/b7e54fbf4e465656064294dbe1980228.jpg)
写真では小さいが「富士宮八合ルート」の標識も建っている。
そのうち丸太で土留めをした階段があり、その下には山頂に向かうブル道と8合目に向かうブル道が
交差しているのが見える。その階段を下って8合目に向かうブル道を行く。
右の写真は富士宮側から階段を写したもので、上の看板には「赤岩八合」と書いてある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/f1/2b281c1a516e6294d6dd3c6cff74633e.jpg)
ブル道の先には残雪と富士宮8合目が見えている。この場所でこんなに残雪の多いのを見たのは
初めてで、今年は雪が多いというより、登山時期が早い事を実感した。
どうですかここの横道は? 御殿場口を出てから富士宮口までのんびり歩いて10分も掛かりません。
しかも道は平らと来ているのだから利用しない手は無いと思いませんか?
安全かって? 仮にこの道が「通行禁止」なら、富士宮口は「通行厳禁」だろうな。
富士宮口8合目に12時30分に到着。
銀名水を下りだしてから1時間20分経っている。早いのか遅いのかは分からないが体の方はマーマーだ。
これなら2時半のバスに間に合うかもしれないと助平心が起きてしまった。
そうなると無意識に焦って先を急ぐようになる。そんなとき足の上げ方が低くて岩に躓いてしまった。
「アッ!」と思い無意識に手が岩を掴み事なきを得たが後の人が「ア!危ない!」と叫んでいた。
フーあぶなかった。あのとき瞬間的に手が岩を掴んでいなかったら、今頃は顔中血だらけで、
下手をすれば歩けなくなっていたかもしれない。危ない、危ない注意しよう。
困ったものだ。バスの時間に色気を出した途端、早速こんな目に遭ってしまった。
しかし注意力はそう長くは続かない。岩場に細心の注意を向けるとそれが終わるとホッとする。
すると小さな砂利を踏んだ靴がズルっと滑る。普段でもこのような事は再三あるが、踏ん張る事で
転ばないで済んでいた。ところがこの時は既に足に踏ん張る力が無いようで、ズルっと来るとステント
尻餅をついてしまう。
6合目に着くまでに一体何度転倒しとことか。余りのだらしなさに我ながら恥ずかしくなってしまった。
ただ幸いだってのは転倒の全てが尻餅だった事で、勢いよく尻餅をついても背負ったザックがクッションの
役目をし体を保護してくれたことだった。一度は
「危なかったねー リュックが無ければ頭を打っていたよ」と言われたこともあった。
それでも何とかして宿泊した6合目に2時に着いた。バスまで後30分はある。少し休もう。
小屋の人と雑談しながら少し休憩して新5合目のバス停に向かった。
新5合目に14時20分到着。そして前回紹介した県の職員とのやり取りがあったのです。
それにしても今回の富士山は疲れた。来年は本当に大丈夫なのだろうか不安になる。
老化現象なら来年はもっと酷くなっているだろうし -------
ともかく来年の「海から富士山・剣ヶ峰」は登頂を目標にするのではなく、挑戦することを目標にしよう。
家に帰り気になる事があったので紹介します。
家に着き早速シャワー浴びていると左の肩が重怠い。押さえてみると痛みも感じる。妻に見てもらうと
「肩が赤く腫れていて中心に齧られたような跡がある」と言う。
考えられるのは1日目の御殿庭でアブに刺された事だ。あのアブの奴め毒アブだったのか。
若しかすると小屋に着いてから気分が悪かったのは、このアブの所為か、翌日出発する時もザックを
担いだとき痛みを感じた。アブに刺されなければこうまで不調ではなかったのではないか。
そう考えた方のが老化現象より救いがある。
その後も腫れや痛みは5日後位まで残っていた。
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私が良いと考える富士宮口の日帰り登山ルートを紹介します。
1.日帰りご来光登山
富士宮口新5合目 - 8合目 -(横道)- 御殿場口7合8尺 - 山頂 - お鉢巡り -
御殿場口下山 - 宝永山火口 - 富士宮6合目 - 富士宮口新5合目
(新5合から御殿場口まで3時間~4時間とみてご来光の時間に合わせる。
御殿場口8合目(廃屋)より上から山頂まではご来光は見る事ができない)
2.日帰り登山
富士宮口新5合目 - 山頂 - お鉢巡り - 御殿場口下山 - 宝永山火口 -
富士宮6合目 - 富士宮口新5合目
(5合目出発をなるべく早朝(4時-5時)にして、涼しいうちに登ると楽です)
御殿場口を下山に利用するメリットは、混んでいないだけではなく、富士宮口と景色が変わり
遠くには相模灘・江の島・三浦半島・丹沢山塊・房総半島等の関東方面。眼下には鯨の形をした
山中湖も見えている。他にも富士宮口には無い、火山灰の堆積した所を走る大砂走りの一端も
体験出来事だ。更には宝永山の火口の底にも降りるので、火口壁の絶壁も上に見る事ができる。
その火口の底からの登りも心配無用で、余りきつくない登りを10分も歩けば火口縁に出る事ができる。
火口縁からは平坦な横道が6合目まで続いている。
まだ余力が残っている人は、火口縁から少し下り樹林帯の中を新5合目に行く道もある。
岩石や火山灰ばかりだった登山道と違い。木陰の道を鳥や蝉の鳴き声を聞きながら歩くのも
いいものですよ。但し、もしアブがいたらご免なさい。
今年富士宮口の登山を考えている方は是非検討してみてください。
一度アップしてから今年はマイカー規制が7月12日から9月1日だったのを思い出し慌ててバスの時間を調べると。
水ヶ塚初バスの始発は朝の6時からだった。これでは日の出前に歩くことは出来ない。
また最終バスは22時だったので、これに乗り23時から歩き始めると山頂のご来光に間に合うし
御殿場口の8合目より下でご来光を見るには、それこそゆっくり歩かないと早く着き過ぎて寒い思いをする。
他にはタクシーが夜間料金を入れて1台5100円であるので、4人で乗れば千円程度で乗る事もできる。
それにしても世界遺産に登録されたおかげで面倒な事が増えたものだ。
測候所や、ここから上の小屋の荷物は、麓の太郎坊からこの避難小屋まで馬が運び、ここから上は
強力が背負って運んだ。
ただ、富士宮口8合目は、この避難小屋と同じ位な標高だったので馬が運んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/ca/8121b4cef14cef313329ac5623148589.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/3b/40adc9f51f359155f51199de4632362e.jpg)
写真左が旧避難小屋で今は何に使われているのだろう、分からないが、その横の道を真っ直ぐ行けば
富士宮口。左に曲がっている下りの道が御殿場口の下山道です。
写真を写すとき、生憎霧がかかって横道が見えなかったが、霧が無ければ道は見えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/1b/fbc012e76509c1198c3790f237426df1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/36/816c2d786eb8d0ab02f159b686ac0400.jpg)
大岩に「GOTENBA」と書いてあったり、その上には残雪も見えていた。
「落石注意」の看板の先には平坦な横道が見ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/b9/b6e39960f2c27ce68fcc1a7fc87ada13.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/80/b7e54fbf4e465656064294dbe1980228.jpg)
写真では小さいが「富士宮八合ルート」の標識も建っている。
そのうち丸太で土留めをした階段があり、その下には山頂に向かうブル道と8合目に向かうブル道が
交差しているのが見える。その階段を下って8合目に向かうブル道を行く。
右の写真は富士宮側から階段を写したもので、上の看板には「赤岩八合」と書いてある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/8f/27569d8d582bf3aa8fc1b5ef100071f7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/f1/2b281c1a516e6294d6dd3c6cff74633e.jpg)
ブル道の先には残雪と富士宮8合目が見えている。この場所でこんなに残雪の多いのを見たのは
初めてで、今年は雪が多いというより、登山時期が早い事を実感した。
どうですかここの横道は? 御殿場口を出てから富士宮口までのんびり歩いて10分も掛かりません。
しかも道は平らと来ているのだから利用しない手は無いと思いませんか?
安全かって? 仮にこの道が「通行禁止」なら、富士宮口は「通行厳禁」だろうな。
富士宮口8合目に12時30分に到着。
銀名水を下りだしてから1時間20分経っている。早いのか遅いのかは分からないが体の方はマーマーだ。
これなら2時半のバスに間に合うかもしれないと助平心が起きてしまった。
そうなると無意識に焦って先を急ぐようになる。そんなとき足の上げ方が低くて岩に躓いてしまった。
「アッ!」と思い無意識に手が岩を掴み事なきを得たが後の人が「ア!危ない!」と叫んでいた。
フーあぶなかった。あのとき瞬間的に手が岩を掴んでいなかったら、今頃は顔中血だらけで、
下手をすれば歩けなくなっていたかもしれない。危ない、危ない注意しよう。
困ったものだ。バスの時間に色気を出した途端、早速こんな目に遭ってしまった。
しかし注意力はそう長くは続かない。岩場に細心の注意を向けるとそれが終わるとホッとする。
すると小さな砂利を踏んだ靴がズルっと滑る。普段でもこのような事は再三あるが、踏ん張る事で
転ばないで済んでいた。ところがこの時は既に足に踏ん張る力が無いようで、ズルっと来るとステント
尻餅をついてしまう。
6合目に着くまでに一体何度転倒しとことか。余りのだらしなさに我ながら恥ずかしくなってしまった。
ただ幸いだってのは転倒の全てが尻餅だった事で、勢いよく尻餅をついても背負ったザックがクッションの
役目をし体を保護してくれたことだった。一度は
「危なかったねー リュックが無ければ頭を打っていたよ」と言われたこともあった。
それでも何とかして宿泊した6合目に2時に着いた。バスまで後30分はある。少し休もう。
小屋の人と雑談しながら少し休憩して新5合目のバス停に向かった。
新5合目に14時20分到着。そして前回紹介した県の職員とのやり取りがあったのです。
それにしても今回の富士山は疲れた。来年は本当に大丈夫なのだろうか不安になる。
老化現象なら来年はもっと酷くなっているだろうし -------
ともかく来年の「海から富士山・剣ヶ峰」は登頂を目標にするのではなく、挑戦することを目標にしよう。
家に帰り気になる事があったので紹介します。
家に着き早速シャワー浴びていると左の肩が重怠い。押さえてみると痛みも感じる。妻に見てもらうと
「肩が赤く腫れていて中心に齧られたような跡がある」と言う。
考えられるのは1日目の御殿庭でアブに刺された事だ。あのアブの奴め毒アブだったのか。
若しかすると小屋に着いてから気分が悪かったのは、このアブの所為か、翌日出発する時もザックを
担いだとき痛みを感じた。アブに刺されなければこうまで不調ではなかったのではないか。
そう考えた方のが老化現象より救いがある。
その後も腫れや痛みは5日後位まで残っていた。
-------------------- ********************* -------------------
私が良いと考える富士宮口の日帰り登山ルートを紹介します。
1.日帰りご来光登山
富士宮口新5合目 - 8合目 -(横道)- 御殿場口7合8尺 - 山頂 - お鉢巡り -
御殿場口下山 - 宝永山火口 - 富士宮6合目 - 富士宮口新5合目
(新5合から御殿場口まで3時間~4時間とみてご来光の時間に合わせる。
御殿場口8合目(廃屋)より上から山頂まではご来光は見る事ができない)
2.日帰り登山
富士宮口新5合目 - 山頂 - お鉢巡り - 御殿場口下山 - 宝永山火口 -
富士宮6合目 - 富士宮口新5合目
(5合目出発をなるべく早朝(4時-5時)にして、涼しいうちに登ると楽です)
御殿場口を下山に利用するメリットは、混んでいないだけではなく、富士宮口と景色が変わり
遠くには相模灘・江の島・三浦半島・丹沢山塊・房総半島等の関東方面。眼下には鯨の形をした
山中湖も見えている。他にも富士宮口には無い、火山灰の堆積した所を走る大砂走りの一端も
体験出来事だ。更には宝永山の火口の底にも降りるので、火口壁の絶壁も上に見る事ができる。
その火口の底からの登りも心配無用で、余りきつくない登りを10分も歩けば火口縁に出る事ができる。
火口縁からは平坦な横道が6合目まで続いている。
まだ余力が残っている人は、火口縁から少し下り樹林帯の中を新5合目に行く道もある。
岩石や火山灰ばかりだった登山道と違い。木陰の道を鳥や蝉の鳴き声を聞きながら歩くのも
いいものですよ。但し、もしアブがいたらご免なさい。
今年富士宮口の登山を考えている方は是非検討してみてください。
一度アップしてから今年はマイカー規制が7月12日から9月1日だったのを思い出し慌ててバスの時間を調べると。
水ヶ塚初バスの始発は朝の6時からだった。これでは日の出前に歩くことは出来ない。
また最終バスは22時だったので、これに乗り23時から歩き始めると山頂のご来光に間に合うし
御殿場口の8合目より下でご来光を見るには、それこそゆっくり歩かないと早く着き過ぎて寒い思いをする。
他にはタクシーが夜間料金を入れて1台5100円であるので、4人で乗れば千円程度で乗る事もできる。
それにしても世界遺産に登録されたおかげで面倒な事が増えたものだ。