駅からウォーク 「東海道」10回目-4 2011.9.8
関宿へ(神戸)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/9d/0060b0b841f6a544786764347f7aedfc.jpg)
亀山宿 ― 野村一里塚 ― 和田一里塚 ― 亀山宿 ―野村一里塚
15:30 16:00 14:55 15:30 16:00
野村一里塚を出たあと道路の塗装の色が、いつの間にか白線の内側だけになったいたが、前回その写真を載せるのを忘れてしまったので今日を紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/8b/27dc48ad2396a139e49209d68e6beced.jpg)
東海道のしるし(歩道の内側に色塗装)
何か由緒ありそうな神社が出て来た。鳥居の中は薄暗く常夜灯が列を作っている。神社の名前は布気皇舘太(ふけこうたつだい)神社というが、聞いた事のない名前の神社だった。だがそんな神社のことよりこの神社の縁起書に面白い事が書いてあった。
「夫レ神戸と申し申侍るは、崇守天皇の勅命て、御館を改め 其郡の宗廟として荒魂の御神を社(まつる)神戸なり」と書いてある。
余り良く分らないが大意は「この地に天皇の勅命て社を建てたから、この地を神戸(かんべ)という」となるだろうか。余りピンとこないのでネットで調べると明解な解釈が載っていた。
「神戸(かんべ)とは、神社に租税を納める民のこと」だという。
それならこの辺りは布気皇舘太神社に租税を納めていたのだろう。縁起書は税金を搾取するとは書きづらかったので「御神を祀ったから神戸という」になったのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/b3/c31d436299dee90c8cfffc9ccf1c1a17.jpg)
布気皇舘太(ふけこうたつだい)神社
県道とJRの関西本線の線路を越すと直線の桜並木の道になった。案内板には「大岡寺畷」と書いてある。畷(なわて)とは田圃の中の直線の道の意味なのだから、この辺りはかっての街道に間違い無いだろう。なのに桜並木とは何故だ。理由はすぐ解消した。以前は松並木だったが桜に植え替えたそうだ。
大岡寺畷の桜並木
大岡寺畷が終る辺りに東名阪自動車道と名神国道のガードがある。そのガードの壁には東海道53次の浮世絵が描かれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/c3/f393df51d5c700245220e22a1e18b15e.jpg)
浮世絵の描かれたガード
時間はもう4時40分。関駅まで後どの位掛かるのだろうか。予定している電車は関駅を5時30分だから遅くても5時10分には着きたい。気分は段々焦ってきて足は自然と速くなる。
こんなとき畷のような直線道路は、前に進んでいる気がしないので余計イライラしてくる。国道1号線と合流したので、そのまま街道を離れて1号線を歩こうかとまで思ったが何とか我慢をする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/5f/0a452ba595c75c1235b5b659bd9932ae.jpg)
旧関町のマンホール
エイ!遅れたら遅れたで次の電車に乗ればいい、と気分を落着かせてマンホールの写真を撮る。
マントを被った旅人が旅籠の並ぶ街道を歩いている図柄だ。例えマンホールの蓋でも、このように特徴があると面白い。と気を紛らわせていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/81/1c2ef1e48c49b166c5ee2b4a3e657b2c.jpg)
関宿 東の追分
やっと関宿の入口の東の追分に着いた。この追分は鳥居のある左の道は伊勢に通じる伊勢別街道の入口になる。ここから伊勢まで15里というから60km程度で2日か1日半位の行程だろう。鳥居は伊勢神宮の鳥居だとか。矢張りここは伊勢の国なんだなーとつくづく感じる。
この追分に関の一里塚があるというが、それが見当たらない。一度諦めた5時半の電車だが今の時間は4時55分。急げば間に合うかも知れないと思い出すと、一里塚を探すのも疎かになる。エイ!もういいや、次回この追分まで戻って一里塚を探そうと歩き出した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/01/c6d6207530edc964a496e763e58eee4b.jpg)
関宿の町並み
何はともあれ駅の入口まで必死に歩いたので古い町並みもただ通り過ぎるだけ。お陰で関駅入口の標識のある四辻に5時到着した。もう大丈夫だろうと、安心したら今日の乾杯用の氷結が気になりだした。街道筋と違い店の少なくなった駅への道には酒類を売っている店は無かった。後は駅にキオスクがありますように。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/0b/7deefb67f5fd3ce181e69e4a3a198f1a.jpg)
JR関駅(駅前の道は国1)
関駅に5時5分到着。余裕を持って体を拭いて着替えを済ませたあと駅の待合室に。
残念でした関駅は無人駅でキオスクなどの売店はありませんでした。
蛇足:今回もJR東海に一言
実は今回と次回の東海道歩きは、残っている2枚の青春18切符で、日本橋から小田原で歩く予定でした。
その電車の時間は8月に調べてあったのでのんびりしていたのですが、念のためと前日に電車の時間を再確認しました。
ところが無い! 予定していた夜行電車ムーンライトながらがヒットしない。そんな馬鹿な。
調べてみるとムーンライトながらは、9月4日から運行中止になっていました。
そんな~ 何も青春18切符の有効期間の10日までなのだから、その日まで運転すればいいのに----
ムーンライトながらに乗らず鈍行で東京に行くと10時頃になってしまう。
日本橋は七つ立ちはともかく、朝6時前には日本橋を出発する予定だったのにーーーーーーー しかも日本橋から小田原まで約86kmあるが、日本橋を早立ちすれば2回で歩けると踏んでいた。それが10時過ぎの出発となると、とてもじゃないが2回では無理だ。
泣言を言ってても始まらない。仕方ないので行き先を四日市からの続きに変更した。
これで日本橋からの歩きは何時になることやら、トホホ!
それにしても昨日は忙しかった。
JR東海さん、ムーンライトながらが季節列車になった事は仕方ありません。でもせめて運行期間を青春18切符の運用期間と同じにしてください。お願いします。
関宿へ(神戸)
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亀山宿 ― 野村一里塚 ― 和田一里塚 ― 亀山宿 ―野村一里塚
15:30 16:00 14:55 15:30 16:00
野村一里塚を出たあと道路の塗装の色が、いつの間にか白線の内側だけになったいたが、前回その写真を載せるのを忘れてしまったので今日を紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/8b/27dc48ad2396a139e49209d68e6beced.jpg)
東海道のしるし(歩道の内側に色塗装)
何か由緒ありそうな神社が出て来た。鳥居の中は薄暗く常夜灯が列を作っている。神社の名前は布気皇舘太(ふけこうたつだい)神社というが、聞いた事のない名前の神社だった。だがそんな神社のことよりこの神社の縁起書に面白い事が書いてあった。
「夫レ神戸と申し申侍るは、崇守天皇の勅命て、御館を改め 其郡の宗廟として荒魂の御神を社(まつる)神戸なり」と書いてある。
余り良く分らないが大意は「この地に天皇の勅命て社を建てたから、この地を神戸(かんべ)という」となるだろうか。余りピンとこないのでネットで調べると明解な解釈が載っていた。
「神戸(かんべ)とは、神社に租税を納める民のこと」だという。
それならこの辺りは布気皇舘太神社に租税を納めていたのだろう。縁起書は税金を搾取するとは書きづらかったので「御神を祀ったから神戸という」になったのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/b3/c31d436299dee90c8cfffc9ccf1c1a17.jpg)
布気皇舘太(ふけこうたつだい)神社
県道とJRの関西本線の線路を越すと直線の桜並木の道になった。案内板には「大岡寺畷」と書いてある。畷(なわて)とは田圃の中の直線の道の意味なのだから、この辺りはかっての街道に間違い無いだろう。なのに桜並木とは何故だ。理由はすぐ解消した。以前は松並木だったが桜に植え替えたそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/cf/61506833d714fa5ff95108d1787f458f.jpg)
大岡寺畷の桜並木
大岡寺畷が終る辺りに東名阪自動車道と名神国道のガードがある。そのガードの壁には東海道53次の浮世絵が描かれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/c3/f393df51d5c700245220e22a1e18b15e.jpg)
浮世絵の描かれたガード
時間はもう4時40分。関駅まで後どの位掛かるのだろうか。予定している電車は関駅を5時30分だから遅くても5時10分には着きたい。気分は段々焦ってきて足は自然と速くなる。
こんなとき畷のような直線道路は、前に進んでいる気がしないので余計イライラしてくる。国道1号線と合流したので、そのまま街道を離れて1号線を歩こうかとまで思ったが何とか我慢をする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/5f/0a452ba595c75c1235b5b659bd9932ae.jpg)
旧関町のマンホール
エイ!遅れたら遅れたで次の電車に乗ればいい、と気分を落着かせてマンホールの写真を撮る。
マントを被った旅人が旅籠の並ぶ街道を歩いている図柄だ。例えマンホールの蓋でも、このように特徴があると面白い。と気を紛らわせていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/81/1c2ef1e48c49b166c5ee2b4a3e657b2c.jpg)
関宿 東の追分
やっと関宿の入口の東の追分に着いた。この追分は鳥居のある左の道は伊勢に通じる伊勢別街道の入口になる。ここから伊勢まで15里というから60km程度で2日か1日半位の行程だろう。鳥居は伊勢神宮の鳥居だとか。矢張りここは伊勢の国なんだなーとつくづく感じる。
この追分に関の一里塚があるというが、それが見当たらない。一度諦めた5時半の電車だが今の時間は4時55分。急げば間に合うかも知れないと思い出すと、一里塚を探すのも疎かになる。エイ!もういいや、次回この追分まで戻って一里塚を探そうと歩き出した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/01/c6d6207530edc964a496e763e58eee4b.jpg)
関宿の町並み
何はともあれ駅の入口まで必死に歩いたので古い町並みもただ通り過ぎるだけ。お陰で関駅入口の標識のある四辻に5時到着した。もう大丈夫だろうと、安心したら今日の乾杯用の氷結が気になりだした。街道筋と違い店の少なくなった駅への道には酒類を売っている店は無かった。後は駅にキオスクがありますように。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/0b/7deefb67f5fd3ce181e69e4a3a198f1a.jpg)
JR関駅(駅前の道は国1)
関駅に5時5分到着。余裕を持って体を拭いて着替えを済ませたあと駅の待合室に。
残念でした関駅は無人駅でキオスクなどの売店はありませんでした。
蛇足:今回もJR東海に一言
実は今回と次回の東海道歩きは、残っている2枚の青春18切符で、日本橋から小田原で歩く予定でした。
その電車の時間は8月に調べてあったのでのんびりしていたのですが、念のためと前日に電車の時間を再確認しました。
ところが無い! 予定していた夜行電車ムーンライトながらがヒットしない。そんな馬鹿な。
調べてみるとムーンライトながらは、9月4日から運行中止になっていました。
そんな~ 何も青春18切符の有効期間の10日までなのだから、その日まで運転すればいいのに----
ムーンライトながらに乗らず鈍行で東京に行くと10時頃になってしまう。
日本橋は七つ立ちはともかく、朝6時前には日本橋を出発する予定だったのにーーーーーーー しかも日本橋から小田原まで約86kmあるが、日本橋を早立ちすれば2回で歩けると踏んでいた。それが10時過ぎの出発となると、とてもじゃないが2回では無理だ。
泣言を言ってても始まらない。仕方ないので行き先を四日市からの続きに変更した。
これで日本橋からの歩きは何時になることやら、トホホ!
それにしても昨日は忙しかった。
JR東海さん、ムーンライトながらが季節列車になった事は仕方ありません。でもせめて運行期間を青春18切符の運用期間と同じにしてください。お願いします。