「富士山麓道一周ウォーク」
1回目-2 歩行日2010/10/13 距離40.0km 歩行時間8時間07分
富士宮駅 ― 浅間神社 ― 大石寺 ― 下馬桜 ― 白糸の滝 ― 田貫湖 ―
7:15 7:25 9:32 10:25 11:00 12:55
0.7k 9.8k 13.1k 14.7k 21.4k
陣場の滝 ― 麓の家 ― 道の駅 ― 県境 ― 道の駅
14:05 15:35 16:28 17:10 17:45
26.2k 30.6k 34.6k 37.5k 40.0k
大石寺へ(迷い道)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/d9/453c2f6981752491b38110a380eb371d.jpg)
浅間神社から大石寺への道は、浅間さんの西側を北上している県道414号を歩く事にした。更にこの道を500mほど行くと正面に神社あり、細い川沿いに西に向かう道がある。どうやらその道が車も少なく距離も短そうなので歩く予定にした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/a2/024145bc5b6e0380fb082f3c0a80246d.jpg)
正面に鳥居が見えてきた。神社の入口に謂れを書いた看板があった。読んでみると「ここ富知(ふくち)神社は不二神社ともいわれ、富士山を祀る神社であった。場所は現在の浅間神社の所にあったが、新たに浅間神社ができることになり当地に移された」と書かれていた。
なるほど時の権力者だった坂上田村麿が、日本武尊が祀ったといわれる山宮浅間神社を、清水が湧き出る富知神社のあった地に遷宮することに、邪魔になった富知神社をこの場所に移したのだろう。
一見乱暴のようにも見えるが、この富知神社を廃止しなかっただけでも救いがある。
神社自身はどこにでもあるような社殿で興味を引く様な者は無かった。
細い川の横に道は続いている。車も少なく細い川の割には水量が多く綺麗な水が勢いよく流れているので気持ちが良い。時折その流れに逆らうように鴨が泳いでいた。
地図を見るとこの川は浅間神社の方に流れているので、この流れが神社の横を流れている川に通じているのかもしれない等と考えながら歩いていた。
一つ太い通り越して二本目の太い通りに出た。川はこの太い通りを横断して西に続いている。当然私もそのまま横断する予定だったが丁度信号待ちをしている自転車の女子高生がいた。何となく道を聞く気になって自作の地図を見せながら
「この赤い道を歩きたいのですが、あの先の道でいいですか」と聞いてみた。
道が分からなくて聞いたのではなく「確認の為の質問」だったのだが。
「いえこの太い道です。この先にハックドラックがありますから、この道を行って下さい」と地図に載っている店の名前を言う。
如何にも自信ありげに言うので迷いながらも忠告に従い太い道を歩く事にした。
しかしおかしい。この先は北西の方に向かうはずなのに道は東に向かっている。
また女子高生がいた。地図を見せて確認すると「ハイこの道でいいですよ」と返事が返ってきた。仕方ない地元の人が言うのだから間違いないのだろう。と太い道を進む。
矢張り変だ!今度は男子の高校生に見せて確認すると「この先にハックドラックがあるから間違いありません」と返ってきた。更に歩みを進めたが、もう駄目!幾らなんでもおかしすぎる。こんなに東に向かっていたら十里木の方に行ってしまう。
もう高校生に聞くのはやめて都市地図を取り出して確認した。
さっき朝日町の交差点を越してきたら、ここは北町辺りらしい。最初の女学生に聞いた所には立正佼成会の建物があったから、すでに1kmは歩いてきてしまった。その立正佼成会の先を見ると自分の予定していた潤井川に向かっている。
何のことはないあのまま自分が思ったとおり太い道を横断して川沿いに行けばよかったのだ。チョビチョビ「確認の為の質問」などと気取って聞いたりするからこんな事になってしまった。
それと変に思ったら都市地図で確認すれば良かったのだ、そうすれば往復2kの無駄足をしないで済んだ。反省!!
あとで何故高校生が3組も間違えて教えてくれたの考えてみた。理由は自作の地図の縮尺が大きくて見ずらく、地図に記載されているハットドラックの店の名前に注目が行ってしまったようだ。更に高校生が注目したハットドラックは2軒あって地図に記載されていた店は高校生が思っていた店ではなかった。
それにしても何ともお粗末な出発になってしまったものだ。
(ルート図上の下の方で右に延びている赤い線が間違った所です)
また川沿いの道を歩く。もうこの川を最後まで歩こう。川の最後は都市地図では水源地のように池が幾つもある。その辺りで左を見れば潤井川が見えるはずだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/ac/c3aca68780b1b2091751e2d65f5272ea.jpg)
ここは水が湧き出ているのだろうか。右にも左にも池があり綺麗な水が溜まっている。クレソンを栽培したり、魚の養殖をしているような池も見える。魚は富士宮だからきっと鱒の養殖なのだろう。その池越しに薄く富士山も見えた。
静岡県では水というと三島市と柿田川のある清水町が有名だが、中々どうして富士宮も水の都だ。綺麗な清流が水量多く流れているのを見るのは気持ちが良いものだ。
潤井川の橋を渡ると道は太いが交通量は余り多くない道をいく。段々畑と言うほどではないが一枚の田圃が終わると少し高くなって次の田圃になる。田圃の中に古い石仏がそのまま残っている田もある。先祖を大事にしているのか、祟りを恐れているのか、機械化された農作業ではやりにくいだろうな。
先ほど渡った潤井川の富丘桜橋は長い橋だったが、今渡る堺橋も潤井川の本流なのに随分小さくなってしまった。1時間程度しか歩いていないのに川幅が狭くなってしまったものだ。
大石寺に近づくと大きな駐車場が幾つかあるがどの駐車場も空っぽだ。大石寺のバスターミナルも乗場は広いがバスは1台も無く人っ子一人見えない。今日は平日なので人が少ないのは分るが、それにしても一人も居ないのは淋しすぎる。建物が大きいので余計寂れた感じがしてしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/71/781fbbfcaffe4aa0d3cea7b7c3823da4.jpg)
総門を通り宿坊の通りにも人の姿は無い。今日は五重塔や御影堂に行くのは止めて、今まで通ったことのない土産物屋の通りを歩いてみた。案の定開いている店は無い。それどころか今日は休みといった感じではなく、既に廃業してしまった店も何軒かある。創価学会が大石寺を撤退してから大分経つが富士宮市は影響が大きいだろう。
1回目-2 歩行日2010/10/13 距離40.0km 歩行時間8時間07分
富士宮駅 ― 浅間神社 ― 大石寺 ― 下馬桜 ― 白糸の滝 ― 田貫湖 ―
7:15 7:25 9:32 10:25 11:00 12:55
0.7k 9.8k 13.1k 14.7k 21.4k
陣場の滝 ― 麓の家 ― 道の駅 ― 県境 ― 道の駅
14:05 15:35 16:28 17:10 17:45
26.2k 30.6k 34.6k 37.5k 40.0k
大石寺へ(迷い道)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/d9/453c2f6981752491b38110a380eb371d.jpg)
浅間神社から大石寺への道は、浅間さんの西側を北上している県道414号を歩く事にした。更にこの道を500mほど行くと正面に神社あり、細い川沿いに西に向かう道がある。どうやらその道が車も少なく距離も短そうなので歩く予定にした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/a2/024145bc5b6e0380fb082f3c0a80246d.jpg)
正面に鳥居が見えてきた。神社の入口に謂れを書いた看板があった。読んでみると「ここ富知(ふくち)神社は不二神社ともいわれ、富士山を祀る神社であった。場所は現在の浅間神社の所にあったが、新たに浅間神社ができることになり当地に移された」と書かれていた。
なるほど時の権力者だった坂上田村麿が、日本武尊が祀ったといわれる山宮浅間神社を、清水が湧き出る富知神社のあった地に遷宮することに、邪魔になった富知神社をこの場所に移したのだろう。
一見乱暴のようにも見えるが、この富知神社を廃止しなかっただけでも救いがある。
神社自身はどこにでもあるような社殿で興味を引く様な者は無かった。
細い川の横に道は続いている。車も少なく細い川の割には水量が多く綺麗な水が勢いよく流れているので気持ちが良い。時折その流れに逆らうように鴨が泳いでいた。
地図を見るとこの川は浅間神社の方に流れているので、この流れが神社の横を流れている川に通じているのかもしれない等と考えながら歩いていた。
一つ太い通り越して二本目の太い通りに出た。川はこの太い通りを横断して西に続いている。当然私もそのまま横断する予定だったが丁度信号待ちをしている自転車の女子高生がいた。何となく道を聞く気になって自作の地図を見せながら
「この赤い道を歩きたいのですが、あの先の道でいいですか」と聞いてみた。
道が分からなくて聞いたのではなく「確認の為の質問」だったのだが。
「いえこの太い道です。この先にハックドラックがありますから、この道を行って下さい」と地図に載っている店の名前を言う。
如何にも自信ありげに言うので迷いながらも忠告に従い太い道を歩く事にした。
しかしおかしい。この先は北西の方に向かうはずなのに道は東に向かっている。
また女子高生がいた。地図を見せて確認すると「ハイこの道でいいですよ」と返事が返ってきた。仕方ない地元の人が言うのだから間違いないのだろう。と太い道を進む。
矢張り変だ!今度は男子の高校生に見せて確認すると「この先にハックドラックがあるから間違いありません」と返ってきた。更に歩みを進めたが、もう駄目!幾らなんでもおかしすぎる。こんなに東に向かっていたら十里木の方に行ってしまう。
もう高校生に聞くのはやめて都市地図を取り出して確認した。
さっき朝日町の交差点を越してきたら、ここは北町辺りらしい。最初の女学生に聞いた所には立正佼成会の建物があったから、すでに1kmは歩いてきてしまった。その立正佼成会の先を見ると自分の予定していた潤井川に向かっている。
何のことはないあのまま自分が思ったとおり太い道を横断して川沿いに行けばよかったのだ。チョビチョビ「確認の為の質問」などと気取って聞いたりするからこんな事になってしまった。
それと変に思ったら都市地図で確認すれば良かったのだ、そうすれば往復2kの無駄足をしないで済んだ。反省!!
あとで何故高校生が3組も間違えて教えてくれたの考えてみた。理由は自作の地図の縮尺が大きくて見ずらく、地図に記載されているハットドラックの店の名前に注目が行ってしまったようだ。更に高校生が注目したハットドラックは2軒あって地図に記載されていた店は高校生が思っていた店ではなかった。
それにしても何ともお粗末な出発になってしまったものだ。
(ルート図上の下の方で右に延びている赤い線が間違った所です)
また川沿いの道を歩く。もうこの川を最後まで歩こう。川の最後は都市地図では水源地のように池が幾つもある。その辺りで左を見れば潤井川が見えるはずだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/ac/c3aca68780b1b2091751e2d65f5272ea.jpg)
ここは水が湧き出ているのだろうか。右にも左にも池があり綺麗な水が溜まっている。クレソンを栽培したり、魚の養殖をしているような池も見える。魚は富士宮だからきっと鱒の養殖なのだろう。その池越しに薄く富士山も見えた。
静岡県では水というと三島市と柿田川のある清水町が有名だが、中々どうして富士宮も水の都だ。綺麗な清流が水量多く流れているのを見るのは気持ちが良いものだ。
潤井川の橋を渡ると道は太いが交通量は余り多くない道をいく。段々畑と言うほどではないが一枚の田圃が終わると少し高くなって次の田圃になる。田圃の中に古い石仏がそのまま残っている田もある。先祖を大事にしているのか、祟りを恐れているのか、機械化された農作業ではやりにくいだろうな。
先ほど渡った潤井川の富丘桜橋は長い橋だったが、今渡る堺橋も潤井川の本流なのに随分小さくなってしまった。1時間程度しか歩いていないのに川幅が狭くなってしまったものだ。
大石寺に近づくと大きな駐車場が幾つかあるがどの駐車場も空っぽだ。大石寺のバスターミナルも乗場は広いがバスは1台も無く人っ子一人見えない。今日は平日なので人が少ないのは分るが、それにしても一人も居ないのは淋しすぎる。建物が大きいので余計寂れた感じがしてしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/56/5ece20dd4834fd4dc7cdc89aeb141e9c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/71/781fbbfcaffe4aa0d3cea7b7c3823da4.jpg)
総門を通り宿坊の通りにも人の姿は無い。今日は五重塔や御影堂に行くのは止めて、今まで通ったことのない土産物屋の通りを歩いてみた。案の定開いている店は無い。それどころか今日は休みといった感じではなく、既に廃業してしまった店も何軒かある。創価学会が大石寺を撤退してから大分経つが富士宮市は影響が大きいだろう。