はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

烏帽子形山から白藤の滝 1

2017-04-28 16:12:01 | 低山歩き
                   中山から烏帽子形山へ 
歩行記録                             H29-4-24(火)
歩行時間:4時間00分   休憩時間:2時間10分   延時間:6時間10分
出発時刻:7時55分     到着時刻:14時05分
歩  数:19、077歩(推定距離13.54km)    GPS距離12.5km
行程表
 中山上バス停 1:00> 農道終点 0:20> 烏帽子形山 0:10> 助宗・花倉分岐 0:15> 県道・花倉分岐 0:10> 花倉城跡
 0:45> 県道合流 0:15> 安楽寺入口 0:15> 安楽寺 0:15> 葉梨神社 0:15> 白藤の里 0:20> 三ツ石バス停
                                                             ※道迷い含む
                              烏帽子形山・花倉城跡ルート概略図


  先月烏帽子形山を歩いた時に、クマガイソウの咲く頃に中山から烏帽子形山を越えて天王山を歩きたいと思った。
だが春になると頭の中は花と山セットで一杯になり、何処へ行くか迷っているうちに花はどんどん盛りを過ぎていく。
更に今年は天候不順や体調不良が重なり、まだ藤枝の蓮華寺池の桜しか見ていない。
この時季になればすでにカタクリも山桜も枝垂れ桜も時期を失してしまった。
なら4月中旬から5月上旬にかけて咲くとあるクマイガイソウはと思い、花沢山と天王山のどちらに行くか天秤にかけた。
花沢山のクマガイソウは過去に3度も見に行ったが、いつも葉っぱだけで花を見る事ができていない。
それならどこに咲くのか分からないが、中山を出発地にして天王山のクマガイソウを見に行くことにした。
果たして花を見る事ができるかどうか・・・・・・

 
                バス停から見えた山                            瀬戸口橋を渡る

  自主運行バスを中山上バス停で下車すると瀬戸川を挟んだ正面に山が見ていた。多分あれが烏帽子山だろうが、思ったより低く
見える。あれなら高草山より低くて近いので30分か40分で登れそうだ。

 烏帽子形山は藤枝市に認定ハイキングコースで、清水寺から峠を越をして三角山経由で烏帽子形山に登り、帰途は花倉城跡の
手前から石仏隧道側に出て日帰り温泉ゆらくがゴールのコースになっていた。
それが最近手に入れた 「ふじえだハイキングコースガイド」 には中山からのコースがBコースとして追加されていた。
藤枝のハイキングコースを紹介している私としては、一度は歩かなければならないと思っていたので丁度良い機会でもある。

  ガイドには 「瀬戸口橋を渡り、高山寺のある集落を進みます。」 とあるので安心して橋を渡ります。
橋の上から瀬戸川の流れを見ていた男性が 「何処に行くの?」 と聞いてきた。
 「烏帽子形山に行こうと思って、あの山がそうですか」 と正面に見える山を指すと
 「三角点のある山はここからは見えないよ。あの山は名前なんてついてないなぁ」 だって。
 「じゃ烏帽子形山の手前にある三角山かなぁ?」 と聞くも
 「三角に見えるからそう呼ぶのかな? でもここじゃそんな名前は使わないよ」
後で地図で調べてみると正面に見えた山は、烏帽子形山でも三角山でもなく、更に瀬戸が沿いにある342m峰のようでした。

 
                   放置竹林                              整備されている竹林

  橋を渡った先にある集落は “紺屋(こうや)” 集落と呼ぶようで紺屋公民館があった。昔は染物をしていたのかしら?
街道から離れた行止りの集落なので落ち着いた感じがして中々いいし、蕎麦屋もあった。
短い集落はすぐ終わってしまい、ガイドにあった高山寺は気が付かないままだった。

  小さな沢沿いの農道に入るとここにも放置竹林がある。マー農道を歩けば放置竹林と放置茶畑は当たる前の事で、今では整然と
整備されている竹林など見るのが珍しい事になってしまった。
そんな気持ちで歩いていると “そんな事はない” とばかりに綺麗な竹林が現れた。
どうです! 現役の竹林は明るく清々していますよね。よく竹林は傘を差して歩けるぐらいの間隔が良いと云うが本当ですよね。

 
           ハルジオン(春紫苑)の綿毛                          ギボウシ(擬宝珠)

  農道脇にはお馴染みの草花が顔を出している。まずは既に綿毛になっているハルジオン。息を吹きかければ飛んでいきそうです。
ギボウシの名前の謂れは蕾が橋の欄干の上にある擬宝珠に似ているかららしいが、まだ蕾を確認した事は無い。

 
           ホウチャクソウ(宝鐸草)                            ヤブレガサ(破れ傘)

  鳴子百合と言ってしまいそうだが、これはホウチャクソウ(宝鐸草)のようです。名前の由来は宝鐸に似ているからと云うが、宝鐸とは
寺の堂塔の軒の四隅に、飾りとして吊るす風鈴状の物だそうで、そう云われればそんな物が寺にはぶら下がっていますよね。
しかしそれに比べると下の広がりが狭いようですが、マーいいでしょう。

  多分ヤブレガサだと思いますが、これは沢山生えていました。名前の謂れは聞かなくても分かりますよね。

 
                  分 岐                                    農道終点

  ガイドには 「集落を抜け、暫く農道に沿って進むと、Aコースに合流します。」 とあるので気楽に進みます。
大分高度も上がり菩提山や笠張山、高尾山も見てきた。そんな時に写真のような分岐に出た。
ここまでも分岐はあったが道なりに進んで来たが、この分岐では少し悩んでしまった。だがここはハイキングコースに指定されて
いるのだから標識は、と探したが見当たらない。そう云えば出発してここまで一ヶ所も標識には気が付かなかった。
なんか変だなぁと思いつつも兎も角道なりに真っすぐ進む事にした。


  分岐から5分程農道を行くと農道を横切ってモノラックのレールが走っていたので、先を覗いてみると舗装は終り農道の終点の
ようだ。更に右側の開けた林の中に入っても踏み跡らしき物は無い。
実は私は5年前に初めて烏帽子形山に登った時、帰りに道を間違え頂上直下の分岐を中山方面に下った事がある。その時は農道を
少し下ったところで間違いに気づき尾根まで戻った事がある。
その時の農道の終点は、頂上から下りと茶畑からの下りがぶつかった小さな鞍部になっていて、山道側は竹藪だったと覚えている。
しかしここの終点は全然違う。矢張り道を間違えてしまったのだ。引き返すかない。

 
                  茶 畑                                     農道終点

  分岐まで戻りまた悩む。ここまで標識を見なかったという事は初めから道を間違えてしまったのか、それともこの分岐を曲がった先に
登山道があるのか。
幾ら思い返してもここまでで道を間違えた覚えはない。それに眺めだって北の方角に視界を邪魔するような稜線は無い。
ヨシ! この分岐も農道の終点まで行ってみようと決心する。
うん!その前にこの分岐の右側に目印を付けておこうと、ピンクリボンを取り付けておいた。こうしておけばこれから来る人の目印に
なるだろうし、若しこの道が登山道でなければ、帰りにリボンを取り外せば良いと。

 オッ!こちら側の農道は茶畑もあり記憶ともあっている。と思っているそばから終点に着いてしまった。
分岐からたったの5分程度だったが、記憶通り竹藪のある農道終点だった。

 
                 登山道があった                               最初の標識

  明るい農道と一変した暗い竹藪の中に、有りました、有りました待望の踏み跡が。
しかも道の左右には、この日最初に目にする標識もありました。
細長い標識には 「烏帽子山頂~紺屋村農道~陶芸竹の子~地蔵尊~食事処幸の松~卍高山寺~中山バス停」 とある。
そうか途中にあった蕎麦屋は “食事処 幸の松” なのか、それとあれが高山寺?と思った小さなお堂はどうやら地蔵尊のようだ。
そして農道最後の建物は、小さな家が幾つも固まってあった風変わりな建物だったが、あれは陶芸をやる所だったのだ。
疑問に感じていた幾つかな事は解決したが、高山寺は分からなかった。
それと烏帽子形山を烏帽子山と書いてあるのは、私のミスタイプではなく標識がそうなっていました。。

 
               荒れた感じの登山道                       三角山と花倉城跡から合流点

  一見荒れた感じはするが歩く場所自体は何ら問題はありませんでした。こんな山道を10分も歩けばもう尾根の合流部です。
ここを左に行けば烏帽子形山山頂で、右に行けば花倉城跡や三角山・助宗方面に行きます。
本日最初の公的な標識が立っていたが、市のハイキングガイドで紹介するなら、瀬戸口橋入口と最後の農道の分岐には標識を
建てるべきだろうと思った。

 
             これからあっちに向かいます                       ここを曲がれば山頂です。

 
               烏帽子形山山頂                            烏帽子形山の三角点

 前回ここの山頂に来て写した写真に三角点の標石が写っていなかったので撤去されたのか疑問に感じていた。
そこで今日はその確認です。この位置からだと標石は見えませんよね。そこでベンチを回り込んで写せばハイありました。
5年前にはこのベンチが無く、三角点の白い杭と標石、そして山名表示がセットで写っていたので勘違いしてしまいました。

          
                     山頂からの眺め                                北に延びる階段

  残念ながら山頂からの眺めはありません。5年前の写真では東方面の木は伐採されていたのですが、また成長してきたようです。
登山道とは反対に伸びる北側には階段が下に続いています。若しかしてこの道は石仏隧道の上を通って、ビク石に行く道かと
思うのですが、今日は行く方向が違うと言い分けをして逃げる私です。

 
                 板根を越して                             ケルンを見ながら

  快適に下ります。

 
             調子に乗ってはいけません                         坂の途中を曲ります

  ケルンの先は下りになるが調子に乗って下ってしまうと三角山に行ってしまいます。花倉城跡は坂の途中にある標識を曲がります。

 
             標識は無くても目印はある                         誘導用ロープもある

  落葉が積もっているころは滑りやすく踏み跡も分かりにくくなるので目印を確認しながら下ります。
張られたロープもあるがこれは歩行を助けると云うより道間違いを防ぐ誘導用ロープのようです。

 
             ここまで下れば農道はすぐ                          農道が始まった

 尾根状になったこの場所まで来れば下りはすぐ終わりで農道が始まります。

 
       分岐(直進は土倉城跡、左は本郷・西方)                         分岐の標識

  花倉城跡と烏帽子形山の鞍部の分岐にある標識は何とも分かり難い。
今烏帽子形山方面から下ってきて花倉城跡に行こうとしても、右側に立つ(写真上)標識には花倉城跡の名前は無い。
それでも後ろ(写真下)を振り返れば、杭は腐って倒れそうな標識に花倉城跡の名前を見つけ安心する。
更にこの分岐を左に曲がった先が “瀬戸ノ谷” とあるのもいただけない。瀬戸ノ谷地区とは瀬戸川奥全体に及んでいて、蔵田や
不動峡辺りも瀬戸ノ谷になる。今日歩いて来た中山の先も瀬戸ノ谷なのだから、これでも間違いではないが分かり難い。
ならどう表示すればよいかと云えば、後ろの標識のように “本郷・西方” と表示すればよいだろう。

なら2枚一組と考えれば文句は無かろうと云われそうだが、後ろの標識はここで直角に曲がるにも関わらず “⇔” で書いてある。
これでは花倉城跡側から来た人が本郷や西方方面に行く時は、間違えて直進して烏帽子形山に行ってしまいかねない。
矢張りここは右にある標識に直進を追加して花倉城跡とし、左方面は瀬戸ノ谷を抹消し本郷・西方とすればスッキリするのだが。

 
             一見歩き易そうな舗装路                            竹の子の残骸

  写真が下手なので一見すると歩き易そうな道に見えるが、実際はかなり急な坂で下りでは注意を要します。
そんな舗装路の横の硬そうな地面が掘られ竹の子の皮が散乱していた。どうやら猪の仕業のようです。
でも何故こんな硬そうな所を掘るのだろう?竹藪の方のが掘りやすいと思うのだが・・・・・こればかりは猪に聞かなければ分からない。

 
                   つつじ                                     桜

 右(南東)が開けた場所に蕗が目についた。今年は既に2回蕨を採っていたので妻は蕨はもういいと言っている。
しかし蕗はまだ採っていないのでいい土産になると採ることにした。
30分ほど採ったがキリが無いので途中で止める事にした。蕨と違った蕗は移動量少なく座って取る事ができるの楽なのだが、
下から取ろうとすると根さら抜けてしまう。仕方ないのでだいぶ上で折るので短い蕗になってしまう。
そして蕗は取ったあと葉を取らなければならないのも面倒で、時間がかかる割には量は少なかった。
でもこれでいい土産ができた。

 
               高草山が見える                                 花倉集落

  花倉城跡の中からは景色を見る事は出来ないが、城跡の林を一歩抜け出ると南東側が開け景色を眺める事ができる。
花倉城跡だけを訪れた方も是非この場所まで来てください。道は城の入口から登り烏帽子山山頂の標識の所を左に進みます。
  ここで早めの昼飯を取り花倉城跡の中に入ることにします。                   

藤枝ハイキングコース案内NO10

2017-04-28 10:46:59 | 藤枝ハイキングコース
 
 
 
 
                                                    ↑藤枝市HPより


                             (赤実線はハイキングコース 点線は私ならこう歩くコース)

                                 勝草橋から桜トンネル
 
                1・瀬戸川                                   2・勝草橋
 
 1・ バスで瀬戸川を越した 「勝草橋」 バス停で下車して瀬戸川まで戻る。
 2・ 勝草橋の左手にはこれから行く五州山や、右には桜トンネルが見える。

                3・志太一里塚                                4・土手の分岐
 
 3・ 勝草橋を渡り、右(西)岸に出ると東海道の 「志太一里塚」 が建っている。一里塚の下の公園にはトイレがある。
 4・ 五州岳には土手の道を行くのだが、すぐ左右に分岐している。左の車道を行けば金毘羅山の入口に通じていて分かりやすい。
   しかしどうせ歩くなら堤防の上の道を歩いて、対岸の桜などを見ながら歩いた方が楽しい。ただ金毘羅山への表示がないので、
   左に山が見えてきたら駐車場を横切り車道に出る事。
                                 金毘羅山入口の公園
 

                5・金毘羅山入口                              6・富士山ビューポイント
 
 5・ 金毘羅山の入口には案内板が建っているので見落とす事はない。桜の時季ならきっと桜が覆い被さるように咲いているでしょう。
 6・ 山頂への道は何本かあるが、いずれも上に向えば山頂にある神社に出る。(ビューポイントを通らない道もある)

                7・金毘羅神社                                8・五州岳への標識
 
 7・ 特にどうと云った事のない神社。梅林への案内板もあるが、後で他の梅林もあるのでわざわざ行く程の物でもない。
 8・ 神社の手前の “志太九景案内” の右奥に、五州岳の標識があるので、そちらに向かう。

                9・民家の玄関先                                10・車道合流
 
 9・ ハイキングコースは民家の玄関先を歩く時もある
10・ 山道が車道に合流したら少し車道を戻り白い家の横から堤防に向かう。

                11・堤防に登る                                12・堤防の道
 
11・ 堤防への階段を登る。
12・ 堤防上の道を北上する。 

                             13・瀬戸川と清水山の山並
 
     
13・ 堤防の上からは対岸の桜トンネルや経塚山、清水山、高草山などが良く見える。

         堤防の木                                14・河川敷の梅林
     

 
14・ 河川敷の中に梅の木が植えられている。金毘羅山の梅園より梅の木が多く見やすい。

                15・団地へ向かう                                16・団地の中の道
 
15・ 河川敷の奥にある、団地に向かう階段を登り、最初出合った道を右折する。
16・ 右折した団地内の道を突当りまで直進する。

                17・1段降りる                                18・路地裏?の道
 
17・ 突き当たった所に標識があり、舗装道路から一段降りて家の間を行く。
18・ 狭い家の間の道でハイキングコースらしからぬ道だが、標識があるので間違いありません。

           19・藪と放置茶畑の間の道                           20・感じの良い尾根道
 
19・ 家の間の道から出ると道は向きを北へ変え山道になる。藪と放置茶畑の間の道は草の生茂るときは歩きにくいかもしれない。
20・ 左奥に建物が見える場所を過ぎた辺りから、登山道らしい雰囲気になる。感じのよい尾根道もある。

          21・傾斜がきつくなれば山頂は近い                   22・木陰に清水山のタンクが見える
 
21・ 22  斜面を登りだすと樹幹の間に北から回り込む林道や清水山のタンクが見える。

               23・山頂からは富士山が見える                           24・山頂の電波塔
   
23・ 藤枝市に富士山ビューポイントではないが山頂からは富士山が見える。
24・ 山頂にある電波塔。遠くから見える電波塔なので山座同定のさいに役に立つ。

               25・山頂の道標                             26・林の中の下り坂
 
25・ 山頂に立つ道標に従い志田温泉方面に下る。
26・ 道標は無いが踏み跡があり迷う所は無い。

               27・林道出合                                28・県道出合
 
27・ 山頂から2・3分で林道(写真)に出合う。そこから3・4分でし尿処理場の道に出たら左折して県道に向かう。
28・ 県道32号線に出た所を右に曲がれば谷稲葉バス停がある。信号は 谷稲葉IC 。

                   私ならここから先はここを歩く は下段を参照してください。
    ********************************************************************************

景  色 =      山より堤防からの眺めの方が良いかも。
登山道 =       短くてすぎて張合いが無いかも。
道  標 = ★★★    無いのは団地の右折する所ぐらいか。
見  所 =      春の桜のころなら★は3個。
総  評 = ★★★★  誰でも歩けるコースだが、ゴール後のバス停は本数が少ない。
難易度見直し =   初級コース以外ない。
    ********************************************************************************

     
 
 瀬戸川左岸の勝草橋と金吹橋の間は 「東海地区最大級2kmの桜トンネル」 があり、桜祭りには歩行者天国になります。
両側にの桜並木は勿論の事、対岸には歩いて来た金毘羅山の桜も眺めることができます。
五州岳へのハイキングはこの時期が絶対のお勧めです。是非一度歩いてみてください。
    ********************************************************************************

 
    ********************************************************************************

         地図は先頭の地図の点線を参照してください

    ********************************************************************************


         1・五州岳                               2・谷稲葉川が瀬戸川に合流
    
 1・ 五州岳を下り県道に出たら右折する。橋を渡るるとすぐ車道があるので右折する。(信号谷稲葉IC手前の道)
 2・ 車道が右に曲がる所で堤防の上に出て10mも行けば谷稲葉川が瀬戸川との合流地点に出る。

                  3・金吹橋                                   4・延命地蔵尊
 
 3・ 合流地点の左には金吹橋が見えている。
 4・ 金吹橋を渡った左(上流)側の延命地蔵尊の祠があるので、祠の横を上流に進む。

                5・左に淵が見える                              6・淵に沈んだ車輪
 
 5・ 祠から20mも行った右側に、淵というより水溜りと云った感じの中に車輪が沈んでいるのが見える。
   車輪は藤枝大祭の山車の車輪で、祭でない期間はこの水の中で保管している。
 6・ この淵の辺りは以前はここを水源として、町中に幾筋かの細い枝のような川が流れていた。このため地名を 「淵枝」 と言い
   これがいつしか 「藤枝」 に変化したと言われている。(別説もあり)

                7・金吹橋(左岸)                                8・桜トンネル
 
                                       桜トンネル
 
 7・ 淵を見たら金吹橋に戻る。
 8・ 桜トンネルの中を勝草橋へ戻る。(歩行者天国でない時は車に注意してください)

     ********************************************************************************
                    藤枝ハイキングへ戻る      メインメニューに戻る

藤枝ハイキングコース案内NO9

2017-04-27 17:21:32 | 藤枝ハイキングコース
 
 
 
 
                                                     ↑藤枝市HPより


                                                (赤実線はハイキングコース) 

折角蓮華寺池公園に来たのですから池の周辺を一周してからハイキングを始めましょう。
池辺に着いたら反時計回りに歩くと、池の左(南西)端にある登山口に池を一周して行く事ができます。
                                     蓮華寺池周辺
                 蓮華寺池公園                                  郷土博物館
 
                  藤棚1                                      藤棚2
     
                四  阿                                     蓮華寺池
 
                 花文字                                    1・登山口
 
 1・ 清水山に向かう入口はいたる所にあるが、池の南西にある登山口から入れば尾根の開始点から歩く事ができます。
   登山口は商店の駐車場横にあり、道を挟んだ池側にはトイレもあります。標識は建っていません。

                                     尾根遊歩道
                  藤枝市街                                     富士山
 
                 日向ぼっこ                                    お姫平
  
                          古墳の広場へ                                 古  墳
     
                                     富士山
    
                 蓮華寺池                                  2・ハイキングコース入口

                 石楠花1                                    石楠花2
 
 2・ 古墳平を過ぎた所から遊歩道(舗装路)は下りになるが、清水山ハイキングコースは真っすぐ進む。

                 3・林の中の道に入る                         4・槙の横の道
 
 3・ ハイキングコースに入り暫く言った所から蓮華寺池や富士山が見えます。そこを左に曲り林の中の道に入ります。
 4・ 畑の防風対策だったのか槙が植えれれているが、今は畑は放置されています。

                  5・竹林の道                               6・茶畑の道
 
 5・ 里山の道らしい竹林もある。
 6・ 日当たりのよい南側の斜面には色づいていきた茶畑がある。

                        7・タンクが見える                              8・急な下り
       
 7・ 前が開けた所か清水山が見え、展望地のタンクが見える。
 8・ 若干の上り傾斜の道が急な下りの道になり、ロープが張られた場所に出る。

                  9・左に折れ                               10・左に曲がる
 
 9・ 下り坂が緩やかになると左にある農道を少し歩く。
10・ この農道を下れば藤の里トンネルに出て藤枝総合運動場に行く事ができます。

                                 11・上りのハイキングコース
            
11・ 農道から再び山道に入り、緩やかな道が終ると急な上りの道になる。雨で流され道はガツガツしていて歩きにくい。

                   12・農道出合                           13・高草山と潮山
 
12・ そんな道も農道と出合ば、後はゴールまで舗装道路です。
13・ 北側が開けた急な農道も、南側の景色が見えてきたら展望地のタンクはもうすぐです。
    黒く見える潮山の後ろに高草山が見えています。

                14・清水山のタンク                           15・音羽町と瀬戸川
 
14・ このコース随一の展望地タンクに到着。振り返れば富士山が。
15・ 南側には音羽町の街並みの後ろには瀬戸川も見えています。

                                 16・新東名と富士山
   
16・

                                17・藤枝市街地と駿河湾

17・ 手前に見える稜線は蓮華寺池からのハイキングコースです。

                                 18・志太奥の山々

18・

         19・明るい農道                        20・烏帽子形山との分岐
       
19・ タンクから少し上れば後はゴールまでの下り坂です。
20・ 標識が立っている分岐を鋭角に右に行けば烏帽子形山へのハイキングコースです。
    清水寺には分岐先の2本の細い道を入っても、さらに下の駐車場からの道でも行く事ができます。

               21・清水寺境内                             22・清水寺観音堂
 
21・ 曹洞宗 音羽山 清水寺。京都清水寺と山号も寺号ともに同じですが宗派は違います。
22・ 駿河一国三十三観音霊場 第一番札所の観音堂です。

               23・清水寺参道                              24・不動明王
 
22・ 山門からの階段の参道を下り車道に合流したら左に下ります。
23・ 道がカーブした所に不動明王が祀られていて、少し下には厄除け地蔵も安置されています。

               25藤枝総合運動場                             26・メタセコイアの道
 
25・ 右下に藤枝サッカー場が見えてきますが、ハイキングコースは運動場には寄らずに道なりに進みます。
26・ 秋になれば三角錐の紅葉が見事なメタセコイアの横を下ります。

          27・藤の里トンネルへの道と合流                         28・横断歩道を渡る
 
27・ 左上からの藤の里トンネルの道と合流したら右折して下って行きます。
28・ 野球場入口の所にある横断歩道を渡ります。直進すると跨道橋で歩道が無くなってしまいます。

            29・国1バイパス                                30・団地内の道            
 
29・ 国道1号線藤枝バイパスの跨道橋を渡ります。
30・ 団地の道になってもそのまま左側の歩道を歩きます。

              31・信号を左折                               32・「清水山入口」バス停
 
31・ 信号に出たら左に曲がります。
32・ 東に20mも行くと 「清水山入口」 バス停があります。

    ********************************************************************************

景  色 = ★★★★  清水山のタンクからの絶景と蓮華寺池からの眺めが素晴らしい。
登山道 = ★★★    山道は少なく舗装された道が長い。
道  標 = ★★★★   困る所はありません。
見  所 = ★★★   春の花の時季なら蓮華寺池公園の散策で★は4個に。
総  評 = ★★★★  コースは蓮華寺池をスタートしているが、ここは逆に蓮華寺池公園をゴールにした方が良い。
              それなら古墳広場で昼食を取った後に池周辺の花を見ながら公園内を散策する事ができます。
              また、桜が咲いている時期ならスタート地点を瀬戸川の勝草橋にすれば桜トンネルを歩く事ができます。
              距離は約2kmの30分程度増えます。
難易度見直し =   このまま中級コースで良い。
    ********************************************************************************

     
     ********************************************************************************
                    藤枝ハイキングへ戻る      メインメニューに戻る

仲間ウォーク:高根山

2017-04-22 11:23:07 | 低山歩き
                   仲間ウォーク:一等三角点の高根山 
歩行記録                             H29-4-13(木)
歩行時間:1時間40分   休憩時間:0時間20分   延時間:2時間00分
出発時刻:9時15分     到着時刻:11時15分

歩  数: 7、810歩(推定距離5.5km)    GPS距離5.4km
行程表
 清水堂 0:50> 高根山山頂 0:50> 清水山

                                 高根山ルート概略図


  4月の仲間ウォークは一等三角点のある榛原の高根山です。
仲間の一人が高根山の地元の坂部出身で、子供のころに登った事がある山だそうですが、何しろ低い山で距離も短い。
車道を加えれば幾らでも長くなるが仲間をそれを喜ばない。
そこで町内の河川の清掃日に合わせ、作業が終わってからの出発にして、しかも弁当無しで昼前には家に戻る行程にした。

 
                   清水堂                                   新緑の茶畑

  車をどこに停めるか迷っていると、さすが元地元は細い道を清水堂(無住)の広い境内まで案内してくれた。
星まつりのポスターがあるところを見ると真言宗かしら? 何はともあれ 「南無大師遍照金剛」 と今日の無事を祈願しておく。

  榛原町坂部は、もとい牧之原市坂部は見るからに穏やかそうな土地で、南側の低い丘は新緑の茶畑が頂上部まで覆っている。
若い人なら歳を取ったら住みたくなる場所に見えるのではないかと話が出た。だが現実に歳を取るとそうでも無く見えてくる。
まず歩いて行ける距離に店が皆無で、車の運転ができるうちは良いが、免許証を返納して平成の躄(いざり)になっら動きが取れ
なくなってしまう。マートに買物に行くのも、年金を下ろしに行くのもタクシーなんてとても無理な話だ。
すると一人が 「今団地の横にコンビニを建てているが繁盛するかなぁ」 と言い出した。
と、すかさず 「開店当初は駄目だが、数年我慢すれば団地の専用になって繁盛間違いなしだぜ、だって車も無くタクシーにも
乗れない家では、少しぐらい高くても近所の店を利用するしかない」
のだそうだ。
そこで私が 「近くにスーパーや病院がある駿河台団地も、歩くとなると坂が急で中々大変だった。」 と言うと
 「駿河台は坂が大変で、移転している家もあるらしいよ。」 だって。年寄りが集まると淋しい話が多くて困ります。

          
             ミツバツツジ                                 快適な山道

  昨年の同じ日に偶然高根山を歩ていた。あの時は家を出発して静岡空港の滑走路の誘導路を越して高根山に登っている。
そのとき咲いていた白い花の名前を、今日は植物の師匠が来ているので聞いてみようと思っていた。
なのに白い花は咲いていなかった。咲いていたのは去年も咲いていたミツバツツジだけ。早すぎるにか、遅すぎるのか?

 視界が広がっている所もあるが今日も春霞なのか、遠くはぼんやりとして写真を写す気にもならなかった。

          
                     高根山山頂                                  一等三角点

 山道に入って20分ほどで山頂に到着。鳥居を潜り三角点を見た仲間が 「エッ! ここが山頂?」 と少し不満げな声を挙げる。
 「なに、もっと歩きたいの?」 「いや、そうじゃなくて、もう着いたのかビックリしただけだよ。」
 「じゃぁ◯さんは清水堂から歩いて帰ればいい。」
なんて冷やかされていた。

          
                       天測点                                       天測点

 景色も見えず昼飯を食べるわけでもないので、一等三角点や静岡県に一つしかない 「天測点」 の案内板を読んでいた仲間が
 「ここには神社の名前が “高根山神社” になっているけど、神社の案内板は白山神社だが、どっちが本当なんだ?」
 「それだけじゃないぜ、天測点の方には三角点の取付点を “高天神山” と書いてあるけど、おい地元。どっちが正しいんだ。」
 「そんなこと言われたって、おらの子供のころは “お高根さん” とよんでいたけどなぁ」
と、とんだとばっちりでした。
 しかし神社の名前は案内板をよく読めば 「白山神社は高根神社又は高根白山神社とも云われている。」 と書かれていたが、
三角点の取り付け地点には間違い無く 「高天神山」 と書かれていた。“取付点” とは一体何を指しているのだろう?

          
                       スミレ                                      電波塔

  帰りのコースは山頂から50mも下り舗装された農道に出たら電波塔の下を通る高台の農道を歩く事にしている。
合流した農道を下ってしまえば直に登ってきた道に出てしまうので、それこそ簡単すぎて面白みがない。
  
  道路の法面に見える何本かのタラの木は、天頂の芽は取られているが、脇から次の芽が出ている。すると仲間の一人が
 「チョッと」 と言って法面を登りタラの芽を取り出した。下の野次馬連中は 「右の方がいい」 とか 「そりゃぁ大きすぎる」 等と姦しい。
そのうち痩せた蕨を取り出す仲間も出てきた。
蕨には目が無い私だが、いかにせん痩せすぎでボールペンの芯より細い蕨には食指は動かなかった。
 「さすが戦中派は食糧難を知っているので食糧確保には長けている。」 と冷やかしたが、確かに蕨を取り出した仲間は76歳の
最長老で、タラの芽は75歳の人だった。
我仲間の年齢構成は76歳を筆頭に75,75,73,71,69歳といて、平均年齢73歳のロートル集団です。
そんな訳で話題が病気や老いの話がどうしても出てきてしまう。マー誰もがいずれは行く道ですのでご容赦ください。

 
            ウワミズザクラ(上溝桜)                         ウワミズザクラ(上溝桜)

  白い花を付けた木があったので去年見た花かと思い近づいて見たが、この花は花穂がブラシのように見え違うようだ。
ブラシの花は以前浜松ガーデンパークで見た事があるが、あの花は赤くてブラシがもっと大きく、ブラシ状に長い繊維が延びていた。
ここの花は白くて繊維は短く、よく見ればこの繊維状の物は花の雄蕊だった。
 「これはウワミズザクラ(上溝桜)で、葉や幹が桜に似ているので名前が付いたそうだ。ウワミズは昔この木の上面に溝を掘って占
に使ったからだって。アッこの花の蕾や実は食用に出来るだってさ。」
と植物辞典を読んでくれた。
さすが師匠です。同じ辞典を持っていながら私にはそのページを探しだす能力すらない。でもこれで覚えました “ウワミズザクラ” を。
注意して歩いていると、この花は案外あちこちに咲いていました。

 
               坂部集落                                    新緑の茶畑

 登りのコースは南面が開けて見ていたが、帰りは東側が開けている場所に出た。本来なら富士山も見える筈だが残念ながら今日は
その片鱗すら見えない。静岡空港の誘導路は見えているが肝心の飛行機は影すら見えない。

 そんなケチを付けながら歩いているが、遠くは見えなくても今の時季はこの景色を見た事で満足しましょう。
そう新緑の茶畑です。この景色を見慣れている私でさえ、この時季の茶畑の眺めには感動するのですから、他県の人が見たらきっと
大喜びでしょうな。ゆっくり歩いて往復2時間のハイキングはファミリー向けで、小学校低学年の子も歩けるでしょう。
連休のころには茶摘みの様子も見る事ができるでしょう。尤も今は茶摘みではなく茶刈ですが。

 
              坂部33観音六番札所                              静岡空港

  眺めの良い場所の石仏を祀った祠があり 「坂部33観音六番札所」 と書かれた札が貼ってあった。
遠くの札所巡りも良いが、こんな風に鄙びた札所を探しながら歩くのも楽しいかしれない。いずれそんな時も来るだろう。

 オッ珍しい、飛行機が降りてきた。と、飛行場なのに飛行機が降りてきてびっくりする飛行場です
本当ならここにも富士山が写る筈なのだが・・・・・

                

 折角取ったタラの芽を戴いてしまった。
早速その晩のつまみにしたらタラの芽も美味しかったが、一緒に貰った木の葉っぱ(名前を聞いたが忘れてしまった)がぬめりもあって
意外に美味しかった。これならモロヘイヤを天麩羅にしたらどうだろうと妻と話も弾む晩酌でした。

藤枝里山3山 3

2017-04-18 16:09:56 | 低山歩き
                   藤枝の里山3山(烏帽子山) 

歩行記録                             H29-4-13(木)
歩行時間:6時間20分   休憩時間:1時間10分   延時間:7時間30分
出発時刻:7時00分     到着時刻:14時30分
歩  数: 30、155歩(推定距離21.41km)    GPS距離19.2km
行程表
 藤枝駅 0:40> 烏帽子岳入口 0:13> 烏帽子岳 0:30> 烏帽子岳出口 0:45> 五州山入口 0:15> 五州山 0:45>
 勝草橋 0:25> 金吹き橋 0:35> 清水寺 0:20> タンク 0:45> 蓮華寺池公園入口 0:25> 蓮華寺池湖畔 0:35>
 蓮華寺池入信号 0:07> 蓮華寺池入口バス停
                                   清水山ルート概略図

  今日のコースは1月に歩いたばかりの道を全て逆コースで歩くだけで特に紹介する所もありません
                                     サカキカズラ
 
                実がなって                                  種を放出して
 
                 空になり                                  蕾がついた

  サカキカズラは1月に歩いたときに老夫婦に初めて教えてもらった木ですが、名前を知った事でなぜか愛着が湧きました。
これで4度目の訪問ですがこんな写真が同時に撮れました。

 
                清水山のタンク                            桜トンネルと金毘羅さんの桜

  清水山のタンクに11時50分に予定通り到着。だが大気の状態が悪く景色は今一なので写真はパスします。
丁度軽トラがタンクの横に駐車して農家の人が降りてきたので早速話しかけた。
 「この辺りに三角点があるようですが、何処にあるか知ってますか?」
 「三角点? 三角点って何?」
とこれでは知っている分けはないが別の話で盛り上がった。
 「この辺りの山は葉梨の方では “みねやま” と呼んでいる。」
 「50年以上ここに来ているが山桜と染井吉野が同時に咲くのを初めて見た。」
 「去年は今頃までにタケノコを500kほど掘ったが、今年はまだ50kにもならないと竹林を持っている仲間が言っていた。」
 「竹林は唐笠を差して歩けるぐらいに間引きをしないといけないが、歳ともに追いつかなくなって手が付けられなくなっていく」
 「私も76歳だが、いつまでここの茶畑をやっていけるか分からない。そうなれば放置するしかないなぁ」
 etc.etc

 
              キジが飛んできた                          上を見たらタンクの直下だった

 昼飯をタンク南側の草の空地に座って食べだすと、下の方にキジが 「ケーン」 と一鳴きして着地して地面を啄みはじめた。
首の辺りが青緑色に光っているので雄だろう。餌があるのか一向に飛び立つ気配がなく、私が昼飯を食べ終わってもまだ啄んでいる。
なら近くで写真を撮ろうと、忍び足でソ~と近づいて行くとキジも同じだけ下がって相変わらず地面をつっついている。
更に近づくとキジは林の手前先で茶畑の中に入って見えなくなってしまった。
結局写真は昼飯を食べながら写した、分けの分からない物だけでした。

 さて戻ろうと上を見上げるとタンクの見えていたが、これを見て、ウン、若しや! と閃いた。
松理さんの清水山のブログに 「タンクの直下に出るロープを張った山道があった」 と書いてあったが、若しやここがその山道か?

 
                 林の入口                                   ロープがあった

  兎も角キジが見えなくなった所まで下って林の中を覗くと踏み跡どころかハッキリした道がある。
これはまさにキジが道案内をしてくれたのだ。
そう云えばむかし神武天皇が東征の折、熊野で八咫烏(やたがらす)に道案内された神話があるが、その現代版ではないか。
独り興奮をして林の中に入ると、急な斜面に虎ロープが張ってあり、ここが松理さんが紹介してくれた道に間違いはない。
神鳥が案内してくれたのだから林の中に何か価値のある物があるのではと、眼を光らせて見るがそれらしき物は無い。
ところでさっきのキジは何本足だっただろう? ピョンピョンと跳ねながら下っていたが、ウーン3本には見えなかったよな。
これが3本脚だったらまさに神鳥の再現で一躍有名になったものを・・・・・

 
          カーブの金網の先が登山道入口                         新芽が出始めた茶畑

  ロープのある急坂を5分も下らないで農道に合流した。そこは農道から山道なるハイキングコースの入口だった。
ここからタンクまでの農道の登りは急な登りなので、これからは山道を歩いていれば、いつか神鳥のご利益があるかもしれないな。

 新芽が出始めた茶畑を見て、さっきの農家の人の話を思い出した。
写真の新芽が出始め薄緑になってきた手前の茶畑と、まだ濃い緑のままの奥の茶畑を見て、どちらのお茶の方が良いと思いますか?
当然手前の新芽が出始めた茶畑ですよね。しかし農家の人はこんな話をしてくれた。
 「痩せている茶の木は春は早くから新芽が出るが、肥料が効いて肥えている茶は新芽の出は遅いが、暖かくなってから伸びだすと
一気に伸びて痩せた木を追い越してしまう。痩せたお茶は太陽を長く浴びているから強くてタンニンが多く安くなってしまう。」
のだ
そうです。

 
            トンネルの先が明るく見える                         穴の先がカラーになってきた

 竹藪と槙の木がトンネル状態になっていて先の出口の方が明るくなっている。
近づくに従い出口の穴は大きくなりトンネルは黒く、陽が射している出口は明るくなり色彩が目立つようになってくる。

 
          更に大きく市街地が見えてきた                          竹のベンチがあった

  徐々に市街地が大きく見えるようになり、出口に立つと藤枝市街が一望できた。 

 
             目を転じると                            ハイキングコース入口と石楠花畑

  視線を下に移すとそこには桜に縁どられた蓮華寺池が見えていた。
マーどうでもない事だがこれはこれで楽しかった。

  山道のハイキングコースが蓮華寺池公園の遊歩道に合流する所には石楠花が植えられている一画があり、まさに花盛りだった。

 
                                       石楠花

  蓮華寺池の石楠花と桜って毎年同時に咲いているのだろうか? 農家の人が 「山桜と染井吉野が同時に咲いたの初めて見た」
言っていたが、石楠花と桜はどうだろう?

 
             桜の間から高草山                             盛り上がった桜と蓮華寺池

  本当は高草山ではなく富士山と桜の競演を見たかったのだが仕方ない。高草山で我慢をしておこう。
盛り上がって咲いていいる桜のせいで蓮華寺池が小さく見えます。

 
                1号古墳                                        三角点?

  松理さんのブログにここの三角点の写真が紹介されていたが、まさかなぁと云う感じの物だった。
念のため地理院の点の記を調べてみたが間違いなく1号古墳の中にあるとなっていた。
で、今日の目的の一つにこの三角点を確認する事を加えたのだが、これが三角点?
解っていても信じられない感じの物で、白い三角点の杭も無く蓋も開かない。でも風変わりな三角点として覚えておこう。 

 
                蓮華寺池                                    蓮華寺池

 尾根の終端から池に下る。花見客は瀬戸川に桜トンネルより多く皆そぞろ歩きを楽しんでいる。平日のせいか宴会を開いている
グループは見当たらなかった。
         
 
             サツキの「れ」と 「ん」                              サツキの「げ」と 「じ」

 桜と石楠花は満開だが他の花はどうだろう。先ずサツキは・・・・ 小さな固い蕾だった。

 
                   藤                                        つつじ

  次に公園名物の藤はと云うと、花芽は膨らんで徐々に長くなってきている。あと10日もすれば咲きだすかもしれない。
  つつじは狂い咲きの花が所々にあるが、こちらも全体が咲きだすのは10日以上先ぐらいか。
蓮華寺池は今からが見ごろが続くのでぜひ一度遊びに来てみてください。

 
                  ジャンボ滑り台                           蓮華寺池公園入口

  今まで一度も登った事のないジャンボ滑り台の所に行ってみた。湖畔からフーフー言いながら登ると広い芝生公園になっていたが、
人っ子一人いない。何故だろうと思いながら滑り台に近づくと 「ローラー滑り台は故障のため利用できません」 と貼紙がしてあった。
それで子供もいなかったのか、納得。
下に下ると普通の滑り台もあり、そこは小さな子供たちが歓声を挙げながら滑っていました。

  朝は体調不良の歩き出しだったが、桜を見ているうちに忘れてしまった。でも疲れたので帰りは近くからバスで帰ろう。

藤枝里山3山 2

2017-04-16 10:00:00 | 低山歩き
                   藤枝の里山3山(烏帽子山) 

歩行記録                             H29-4-13(木)
歩行時間:6時間20分   休憩時間:1時間10分   延時間:7時間30分
出発時刻:7時00分     到着時刻:14時30分
歩  数: 30、155歩(推定距離21.41km)    GPS距離19.2km
行程表
 藤枝駅 0:40> 烏帽子岳入口 0:13> 烏帽子岳 0:30> 烏帽子岳出口 0:45> 五州山入口 0:15> 五州山 0:45>
 勝草橋 0:25> 金吹き橋 0:35> 清水寺 0:20> タンク 0:45> 蓮華寺池公園入口 0:25> 蓮華寺池湖畔 0:35>
 蓮華寺池入信号 0:07> 蓮華寺池入口バス停

                                   五州山ルート概略図


 駿河台団地の中を通り五州岳に向かう。
駿河台は台と名が付くだけに藤枝総合病院のあるメイン通りに出るにはかなりの坂を登らなければならない。
若い時は体力もあるし何の苦もないだろうが、歳をとると上りでも下りでも坂は苦手になってくる。
それでも車の運転ができれば不便は無いが、次第に自分は運転したくても周りに気を配らなければならなくなる。
そして免許証返納となったら、この団地の下に住む人たちは大変だろうな、と他人事でなく感じる。

 
                 清水山                                   処理場手前の農道分岐

 駿河台団地をテニス場の所から県道32号に出て、谷稲葉IC手前で処理場の道に入る。
右前方に清水山とタンクが見えている。あのタンクの所で昼飯の予定だが、まだ時間は9時前なので余裕で着くだろう。

  五州岳入口の標識は処理場の手前にあり、そこから伸びる農道を暫くは進む。

 
                登山道入口                                    五州岳

 今農道と書いたが途中には農地は無いので農道ではなさそうだ。だが植林された場所も無いので林道ではない。では何道だろう。
想像するに山頂にあるアンテナ設置と保守用の道路と思うのだが、不思議な事にこの舗装道路は山頂まで延びていないで途中で
終っている。そこから歩いて物資を運んだとしたら、登山道以外にも道がありそうだが見当たらなかった。不思議だ。

  山頂まで処理場の標識の所から15分、山道に入ってたった5分の歩きで到着。何とも超ラクチンで里山と呼んでもいいのかな?
これで山頂からの眺めが良ければ文句は無いが、今日はの景色は富士山も見えず前回より数段落ちる眺めでした。

 
                 クサイチゴ                             ハイキングコース

  咲いていた花はクサイチゴが所々にあっただけでした。
下山する道は処理場側の上りの急な道と違い、のんびりした如何にも里山らしい道です。

 
                藪っぽい道                         ここもハイキングコース

  そんな道もすぐ終わり藪っぽい道になり、ここもあっと云う間に終わると今度はこんな道になった。
遠慮しながら家の間を通り過ぎた後は団地の中の道になる。この団地も斜面に出来ているが駿河台に比べれば天と地だし、この位の
傾斜なら車椅子でも移動できそうだ。多分土地価格はこちらの方が安そうだが年寄りが住むにはこちらの方が良さそうだ。

 
                            対岸からの瀬戸川桜トンネル

  今回五州岳を歩く理由は瀬戸川の桜トンネルを対岸から見る事と、金毘羅さんの桜を下から見る事だった。
その最初の期待は見事に叶えられました。正面に清水山のタンクが見えています。

 
              桜の下もいいけれど                           こちらのトンネルは空いていた

 桜トンネルもいいけどこんな場所も中々いい。この桜の下で一杯飲めれば云う事はないのだが我慢、我慢。
金毘羅山側は無料駐車場があるのに何故か空いていた。対岸の桜並木に誘われて橋を渡ってしまうのだろうか。


                               金毘羅さん下の桜

  ここも前回歩いたとき桜が咲いたら来てみたかった場所だ。その予感が見事に当たってこの日随一の眺めだった。
この桜も木の下から見ると左程でもなかったが、桜は下(中)から花を見るより上や横(外)から見た方が見事なのだと思う。


                            勝草橋からの桜トンネル

  ここからの眺めも良いがさっきの場所のが良く感じた。

 
                 桜トンネル                               枝垂れた先の五州山

  瀬戸川左岸側の桜トンネルは桜祭りの時以外は一般車両が走っているので歩いていて神経を使う。
今年の瀬戸川の桜祭りは4月の1・2日だったが花見客はいたのだろうか。花の時季は個人でも中々見極めるのが難しいのに
1年も前から設定するのだから外れても仕方ないだろう。ただ桜が咲いてないのに桜祭りもいただけない。
せめて予備日を設定して、今年なら1・2日と次の週の8・9日としたらどうだろう。それでも今年は外れてしまったが。

 堤防上から下に下りると枝先の伸びた桜の先に五州山が見えていた。

 
            対岸の金毘羅さんの桜                             桜トンネルを見上げる

  金毘羅さんの流れ落ちるような桜は対岸から見ても中々な物だった。
そして下から見上げた桜トンネルも違った感じでこれもいい。

 
             桜トンネル終点の金吹橋                          延命地蔵尊も桜が飾る

  桜トンネル終点あたりは若木の桜だったが下は菜の花が植えてあった。これも中々いい感じだ。

藤枝里山3山 1

2017-04-14 12:06:04 | 低山歩き
                   藤枝の里山3山(烏帽子山) 

歩行記録                             H29-4-13(木)
歩行時間:6時間15分   休憩時間:1時間15分   延時間:7時間30分
出発時刻:7時00分     到着時刻:14時30分
歩  数: 30、155歩(推定距離21.41km)    GPS距離19.2km
行程表
 藤枝駅 0:40> 烏帽子岳入口 0:13> 烏帽子岳 0:30> 烏帽子岳出口 0:45> 五州山入口 0:10> 五州山 0:45>
 勝草橋 0:25> 金吹き橋 0:35> 清水寺 0:20> タンク 0:45> 蓮華寺池公園入口 0:25> 蓮華寺池湖畔 0:35>
 蓮華寺池入信号 0:07> 蓮華寺池入口バス停

                              烏帽子山ルート概略図
         

  天候不順に重なるように軽い風邪をひいたり体調不良も続いたので13日にして今月初めての歩きになってしまった。
体調はまだ完全とは言えないが、怠け癖がついてしまうと全てを先送りにしてしまいそうな予感がして恐ろしい。
私の歳で先送りとは中止と同義語に近いので、このままではいけないと重い腰を上げて何とか出る気になった。
行先は桜に時季に合わせ、金毘羅山から瀬戸川の桜トンネルを歩き、清水山から蓮華寺池公園に出る典型的な里山コースと、
椿山の山桜を見て菩提山、笠張山と歩いて不動峡に下る志太奥コース。
さてどちらにしようと迷ったが交通機関を使わない里山コースを選んだ。(本心は楽な方を選んだに過ぎないが)
それなのに出がけには妻に 「調子が悪いのなら止めたら」 なんて言われる始末。情けない!

 
                烏帽子山                                    烏帽子山入口

  見るからに低い烏帽子山。低山歩きが趣味な人でも殆どの人が歯牙にも懸けそうもない山で、入口の看板には 「10分で登山気分」
とか 「日本一低い烏帽子山」 と書いてある。そこを歩くなんてこちらも情けない!

 
                  烏帽子山登山道                                 烏帽子山登山道

 しかし橋を渡ると様相は一変して登山道には露出した岩が出現。このような道は志太の山では私の知る限り無いような気がする。
道は歩き易いように岩の合間に付いているが別の踏み跡もあるが、勿論私は道の方を歩きます。

 
       山頂から大崩山塊の北のピーク                               青葉町方面
                       
 山頂に着けば藤枝市を一望する眺めが待っています。
確かに “登山気分” を味あう事は出来たが、入口に “10分で登山” とも書いてあった。でも私はが13分も掛かってしまった。
写真を写しながらからだと自己弁護も浮かんでくるがマーこんな物でしょう私の脚力は。情けない!

 ここへ来た本来の目的は、ここが藤枝市の富士山ビューポイントに選ばれているので、それを確認して写真を撮りたかった事にある。
だが、残念ながら富士山は見えていなかった。また宿題が残ったままになってしまった。情けない!

  南側に見える青葉町方面の二つの高台は・・・・オットこの話は前回した話だった。年寄りはくどくて困る。情けない!

 
                   四 辻                                    1号鉄塔

  下りは前回と同じように駿河台団地のある北の道を行く。四辻の左の道は途中で急な斜面になり踏み跡が分からなくなったいた。
右は送電線の点検路に合流する道で前回下った道だ。なので今日は送電線の鉄塔と更に北に延びる道を探そうと正面の道を行く。
入口は少し藪っぽいが1mも入ると藪が取れ、更に少し行くと送電線下の除草された草地に出た。何ともあっけない。
更に北に行く道をと探したが踏み跡はなく雑木の生えた急な斜面になっていた。
仕方なく鉄塔に戻り、東に延びる送電線の下と並行に延びている点検路を下る事にした。

 
       西側は急な垣の下に水溜りが見える                  東側の斜面の下には民家、北は深い水路

  点検路は途中で前回下ってきた道と合流し、更に下った農道近くから草地の先に団地の家がみえていた。
早速草地にトライして草地の最上部に行くと、急なブロックの下に水溜りが見え、その水溜りの先には舗装路も見ている。
民家の見える側の半分は草地で、アレー民家との境にフェンスが見える。それに下は深い水路になっていて草地突破は無理そうだ。
残り半分は竹林になっていて下に水路は無い。ヨシ狙い処は竹林だ!

 
            竹林をよじ登って出た先は・・・・                駿河台の民家は目と鼻の先

 下側のフェンスは幸い竹林に入った所で終わっていたので、草地を水溜り方面に下り、水路が終った所から竹林に取付いた。
仮に竹林を登っても上のフェンスがある公算は高いが、竹を利用してフェンスを越すことができるのではないかと計算した。
急な斜面だが太い竹なので竹に掴まりながら案外簡単に登る事ができた。途中でフェンスがある事は確認できたが出入口らしき
扉も見えていたので気を良くしてフェンスに到着。
だが無情にも扉はしっかり鍵が掛かっていてビクともしない。乗り越そうとしてフェンスの上を見ると、そこには2段のバラ線が
張ってある。これでは例え踏み台があっても乗り越える事は出来ない。
戦争映画のように鉄条網を切るか、バラ線の上に敷物を敷くかしないと駄目だ。

アーァ! 後一歩だったのに私の儚い望みは無残にも砕けてしまった。
それでも最後の望みを託し舗装路の出入口らしき扉を見ると、そこも厳重な扉でとても超える事は出来そうもなかった。
何故こんなに厳重なのだろう? 以前ここで事故でも起きたのだろうか?

 
            農道から見た草原と竹林                     このフェンスの向こう側まで来たのだが

  点検路に戻り農道に出て写真を写しておきました。大袈裟に書いたが実際はこの程度の斜面でどうと云う事はないのですが。
グルリ大回りをしてフェンスの団地側に着いた。竹林の金網を戻りだしてから丁度20分経っていた。お粗末な話しでした。

 団地側のフェンスの横に姥神様を祀ってあり、その案内板には
 「姥神様の御神体は巨巌と大松で、御神体跡地は下方に見える調整池のほとりにあり、そのまま残されている。」 とあり、しかも
調整池は 「姥神様の鏡田」 だったとある。
ではあの下に見えた水溜りは団地の調整池で自然の地形を利用したのか、それにしても腑に落ちるような落ちないような話だ。

藤枝の桜

2017-04-13 17:21:16 | その他
  桜を求めて藤枝の里山を歩いてきました。
まさに今が盛りの真っ最中ですが、今週末で終わってしまいそうでう。
花見と予定している人のために藤枝の金毘羅山、瀬戸川桜トンネル、蓮華寺池の写真を紹介します。

                     金毘羅山
   

   

                     瀬戸川桜トンネル
   

   


                     蓮華寺池
    
   
   

                     蓮華寺池石楠花
   

   
               

 観歩記は後日紹介します。

MHが春を呼ぶ

2017-04-09 17:15:17 | マンホール
                マンホールが春を呼ぶ                        (MH季節シリ-ズ)

 観歩を心掛けながら遍路や街道歩きをしていると、道端に佇む野仏や道標に気が取られるのは当然だが、車や自転車に轢かれ、
人にも踏まれながらも地面に張り付いて、己の使命を全うをしているマンホールの蓋に目が行くこともある。
そんなマンホールの蓋を時折写真に写していたのだが、先日新聞に 「マンホールのカードがブームに」 の記事が掲載されていた。
それなら写し溜めておいたマンホールの蓋の写真たちにも陽の目を見せてやろうと 「MHシリ-ズ」 を思い立ちました。

 先ずシリーズ開始のトップバッターは、お江戸日本橋の地面に敷設された 「日本国 道路元標」 です。

               
                                     東京都中央区(2012.4)
  この道路元標はMHではないが道路上に敷設された物の代表としてトップバッターとして登場させました。
写真は東海道を15回かけて歩いた時の写真で、その日は夜行列車で早朝に東京に着きその足で日本橋に行って写しました。
朝が早かったのか車は少なく余裕をもって写すことができ、近くの交番で立哨していたお巡りさんも黙認してくれました。


  さて春と言えば桜ですがMHの蓋で桜を主体とした物は意外と少なく、城や橋などの添え物として扱われている物が多かった。
そんな中でこの絵柄は明らかに桜を表していると分かるので春のトップを飾ってもらいました。
            
                                 静岡県三島市(2012.4)

  三島で桜を考えても思い浮かぶ所もないし、このMHの絵柄では特徴は無くどの町でも使え面白くないのだが仕方ない。
三島は東海道では勿論歩くし下田街道の起点でもある。また駿河一国33観音や駿河百地蔵の際にも歩いた馴染みの街です。
なのに三島の写真はこれ1枚しかなかった。もっと探せば “三嶋大社” や “三島梅花藻” の図柄もあるかもしれない。

                               杜若(かかきつばた)
            
                                 愛知県知立市(2011.8)
  知立と聞いてこの花がカキツバタと分かる人は地元の人か通な人ですな。愛知県知立市は東海道の39番目の宿場町で古くは
池鯉鮒(ちりふ)宿として繁栄したそうです。
カキツバタと知立の関係はこんな話が伝わっています。
  「平安時代に編まれた 『伊勢物語』 に有名な在原業平が東下りのおり池鯉鮒八橋の地で 『ら衣 つつなれにし ましあれば
 るばる来ぬる びをしぞ思ふ』 と詠んだ事から 『八橋かきつばた園』 が市の花にも指定されています。」

                                   菖蒲(あやめ)
            
                              静岡県伊豆の国市(2012.4)
 伊豆の国市と聞いてもあやめもカキツバタも思い浮かばないが、伊豆長岡なら菖蒲が思い浮かぶ。
先月歩いた伊豆金冠山の帰りの沼津の木負に、源頼政と菖蒲(あやめ)御前の墓があった。その菖蒲御前が頼政公の死後
伊豆の古奈に戻り余生すごしたとされている。伊豆長岡温泉では菖蒲御前を偲ぶ祭りがあり、時折報道されている。

 でも少々心配なのは写真を写した場所が同じ伊豆の国市でも旧伊豆長岡町ではなく旧大仁町辺りで写した事です。
若しかして蓋の中央にある町章のようなマークは旧大仁町の物ではないかと調べたが違うようだし、旧伊豆長岡町の物でも
なかった。なら仕方ない、一先ず菖蒲御前のアヤメとしてしまいました。

                         何れ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)
            
                                 三重県桑名市(2011.9)
 このMHは木曽川を渡り三重県に入ってすぐに写したものです。なので桑名市で間違いはなく、橋は木曽川に架かる尾張大橋か
長良川と揖斐川に架かる伊勢大橋だと思われます。なのに蓋中央にある市章らしきマークは桑名市の物ではなかった。
ウーンと頭を抱えたが思いついたのは、この中洲にあった長良川河口堰から見えたレジャーランドの事。そう長島温泉です。
早速三重県長島町で検索してみると、蓋のマークは三重県北牟婁(きたむろ)郡紀伊長島町の町章と分かりました。
その紀伊長島町は2005年に桑名市と合併していました。

それは分ったが当時の紀伊長島町の町の花はハマユウで アヤメでもカキツバタでもなかった。
ただ長島町と云えば 「輪中の郷」 としても知られている水と縁のある町だ。
なら野山に咲くアヤメではなく、湿った場所を好むカキツバタの方が正解だと思うが決断は下せません。


 マンホールカードがどのような物か知りませんが、こんな調子で時折埋め草として紹介していきます。

藤枝ハイキングコース案内NO18

2017-04-06 11:50:14 | 藤枝ハイキングコース




                                                    ↑藤枝市HPより


    ********************************************************************************

                   1・県道脇の案内板                               2・常夜灯
       
 1・ 県道脇にある案内板は農道が主でハイキングコースは従であまり参考にはなりません。ここで県道と別れ農道に入ります。
 2・ 自然石を利用した常夜灯。

             3・大滝地蔵横の案内板                               4・大滝地蔵
  
 3・ ハイキングコースの案内板には、大滝地蔵の近くに滝の絵が描かれていますが場所は分かりませんでした。
 4・ 皮膚病にご利益のある大滝地蔵。お地蔵さんを過ぎた所で農道が分岐しているので直進しないで左折する。  

                5・登山道入口                                 6・時 石
 
 5・ 橋を渡った右側に登山道の入口がある。
 6・ 時石とは時計も無い時代に、太陽がこの石に照らしてきたら正午頃だと判断したそうです。

                 7・時石上の分岐                             8・蓬場農道出合
 
 7・ 以前はここが潮見平と池の平の分岐点だったが、今は池の平方面は登山道崩壊の恐れがあるため通行禁止になっています。
 8・ 蓬場の農道出合。今はここが池の平への分岐となっているので、帰りはここで合流する。標識に従い再度山道に入る。

               9・潮見平農道出合                              10・潮見平
 
 9・ 次の農道に出合ったら右に行けば潮見平です。
10・ 古い案内板には潮見平とあるが、新しい石に標識には白帆見平となっている。何れにしても海は見えない。
    潮見平を右に曲がり入る山道は焼津の関方に下る道です。このコース下って三輪に行こうとする人の多くが間違える場所です。
    富士見峠にはここを左折して山道に入ります。また、農道を直進すれば方の上城跡に向います

              11・振り返り坂                                12・竹藪のトンネル
 
11・ 坂の標識は有っても何の変哲もない坂です。上に行くと一本杉となっているが場所は分かりません。
12・ こんな荒れた感じの道もあります。

          13・富士見峠下農道出合(H29)                      14・富士見峠下農道出合(H25)
 
13・ 竹藪の道を過ぎると最後の農道に合流します。今は茶畑が放置されたいますが
14・ 平成25年頃までは整然とした茶畑でした。高草山界隈も徐々に放置茶畑が多くなってきています。

               15.富士見峠                            16・富士見峠からの富士山
 
15・ 富士見峠で高草山から北に延びる尾根に合流します。右が高草山、左は池の平です。
16・ 富士見峠の正面には峠の名前になった富士山が見えています。ここからの富士山は藤枝市の富士山ビューポイントの一つです。
    今歩てい来た方向は伸び放題の茶の木で志太平野の景色が隠されてしまいました。

               17・富士見峠展望台                             18・志太平野
 
17・ 富士見峠の高草山側に展望台が出来ました。
18・ 展望台は南側に向いていて志太平野が一望できます。

               19・南アルプス遠望                        20・山頂(SBSアンテナ横)
 
19・ 富士見峠から高草山の尾根道は木が生茂り景色は見えません。そんな中で北側が開けた場所から南アルプスが見えました。
20・ 富士見峠から20分ほどで山頂に着きます。山頂最初の出向いはSBSのアンテナです。

                 21・山頂(ラバウル戦慰霊碑)                        22・山頂(ドコモ)
        
21・ 第2次世界大戦のラバウル海戦戦没者の慰霊碑です。慰霊碑の後ろに二等三角点高草山があり標高は500.98mです。
22・ 三角点から一旦下り舗装道路を登った正面はドコモのアンテナ塔です。このアンテナがあるので高草山は遠くからでも
    識別できます。また、舗装路は岡部側の国道1号線宇津ノ谷道の駅まで廻沢集落経由で続いています。

               23・山頂(山名板)                            24・山頂(高草山大権現)
 
23・ 高草山は緩やかな双耳峰になっており、西峰に三角点、東峰に山名表示板と高草山大権現が祀られています。
    山名表示板には502.9mと掛かれています。
24・ 高草山大権現の周りはいつも綺麗に掃き清められています。これは高草山に毎日登山をされる方たちのご奉仕です。

              25・山頂(富士山遠望)                         26・山頂(SBS無線等横)
 
25・ 東峰側からは富士山が見えますので高草山に登ったら必ず東峰側にも足を延ばしましょう。
    山頂には幾つかのベンチもあり、景色を見ながらゆっくり昼飯を食べるのに丁度良い場所です。
26・ 富士山を満喫したら後は富士見峠まで同じ道を引き返します。季節によっては尾根道の入口は雑草に覆われる事もあります。

                  27・富士見峠                                28・放置茶畑の道
       
27・ 富士見峠まで引き返して来ました。今度は左に下らないで、そのまま尾根を直進します。
28・ 伸び放題の茶の木が視界を遮っています。以前は左に志太平野が見えていたのですが。

               29・送電線点検路分岐                            30・送電線鉄塔
 
29・ 上りになると右に分岐する道がありますが、これは中電の送電線の点検路です。時々このような道がありますが入り込まない
    ようにしてください。
30・ 尾根道も送電線の点検路を兼ねているので途中には鉄塔が建っています。この鉄塔を過ぎたら池の平はすぐそこです。


             31・新しい階段                            32・池の平入口
         
31・ 富士見峠と池の平間に新しい階段が三ヶ所も設置されました。
32・ 池の平の入口です。更に続く尾根には踏み跡がありますが、この道は北のピ-クに続く道です。
    この先は目印のリボンはありますが標識はないので初心者の方は入り込まない方が無難です。

             33・池の平のベンチ                               34・池の平
 
33・ 尾根を下った池の平の農道脇にはベンチもありひと休みするには丁度良い場所になっています。
34・ 池の平は日照りが続いても枯れた事のない湧水池だそうです。現在も小さな桝の中に水が湧いています。
    農道を遡って行けば富士見峠下に続いています。ここからは暫く農道を下って時石に向かいます。

           35・山道に入らず農道を進む                            36・エゴの木
 
35・ 農道脇にある標識は一見農道と別れ真っすぐ下るように見えますが、直進しないで農道を下ります。
36・ 農道がカーブしている所には大きな木が立っています。このエゴの木に関係した万葉集の歌を紹介した案内板が付いています。

              37・茶畑の横を下る                               38・農道に下る
  
37・ エゴの木の先の茶畑の横を標識に従って下ります。早春には農道の先に早咲きのピンクの桜が咲きます。
38・ 茶畑の道から法面を下って農道に下ります。
    このコースの標識は、時石から潮見平経由富士見峠は登り、富士見峠から池の平経由の時石は下りの一方通行のように
    標識が付いているので、逆に歩くと標識が見にくい事もあるので注意をしてください。

                39・農道を下る。                            40・農道から山道へ
  
39・ 農道を下ります。。
40・ 大杉の標識に従い山道に入ります。

              41・大 杉                             42・農道の分岐
         
41・ 以前は分かりにくかった大杉も、今は木の周りは伐採され標識も付いたので見落とす事はありません。
42・ 写真説明以外にも山道に入ったり農道に出たりするが、標識に従って行けば道が分からなくなることはありません。
    写真42の農道の分岐は以前を下の農道を右に下って時石に出ましたが、今その道は通行禁止になっています。
    今は農道を左に上り、蓬場経由で時石に行くようになりました。

               43・蓬場を下る                                43・時石上の分岐
 
43・ ここは行きに時石から登ってきた蓬場です。ここからは上りに歩いた道をゴールまで戻ります。
44・ 時石上の分岐には通行禁止の立札が立っています。

    ********************************************************************************

景  色 = ★★★★  富士山や志太平野も見えるのでマーいいでしょう。
登山道 = ★★★   時石周辺や潮見平上部には少し荒れた所もある。
道  標 = ★★★★ 潮見平側を上りに、池の平側を下りにコース設定すれば支障はない。
見  所 =      現状では見所は無いが総評のようにコース変更すればキスミレ、木犀、三つ鳥居等が増える。  
総  評 = ★★★  藤枝市内のハイキングコースに拘っているので山頂から富士見峠までが同じ道を歩く事になっている。
             もう少し自由に設定するなら、 時石から池の平に向い稜線伝いに高草山に登ります。
             帰途は焼津側の坂本Bコースを農道まで下り、そこから富士見峠下まで農道歩けば3月下旬ころには
             絶滅危惧種のキスミレを見る事ができます。富士見峠下からは潮見平経由で時石に下ります。
             三輪の集落に入ると 「岡部山辺の道」 の 「十輪寺」 の標識があるので左に行きます。
             モクレンの寺の愛称もある十輪寺には3月下旬ともなるとモクレンが咲き誇ります。また、十輪寺は木喰上人の
             「微笑仏」 が二体祀られているので無料でお参りする事ができます。
             更に県道を渡った先には、奈良大神神社の末社とも言われる神(みわ)神社の三つ鳥居も見る事ができます。          
難易度見直し =  時石周辺や潮見平上部には少し荒れた所もあり、且つ距離も長い事から認定通り上級認定で良いと思います。

    ********************************************************************************

     <
     ********************************************************************************

  高草山山頂から農道経由富士見峠下へ
              キスミレの群生地                                    キスミレ
 
   1・ 高草山東峰の高草山大権現のお詣りが済んだら、そのまま東に下ります。富士山ビューポイントでもあるベンチの先は
     満観峰への入口ですが、そちらには行かずに太くなっている道を下ります。
     水仙などが植えられている道を下って行くと焼津港を眺めるベンチがあります。
     このベンチは坂本の林叟院から二手に延びている合流点で、上から見て左がAコースで、右がBコースです。
     今回は右のBコースを下って農道に下ります。下には焼津市街が見える眺めの良い道になっています。
     農道に出たら右折して10分も歩けば富士見下の合流部に出ます。
     (キスミレの群生地は私有地で公表されている場所ではないようです。従って詳細な案内は出来ませんが、満観峰の入口から
      ベンチまでの間にあります。3月下旬ともなると入口はしっかりとした踏み跡が付いています。)

             十輪寺のモクレン                               木喰仏(微笑仏)
 
   2・ 三輪集落に入ると右にも左にも「岡部山辺の道」 の標識が出てきます。その中の左側に行く 「十輪寺」 の標識に従い
      左折して、民家の先の小さな坂を登った所がモクレンの寺十輪寺です。
      3月下旬にはモクレン祭も行われ本堂が解放されるので、気楽に木喰上人の微笑仏を拝観できます。

               神神社の三つ鳥居
 

   3・ 十輪寺を出たら県道を渡った先にある鎮守の森を目指します。
      神社入口に道は森の左側を入るので県道を少し左に行きます。県道の先には神神社入口のバス停が見えています。
      神神社の御神体は高草山ですので、三つ鳥居の向きは高草山の方を向いていると云われています。
     
    ********************************************************************************

       ページトップへ戻る    藤枝ハイキングへ戻る      メインメニューに戻る