はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

藤枝ハイキングコース:高尾山3

2016-10-25 12:02:27 | 低山歩き
歩行記録   H28-10-21(金)
歩行時間:5時間55分   休憩時間:1時間10分   延時間:7時間05分
出発時刻:8時25分     到着時刻:15時30分
歩  数: 30、137歩(推定距離21.4km)    GPS距離20.2km
行程表
 蔵田BS 1:05> 高尾山 0:30> 笠張山 1:15> 水車村 0:15> 不動峡 0:45> 中山公園 0:40> 新東名下 0:35>
 峠の地蔵 0:15> 心学寺 0:35> 金吹橋BS

 
               吊橋の先の古民家                               水車小屋

 2回で終わる予定だった高尾山が、まだゴールの中山バス停に着かない。脚のピッチは遅くても話のピッチは上げなければ。
古民家へ行く吊橋は今まで渡った事はなかったが、今日は時間に余裕があるので渡ってみた。
遠くで見れば風情がある兜造りの古民家だが、近くで見ればご覧の通りの乱雑さ。
壊れた水車小屋が1軒あるだけで 「水車村」 と名乗るような所だから仕方ないかも。

 と、皮肉を言っていたら新しい水車小屋があったが・・・・・・・・・・

           
                    不動峡憩いの広場                           不動峡摩崖仏       

 昨年秋仲間ウォークで来た時は開いていた “山の市” も今年はまだ開いていない。
尤も紅葉の時でも休日しか開催されない市に出合うのは、静岡空港で飛行機を見る事が出来る確率より低いかも。

 摩崖仏は彫が浅いのか年々不動尊の姿が薄くなくなってきているように感じる。以前見た国東半島の摩崖仏は1300年前に
彫られたのにハッキリしていたが、ここの摩崖仏は30年も経っていない。岩質が悪いのだろうか?

 
                   温泉宿跡                                シュウメイギク

 かって温泉宿があった名残の石橋の向こうに赤い花が咲いている。コスモスかな? それならワザワザは立入禁止の橋を渡る
事はないが、何となくコスモスとは違う風情を感じる。
周りに車や人がいないことを確認して、通行止の柵を跨いで橋を渡った。
通行止めなので不安を感じて橋の上に立ったが頑丈な石橋でピクともしない。見た目より余程しっかりしていた。
橋は少し反りのあるアーチ橋なので、橋の荷重を両支点に分散して、普通の平橋より頑丈なのだろう。
橋の上で少し飛び跳ねてみたが当然ビクともしない。オット今は橋の話ではなく花の話だった。

 花はどうやら赤色のシュウメイギク(秋明菊)のようだ。この花は野生の花ではないので、温泉宿の仲居が客の無聊を癒すために
植えたものかもしれない。そう思えば風情は増す。

 
            双子山ハイキングコース入口か?                           中山公園

 ゴールの中山バス停を目指し黙々と車道を歩く。中山は二子山へのハイキングコースの入口だが、まだここから双子山には
歩いた事がない。
そうだこれから双子山コースを確認するのも良いかもしれない。確かハイキングコースの入口は材木屋の所だったと思ったが・・・・・
アレー? そこにあった筈の標識が無い。勘違いしているのかなぁ?

 中山バス停近くの中山公園に13時5分に到着。早速藤枝市のガイドマップを広げて双子山コースの入口を調べるがはっきりしない。
双子山コースの所要時間は4時間40分とあるので、今出るとゴールは5時半頃になってしまう。
ウーン!どうしよう。行くべきか、行かざるべきか。
今日はライトも持っていないし、入口も定かではない。無理はよそう程々が大事だ。と、中止することに決定。

 時間もたっぷりあるので今歩いて来た高尾山コースの紹介分を読んでみた。
          
             自然の景色を楽しみながら歩く、本格ハイキングコース
 「鼻崎の大スギの南側から登ります。林道を経由して尾根づたいに進むと、高尾山山頂に着きます。
山頂を後にして進むと、広場に出ます。そこから笠張山に向かって少し行くと、次の分岐点に着きます。
滝ノ谷不動峡への道を進むと滝ノ谷に着き、水車村・不動峡を見ながら、不動峡入口バス停に向います。」

 上級コース・・・
  足に自信のある本格者向けコース。
  歩行時間が長時間に及び、野を越え、山越えの本格的な登山コース。
                                                           以上藤枝市のHPより

 まずは一番気になる所要時間は、HPでは5時間10分となっているが私の所要時間は笠張山を含めて4時間40分だった。
マー妥当な線だろう。
歩行時間もHPは蔵田から中山までが3時間10分で、私は笠張山を含めて3時間20分と同じようなものだった。
 (笠張山は往復で30分掛かったが、その中には10分はの休憩時間も含まれている)

 そんなわけで藤枝市のガイドブックの時間は、私と同じようなものなので、これから4時間半も掛かる双子山は止めてよかった。
しかしマー 足弱になったものだ。このようなガイドブックの歩行時間が自分の歩行時間とほぼ同じなんて。

 次に気になるのは紹介文。
 「高尾山山頂を後にして進むと、広場に出ます。そこから笠張山に向かって少し行くと、次の分岐点に着きます。」 とあるが、
 “広場” とは何処を指しているのだろうか? 多分トイレや記念碑のある場所の事だと思うが、そこから笠張山の方に行くとなると
林道を歩く事になり、滝ノ谷に行くにはすごく遠回りになってしまう。ここは
 「高尾山山頂を後にして進むと、トイレのある林道と合流します。その林道を横断し隣の道を進んでいくと、笠張山との分岐点に
着きます。」
とした方が理解しやすいだろう。

 更に笠張山下の分岐からヤマメの郷の案内も
 「滝ノ谷不動峡への道を進むと滝ノ谷に着き、水車村・不動峡を見ながら、不動峡入口バス停に向います。」 といとも簡単にあるが
これでは実際に歩く人には役に立たない。私なら
 「笠張山との分岐から滝ノ谷への道に入り15分も下ると、林の中の道が少し崩れている場所に出ます。そこを左折して沢状の道を
少し下ると道は小さな尾根上の道になります。その道を10分も下ると赤いペグの刺さった分岐に出ます。その分岐を右に下りだすと
沢音が聞こえてきて、右下に堰堤が見えてきます。
さらに下って行くとハイキングコースの標識が二つあり、その先で沢が合流した地点に出ます。
ここは左の沢を渡るので左の川岸に下り、沢の石の上を対岸に渡ります。対岸に渡ったら正面上に黒いパイプが見えるので、その
横の崖状の場所を登れば舗装された林道に出ます。後は林道を下って行けば水車村、滝ノ谷へと出ます。」


 何とも長くダラダラした文章だが道迷いを避けるためには仕方ない。これが嫌なら必要ヵ所に標識を立てるしかない。
私が想定しているハイキングコースの案内は、分岐点の写真を多用して道迷いを少なくしするようなものにしたいと思っている。
そして主観を減らし、あっさりした案内文にしたいと思ってます。

 
               中山橋の八兵衛さん                               経塚山

 双子山を止めたのでまだ時間も早い。ここからバスに乗るのも馬鹿らしいので瀬戸川沿いに歩くことにした。
滝沢川と瀬戸川の合流地点の堤防工事が終わり、撤去されていた川中島八兵衛の石碑が戻っていた。
あのまま処分されるのかと心配していたが戻ってきて良かった。

 更に瀬戸川を下って行くと経塚山が見えてきた。昔、清水寺はこの山に建っていたが兵火で焼け、現在の地に移転したという。
ハイキングコースにはなっていないが、一度調査して踏跡があれば登ってみたいと思っている。

 
                峠の地蔵入口                                 峠の地蔵入口

 新東名の橋桁の所に地元の町内会が建てた 「峠の地蔵」 の案内板が建っていた。 今までも見ていただろうが、ここを歩く時は
疲れているので気にもならなかった。それが今日はまだ脚にも時間にも余裕があるので確認する気になった。

 新東名の取付道路が真っすぐ上に向かう坂の途中で、取付道路を歩いても “峠の地蔵” が有るわけはないと気がついた。
どうしよう? 引き返すべきかと迷い始めた時に下からタイミング良く軽トラが登ってきた。
 「すみません。峠の地蔵に行きたいのですが、この先にありますか?」
 「有るには有るが、まだ大分先だよ。」 と言う。どの程度先かと聞くと
 「この坂の頂上の下の農道を、右の峰道に沿って行くと有るらしいけど、俺はそっちは行った事なからなぁ」 少々心細い返事だ。
さらにしつっこく聞くと
 「地蔵さんの道は宮原に行く峰の道だが、どのくらい行くかなぁ? 大分あると思うよ。この道は谷稲葉の心学寺に出る道で
上まで行けば後は下りだからじきに着くよ」
だそうです。

 話の中に谷稲葉の心学寺に行ける道とあったので急にファイトが湧いてきた。
何年か前に藤枝七福神で心学寺に訪れた時に、山越えで清水寺に行く道は無いかと寺で聞くと、僧は 「道は無い」 と言っていた。
それがこんなに立派な道があるとは驚きだ。これはいつか歩く時のためにも確認しておかなければと急な坂を登ることにした。

 取付道路の頂上部のすぐ下に “峠の地蔵” の案内板が建っていた。サーどうしよう、さっきの人は “大分ある” と言っていたが
大分じゃァ分からない。でも “峰の道” とも言っていたが眺めがいいのかな? それに何といっても “峠の地蔵” の名前がいい。
若し眺めの良い場所の六地蔵だったら後悔をすると、頭の中に東海自然歩道の南部町の六地蔵が浮べながら歩いた。 

 
                  経塚山                                    藤枝市街
                               
 両側が茶畑になった細い農道は、峰ではないが徐々に高度を上げ遠くが見えるようになってきた。さっき瀬戸川沿いに見えた
経塚山が、今度は姿を変えて見えてきた。前回登った島田の矢倉山と同じようにドッテ腹に新東名が突っ込んでいる。
南の方角には藤枝の市街地も見えている。こんな景色でも今日一番の眺めだ。

          
                             峠の地蔵尊

 そんな眺めの良い場所に六地蔵はあった。期待していたような丸彫りでもなく六地蔵でもない舟形の石仏だった。
横に建つ案内板には
 峠の地蔵尊 心学寺から寺島に抜ける峠にある石造には、左千葉道・右高根道の道しるべの表示がある。
 別名、『会下坂』とも言い、心学寺の修行僧が越えた峠道」

 なるほどね。千葉山から高根山に抜ける修行道だったのか。
石仏の 「右・高根道」 は何とか読めたが千葉道は分からなかった。

 
                  シュウメイギク                           心学寺の定規筋

 一応満足して取付道路に戻り先に進む。心学寺の参道には、先ほど温泉宿の跡で見たシュウメイギクが咲いていた。
心学寺の塀は今までも見ていたはずなのに、塀に施された 「定規筋」 には気がつかなかった。今日改めてみると塀には白い横筋が
4本見えている。この定規筋は昨年 「知多四国八十八観音霊場」 を歩いて知ったのだが、定規筋とは
 「御所や格式の高い寺院では、壁面に定規筋と呼ぶ白色の横筋を入れる〈筋塀(すじべい)〉が使われた。
筋の数は格式によって異なり,最高は5本であった。」
だそうだ。
知多四国では幾つかの寺が定規筋の塀を見たが、静岡の寺では見た覚えがなかった。それが地元の寺で確認すとはついている。
因みに心学寺の縁起書を見ると
 金龍山心学寺 心学寺は永正元年(1504)曹洞宗寺院として創設された。開基は三條内大臣実望公の母である。(中略)
また、心学寺旧参道には弘法堂がありあり、かっての島田から岡部に至る旧道の風情が残っている。」

とあり、右大臣の母親が心学寺を開基したとなっている。
大臣本人ならともかく、その母親でも四本の定規筋が許されたのだろうか? 若しかして単なる模様として筋を付けたのか?
一度お寺さんに聞いてみたい。

 縁起書には “島田から岡部に至る旧道” ともあるが、峠の地蔵には “左千葉道・右高根道” とあった。
さてさてどちらかが間違っているのか、それとも2本の道があったのか興味を惹かれる。
心学寺のある谷稲葉集落には、旧東海道が大井川の氾濫で通行できなかった時の、臨時の東海道があったという。
その道が旧参道から峠の地蔵の道に通じていたのだろうか? 興味が尽きない道でした。

藤枝市ハイキングコース:高尾山2

2016-10-24 11:36:28 | 低山歩き
歩行記録   H28-10-21(金)
歩行時間:5時間55分   休憩時間:1時間10分   延時間:7時間05分
出発時刻:8時25分     到着時刻:15時30分
歩  数: 30、137歩(推定距離21.4km)    GPS距離20.2km
行程表
 蔵田BS 1:05> 高尾山 0:30> 笠張山 1:15> 水車村 0:15> 不動峡 0:45> 中山公園 0:40> 新東名下 0:35>
 峠の地蔵 0:15> 心学寺 0:35> 金吹橋BS

 
                 ????                                 作業道に合流

 上りでは気がつかなかった名も知らぬ花を写して分岐まで戻る。
分岐から滝ノ谷へ下りはじめると人の声が聞こえてきた。老婆の甲高い皺枯れ声が間断なく続いている。
そして分岐から1分もしない所で林道とも云えないような作業道に合流した。
老婆の声は滝ノ谷側からでなく上の方から聞こえてくるが、歩いているのではなく一ヶ所に留まって話しているようだ。
若しかしてキノコでも採っているのかと気になったので、そちらに向かうと4ナンバーのミニバンが停まっていた。
話し声は車の前から聞こえてくので、前側に行くと簡易椅子に座った私と同年配くらいの男性が2人いた。
 「こんにちは、何をしているのですか?」
 「うーん 何って・・・・」 ハッキリしないので私の方から 「鳥でも見ているのですか?」 と聞いてみた。
 「ウーン そう鳥を見ているけど中々出てこないヤァ」 鳥屋なら大砲レンズのカメラを持っていそうだが手ぶらの状態だ。
今度は話を変えて 「この道はどこに出るの?」 と聞いても 「ウーン」 私が 「トイレのある林道の所ですか?」 と向けると
 「ウン そうそう トイレの所だよ」 「じゃぁどこから来たのですか」 と聞いてもまら 「ウーン」 だけ。
 「水車村の所から来たのですか」 と言えば 「ウン そうそう」 なんか馬鹿にされているようでそれ以上話をするのは止めた。
それにしても眺めもなく小虫や蚊のいるような所で一体何をしていたのだろう?

 
                道は林の中へ                               直進か? 左折か?

 この作業道を滝ノ谷近くまで下るかと思うとゾッとしないな、などと思うのも束の間、林の中を指す道標があった。
林の中を15分も下って行くと道が崩れ、浅い沢状になった所に遭遇。前方には踏み跡が続いているの沢を跨いで直進してみたが、
踏跡は薄くなるばかりでさっきまで歩いていた感じの道ではない。
仕方なく沢状になった所まで戻り沢の中を下ってみる。踏跡や人工物のような物は無かったが、でも何となく人が歩いていたような
気配は感じる。少し下ってみよう。
沢状の道を5分も下ると、沢が藪に入る所で踏跡とハッキリ分かる跡が上に向かっている。OK! これで間違いないだろう。

 
                  手製の道標                             分岐しているが?

 沢を出た踏跡は左右が下っている尾根状の所についていて、そこを下りだすと白い板が転がっていた。
板を手に取り裏返してみると 「⇦40分滝ノ谷・笠張山60分⇒」 と書かれた手製の道標だった。
どうやら私はハイキングコースから離れてしまい、抜道に利用する山道に入ってしまったようだ。ハイキングコースは道が崩れた所を
直進するのが正しかったようだ。それでもマーいい。この道が滝ノ谷に続いているのだからこのまま進もう。
正規の下りコースは笠張山コースの時に歩けば良い。安心感を与えてくれた私製の道標を、木の根元に括りつけておいた。

 そこから小さな尾根上の踏跡を10分も下ると、またもや道は分岐していた。今度は右の沢に下る道と左の沢に下る道で
どちらの道も踏跡はしっかりついている。さてどちらの道を下ろう?
先ずは前方に続く右に下る道を下りてみた。入口近くに赤いテープを発見。更に下の方にも赤いテープが見える。
ヨシ! こっちの道は分った。次は左に下る道も調べてみよう。
分岐まで戻り、斜面をトラバスするように付いている道はハッキリはしているがリボンなどの目印は見当たらない。
ウーン! しばし長考。エイ! 赤いテープのあった右の沢に下る道を行こう。
(右写真の分岐の中央の赤いペグは何を示しているのだろう?)

                  
                   蝸牛木                                堰 堤

 どこへ行くのか分からないがシッカリした山道なので不安はない。多分ハイキングコースより近道なのだろう。
水の音が大きく聞こえだした所に、木の幹がグルグルと2回転している枯れた木があり、その上には赤いテープが巻いてある。
目印を付けるには目立っていい場所だが、この木が枯れる前の状態も見て見たかったな。
その木の下を覗き込むと堰堤が見え滝のように水を落としていた。よく見れば堰堤の下には何本もの黒いパイプが見えている。
多分簡易水道のパイプだろう。なら人家は近いし、近くには整備された道もあるだろう。

 
                やっと道標があった                               アレー?

 堰堤の見える場所の下には・・・・ 何だ!? ハイキングコースの標識が建っていた。と、するとこの道はハイキングコースなのか?
若干苛立ちを感じながら少し下ると、またもやハイキングコースの標識があった。
全くふざけている。こんな場所に連続して標識を付けるなら、林の中の沢状になる所と、左右に分岐した所に建てれば良いものを。
イヤー 腹をたてるのはまだ早い。その標識の先に立ち唖然としてしまった。

 V字状になった尾根の両側には沢が流れていて道は途絶えていた。
こんな景色を最近見た事があるが・・・・・・・・・ そうだ。旧滝之谷峠から林の中を下った時もそうだった。あの時も標識は見当たらず
適当に歩いた先でこんな景色に遭遇してしまったので、無理をせずに引き返した経緯がある。
あの場所とこことは近い場所だが、今回はその時とは違う。何しろ少し上には正規な標識があったのだから、ここはハイキング
コースの一部で間違いはない。ならば沢まで下ってみよう。
 
 
          左の沢に黒いパイプが見える                              渡渉地点
  
 左右の沢を見比べると左の沢には黒いパイプも見えていて、渡りやすそうに沢の中には石が置いてある。
右の沢も細くて渡り易そうで、対岸には踏み跡らしき物も見える。少し迷ったがパイプの見える左側の沢を渡ることにした。

 
                  ???                                     ???

 飛び石状の岩の上を歩き、難なく対岸に渡り終えると下流に青い花が見えた。何の花か分からないが写真に収めて、そのまま
踏み跡らしき跡を下流に歩きだしたが、踏み跡はすぐ無くなってしまった。
フト対岸を見ると対岸にも黒いパイプが何本も見え、平らに整地した道らしきものも見えていた。
どうやら判断を間違えたようだと渡渉地点まで戻ったが、対岸に渡る前にもう少しこちら岸を調べてみよう。

          
             上に向かうパイプ                                標識があった
 さっきは渡ってすぐ花に気を取られて下ってしまったが、今度はパイプの行き先を探ってみた。
するとパイプの何本かは上に向かって敷設されている。そしてその横は何やら斜面を登った痕もある。それなら沢を渡る前に
確認してみようと斜面を登ってみた。

 エーなんだよー。斜面を少し登っただけでハイキングコースの標識が目に入った。
今度は少々腹がたった。藤枝市の担当者は標識の必要性を理解していない。この場所に建てるならV字型の上の道から見える場所に
立てなければ意味はない。こちら側から登るにしてもV字型の上にも標識は必要だ。
腹をたてながらも標識を越すと、そこは舗装された林道だった。
それならこの林道の分岐ヶ所にも当然標識は必要になるので、さっきの言葉は取り消します。ここにも標識は必要です。
でも他の場所にも標識は必要です。

 
             対岸に廃屋が                                  ヤマメの郷か

 もうこの林道が滝ノ谷の水車村に行く事は間違いないが、すると二つの疑問がわいてきた。
一つは笠張山下の作業道であったミニバンの人が言った 「作業道の先は水車村」 の言葉だ。あの作業道がこの道に合流するには
沢を渡らなければならないが、そのためにはハイキングコースと必ず交差しなければならない。それが交差しなかったのだから
あの作業道と、この林道が合流するわけはないのだ。あいつら嘘を言ったのかな? 
 もう一つの疑問は私製の標識の下にあった分岐を、今回は右に下ったが、あそこを左に下るとどうなるのだろう?
途中で道が合流する場所は無かったので、あの道は消滅するのか、それともこの林道ともっと上で合流するのか。
大崩山塊の道ならすぐにでも調べてみるが、ここにわざわざ来る気は湧かないな。

 対岸に廃屋が見えてきた。横に長い建物は民家ではなく、何かの施設のように感じる。この施設に水を送るためにあの黒いパイプは
あったのだろう。
その施設の入口の着いた。吊橋で渡る施設は既に休業中で、落ちていた看板には 「ヤマメの郷」 とあった。

 
                 オトコエシ?                                  ???

 オトコエシでしょうか? マーそんな花と赤い派手な花が咲いていた。
赤い花は野山に咲く花というより園芸用に見えるが、咲いている場所が林道の崖状の所に咲いていた。
わざわざこんな場所に植えるわけはないが・・・・・・・・・・・

        
              芭蕉の葉?                                 ナンテンの実

 芭蕉の葉なんでしょう? 若い葉が筒の様の丸まっていて、それが徐々に広がっていくのだろう。
人家も近くなってきたのでナンテンが植えられていて、その実が徐々に赤くなってきている。

 
                 ホトトギス                                    沢 蟹

 ホトトギスって案外見かけますよね。ここには勢いのある茎が何本か崖から突き出すように咲いていました。
ホトトギスの花の下の水辺には沢蟹が巣から顔を出していた。もう完全に終盤モードです。

 
                水車村の分岐点                             古民家(無住)

 この分岐の左の林道は 「菩提山ハイキングコース」「笠張山ハイキングコース」 の上り道です。
なのに分岐点には下りコースの 「高尾山ハイキングコース」 の標識しかない。
矢張り藤枝市のハイキングコース担当の標識に対する認識は狂っているとしか思えません。

 自分が勝手にコースを考えて歩いている時は、左程気にならない標識も、指定通りコースを歩こうとすると気になってならない。
藤枝市指定のハイキングコースの全コースを歩いてみようと思っているが、果たしてどんな感想を持つだろう。
オットこのコースはまだ終わりではない。あと車道を中山バス停まで歩かなければならないが、それは次回のこころだ。

藤枝市ハイキングコース:高尾山

2016-10-23 12:09:35 | 低山歩き
歩行記録   H28-10-21(金)
歩行時間:5時間55分   休憩時間:1時間10分   延時間:7時間05分
出発時刻:8時25分     到着時刻:15時30分
歩  数: 30、137歩(推定距離21.4km)    GPS距離20.2km
行程表
 蔵田BS 1:05> 高尾山 0:30> 笠張山 1:15> 水車村 0:15> 不動峡 0:45> 中山公園 0:40> 新東名下 0:35>
 峠の地蔵 0:15> 心学寺 0:35> 金吹橋BS

  
                        藤枝市HPのハイキングコース工程表より

 2回目の藤枝市ハイキングコースは難易度が上級の高尾山です。
前回歩いた高根山は初級でしたので、上級の今日は心して歩かなければならない。と思いたいのですが・・・・・
高尾山は過去何度も登っているが、とても上級とは思えない山です。どちらかと言えば高根山より楽と思っていました。
ただ、今までは高尾山から笠張山・菩提山と縦走ばかりだったので、滝之谷の不動峡には下ったことはない。
上級ランクとはその下り道にあるのだろうか?

          
                    蔵田無料駐車場から                              東海自然歩道の道標

 蔵田バス停から50m程上にある駐車場の先で、東海自然歩道の宇嶺の滝方面と高根山。更に東海自然歩道のバイパスコースの
ビク石方面を指す道標がある。しかし今日歩く高尾山への表示はない。
マーこの道標は自然歩道の物だから仕方ないが、一番下の空いている辺りに高尾山とあれば初めて歩く人も迷う事はないのだが。

 高尾山は道路標識の県道220号を島田方面に進みます。道標は高根山方面です。

 
                鼻崎の大杉の分岐                              登山道入口

 駐車場上の分岐から150m程上にある鼻崎の大杉の分岐で高根山ルートと別れ、左(東)上に延びる林道高尾線に入ります。
高尾山の標識は左側のガードレールの上についています。
その分岐から5分ほど歩いた “高尾山・滝ノ谷” の標識の所から山道が始まります。
山道に入るとすぐ左右に山道が分岐しているが、ここは踏み跡も濃く道も太い右の道に進みます。

 
            倒木の先に道標がある                               作業道に合流

 林の中を斜めに登るようにして行くと何年も前から倒れている倒木がある。この倒木を越した所に道標があり、ここから向きを変え
上に上に続く道になる。
最初からかなりのきつい登りも20分もすると無舗装の作業道らしき道に出てホッとする。それも束の間でまた道は林の中に延びていく。
しかしここからは緩やかな道が山頂まで続くので、今日一番の難所は終ってしまった事になる。
本当に上級コースなのか? 疑問が湧いてきた。
     
 
            ススキの生茂る作業道                            気持のよい山道

 登山道に入ってから林の道、作業道、林、作業道、林道、林の道と歩き、高尾山山頂となるが、この時期は中々歩きずらい。
作業道がススキに覆われていたり、なぜこんな広い道なのに蜘蛛の巣が、と驚くような所にも蜘蛛の巣が待ち構えている。
それでも一時より少なくなっているが、その所為で蜘蛛の巣払いを油断すると顔や体にベシャと絡みついてくる。
この嫌な思いもあと少し、寒くなれば蜘蛛がいなくなるのか蜘蛛の巣も殆ど無くなる。
 
 こんな気持ちの良い道にも蜘蛛の巣は待ち構えているので油断できない。

 
               高尾山山頂                                    高根山

 気持ち良い山道の延長線上に高尾山(675m)の山頂はある。そこの標識には大きく “高尾山・菩提山➡” とあり山頂はまだ先かと
思うと、次の標識には “高尾山山頂” の標識や三角点もあるのでここが山頂だと納得する。
 山頂部分は林の一部が伐採されベンチなども造られている。冬に来たときは北の斜面の雑木が延びて景色を隠していたが、今は
その雑木が切り払われていて景色は見える事は見えていた。だが生憎の曇天で近くの高根山しか見えていない。
本来なら富士山の見える場所だが残念。

 
              山頂下の分岐                                 林道に合流

 今まで何回もこの道を歩いているが全て直進する滝ノ谷・菩提山の道で、左折する中里方面は歩いた事は無かった。
中里とは滝ノ谷川の滝ノ谷集落とは谷違いの集落で、東の瀬戸川沿いにある。その中里集落へ下山する入口がどこか確認したいと
思っていたが、今までここを歩く時は4山縦走で時間的余裕が無く遠回りは避けていたが、今日は違う。時間はタップリある。

 分岐を下ること1分も掛からず林道に合流してしまった。これじゃぁ張合いはないいが仕方ない林道を歩こう。

          
           高尾山のアンテナ塔                                中里分岐

 合流部のすぐ下に、今までは遠くからしか見た事はの無い高尾山のアンテナ塔があった。
塔はしっかりしていたが肝心のアンテナは付いているのだろうか? 見た目には何もないように見えたが。
そのアンテナ塔から少し下った所に中里への分岐の標識があった。道は丈の短い草が一面に生えていて、余り歩かれては
いなそうに見える。もっと寒くなり草や蜘蛛の巣が無くなった頃に歩いてみよう。

 
                  笠張山                                 トイレ裏から高尾山への山道

 林道の先に笠張山が見えているが余り大したことの無い山に見える。確かに上りは大したことはないが、西への下りは笹薮の中の
急な下りで、こんな急坂を上るなんてとてもではないと思ったことがある。

 林道に合流して約10分も下るとトイレがある。高尾山下の分岐を菩提山方向に直進すると、このトイレの後ろに出るのだが、今日は
初めて林道を歩いたがアンテナ塔の位置が確認出来ただけで一度歩けば充分な道だった。

 
               トイレ前の分岐                                林道にある標識

 左の写真の林道を直進すれば笠張山の新道から山頂に向かう道があり、さらに林道を進めば滝ノ谷峠を通り菩提山方向に向かう。
このトイレの分岐から東に向かう道の道標は、林道の左にある道標だけで、そこには “高尾山⇐⇒笠張山” とある。
なので笠張山に向かうときは当然林道を進み、更に先の林道最頂部にある “笠張山登山口” から “新道登山口” を登る事になる。

 だが、ここで問題なのは笠張山には登らない、高尾山ハイキングコースを歩く場合はどこを歩けば良いのか? 分かりません!
仕方ないので菩提山の表示のある林道を進み、新道登山口から笠張山の頂上に向かうしかありません。
そして尾根の上で笠張山と菩提山の縦走路と合流した所にある道標に従い、左の笠張山に向うでしょう。
ようやく着いた笠張山山頂ですが、そこにある道標は 「高尾山⇐⇒菩提山」 となっています。ここでまた頭を抱えてしまいます。
高尾山から歩いて来たのに、前進する山頂の先が “高尾山” と道標に書いてあるのですから・・・・・・

 国土地理院の地図で説明します。


                                地理院地図

 地理院の地図に表示されていない山道と道標の内容を追加しました。
本来高尾山ハイキングコースはトイレの前の分岐から山道に入り、笠張山下の分岐を滝ノ谷に向かって下るコースです。
そのためにはトイレ前の分岐に 「⇦滝ノ谷・笠張山」 の道標が最低限必要です。
そこに道標が無いから道迷いが起きてしまうのです。

 実はその道標がトイレ前の分岐から、林道横の幅広の山道を50mはど行った山の付根にあるのです。しかも2枚も。
ここの1枚をトイレ前の分岐に移動すれば、高尾山ハイキングコースを歩く人の迷いはなくなるでしょうに。

 
          山の付根の滝之谷・菩提山の標識                    笠張山下の滝之谷・高尾山の分岐

 山の付根には “滝ノ谷・菩提山” と “滝ノ谷・笠張山” の2枚の道標があるので、この1枚は移動して欲しい。

 次の笠張山下の分岐には3枚の道標があり、左に下る道の 「高尾山ハイキングコース・滝ノ谷」 の道標を見てホッとする。
ここにある直進する上りの “笠張山・菩提山” の道標を見て、山頂にあった道標の意味をようやく理解できた。
要は笠張山には林道でつながっている3本の道があり、その内真ん中の道は新しくできた “新道” のようです。
そのため笠張山山頂から東西どちらを進んでも高尾山には行けるようになった。
だが幕張山山頂の道標はそれ以前に建てられ訂正されていないので、初めて歩く人は混乱してしまうのです。

 ここの分岐にあるもう一つの道標の内容も少し問題です。道標にある “高尾山・蔵田⇒” は問題ないが、上り方向に書かれた
 “⇦滝ノ谷・菩提山” の表示で勘違いを起こして、滝ノ谷に行くためにはここを上る人もいるかもしれません。
尤もすぐ近くには下り方向を指した道標に “滝ノ谷” とあるが、ここは菩提山だけにして “滝ノ谷” 文字は消した方が良いと思う。

 
            笠張山の展望台                                 笠張山山頂

 グダグダ書いたが、今回はトイレ前の分岐から山道に入ってこの分岐に来た。
時刻は丁度10時。本来高尾山ハイキングコースは、ここから滝ノ谷に下るのだが、このまま下ってしまうのでは淋し過ぎる。
時間も早いしここまでの道は難易度が初級の高根山より楽だった。(道迷いは除いて) ならばと笠張山にも行く事にした。
分岐から10分少々で笠張山山頂に到着。このコースで来れば山頂の道標を理解はできるが、ここは矢張り 「滝ノ谷・高尾山⇔
高尾山・菩提山」
とした方がベターだと思う。

 更に言うなら 「高尾山ハイキングコース」 は高尾山だけでなく、たった10分余で来れる笠張山も追加して
 「高尾山・笠張山ハイキングコース」 にしても良さそうです。
コースは今日歩いた笠張山下の分岐から山頂を往復しても良いが、私なら新道登山口からグルリ回るコースがお勧めです。
少々時間は掛かるが、林道から新道への上り口からは富士山を見る事が出来ます。

仲間ウォーク:矢倉山

2016-10-18 17:23:38 | 低山歩き
歩行記録   H28-10-16(日)
歩行時間:2時間35分   休憩時間:1時間00分   延時間:3時間35分
出発時刻:9時15分     到着時刻:12時50分
歩  数: 12、101歩(推定距離8.6km)    GPS距離7.0km
行程表
 伊太和里の湯 0:35> 矢倉山 1:20> 国1バイパス0:40> 島田駅


                                  矢倉山山頂展望台から

 今回の仲間ウォークは、8月に竜爪へチャボホトトギスを見に行って以来の例会です。
9月の例会は宝永山でしたが、天気予報が悪くて中止にしたところ、当日は久し振りに晴れて悔しい思いをしました。
で、今日は全員参加かと意気込んで集合場所の駅の改札に行ったところ、集まったのは私を含め3人だけ・・・・
平均年齢73才ともなると全員体のどこかに支障を抱えているので、極暑だった夏がようやく終えたこの頃に体調不良になるようです。

          
                               コース概略図

 今日のコースは “超簡単コース” で、距離は10km以下。しかも出発地を標高の高い伊太和里の湯にしたため矢倉山に登って
しまえば、後はほぼ下りコースと年寄り向です。

 島田駅前から市のコミュニティーバスで伊太和里の湯まで乗車。料金は一律200円と先週乗った藤枝市のバスの半額でした。
さらに藤枝市との大きな違いは、島田の場合は市内の停留所も停まるが、藤枝の場合は市内のバス停はノンストップで、郊外の
静鉄の営業域外になったバス停から停まっていました。
その違いは何か? (何しろここのバスに乗るのは初めてで、何でも興味や疑問を感じてしまう悪い癖が出てしまうのです)
その原因らしき物をバスで見つけました。それは運転席の横に掲示されている 「静鉄ジャストライン」 と書かれたバスの所在表の
ような物です。それが藤枝の場合は 「吉田観光バス」 になっていたと思います。
つまり静鉄バスの区域内には他社のバスは入れないという事でしょう。
自分が郊外は赤字になると手放したのに、黒字になる市内には他社は入れないといった、何とも大人げない行為だと感じました。

          
             新東名と矢倉山                        伊太和里の湯からドウダン原登山口

 バスが新東名下に差し掛かると橋桁の間から矢倉山が見えていた。その山頂付近には展望台のある岩場も見えている。
それにしてもなんて低い山だろう、この山だけでは昼飯前に着いてしまう。何処で昼飯を食うか迷い始めてしまった。

 バスは矢倉山登山口のある環境センターにも停まるが、そこでは降りず終点の温泉まで乗ることにした。
理由は3年前の仲間ウォークで、ドウダン原から温泉に下ったとき 「温泉」 の道標に従って下ると、沢の向こうにある温泉へ行く橋が
無く、苦労してしまった事があった。
それが昨年には立派過ぎるほどの道が出来ていたので、それを皆に教えたくてわざわざ終点まで乗ったのです。
これも時間に余裕があり過ぎるのでやれることで、いいことやら悪いことやら・・・・・・・・・・・

                    
                                    歩きやすい階段

 環境センターまで戻りセンター裏にある直登ルートの入口に着く。
昨年はここに「矢倉山へ直登(急登)コース」の標識や 「★標識に従い直進すると急登コースです。(バリエーションルート)」
書かれた表示板があったが今は無くなっていた。
何故だろう? 下りはともかく上りは急なだけで危険な所は無かったが、これも竜爪の遭難を受け整備されていない山道は周知
しないようにしたのだろうか?
確かに入口に行き先の表示があると安易に立入る可能性はあるので、入口はリボン程度で “知る人ぞ知る” くらいの方が安全な
ことは確かだろう。
仲間に 「まっすぐ行く直登コースだと少し早く山頂に着くけどどうする?」 と声を掛けると 「一般コースで十分です。」 と即答された。

 矢倉山の道は以前から歩きやすい道だと思っていたが、仲間もそう思うらしく 「ここの石や木の階段は歩き易い」 と言ってくれた。
 「それに比べ花沢山の階段は高すぎるので、階段の横を歩いてしまう。」 とも言う。
確かに擬木の2段の階段は高すぎるので階段横を歩くようになり踏み跡が出来てしまう。そのため階段の上の土が低くなった踏み
跡の方に流れてしまい増々階段が歩きにくくなる。
この悪循環を防ぐには階段を低くすればよいだろうが、そうなると傾斜が強い直登の階段を作るのは難しく、ジグザクな九十九折の
道にするしかない。そうして距離が伸びれば階段の建設費も増えてしまうので、中々実行する事はできないだろうとは思うが・・・・・

 
                矢倉山山頂                                 展望台から新東名

 標高311mで四等三角点のある矢倉山で証拠写真を写すが2人では何とも淋しい。仲間は私も入れて6人だが、最近は欠席者も多く
6人全員で歩く事は無くなってしまった。もう少し仲間を増やさないと集合場所に行ったら私一人だったって事も起こりきれない。
 「求む 70歳以上の仲間」 と募集しようかしら・・・・・・・

 矢倉山頂から少し西に下っていくと(1・2分)バスの中から見えた岩場の上に出る。
ここからの眺めは中々なもので、志太地方の低山からの眺めの中でも屈指の場所だと思います。
矢倉山に登った時はこの景色を忘れずに見てください。

          
               アブラキリ                             アブラキリの葉と実

 矢倉山の山頂付近に近づくと、時折 「ガサ」 とか 「ボトン」 と物の落ちる音が聞こえてくる。何だろうかと地面を見ると椿の実より
一回り大きな実がそこらに落ちていた。中には熟してイチジクの色のように濃い赤紫の色の物や、パカント割れる寸前のように4本の
割れ目が入ったものもある。実を割ってみると白い実が数個ほど入っていた。葉は桐の葉に似ていて大きく、ハート形の物と両角が
尖った物の2種類があった。木肌は白っぽく縦にブツブツした筋が入っていた。

 今日は仲間の中で植物に一番詳しいYさんがいたが 「桐に似ているが分からない」 と言っていた。
桐に似ているなら “アブラキリ(油桐)” かと思って言ったが分からないようだ。
そのYさんから家に戻るとさっそく 「矢倉山で見た実は矢張りアブラギリでした。」 と電話がきた。流石植物に強くなるだけの事はある。
早速調べてくれたのだ。これからYさんの事は “師匠” と呼ばなければ。

 アブラギリを簡単に紹介すると
 「初夏、桜に似た白花を咲かせる中国原産のトウダイグサ科アブラギリ属の常緑高木です。実は核果状で扁球形で先端は尖らず、
中に3個の種子が入っています。 種子を絞ると桐油(とうゆ)が採取され、印刷や防水、艶出し、塗料に使われます。
別名でドクエ(毒荏)と言われるように食用にはなりません。 樹形はすらりと伸び、樹皮は淡灰褐色で平滑、縦に浅い皺があります。
葉は心形で大きく桐に似ており、若枝では3裂します。油を取るため昔、中国から輸入され温暖地では野生化しています。」


 なるほど! 山頂で見た物と説明とはぼ一致する。葉の形が2種類あったのは若葉と成長した葉の違いだろう。ただ説明の中では
種子の数が “3個” となっているが、実際はもっとあったような気がする。次回チャンスがあった時は確認しなければ。
実は油桐に関しては大崩山塊を歩き始めた頃に、こんな一文を読んでから気になっていた。
 「17世紀末ごろ毒荏と呼ばれた油桐は、主に小浜、花沢、野秋で栽培され、現金収入を得るための貴重な作物でした。
明治以降は桐油(とうゆ)の需要が減少し、茶やミカンへの改植が進められ今日では花沢山中腹に数本残されているだけです。」

これを読んでカンポの尾根を歩く時は注意しながら歩いているが、所詮油桐の木を知らないのだから見つける事はできない。
ただ気になっているのは、カンポの尾根の砂張屋の道標からカンポ下に続く稜線に白っぽい木が所々にある事だ。ただ数本きりでは
なく何本もあるので油桐ではないとは思うが次回行った時は葉の形を確認するつもりだ。

 アブラギリの記述は焼津だけでなく清水を歩いている時にも見かけた。場所は静鉄電車桜橋駅と入江岡駅の間にある油桐地蔵堂に
 「むかし、この辺りに無縁仏が祀られていたので、地元の人は地蔵を建てて供養してきました。その境内に高さ6m程の油桐(毒荏(
どくえ))の木があったので、油木のお地蔵さんと呼ばれるようになりました。
 油桐とは5、6月頃に花が咲いて実を結ぶので、その実から油を絞り、照明用としてに用いていたが、電気の普及とともに油桐は
栽培されなくなった。かっては山原、伊佐布などの山間地では広く作られていました」
 
その山間部の杉山集落を歩いた時には、こんな案内板も見た事がある。
 「杉山地区は、明治初年まで毒荏(どくえ)という油桐を作り、その実から油を搾り、それを売って渡世して いたが、石油の輸入で
油は売れず、村に大方は貧乏になってしまった。」

 こんな風にアブラキリは、昔は駿河でも庶民の生活に密着していた木だったようです。

          
              ギョウジャニンジン(行者人参)か ツリガネニンジン(釣鐘人参)か  

 岩場の所で 「この花はギョウジャニンジン(行者人参)で、若葉は食べられるよ。」 と師匠が声を掛けてくれた。
見れば白いホタルブクロ(蛍袋)のような花だが、花の色は白く花弁の下は袋のように縮まってなくベルのように広がっている。
花弁の先は仄かな緑色で雄蕊の先にはあたかも鐘を鳴らす如く四つの膨らみもあり、風が吹けば今にも鳴りだしそうだった。
花の感じはホタルブクロよりズート可憐な感じがするが、葉は時期が遅いのか強そうでとてもて食べられるようには見えなかった。

 家に帰りギョウジャニンジン(行者人参)を調べてみると、あるにはあったが写真付きのものはヒットしなかった。
ならばホタルブクロと似た花を探すと  「ツリガネニンジン(釣鐘人参)」 が出てきた。若葉は食用に出来るそうで説明文と実際の見た
目も合っていたが、果たしてこの花はギョウジャニンジン(行者人参)か、それともツリガネニンジン(釣鐘人参)か、どちらでしょう?

 
                 昨年は公孫樹(いちょう)が紅葉していて銀杏(ぎんなん)が沢山落ちていたが

 矢倉山に登ってしまえば後は下りがメインになる。まだ10時半にもならないのでゆっくり下ることにした。
山道が農道に合流する所に公孫樹が数本あって、去年11月21日に歩いた時は、葉は紅葉し地面にはギンナンが沢山落ちていた。
今回この時期のこのコースを選んだ理由は、そのギンナン拾いも理由の一つだったので楽しみにしていたのだが・・・・・・

 公孫樹の葉はまだ紅葉していなかったがそれは計算済み。代わりにギンナンが鈴なりになっているだろうと木の下に向かう。
去年は雑草は余り気にならなかったが、今年はやけに延びたままになっている。これも時期が早いせいだろうと木の下に行き
上を見上げると・・・・・・・ アレー鈴なりの筈の実は全然ついていない。ならば落ちているのかと下を見ても殆ど無い。
あるのはギンナンの周りの臭い部分が取れた、種の部分が所々に纏まって落ちているだけだった。だがよく見るとその種の周囲は
獣の糞なのかドロドロしたものがあり、とても拾う気にはなれない。
それを見た感じは、獣はギンナンの種の中身を食べるのではなく、臭い実を食べて精が強すぎてその場で下痢をしてしまった。
マーそんな感じでその場は早々に退散した。

   
                             シイの木の見ごたえのある板根

 私の好きな里山歩きが始まると、見事な板根を持つ木が現れるが、その木の名前がシイ(椎)の木だと初めて教わった。
仲間は子供の頃はこの椎の実を炒って食べたというが私にはそんな覚えはない。それを言うと 「御殿場は都会だから椎の木なんて
なかったんじゃない」
とからかわれてしまった。タダで食べられるものは何でも食べた時代なのに忘れてしまったのだろうか?
それとも痴呆症が・・・・・・ いや痴呆症って最近の事は忘れるが古い事は覚えているとか、そうなるとアルコール性記憶障害か?

             
                            昨年写した九十九折の道

 国1バイパスの手前で正午の時報が聞こえてきた。これ以上進むと町に入ってしまうので一先ず昼飯を食べる事に。
昼飯を食べ終わり、フェンスに囲まれ九十九折になった摩訶不思議な道を歩きながら、こんな道になった理由を考えてもらった。
しかし考え付くのは皆同じようなもので “バイパスを作るときハイキングの道を維持する要求があったので国交省の役人は跨道橋を
造り、その法面の道の安全対策にこんなバカげた九十九折の道を作ってしまった” と全員の意見は一致した。
地元から苦情が出ない様にと役人の責任逃れの結果がこんな道になったのだろう。
 (文章だけではどんな道か分からないので昨年の写真をアップしておきます)

 
                 国1バイパス                                また通行止だ

  バイパスの跨道橋を渡ると・・・・ アレーまた通行止めだ。なんの表示もないが頑丈にふさがれていて通ることは出そうもない。
仕方なく跨道橋を戻り中央公園へ下る所まで戻ろうと思ったが、跨道橋の法面に東西に続く歩道用の道が続いていた。
その先が通行止でも知れていると、東に向かうと道はすぐ下り坂になり、その先は島田駅と中央公園を結ぶ車道に出た。
これなら跨道橋を越えて中学の所から、この道に出るより近いし楽だ。おかげでムカッとした気持ちも治まった。

藤枝ハイキングコース案内NO3

2016-10-18 12:12:36 | 低山歩き



                            
 
 
                                                             ↑藤枝市HPより
    *******************************************************************************************


                1・蔵田バス停                                2・蔵田駐車場
 
1 ・ 藤枝駅前発自主運行バスゆらく線に乗車して 「ゆらく」 下車。次いで大久保上滝沢線に乗り継ぎ 「蔵田」 にて下車する。
  (※ゆらくから蔵田までは休日の始発バスの時間が、平日より遅いので注意。料金は¥400+¥200)
 ・ バス停には男女別トイレが設備されている。
2 ・ 蔵田無料駐車場はあるが、本コースでは車利用は不向き。駐車場にトイレは無し。

                     3・宇嶺の滝分岐                           4・東海自然歩道道標
          
3、4 ・ 「宇嶺(うとうげ)の滝」 方面へ行く県道32号線と分かれ、左の県道220号線を島田方面に向かう。

                5・高根山分岐                                 6・高尾林道入口
 
5、6・バス停から5分ほどの高根山との分岐を左折して林道高尾線に入る。

                 7・登山口                                  8・倒木の先の標識
 
7 ・ 林道入口から約5分で登山道入り口到着。
8 ・ 登り始めは傾斜を斜めに登るが、倒木(2015年現在)を越した先の標識から向きを変え斜面を直登す感じになる。

              9・最初の作業道横断                            10・2本目の作業道合流
 
9 ・ 登山口から約20分ほど林の中を登ると未舗装の作業道に合流する。
  ・ 作業道左側10m程の所に標識があり、再度山道に入る。
  (※作業道の状況は時季や伐採の有無により状況は変わる。)
10 ・ 山道は徐々に太くなってきて5・6分で次の作業道に合流する。

                 11・作業道                               12・林道高尾線合流
 
11 ・ 太目で無舗装の作業道は時季により大きく様相を変え、秋には道幅一杯にススキに覆われる事もある。
    右側が伐採してある所からは高根山が見える。
12 ・ 作業道を15分も歩くと林道高尾線合流に合流する。

                13・林道から山道へ                           14・山頂への山道
 
13 ・ 林道に合流して約20m程の所にある標識に従い山道に入る。
14 ・ 今日最初の登山道らしき山道。

                15・高尾山山頂へ                                16・高尾山山頂
 
15 ・ 山道を10分ほど行くと高尾山山頂になる。
16 ・ 高尾山 標高675m 三等三角点 「高尾」 が設置されている。
  (※高尾山の標高が標識には675.1mとあるが、2014年03月13日に675.0mに標高改算されている)

   
                    高尾山山頂からは富士山や高根山の眺望が開けている

                17・中里分岐                               18・石碑の建つ林道合流
 
17 ・ 高尾山頂から5分も掛からないで中里との分岐になる。ここを「滝ノ谷・菩提山」方向に直進する。
   (中里方面に行くと林道に出るので、林道を下れば18番の石碑のある場所に出る)
18 ・ 分岐から10分ほど山道を下ると石碑やトイレのある林道に合流する。
   ・ここは広くてよく日が当たり食事場所に丁度良い。高尾山コースはこの先すべて林の中なので食事する場所が少ない。
   ・トイレは利用可能かどうか未確認。

       私なら、ここからこう歩く(工事中)

                19・林道沿いの標識                                20・分岐点概略図
 
19 ・ ここの分岐点の標識には、高尾山コースの滝ノ谷方面の標識が無いので、概略図の赤線のように真ん中の道を行く。

               21・山の付根の標識                               22・幕張山分岐
  
21 ・ 石碑のある分岐から50mも行くと、上り坂の開始地点に 「滝ノ谷・菩提山」 の2枚の標識が建っている。
22 ・     〃    5分も掛からない所に幕張山山頂への分岐に出るが、高尾山コースは幕張山には行かずに左折する。

       私なら、ここからこう歩く(工事中)

                23・作業道合流                               24・作業道から山道へ
 
23 ・ 幕張山分岐直を下ると、すぐに作業道に合流する。
24 ・ 作業道を2分も歩くと、林の中に入る標識をあるので見落とさないこと。

               25・沢状にへこんだ道へ                            26・私製の標識
 
25 ・ 作業道から分かれ林の中を15分程下った辺りで、踏み跡が流されたような場所に出る。
    前方にも薄い踏み跡らしきものが見えるが、そちらには行かずに沢状にへこんだ場所に左折する。
    沢状の道を2分も下ると左側に踏み跡があるのでそこを進む。沢状の道は藪になる。
26 ・ 沢状にへこんだ道から出ると私製の標識があるが、草むらの中で見落とす可能性が強い。

                  27・標識の無い分岐                                28・堰堤が見える
          
27 ・ 沢状の道を出て10分ほど下ると、道が直進と左折する分岐に出るが標識は無い。
    ここは直進して沢に下る道を進む。
28 ・ 分岐を下りだすと沢の音が聞こえてきて右に堰堤が見える。

               29・左右に沢が                                30・左の沢を渡る
 
29 ・ 堰堤が見て道の周囲に竹林が見えてくると標識がある。更に少し下にも標識がある。
    標識を見てホッとするが、突然前方が沢になった場所に出る。そこを左側の沢に下る。(簡単に下れます)
30 ・ 飛び石状の所を渡るが(大雨の後は苦労をしそう)、渡った先で右に下る踏み跡があるが、そちらには行かない。

              31・上に登る                                32・標識の先は林道
          
31 ・ 沢を渡ると直進方向の斜面に黒いパイプが上に延びているので、その横の踏み跡を登る。(簡単です)
32 ・ 斜面を登れば標識があり、その先は舗装された林道になる。
    ここから先の道案内はYahooの地図で行います

               33・ヤマメの郷跡                                34・水車村合流
 
33 ・ すでに廃業をしているヤマメの郷が川向うにある。
34 ・ 林道に合流して20分ほどで水車村に到着。合流した道を滝之谷川沿いに下る。

             35・水車村の古民家                              36・不動峡山の市
 
35 ・ 水車村には古民家や炭焼小屋跡などがある。
36 ・ 山の市は紅葉の頃の休日には賑わいを見せる。

            37・不動峡摩崖仏                             38・温泉宿跡
          
37 ・ 日本最大級ともいわれる摩崖仏は川の対岸にあるので不動堂の裏から眺められるようになっている。
38 ・ 立派な太鼓橋は昭和初期に営業していた “不動峡新滝温泉” 跡。

               39・飛行薬師                                40・中山公園
 
39 ・ 竜雲寺の飛行薬師の案内板の前を更に南下して、次にある滝ノ谷川の橋を渡る。更に右側に八坂神社横の滝沢川に架かる
   橋を渡ってすぐ右折する。橋を渡って5分ほどで県道51号に合流したら県道を南下する。
40 ・ 左側にトイレのある中山公園があり、その公園の先で蔵田方面に向かう県道32号に合流する。
   中山バス停は合流した道を右折した左側にある。


景  色 =    高尾山山頂から富士山が見えるだけ
登山道 =    幕張山下の林の中の道が不鮮明・渡渉1ヶ所あり
道  標 =    幕張山下の林の中の標識が無い
見  所 = ★★★ 鼻崎の大杉、水車村の古民家、不動峡の摩崖仏などがある。
総  評 = ★★  景色も良くなく距離が長いだけ。笠張山を含めた方が良い。

 


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中部地域

2016-10-13 10:39:08 | メニュー
                中部地域(安倍川以東 & 富士川以西)
 ★竜爪周辺
   竜爪縦走(梶原山-高山-竜爪-則沢)(2011-10-8) その1  その2
     〃   (賎機山-竜爪-旧道-平沢)(2014-4-12) その1  その2  その3
     〃   (梶原山-高山-竜爪-桜峠)(2015-4-18) その1 その2 
     〃   (梶原山-高山-竜爪-賎機山)(2016-4-23) その1 その2 その3
   高山のコアジサイ(穂積神社-高山-大道山(山原))(2016-5-23) その1 その2
   竜爪のチャボホトトギス(穂積神社-竜爪-穂積神社)(2016-8-21) その1

 ★安倍奥の山
   山伏周回(西日影沢P-山伏-新窪乗越-西日影沢P)(2015-5-2-23) その1 その2 その3
   大谷嶺往復(大谷崩P-新窪乗越-大谷嶺)()2016-10-31) その1 その2

 ★ダイラボウ周辺
   ダイラボウ周回(西又峠-ダイラボウ-富厚里峠)(2014-11-8) その1
   駅からダイラボウ(安倍川駅から安倍川駅へ)(2015-5-10) その1 

 ★浜石周辺の山
   浜石周回(興津-薩埵峠-由比駅-浜石-銚子の滝-由比駅)(2012-1-25) その1
   浜石周回(興津-薩埵峠-浜石-陣場山-興津)(2015-5-17) その1 その2 その3

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高根山コース 2

2016-10-11 10:18:24 | 低山歩き
   藤枝市ハイキングコース『高根山コース』のマルカシから宇嶺の滝方面が通行止めです
歩行記録   H28-10-7(金)
歩行時間:4時間40分   休憩時間:0時間45分   延時間:5時間25分
出発時刻:8時25分     到着時刻:13時50分
歩  数: 10、632歩(推定距離16.7km)    GPS距離14.9km
行程表
 蔵田BS 0:50> 高根白山神社 0:20> 高根山 0:20> 芋穴所(いもあなど)のマルカシ 0:35> 参道出合 0:25>
 鼻崎の大杉 0:10> 蔵田BS 2:00> 日帰り温泉ゆらく

 
              様相が変わった山道                          東海自然歩道との分岐

 高根山山頂を出ると道は太い尾根道になり、周りに笹が増えてきたがしっかり刈込がされていて歩きやすい道だった。
そんな平坦な道を6・7も歩くと東海自然歩道との分岐点に出る。自然歩道はここを左折して川根の家山に向かう。

       
        笹に囲まれた下り坂                            明るい植林帯の下り坂

 芋穴所のマルカシへのハイキングコースは分岐点を右に折れて笹の中の道に入るが、ここも笹はしっかり刈り込まれていて
分かりやすい道だった。ただ傾斜が徐々にきつくなってくる。
笹の道を過ぎると次は間伐された明るい植林地に入るが傾斜は更にきつくなってきた。踏み跡も薄い所や、踏み跡が別れた所も
あり慣れていなければ気を使う場所だろう。
このコースのうたい文句は 「家族で遠足気分になれるお手軽コース」 とか 「山歩きが初めての方向けコース」 だが、中々そんな
雰囲気ではない。家族向けの言葉に誘われてこのコースに幼児を連れてきたら、さぞかし苦労をしそうな道だ。
後で他の初級コースを見ると 「花倉城址城趾コース」「五州岳コース」 あったが、そのコースに比べても断然ここのコースの方が
厳しいと思う。
こうしてみると藤枝市のハイキングコースの認定は中々厳しそうなので “上級コース” を歩く時は心して歩かなければいけないな。
でも不思議なんです、東海道宇津ノ谷峠付近を廻る 「蔦の細道・明治の道コース」 が “上級コース” になっているんですよね。
あそこが上級ならここも当然上級だと思うのですが ・・・・・・・

 
              芋穴所のマルカシ                                芋穴所のマルカシ

 突然家庭用のフェンスが現れたので、何か施設でもあるのだろうかと思ったが、違った。フェンスの下は無舗装の林道が見るので
転落防止用のフェンスなのだろう。そこは東の方角が開けていて志太の山々が見えたが名前が分かる山は無かった。
そのフェンスからすぐの所に 「芋穴所のマルカシ」 はあった。
マルガシの周りの草木は伐採されているので、根元がスッキリして枝張も四方に清々伸びているので巨木感はいやが上にも増す。
今までに何本もの巨樹と呼ばれる木を見てきたが、この木はその中でも上位を占める木になるだろう。
マルカシの木の近くに建っていた杭には 「静岡県指定天然記念物」 とあるだけで他の説明はないので、先程通った高根神社参道の
富士山ビューポイントにあった案内板でマルカシの紹介をします。

 「マルカシ(丸樫)とはこの地方の名称で、アカガシのことを指しています。アカガシは少し高い山地に分布し、材が赤いことから
アカガシと呼ばれています。葉の縁に鋸歯がなく葉のかたちが丸いのが特徴です。5月頃花をつけ10月頃に果実(ドングリ)が実ります。
高根山付近は志太地域で最も高い標高800m以上の山地です。山頂から北の斜面にかけては自然林がよく残されていて、とくにアカ
ガシが多く見られます。
 芋穴所のマルカシは県内有数の大木で、枝を大きく張り出した姿は遠くから見ることができます。
 樹高17.0m・根廻10.5m・目通5.5m・枝張 東西26.7m・南北25.0m (データの数値は昭和37年2月27日)」


 マルガシのデータは昭和37年となっているが、これは今から54年前のことで随分古いデータだ。今なら樹高や目通しなどは更に
成長して一回り大きくなっているだろう。来年は指定50周年になるので、この木の横に新しい案内板を建てたらどうだろう。と、
すぐ余計なことが頭に浮かぶ。
 ところで 「芋穴所(いもあなど)」 って何のことだろう? 素直に解釈すれば “芋の穴を掘った場所” 即ち、芋を保管する穴があった
所なのか。で、その芋とはサツマイモ? ジャガイモ? だが何れにしてもその芋を栽培するような平地はなさそうだ。
では山芋(自然薯)? まさかな、山芋が穴に保管するほど取れるはずもないと思うが。

 
                林道出合い                                  清笹高根林道杭

 マルガシのすぐ下で林道に出合った。この林道は富士山ビューポイントの上に合流する林道だろう。
合流部にあった道標には 「⇦ 高根神社0.8km  0.1km遊歩道入口 ⇒」 となっているので林道を左に向かう。
宇嶺の滝とは書いてないが多分遊歩道方面で間違いはないだろう。それにしても “遊歩道” とは甘く見られたものだ。

 途中に 「林道清笹高根林道終点」 の標識が建っていたが、この林道は川根と静岡久能を結ぶ清笹峠に延びているのかも。

 
               通行止めの看板                             ロープで閉鎖された入口

 アレー何か看板が建っている。ウワー看板には 森林整備中につき 歩行者(登山者) 通行できませんと書いてある。
まさかナ~。入口に近づくと降り口にロープが張られ閉鎖されていた。更にあぶないから はいってはいけません ともある。
さてどうしたもんだろう? しばし佇んで考え込んでしまった。こういう通行止には往々にして大袈裟な場合がある。
例えば大崩山塊のカンポ下から砂張屋道標までの間は、旧国道150線の崩壊に伴って通行止の表示はあるが、実際には何の
支障もない。しいていうなら新しいトンネルを掘っているので、そのトンネルが崩壊して山の上まで崩れる心配をしているのだろうか。
そんな事を云っても、若しここが本当に危険だったらどうしよう。ご丁寧にロープまで張ってあるのだから、それを無視するのもナ~
そうだ今回このコースを選んだのは体調不良があったのだから、初心に帰って一先ずここ撤退しよう。

 
               マルカシ入口                               寂れている林道

 今来た林道をマルカシ入口まで戻り、更に寂れて車などいつ走ったのか分からないような林道を進む。

 
                オニアザミ                                    参道出合い

 林道沿いにはススキはあるものの他の花は見当たらなかったが、高台にオニアザミが咲いているのが見えた。
通行止の場所から20分以上かかって高根神社の参道に合流した。更にここから神社までは5分以上かかるのだからマルカシ入口
から高根神社までは30分程度は歩く計算になる。マルガシ入口の道標には、高根神社まで800mとあったが本当だろうか? 

       
                   鼻崎の大杉                                   駐車場から高根山

 鼻崎の大杉が下に見る。その先には蔵田の集落も見えだした。行きの時には大杉の説明をしなかったので今しておきます。
 「静岡県指定天然記念物 高根山麓の蔵田の集落から高根白山神社へ登る参道の入り口に立って雄大な姿を見せています。
ご神木として大切に護られてきたスギの大木です。根廻の太さでは県内有数の大きさを誇っています。
 樹高27.5m・根廻14.5m・目通8.0m・枝張 東西27.6m・南北26.5m (データの数値は昭和36年3月28日)」

 こちらのデータも古く55年前の物だから、このスギも当然一回りは大きくなっているだろう。


                 高根山コースハイキングガイドマップ(藤枝市役所HPより)         赤字は追加

 マルガシ~宇嶺の滝間の通行止がいつ解除になるか分からないが、それでも高根山に登るなら今回歩いたコースでも良いし、
更に楽するなら参道途中のトイレのある富士山ビューポイントまで車で行き、ビューポイント-神社-山頂-マルガシ-ビューポイント
と周回するコースがある。ただそのコースでも家族向けの初級コースとは私は言いたくないが。

 ついでに一言追加すると、藤枝市のHPの高根山コースはハイキング距離=5.2kmとなっているが、今歩いた蔵田バス停までの
歩行距離は、何とGPSが7.6kmで歩数計の方は8.85kmになっていた。
歩いたコースは正規のコースより短いと思われるが何故だろうな? GPS距離計や歩数計が故障しているのかしら?

 
          東海自然歩道バイパス入口                             分岐毎にあった標識

 蔵田バス停に11時50分に到着。次のバスまでは1時間半以上ある。さてどうしよう?
宇嶺の滝にでも行こうかと思ったが、そこは次回再挑戦のお楽しみに残しておきたい。ならどうしようと案内板の地図を見ると、蔵田
からビク石登山口に向かって 「東海自然歩道バイパスコース」 の表示がある。しかもそのコースはバスで来た県道と違った道が指定
されている。ならそれも面白いとそのコースを歩く事にした。

 県道より一段高い所についた道は農道のようで次の県道に合流するまで一軒の民家も無かった。あるのは茶畑、林や竹藪ばかりで
特段見るべきものもない。分岐が次々出てくるがバイパスの道標がそのたびにあり迷う事はなかった。
ただ舗装された道に小砂利があるので、急な斜面では花沢山のようにならない様に随分気を使ってしまった。

       
          川中島八兵衛碑                             川中島八兵衛碑と石仏

 合流した県道を下り峠集落に着く。この集落に私が興味を抱いている 「川中島八兵衛」 の石碑があるらしく、一度探しに来たが
見つからなかった。今日は丁度よいと、その石碑を探しながら下り始めた。すると早速県道沿いの酒屋の隣に三体の石仏がある
のが目に入った。その一体が八兵衛碑に多い墓型の石碑なので、若しやと思い近づくと間違いなく八兵衛碑だった。
 「紀伊國川中島 小長谷八兵衛 昭和四年」 と面白味のない石碑だが、この石碑は志太地方にだけある石碑で、これを探す
のが中々面白い。八兵衛さんの話をしだすとキリがないので、それは次回の事として今日は写真の紹介だけ。

       
             ホトトギス                                ホトトギス

 県道沿いの土手にホトトギスの花が纏まって咲いていた。今年は竜爪でチャボホトギスを始めて見たが中々いい花だった。
来年はコアジサイやチャボホトギス、キツネノカミソリ等を竜爪に見に行きたいと思っている。
他にも歩きたい所や見たい花も沢山あるので、カレーだローカだと嘆いていても始まらない。進展は無理なものの現状維持を図り、
せめて後退を少しで遅らせる努力をしなければ ・・・・・・・・・・・・・・・


                                   日帰り温泉ゆらく

 ゆらくに13時50分到着。距離はまだ15kmと短いが少々いや大分疲れてしまった。もう藤枝駅まで歩く元気はないので、バスの
時刻表を見ると丁度13時50分発の藤枝駅行があった。だが肝心のバスがいない。始発なのにもう出てしまったのだろうか?
次のバスは1時間30分以上待たなければならない。歩くのも嫌だし、待つのも嫌だ。さてどうしたもんか。
そうだ温泉に入れば丁度良い時間になると “ゆらく” の方を振り返ると、アレー? 車が停まっていない。定休日かな? 
確認しようとバス停から出かけるとバスが入ってきた。始発とはいえ折り返し運転なので遅れたようだった。ふー危なかった。
後で確認すると日帰り温泉ゆらくの定休日は月曜日で、この日は給湯ポンプとかがたまたま故障して臨時休業だったようです。

蔵田BSからゆらくまでの歩行地図はここをクリックしてください。
Yahoo!の経路図では蔵田BSからゆらくまでの距離は7.3kmで歩行時間は1時間半となっているが、手持ちの歩数計では7.7km
GPSでは7.3kmと近い距離を示している。なら故障ではなさそうだが、と、なると市のHP記載の歩行距離が ・・・・・・・・・・

 歩行時間はYahoo!では1時間半だが私の掛かった時間は1時間55分。何ともな冴えない歩きだが病み上がりと云う事にしておこう。

高根山コース

2016-10-10 08:50:35 | 低山歩き
   藤枝市ハイキングコース『高根山コース』のマルカシから宇嶺の滝方面が通行止めです
歩行記録   H28-10-7(金)
歩行時間:4時間40分   休憩時間:0時間45分   延時間:5時間25分
出発時刻:8時25分     到着時刻:13時50分
歩  数: 10、632歩(推定距離16.7km)    GPS距離14.9km
行程表
 蔵田BS 0:50> 高根白山神社 0:20> 高根山 0:20> 芋穴所(いもあなど)のマルカシ 0:35> 参道出合 0:25>
 鼻崎の大杉 0:10> 蔵田BS 2:00> 日帰り温泉ゆらく

 以前藤枝市発行の 「ハイキングガイドマップ」 の全コースを歩いてHPでコース紹介をしようと思っていたが、HPの更新で写真の
吸い上げに1枚2分も掛かるようになってしまい、HPをやる気を失くしてしまっていた。
それが最近の体調不良を受け、距離も短くて安全なコースをと考え中に、いっその事このハイキングコースをHPでなくブログで
紹介したらどうだろう考えた。
ガイドマップで紹介してあるコースは全20コースで、その内歩いてないのは4コースだったが、歩いたのが数年前のコースもあり
どうせ紹介するなら最新情報を発信しようと全20コースを歩き直す気になった。
その最初に選んだのが藤枝市の最北部に位置する 「高根山コース」 です。

藤枝市HPより

  高根白山神社の参道を入り、鼻崎の大スギを眺め茶畑の間を登ります。
  高根山山頂を越え、 道標に従いコースを右に折れると、県指定天然記念物 「芋穴所のマルカシ」 が現れてきます。
  さらに100m程先に谷川沿いに歩く降り口があります。県道に出て下ると 「宇嶺の滝」 に着きます。
 

 初級コースとは藤枝市の定義によれば
 「山歩きが初めての方向けコース。山歩きをしてみたいけど、どこを歩いていいのかわからない時はこのコース」
となっています。ならば私のような高齢者には最適なコースのようです。

 
                花崎の大杉                               高根神社参道と高根山

 藤枝駅前からコミュニティーバスで日帰り温泉ゆらくまで(¥400)マイクロバスで行きます。
ゆらくからの大久保行は普通のワゴン車で登山口のある蔵田で下車します。、料金は距離別制ではなく1回¥200でした。

 ゆらくまでは途中に会社や病院があるので乗客はいたが、ゆらくから先は幼稚園の登園バスと化して園児数人と乗合せた。
彼らは乗り慣れているのかシートベルトをしっかり締め運転手と挨拶を交わしていた。感心!感心!

 蔵田にはバス停の上に広い駐車場があるのでマイカーで来た方が便利だが、今日の歩行予定距離はたったの5.2km。
これではゴールに戻ったあと物足りなさで、どこかに足を延ばす可能性がある。で、バスを利用しました。

 バス停から凡そ10分で 「鼻崎の大杉」 の到着。ここから高根山には右折して茶畑の間の参道に入る。正面の山の上にアンテナが
見えているが、あれが高根山山頂の無線中継所だ。これなら高草山より随分楽そうに見える。

 
         高根神社参道は東海自然歩道の一部                         大崩山塊

 出だしからかなりの登りが始まり体調不良の身には厳しく感じる。
高根神社まではこのような舗装路が続くが、ここは高根山から続く東海自然歩道なのでその標識が各所にある。
標高が上がると左側に大崩山塊が見えてきた。左の三角形の山は丸子富士で、そのすぐ横が満観峰。そして右端に見える山が
高草山です。その山塊の後ろには駿河湾や伊豆半島も見えていた。

 
         富士山ビューポイントのトイレ                           富士山ビューポイント

 大杉から凡そ35分で富士山ビューポイントに到着。ここには車が数台置ける駐車スペースと立派なトイレがある。
早速富士山ビューポイントから東北東の方向を眺めるが、富士山は一切見えずどの位置に見えるかも見当がつかなかった。
富士山が見える時はカメラを忘れ、折角忘れずに持ってくればこんな事だ。まったくついていない。

 そこから少し立つ位置を変えて東南東の方向を見れば大崩山塊が見えていて、冬にはここから日の出を見る事が出来る。
日の出と云えば、今は初日の出は満観峰で迎えているが、それは2010年からの事。それ以前は高根山に初詣した後でここから
初日の出を迎えていた。その時に高根神社で購入した破魔矢が家に6本あるので2004年頃からはここに来ていたことになる。
こんな場所から初日の出を見る物好きはいないと思うでしょうが、あにはからずや毎年数人の人がいました。中には顔見知りになって
 「おめでとうございます」 と挨拶を交わす人もできた。

 
              高根白山神社                                 手水場横の登山口

 ビューポイントからは傾斜も緩やかになり6・7分で高根神社に到着。
 「高根白山神社は文治4年(1188年)、瀬戸川の水源聖地、高根山に加賀の白山神社より分霊、勧請したと伝えられています。
三間社流造で江戸前期の様式の本殿は、昭和57年に藤枝市指定文化財となりました。神社の両側には水枯れしない泉があり、
この神水が志太平野を潤したと伝えられ、五穀豊穣、豊漁、縁結びの神として信仰されてきました。毎年10月29日の大祭には、
収穫に感謝して古代神楽が奉納されます。県指定無形民俗文化財。」
だそうです。

 山頂への登山口は来た道を少し戻った手水場の横から始まります。
いよいよここからが山道になるが初級コースなので大したことはないでしょう。

       
                   山頂かな?                                     ?

 標識のある上が山頂かと思い喜んだが、そこは広場があったが山頂の雰囲気ではない。さて山頂は何処だと左右を見回したが
目印は無い。いや杉の木に水色のテープを巻いた目印はあるが、それは道の目印ではなく木の目印なのだろう。右にも左にもある。
ナ~に落ち着けば何でもないことで、標識の指す方向(左)に行くと林の中に踏み跡があった。
初級コースで一瞬でも迷うとは情けない。

 名前は分からないがこんな花がまとまって咲いていました。

       
           高根山無線中継所                            高根山山頂表示

 遠くから見れば存在感のある高根山の無線中継所も、近くで見るとアンテナ部分が隠れているので面白みも無かった。
それでも山頂は南方面が開けた広場になっていたので山頂の雰囲気はある。
高根山と云えば今年の春には榛原の高根山(お高根さん)に登った。標高は151mしかない低山だが一等三角点があり山頂には
ここと同じ 「高根白山神社」 が祀られていた。
どちらの神社の縁起書にもお互いの関係は書かれていなかったが、きっと深い縁がある神社同士ではないかなと思う。
ここにも三角点があるかと辺りを見回したが、広場には三角点は見当たらなかった。

 次に向かう場所は芋穴所(いもあなど)のマルカシだが、東海自然歩道の標識にはその表示は書いてない。
でも大丈夫! 後ろにある標識に左方向が 「マルカシ経由宇嶺之滝」 と書いてありました。
  

                                    高根山山頂より
                                                                  (つづく)

街道歩き-東海道

2016-10-05 15:00:00 | メニュー
                      東海道一人旅
 1・日本橋から藤沢宿(東京駅~藤沢駅) 52.6km (2012/3/26)
   日本橋~品川宿本陣 ~ 川崎宿本陣  ~ 神奈川宿本陣 ~ 保土ヶ谷宿本陣 ~
   戸塚宿本陣 ~ 藤沢遊行寺坂の一里塚
 2・藤沢宿から小田原宿(藤沢駅~小田原駅) 36.5km (2011/2/10)
   藤沢遊行寺~大山道標 ~ 平塚宿 ~ 国府本郷の一里塚 ~ 

 3・小田原宿から三島宿(小田原駅~三島駅) 36.5km (2011/2/10)     静岡県の東海道歩き始め
   小田原宿~箱根湯本早雲寺 ~ 畑宿の一里塚 ~ 箱根関所 ~ 三嶋大社
 4・三島宿から蒲原宿(三島駅~蒲原駅) 46.3km (2011/2/15)
   三島宿~沼津本陣 ~ 原宿六王子神社 ~ 富士川 ~ 蒲原宿
 5・蒲原宿から藤枝宿(蒲原駅~藤枝駅) 54.0km (2011-2-22)
   蒲原宿~薩埵峠 ~ 興津宿座魚荘 ~ 草薙神社 ~ 府中札ノ辻 ~ 丸子宿 ~ 岡部宿 ~ 
   藤枝勝草橋
 6・藤枝宿から袋井宿(藤枝駅~袋井駅) 45.9km (2011-3-2)
   藤枝宿~島田宿 ~ 金谷宿本陣 ~ 菊川間の宿 ~ 日坂宿高札場 ~ 掛川十九首塚 ~
   袋井宿本陣
 7・袋井宿から新居宿(袋井駅から新居駅) 47.6km (2011-3-30)
   袋井宿~ 袋井許禰(こね)神社 ~ 見付宿遠江国分寺跡 ~ 天竜川渡船場跡 ~ 浜松宿本陣 ~
   舞阪宿脇本陣 ~ 弁天島
 8・新居宿から赤坂宿(新居駅から名鉄長沢駅) 42.3km (2011-4-7)
   新居宿~旧白須賀宿 ~ 二川宿 ~ 吉田宿下地一里塚 ~ 御油の松並木 ~ 御油宿
   「静岡の東海道」まとめ

 9・御油宿から知立宿(名鉄長沢駅から名鉄豊明駅) 40.8km (2011-8-17)
   御油宿~藤川宿本陣 ~ 岡崎宿矢作橋 ~ 知立宿境川
 10・知立宿から佐屋街道津島宿(名鉄豊明駅から名鉄津島駅) 41.0km (2011-8-29)
   知立宿境川~鳴海宿 ~ 宮宿七里の渡 ~ 佐屋街道津島
 11・佐屋街道津島から四日市宿(名鉄津島駅から関西本線四日市駅) 34.6km (2011-9-6)
   津島~木曽川尾張大橋 ~ 桑名宿 ~ 四日市宿
 12・四日市宿から関宿(関西本線四日市駅~関駅) 33.9km (2011-9-8)
   四日市崇顕寺~石薬師宿 ~ 庄野宿 ~ 亀山宿野村の一里塚 ~  関宿
 13・関宿から水口宿(関駅駅から近江鉄道水口石橋駅) 32.8km (2011-9-10)
   亀山宿追分一里塚~坂下宿 ~ 土山宿 ~ 水口宿

東海道街道歩き再開
 14・水口宿から草津宿(近江鉄道水口石橋駅から東海道本線草津駅) 30.1km (2012-3-13)
   水口宿から横田の渡し ~ 石部宿 ~ 草津宿追分
 15・草津宿から京三条大橋(東海道本線草津駅から京都駅) 33.9km (2012-3-21)
   草津宿から建部大社 ~ 大津宿 ~ 山科追分 ~ 三条大橋

東海道まとめ

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南遠の塩の道

2016-10-05 14:00:00 | メニュー
  秋葉道と塩の道

 1・相良海岸から掛川   31.1km  (2012-10-2)
   相良海岸~相良小田宮明神 ~ 塩買坂 ~ 応殸教院 ~ 掛川塩町

 2・掛川から森・戸綿   16.2km  (2012-10-5)
   掛川から天浜線戸綿駅
   番外:戸綿駅~天方城跡~袋井駅   21.2km

 3・戸綿から秋葉神社下社   26.7km  (2012-10-8)
   戸綿~森町城下 ~ 三倉栄泉寺 ~ 大久保小学校跡 ~ 秋葉神社下社

 4・秋葉神社下社から西度大井橋   24.7km  (2012-10-21)
   下社~秋葉寺(しゅうようじ) ~ 秋葉神社上社 ~ 電波塔 ~ 八幡神社 ~ 西渡・大井橋
   上社から八幡神社までの道  

 5・西渡から水窪   15.8km (2012/10-31)
   西渡・大井橋~八丁(明光寺)峠 ~ 佐久間町立原 ~ 高根城入口 ~ 水窪中村旅館

 6・水窪から和田宿   30.9km (2012-11-1)
   水窪中村旅館から馬宿佐口家跡 ~ 足神神社 ~ 青崩峠 ~ 秋葉街道(廃屋を巡る道)降り口
   ~ 廃屋・宮下家 ~ 下和田・尾の島館跡