はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

ウォーキングシューズ 2

2015-06-20 12:01:03 | その他
          
                           ??ウォーキングシューズ

 5足目のウォーキングシューズはメーカー名が分かりません。これは近所のホームセンターの特売会で6割引きの2千台で
購入した靴で、一見頑丈そうに見えたので、2千円で歩き易かったら儲けもの、と購入しました。
しかし案の定 “安物買いの銭失い” で、靴の内部に固い個所があり、そこが足の甲に当たり痛みを感じてしまいます。
場所は靴の先端に横に筋が入っている所です。マメができるほどではないが、常に痛みを感じるので歩いていても気分が
落ち着きません。
しかも一見頑丈そうに見えた靴底も、数回履いただけでご覧のような減り具合ですし、表面も既に剥がれかかっています。
こうなると余り履く気にならず今では下駄箱の肥やし(?)状態です。

          
                          アサヒウォーキングシューズ

 「アサヒMedical Wwik EEEE 産・学・医 共同開発」 の商品札が付いていました。
この靴の特徴は靴底の踵部分の丸い羽根状の物が、膝への衝撃を分散し、且つ推進力を生むのだそうです。が実際に履いて
歩いても、そんな感じは分かりませんでした。
しかし幅広設計の4Eのため窮屈感はないし、しっかりしている割には重さも感じず不満はありません。
今はこの靴が低山歩き用になっています。既に大分痛んできているが何の支障も感じず使っています。

          
                          アサヒウォーキングシューズ

 これは6足目の靴と全く同じ物で、14、700円の値札が付いています。
この靴も妻が昨年の誕生日に、私に相談もなく買ってくれた物で、まだ一度も履いていない新品です。

 こうして改めて自分の靴を見て思うのは、自分がケチで発展性が無いという事です。靴底に穴が開きそうになっても、
足に痛みを感じても処分できないし、新品を購入する時は、以前と同じ型の靴になってしまう発展性のなさです。

 話は変わって
以前欲しかったウォーキングシューズは、靴の踵部分に星のマークが付いたワールドマーチのシューズでした。
退職後に入った歩こう会では、まるで指定靴のように多くの会員が、この星のマークの付いた靴を履いていました。
しかし値段を調べると、どれもが2万円台で、しかも靴が重かった事もあり諦めていました。
山の岩場やガレ場ならともかく、舗装された道を長距離歩くには重い頑丈な靴より、軽快で軽い靴の方が適していると
感じたからです。
 低山歩きでは殆どの場合ウォーキングシューズで支障は感じないが、先日歩いた大谷崩れのガレ場などは頑丈な
キャラバンシューズのような軽登山靴が欲しいと感じました。
ただ、このキャラバンシューズは手入れをしないと思わぬ障害に遭遇します。以前車で秩父34観音の遍路をした序に
両神山に登っていた時、突然靴底が破裂して穴が開いてしまいました。その時は予備の靴紐で残った靴底を縛って何とか
下山することができました。
後で調べるとキャラバンシューズの靴底に使っているビブラムは、手入れを怠ると破れる事があると出ていました。
当然その靴は諦めて処分し、新しい靴を購入したのですが、今度は歩いている時靴底がベラッと剥けてしまいました。
 原因は自分の手入れ不足と分かっているので、それからキャラバンシューズを買うのは止めています。

 

 今回ウォーキングシューズを紹介したのを機会に、靴底に穴が開きそうな物や、足に痛みを感じる靴の3足を処分し
新品の1足を下そうと決めました。



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 明日から2週間ほど、野暮用で家を離れるのでブログの更新ができません。

ウォーキングシューズ

2015-06-18 11:30:01 | その他
ハッキリしない日が続いていて出歩くのが億劫になっています。
何しろ最近は天気予報の降水確率が30%を越せば出歩かなくなってしまいました。
数年前までは大雨注意報が出ていても歩いていたのが嘘のようです。

 そんな訳でブログの材料が無くなった今日は私のウォーキングシューズを紹介しましょう。
妻によく 「下駄箱の靴を処分して」 と言われているけど無視していたが、今回改めて下駄箱を覗いて見ると
なんとウォーキングシューズだけで7足もあり、我ながらビックリ仰天です。

          
                         美津濃ウォーキングシューズ

 最初に買ったウォーキングシューズは秩父や四国のお遍路用の美津濃のウォーキングシューズでしました。
10年ほど前で値段は確か1万5千円程度だったと思います。
この靴は私の足に合っていて、四国遍路の1200kmを歩いて、マメが一ヶ所出来ただけでしたが、難点は側溝などの
金網の上や、濡れた石の上を歩くと、まるで氷の上を歩くように滑る事でした。
それでも気に入ったので次の靴も同じ形式でファスナーが付を購入しました。それが写真の靴で今でも現役で主に山道が
ない遍路や街道歩きに使っています。

         
                         ブリジストンウォーキングシューズ

 この靴は年中安売りをしていて4千円台で買える靴で、写真は同じ形式の5代目です。
ただこの靴は当たり外れが多く1足目は靴底が綺麗に減って底に穴が開くまで履いていました。気に入って買った2代目は
何故か靴底の踵の一部だけが減らず斜めになってしまったので、コンクリで擦って平らにして履きました。
3足目は同じ形式の靴で、踵部分に水の入った管があり、足に衝撃が少ないとの宣伝文句に惹かれて買いました。
だが、これが完全に誇大広告で、余り歩かないうちに管に穴が開き、歩く度に “ブス・ブス” と音がするようになった。
それを無視して歩いていると、今度は管が取れてしまいガクガクなるので処分してしまった。

それに懲りてと言うか、懲りずにと言うか、4足目は1足目と同じオーソドックスの靴を購入。これが当たりで靴底に穴が
開くまで履いてしまった。
当然5足目も購入し、今度はファスナーが付いた靴にしたのだが、これが大外れ。踵部分が片減りしてしまい非常に歩きづらい。
踵をコンクリで擦っても突起部分が硬く平らにならなかった。
仕方なくウォーキングでは使わず、専ら車を運転する時だけに履いていた。
それが先月浜松フラワーパークに行くとき履いて行ってしまい左親指を痛めてしまった。 これを機会にこの靴は処分します。

          
                         美津濃ウォーキングシューズ(通販)

 新聞の広告に載っていたアイフォーレ フリーウオークの “軽い” の宣伝文句に惹かれて初めて通販で購入した。
履いてみて確かに軽く歩きやすい。靴紐の着脱も簡単でウォーキングには最適だと思った。
だが暫くして靴底を見ると購入時同封されていた “靴の履き替えの目安は、ソール部分の溝が見えなくなった時” 状態に
なっていた。12、480円で購入したが耐久性を加味したら2・3万円になってしまいそうだ。
このウォーキングシューズは歩く距離の少ない人には向いているが、私のように長距離好きな者には向いていない。
 今は河川敷のマラソンコース専用に使っているが、穴が開く寸前で、逆に穴が開く事を楽しみに履いている。

          
                         美津濃ウォーキングシューズ(通販)

 1足目で私が 「軽くて歩きやすい」 と言ったのを聞いた妻が、私に黙ってもう1足購入していた。
何かのお祝いの時に受けてとったのだが、文句を言う訳にもいかず有りがたく貰っておいた。

 この手の美津濃のウォーキングシューズは、最近ジャパネットタカタでも売出していて、値段が7、800円とアイフォーレに
比べ6割程度も安くなっている。
これではアイフォーレの靴は売れないだろうと思っていたら、何とアイフォーレはウォーキングシューズの販売を中止していた。
今更値段を下げると、今までの値段は何だったのか文句を受けるだろうし、かと言ってそのままの値段では、他の製品まで高く
思われてしまいかねない。そこで仕方なく販売中止にしたのだろう。

アーア そんな割高な靴を2足も買ってしまった。


小笠山・六枚屏風

2015-06-14 11:22:34 | 低山歩き
歩行記録                                                          H27-6-13(土)
歩行時間:4時間10分   休憩時間:1時間25分   延時間:5時間35分
出発時刻:8時20分     到着時刻:13時55分
歩  数: 20、829歩(推定距離15.6km)    GPS距離14.2km
行程表
 掛川駅 1:00> 登山道入口 0:25> 六枚屏風 0:15> 小笠山 0:10> 小笠神社 0:30> 分岐 0:15> 林道合流
 1:10> 掛川駅 0:25> 掛川駅

                         小笠山・六枚屏風観歩記
 6月の知人との低山歩きで小笠丘陵の六枚屏風に行って来た。タイミングよく梅雨の合間で晴れたのは良かったが、
風がなく若し暑い日で、距離や標高は低くかったが高齢者には結構辛い歩きにになってしまった。

 月1回のこの低山歩きを始めて2年近くなるが、仲間を少しでも喜ばそう、感動させよう、興味を持たそう、と毎回別の
場所を歩いて来た。だが千葉山の杉の巨木を見ても、静岡空港で離着陸する飛行機を真下から見ても、海に浸食され
崩れ落ちそうな鉄道遺跡を見ても、はたまた眺めの良いと自負している場所に行っても中々感動してくれない。
歳と共に感動する気持ちや好奇心が無くなったのだ、と仲間を貶していたのだが、それが今回は違った。やっと興味を
露わに示してくれたのだ。

  
                                     六枚屏風

 その場所は小笠丘陵の六枚屏風です。
縦走路から一段下がった沢に下る道では 「こんな道を歩かせるのかやぁ」 と冗談半分に非難しながらも、入口に立つと
俄然興味深々となり 「中に入れるのか」「危なくないか」「上から何か落ちてこないか」 とか質問をしてきた。

 毎回事前に手渡すコース案内に 『今回のコースの目玉は、何と言っても「六枚屏風」です。幅60cm、高さ10m以上の
谷間が奥に続く六枚屏風は、長い年月を掛けて、沢が岩を削り作り上げた作品で、一見の価値があります。
以前は一部の人しか入る事の出来なかった所ですが、今は標識やロープも設置され、誰でも見学できるようになっています。
標高264mの小笠山ですが、地形が複雑に入り組み、切り立った崖や絶壁が各所にありますが、登山道は整備されていて
安全に歩くことができます。』 と書いておいた。

 六枚屏風の奥に入った皆の感想は 「高さは10mではなく15mはある」 「奥行きは30m位ある」 でしたが、「六枚屏風の
六枚の意味は分からなかった」
そうです。
感動しにくい年寄り連中が喜んでくれたのだから間違いはありません。初めて見た人は必ずや驚いてくれると思います。
是非一度行ってみてください。掛川駅からのコースは前回説明しましたので、こちらを参考にしてください。

          

 昼飯を食べていた小笠神社で気が付いた物があった。
つい最近まで世間を騒がしていた寺や神社に油を撒く事件。その痕跡らしきものが床や天井に点々と付いていた。
まさかと思うが多分間違いないだろう。前回3月17日に来た時は気づかなかったが、有ったのだろうか?

          
             アケビ                           ?

 まだ青く固いアケビが二つブル下がっていた。食べごろに来てもあるかな?

 遠くから見ると茶色の大理石のように見えるが何だろう? 近づいて見ると石ではなく茶色のビニールシートに包まれた
木の根っこのようだった。一体何のため? シートに貼ってあった紙には
「燻蒸処理済 平成27年度大知波外造林請負事業(衛生伐) 農薬の種類:NSC 燻蒸処理日6月1日」とあるが意味は
分からなかった。こんなのが3ヶ所に有ったが一体何でしょね。

 

 ゴールの掛川駅で掛川城のユリを見に行こうと誘ったが、賛同は得られず一人で行ってきました。
ユリは最盛期のようだったが、何か例年より花の数が少ない様に感じたが定かではない。

          

静岡県 山のグレーディング

2015-06-07 11:57:55 | ウォーキング
 先日、新聞の地方欄に 「登山道の難易度一覧表」 が掲載されていた。
これは中央日本4県サミット(静岡、山梨、長野、新潟)で山岳遭難防止の観点から、各県で登山コースの難易度表を作る事が
決定さた。静岡県では今回比較的登山者が多いとされる、計75山岳、82ルートの、雪がなく天気が良好であることを条件に
一覧表を作成し公表した。

   

 私のように山の素人は、山の標高で難易度を判断する傾向があるので、このような一覧表は目安になるので嬉しい試みです。
一覧表を見てみると、今年登った大札山は、何と最も楽なコースのA1とされていたが、コースが肩登山口からなので納得できる。
前回登った山伏は、日影沢と大谷崩ルートはそれぞれB3で天子・長者ヶ岳と同一レベルだった。
来週歩く予定の小笠山はどのルートも掲載されていなかったが、これは標高が200m台で余りに低いという事で除外されたのか。
そう云えば粟ヶ岳も載っていないが人気が無いのかな。
いつか歩きたいと思っている八紘嶺から大谷嶺は、ランクがB4と高くなっている。山伏と同じ程度と思っていたがそれより大変
なのだろう。心して挑まないと。
天城の天城峠~仁科峠はA3で、山伏と比べ体力的には同じだが技術的には楽とされている。なら私でも歩けるかと思うが、
問題は仁科峠からの下りが不安で実行できないでいる。その辺りは考慮されているのだろうか。
 この様なものが発表されると色々あげつらいたくなるが、随時登山ルートの難易度を見直すとあるのでヨシとしよう。

 静岡県庁HP「山のグレーディング」 を参考にしてください。


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 ひょうそうかと思った左足の親指は傷みも和らぎ、赤さも薄くなってきたので河川敷を歩いてみました。
しかし歩き終わり爪を見てみると、今度は爪の色が全体的に黒っぽくなっていました。
これは四国遍路で経験した爪の変色の初めかもしれないとネットで調べてみました。
「ツメが黒く変色してしまう症状として爪下血腫の可能性が上げられます。
指やツメに圧力を加えることにより、ツメの下に出血を起し、その後、出血した個所が黒く変色することがあります。
特にランニングなど、足に負担をかけることをを趣味にしている人に発症することがあります。
その他、足のサイズに合わない靴を履いていても、継続的に圧力を加えることになるので、同じような症状を引き起こす
ことがあります。いずれ黒く変色した爪は剥がれ落ち、再生するのが一般的です。」


左程気にする事は無さそうだが暫くおとなしくしていようと思っています。
来週の土曜日は近所の人と小笠山の六枚屏風を予定しているので、そのときまでに治さないと。


新しいザック

2015-06-04 11:45:26 | その他
 今まで使っていたザックが大分くたびれてきて、ポケットやネットの部分がほつれてきたり、日に当たって
色が褪せてきている。だが使う分には何ら支障はないので、このまま最後まで使う積りでいた。
ところが年に1・2回ザックを洗ってくれる妻に言わせると 「見っともない」 のだそうだ。
服装や道具に拘りのない私には、何が見っともないのか理解できないが、誕生日祝に買ってくれると言う
なら反対する事もない。と、スポーツ屋に向かった。

                 
           Laterra(ラテラ)40L                       Millet(ミレー)27L

 今まで使っていたザックを紹介します。
左は四国遍路に行くときに購入したザック、Laterra(ラテラ)40Lです。このザックを背に雨の日も風の
日も1日も休まず36日間四国を歩いてきた思い出深いザックです。
中でも一番の思い出は、遍路22日目、伊予内子町から中札所44番大宝寺に向かう雨の日でした。
その日は朝からの本降りの雨が夜まで続き、しかも途中には札所が一ヶ所も無く、只々雨の中を歩く
一日でした。
宿に着き玄関でザックを下ろし、ザックカバーを外すと、カバーの中は雨水がいっぱい溜まっていて、
ザックの中の物はビッショリ。その後は一苦労してしまいました。
(HP参照: 四国八十八ヶ所霊場巡り→伊予編→22日目ザックは水浸し)

 四国では大いに活躍したこのザックでしたが、その後のウォーキングや日帰り低山歩きには余りにも
大きすぎ、活躍の場は専ら蕨採りの時だけになってしまっています。

 ウォーキングや日帰り低山歩き用に買ったのが Millet(ミレー)27L です。
日帰りには手頃の大きさで、その後の歩きは全てこのザックと一緒でした。ただ弱点は冬場に雨合羽や
防寒具を入れると一杯過ぎて物の出し入れが面倒だった事くらいです。
夏に使うと汗から出た塩分で、白い染みができ、汚くなってしまうが、知人から洗濯機で洗えると聞いて
からは、その染みも無くなりました。

                    
                          MAMMUT(マムート)30L

 今回購入したのが 「MAMMUT(マムート)30L」 。今まで使っていたのが27Lで、これだと冬場小さく
感じた事もあったので、それよりも一回り大きい物。そしてGPS距離計を背中のポケットに入れるので、
背中にポケットがあり、かつ蓋はGPSの感度の事を考量してネットかメッシュである事。
まだある、例のザックカバーはザックに取りつけれられている物がいい。これが別売りだと、忘れたり、
しっかりセットできなかったりして中々面倒だ。そして予算は1万5千円まで出して呉れるという。

 最初地元のジャンボ白鳥で見つけたのが MAMMUT(マムート)30Lだった。しかし値段が2万2千円と
大幅に予算を越えていたので、あえなく候補脱落。
次に地元のアルペンにも行ったが手ごろな物件は無かった。

 私用で静岡に行く用事があり、序に寄ったジャンボ白鳥で見つけたのが、やはりMAMMUT(マムート)
30Lだった。ただ藤枝では 「2万2千円」 だったのが、静岡では 「2万円」 になっていた。
しかしこれでもまだ高すぎる。更にザックを選り分けていると、同じMAMMUT(マムート)30Lなのに値札が
「1万7千円」 となっているのを見付けた。
店員に確認すると 「春、値札を交換したが、その時漏れてしまった物」 と言ってザックを下げてしまった。
他に手頃の物も無く諦めかけた頃、先程の店員が来て 「今回に限り値札の値段でも構いません」 と言って
ザックを置いて行った。
サーどうしよう、藤枝では2万2千円の物が、ここでは5千円も安い1万7千円で買える。魅力は魅力だが
まだ予算オーバーだ。だが我家の大蔵大臣は野党の予算委員よりも脇が甘く、私から追加料金を取る
事なく決裁してくれました。

 これでMAMMUT(マムート)30Lは私の物になりましたが、疑り深い私はまだ考えていた。
あの時店員は “今回に限り安くする” と言ったが、ザックを置いて立ち去ってしまった。と、なると私らが
買わなかった時は、ザックはそのまま売場に残る事になる。すると次の客がこのザックを選べば、値札の
値段で売る事になる。これはもしかすると型落ち商品かもしれない。あるいは欠陥商品か。
丁寧に2万円の商品と見比べるが違いは分からない。
結局型落ち程度なら安い方が良いし、まさか欠陥商品を売る事は無かろうと買う事にしました。

 高々3Lしか違わないのに収納容量は大幅に増え、雨合羽を持たない時は大きすぎて恰好が付かない
状態になってしまいます。仕方なくそんな時は今までのザックで出かける始末です。

日帰り低山歩きだけの私には少々大袈裟な買物のようでした。


 私の誕生祝はザックでしたが、妻の誕生祝のお返しは、 「浜名湖フラワーパーク」 と袋井にある
日帰り温泉 「和の湯」 行ってきました。

 フラワーパークの入園料は季節変動制とかで、その日は800円でした。夏の頃は無料になるとか。
これも無料の浜名湖ガーデンパークが出でき、客足が鈍ったからでしょう。
私どももガーデンパークが出来てからは、フラワーパークには来た事がなかったが、変動制料金なら
いいなと思ったが、私が行った5月29日は丁度端境期なのか、大した花はなく800円は高く感じました。

 袋井の和の湯は入湯料は千円でしたが、誕生日だったので無料券1枚が貰えました。儲け!
でもフラワーパークも和の湯も私は入場料は払っていません。昼の食事代を? イエイエそれは妻が
弁当を作り、フラワーパークで食べました。では何が誕生祝か?
今の言葉で言えば “アッシー君” ですか。それが私からの誕生祝でした。


 妻の誕生祝をケチった所為か罰が当たってしまいました。
たった5kmしか歩かなかったフラワーパークなのに、左の親指が赤く腫れあがり熱もあるようです。
夜寝るときは布団の重みで親指が痛く、上向きに寝れず横向きで寝る始末です。
妻に言わせれば “ひょうそう” だとか。今日時点では赤みも薄くなり傷みも無くなってきましたが
丁度梅雨入りの季節なので、おとなしくしていようと思っています。

西日影沢・林道迷走

2015-06-01 16:45:58 | 低山歩き
歩行記録                                                          H27-5-23(土)
歩行時間:2時間05分   休憩時間:0時間15分   延時間:2時間20分
出発時刻:5時30分     到着時刻:7時50分
歩  数: 11、711歩(推定距離8.4km)    GPS距離8.4km
行程表
 西日影沢P 0:05> 林道ゲート 0:20> 山の神分岐 0:45> 林道終点 0:55> 西日影沢P
                                 西日影沢林道迷走記
          
                       林道ゲート                              山ノ神分岐

 出発時は寒くて腕まくりをしていたシャツの袖を伸ばして歩き出した。
登山道入口は駐車場から5分程度の所にあるらしいので、沢の橋を渡る頃から注意しながら歩いていると、右側山手に
「山火事用心」 の赤い垂れ幕と、林道の前方にはゲートが見えていた。
垂れ幕の下には白い看板も建っていたが、土砂崩れの危険地帯を表した物だったのでそのままパスしてゲートに向かった。
駐車場から丁度5分だったので、このゲートが登山口なのだろうと判断して、閉まっているゲートの横の踏み跡を辿り反対側に
出る。人気のある山伏にしては踏み跡が薄いと思ったが、きっとゲートが開いている時もあるのだろうとそのまま林道を進む。
登山道入口の先が林道?? 多分山道の入口がすぐあるのだろうと、右手の山側を注意深く見ながら歩く。
5分歩いても山道の入口は出てこない。10分歩いても出てこない。だいたい登山道入口の先の道が林道で有る分けはない。
など考えるが、ゲートの横の踏み跡から山道は延びていなかった。ゲートから先はそれこそ注意深く見てきたので入口を見落とす
事はない。そうなるとゲートより手前に山道の入口はあったのか。だが、有ったのは火の用心の垂れ幕だけだった。
とすると沢の手前になるが、あの辺りは駐車場から近かったので注意が散漫していた。きっとあの辺りに入口があったのだろう。
 そんな判断をしたのだが、今朝は予定時間より1時間半も早く歩き出していたので時間は余裕があり、入口が無ければ戻れば
いいと気楽な思いがあった。

 アレー橋を渡った覚えはないのに、いつの間にか左側にあった沢が右側になってしまった。しかも谷底ははるか下の方だ。
もうこうなれば100%入口を見落としたと分かったが、逆にここまで歩いて来たならこの先も確認したくなった。若しかして
別のルートの入口があるかもしれないと淡い期待も少しあった。

 駐車場から25分も歩いた所で林道は分岐していて、右の谷側に 「山ノ神」 、山側に 「西日影」 の表示があった。
沢越えは既に無いと決めていたので、西日影方面に行けば、西日影沢の源流近くに行くであろうから稜線の出る可能性が高い。
と西日影に向かった。

     
           連続する堰堤             林道の土砂崩れ                  稜線近くの擁壁
       
 対岸の支流の沢に連続した堰堤が見える。11,12と数えるが分からなくなってしまう。こんなに連続した堰堤を見るのは
初めての事だが、大谷崩のほうはもっとすごいのだろうかと期待が膨らむ。(残念ながら大谷崩れでは堰堤は見えなかった)

 西日影方面に向かうと林道に土砂が落ちていた。歩くには支障はないが車は通れそうもない。ここから先は何ヵ所も土砂に
塞がれている所があり、どうやらこの道は今は使われていないようだった。

 沢の本流が高度を増してきて、林道が堰堤の近くで大きくUターンをしていた。堰堤の上には本流最後の擁壁が見えているが、
この道は果たしてあそこまで続いているか? 若干不安はあるがこうなったら行ける所まで行くしかない。

     
       近付いてきた擁壁               最後の擁壁の下                乗車式モノラック

 Uターンをした道は再度大きく曲がって沢を右にして登って行く。
ここまで谷側には路肩注意のピンクのリボンが幾つも付いていたが、前ある真赤なリボンは山側で、しかもそこには木で土留めを
した階段状の山道があった。多分これは稜線に行く山道だろと思うが、標識は無い。
ここを登ってもよいが、もっと高度を上げた林道終点からも道もあるだろう。その方が楽そうだ。と前進する。

 上に見えていた擁壁は徐々に近づいてきて、駐車場から1時間40分ほどでようやく右側の擁壁下に着いた。
写真ではそのまま擁壁を登れそうだが、飛んでも八分。実際の傾斜はきつく、上から命綱でも無ければ登ることも、下る事も
来そうにない。
林道はその擁壁の下通過して続いている。これで西日影沢を左岸に渡った事になるのか。そこにはプレハブの現場事務所や
乗車式モノラックがあったが人の気配はない。
イエ、人の気配どころか浜砂を巻いたような林道の上には動物の足跡が一杯付いていた。鹿と思われるものが一番多かったが
それより一回り大きいのは熊だろうか。そう云えば駐車場の近くに 「熊注意」 の看板があったが、若し熊が出たら・・・・・・
考えてもどうしょうもない事を考えても仕方ない。でも何となく薄気味悪く感じてきた。

 
            林道終点の先に作業道が                        林道終点からの景色

 次の擁壁下を過ぎた所で林道は終わっていた。そしてその先から尾根に向けての道がついていた。
だがその道の入口には 「作業通路」 の看板が立っている。確かに道はしっかり付いていて、山道ではなく多くの人が通った
道のようだ。ここでまた思案六筒に入ってしまった。
 朝1時間半早い出発だったが、既に歩き出してから1時間45分も過ぎている。もうこれ以上無駄な時間を過ごすと山伏と
大谷崩周回を歩く事ができなくなる。いや山伏往復すら怪しくなってしまう。
これで作業通路の看板が無ければ登って見るのも良いが、看板がある以上山道の確率は低い。と、結局弱気が勝って、来た
道を戻る事にした。

 東の方角が開けていたが、何処が何処やら見当もつかない。多分見えている楼線が山伏に続く尾根だろう。

     
                         山伏・大谷崩航空写真(YAHOO!)

 大きな擁壁が2個続いた場所は山伏から大谷崩の新窪乗越に行く途中、木陰の間に見えたが、若しあれがそうなら随分
高所まで歩いた事になる。そこは稜線に近くて戻るよりも、登った方のがよっぽども近そうに見えた。
ヤフーの航空写真にそれらしき擁壁があったので写しておきました。多分そうだと思います。

        
                                「安倍山系 中」略図より

  家に帰り 「安倍山系・中」(松浦理博著) で確認すると、私が歩いた林道から稜線に山道が伸びていて、しかも2ヶ所の
入口がある事が分かった。その1本は林道終点から延びている道で、どうやら作業道と書いてあった道のようだった。
ウーンあの時作業道を登っていれば山伏には近かったのにと悔しくなってきたが、略図をよく見ると 「牛首」 の方にも続いている。
牛首といえば、山伏手前の分岐に 「牛首から西日影沢のコースは非常に危険です」 の看板が建っていた。
神は私を助けてくれたのかなと、更にネットで牛首を調べると、矢張り私にはとても手に負えるような道ではなかった。
助かったー! これも遍路で神様・仏様など八百万の神にお詣りしているご利益なのだろう。ありがとうございました。

 
        アレー?ゲートより手前に駐車場が見えた                    登山道入口があった

 帰り道はこれからどうするかで頭が一杯になり、途中に有る筈の山道への入口を見逃してしまった。これも後で考えれば神の
助けで、山道に入っていたらどうなっていたか分からない。良かったなー。

 さてこれからどうしよう。もし登山道入口が分からなければ、大谷崩の駐車場に行き大谷嶺に登ろうかとか、入口が分かったら
周回コースはどうしよう? 山伏往復にするかなど考えながら下った。
またいつの間にか沢が左下から右下に変わっていた。更にビックリしたのは下に見える沢の横に駐車場が見え、しかも私の車も
見えている事だ。沢の流れはと、見ると水は・・・・・ 下りの林道は何と沢を遡る方向に向かっていた。
頭がこんがらがり方向感間隔が狂ってしまったが、家に帰り地理院の地形図を見て、沢の向きは納得できた。だが理解できない
のは沢越えは1回橋を渡っただけなのに、地形図では2回渡るようになっていた事だ。しかも西日影沢の本流は今私が歩いた
林道下の沢ではなく、最初に渡った橋のある小さ目な沢になっていた。
今更考えても仕方ないので、次回山伏に行くときは再確認してみよう。

 ゲートを潜り山火事用心の垂れ幕の方を見ると。何と!何と! 標識が建っているのが見えた。
あの標識なら登山道入口に間違いはない。アーアァ!2時間20分の大迷走だった。