はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

藤枝ハイキングコース案内NO19

2017-06-30 16:38:59 | 低山歩き




                                                    ↑藤枝市HPより(一部変更) ********************************************************************************

          1・焼津側の三輪神社入口バス停                           2・山辺の道起点
 
 1・ 焼津駅南口で焼津岡部線に乗車するか、藤枝駅前から中部国道線岡部支所前で焼津岡部線に乗換えて三輪神社入口で下車。
    どちらもバス停は三輪神社となっているが神社は神(みわ)神社です。
    神社は県道の西側にある鎮守の森の横の道に入ります。途中鳥居のある入口もあるが更に進み右に行った所が参道です。
 2・ 神神社入口には、これから歩く 「山辺の道」 起点の表示があります。このコースは以前はスタンプラリーになっていましたが、
    今やスタンプのインクが切れていたり、スタンプすら何処にあるのかも分かららない所もありスタンプは押せません。

              3・神(みわ)神社                                4・雷井戸
 
 3・ 延期式内 神(かみ)神社 大和国大神(おおみわ)神社の祭神 大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀ってています。
 4・ 神社に落ちた雷が反省するよう井戸に押し込めてから出してやると、以後神社には雷が落ちなくなったとか。

              5・三つ鳥居                                6・三つ鳥居
 
 5・ 大神神社と同じ三つ鳥居は静岡県内では珍しい鳥居です。普段はこの場所からしか写せません。
 6・ たまたま境内の大掃除の時、許しを得て中に入れてもらいました。しかし鳥居の先にはいけません。

              7・県道まで戻り横断                                8・十輪寺墓地入口
 
 7・ 十輪寺は県道まで戻り県道を横断して左に曲がります。
 8・ すぐ墓地の入口があるのでそこを入ります。

              9・三角点登り口                                10・三角点
 
 9・ 三角点は墓地の左にある 「鎮守山もくれん小径」 の札の所から登ります
10・ 四等三角点 「堂殿」 標高38.9m

                      11・鎮守の森                                 12・十輪寺
          
11・ 標高39mと低い割には眺めが良く、神神社の森も見えている。(2017年 鎮守の森の整備再生事業中)
12・ 三角点から十輪寺が見えます。

                  13・木蓮の寺 十輪寺                              14・木喰仏
           
13・ 十輪寺は別名 「木蓮の寺」とも呼ばれ、毎年3月にお祭りが行われます。
14・ 十輪寺は日本各地に仏像を残した僧・木喰上人が彫った仏像・木喰仏の子安地蔵と虚空蔵菩薩が安置されています。
    この仏像は別名 「微笑仏(みしょうぶつ)」 とも云われ、丸い顔に優しい笑みをたたえた温和なものが特徴です。
    本堂に安置されている仏像は自由に参拝できます。

              15・金毘羅さん登り口                            16・展望台からの景色
 
15・ 十輪寺本堂を出て右に行き、道に出たら右に登っていくと金毘羅さん入口の案内がある。
16・ 山頂の広場には金毘羅神社や鉄管の展望台が設けられています。展望台からの眺めは先程の三角点と同じようですが
    北西に方向にある潮山が良く見えます。   

                17・丁字路                                 18・防火用水
 
17・ 金毘羅さんを下り、道なりに行くと丁字路に出ます。そこを右に。
18・ 丁字路を曲がった先にある防火用水の所を左折します。

              19・薬師堂(興福寺)                                20・石 仏
 
19・ 聖徳太子作と言い伝えられている薬師如来が本尊の古い寺で、神神社が創基されたとき一緒に祀られたとされています。
20・ 境内の祠には線刻石仏やオシャレ地蔵が祀られていました。

              21・来た道を戻る                                22・常夜灯
 
21・ 薬師堂から来た道を少し戻ります。
22・ 左に自然石の立派な常夜灯を見ながら、その先の標識のある橋を渡ります。

                    23・ヘアピンカーブ                              24・竹林の農道
          
23・ 三叉路に出たら鋭角に曲がる急な上りの道に入ります。
24・ 農道の両側の斜面には竹がビッシリ。石垣に垂れ下がったスイカズラが甘い匂いを発散しています。

              25・タンクが見えた                                26・タンク
          
25・ 山辺の道は、あのタンクの所を通っています
26・ 何があるわけではないが、行ってこいの道をタンクまで往復します。

                27・丁字路                                   28・丁字路
 
27・ 景色が見える丁字路を右に曲がる。
28・ 突き当ったら左。

               29・すぐ右に                                30・東の谷の庚申塔
 
29・ 左に曲がったら今度はすぐ右に。
30・ 曲がり角には東の谷の庚申塔がある。

              31・正面にブロック壁                             32・常昌院(兵隊寺)
 
31・ 正面がブロックの石垣に出たら右折する。常昌院の帰りは石垣の道を登ります。
32・ 左に常昌院の門柱が見える。

                33・兵隊像                                  34・兵隊像
 
33・ 常昌院は兵隊寺とも呼ばれ、日露戦争で亡くなった志太郡下の英霊224体を祀ってあります。
34・ 兵隊像には一体一体に住所氏名の書いた名札が立てかけてあります。

              35・来た道を戻る                                36・化粧石の石畳
 
34・ 常昌院を出たら来た道を戻り、ブロックの石垣の所を鋭角に曲がり石畳を登ります。
35・ 化粧石の石畳を登っていくと山辺の道の案内板が建っています。

            37・上に出たら次は下る                           38・みかん山の上の道
 
36・ 石畳を登り稜線の農道に出たら、その農道を横断して下る道に入る。(写真は少し見にくいです))
37・ 下りの農道の下のミカン畑はふるさとみかん山です。

              39・ふるさとみかん山                             40・和田の地蔵さん
 
38・ 岡部町時代に作った 「ふるさとみかん山」 ですが、今は余り手入れもされていません。
39・ ふるさとみかん山の四阿の近くに石仏が祀られています。昔は寺の参道だったと案内されています。

              41・標識は無いが左折                           42・遠くに標識が見える
 
41・ お地蔵さんを見たら農道に戻って老人ホームの横を下ります。標識のない三辻に出たらネットに沿って左折します。
42・ 三辻を曲がると次の角の標識が見えます。そこを右折します。

              43・南陽寺入口                                 44・南陽寺
 
43・ 標識が無い道を道なりに進み、不安を感じる頃に左手に南陽寺の案内板が見えてきます。
44・ 曹洞宗・神谷山南陽寺。

                         45・鬼 瓦                            46・不動明王の線刻石仏
          
45・ 立派な鬼瓦です。小太りで小柄な鬼が睨みを利かせている格好は何処か愛嬌があります。
46・ 山の上から下ろして祀った不動明王の線刻石仏。この辺りでは余り見かけない不動明王の姿をしています。

               47・南陽寺前                                 48・石畳へ
 
47・ 南陽寺を出たら標識は無いが左折します。
48・ また化粧石の石畳に入ります。

              49・急な石畳                                50・農道を曲がる
 
49・ 近道らしき山道もあるが石畳を登っていくと簡易ベンチもあります。
50・ 農道に出たら左に鋭角に曲がります。

             51・国1バイパスが見える                           52・立石神社入口
 
51・ 農道の高台に出ると、これから向かう国王1号のバイパスが見えてきます。道はすぐ下り坂になります。
52・ 立石神社の鳥居が見えたら鳥居を潜って階段を登る。

              53・長い階段                           54・立石神社本殿
          
53・ 立石神社には長い階段を登らなければなりません。
54・ 長い階段の一番奥には、流造特有の大きな庇が曲線を描きながら延びる屋根を持った本殿があります。

              55・北のピ-ク入口                           56・最初の鳥居に戻る
 
55・ 本殿の反対側には境内社の 「古毛利神社」 が祀られています。
    この社の左側からは、北のピークや池の台、富士見峠経由の行く高草山コースが始まっています。
56・ お参りが終ったら参道を一の鳥居まで戻ります。次の多福寺へは直進します。

                    57・常夜灯を右に行く                            58・内谷の常夜灯
          
57・ 神社から道なりに右に曲がってくると、生垣の槙の上から常夜灯の笠の部分が見えてい増す。そこを曲がります。
58・ 興福寺近くで見た常夜灯と同じく自然石の常夜灯です。高草山山麓に他にも石脇城跡にも同じような常夜灯があります。

                59・左 折                                  60・多福寺入口
 
59・ 常夜灯の横の小路に入り、標識は無いが最初の辻を左折する。(直進しても行けます)
60・ 国1バイパスの横の道に出ると右方向に多福寺が見えている。

           61・多福寺の石仏              62・多福寺の石仏                63・多福寺の石仏
      
61~63・ 特に見る物もない多福寺。

              64・来た道を戻る                                65・ガードを潜る
 
64・ 多福寺を出たら来た道を少し戻って、更にバイパスの側道を進む。
65・ 山辺の道の標識のあるバイパスのガードを潜る。

              66・最後の坂を登る                                67・直進します
 
66・ ガードを潜ると最後の坂らしい坂が待っています。登り終えた所の分岐は直進です。
67・ 下りだした最初の分岐は標識に従い直進します。

              68・下の道を行く                                69・稲荷神社展望台
 
68・ 標識は無いが車止めのある下の道を行きます。
69・ ベンチの先に稲荷神社があります。道路に散った黄色の花はヤマブキでした。

             70・大岩稲荷神社                              71・展望台からの眺め
 
70・ 立石神社に続き、今度は大岩神社。見た目には分かりませんが、この辺りに岩場があるのでしょうか。
71・ 同じような眺めですが、ここが最後です。

              72・階 段                                73・光泰寺入口
 
72・ 先程の分岐に車止があった理由が、この階段で分かりました。
73・ 階段を下れば光泰寺の境内です。

                      74・光泰寺                              75・木喰仏
    
74・ 元は高草山の山上にあった真言宗の寺が江戸時代になってこの地に移り、曹洞宗になったそうです。
75・ 光泰寺のも木喰上人の木食仏(微笑仏)二体が祀られています。

                 76・観音堂                                 77・穴地蔵
 
76・ 本堂の左側にある観音堂には西國三十三観音が安置されています。
77・ 観音堂の左の薬師堂の裏手には、洞窟の中に地蔵菩薩、釈迦如来と役行者が祀られています。

                78・忠霊塔                                79・地蔵前を右折する
 
78・ 薬師堂から下に下ると忠霊塔が建っています。
79・ 忠霊塔下の三辻を右に曲がり山裾を進みます。三辻にはお地蔵さんが祀られています。

                 80・左 折                                81・右 折
 
80・ 最初の突当りを左折します。
81・ 駐車場に突き当ったら右折します。標識はありません。

               82・81の角です                                 83・うついち公園
 
82・ 駐車場の所を曲がります。
83・ うついち宿公園ですが名前の謂れは何でしょうか?。

              84・細い道に入る                                85・路地裏の道
 
84・ 東海道に合流する手前で路地裏の道に入る。
85・ 歩くのが申し訳ないような路地裏の道。

              86・突当りを右折                                87・正応院山門
 
86・ 参道に突き当るので右折します。
87・ 最後の寺・正応院山門。今回唯一の日蓮宗のお寺です。

            88・緑の中の多宝塔                             89・多宝塔
          
88・ 手入れがされた境内の植木に冴える多宝塔。
89・ 「駿河路唯一の多宝塔」と紹介されていました。

              90・東海道を右折                            91・東海道にあった格子の家
 
90・ 藤枝市のハイキングコースは正応院を出たら東海道を左折し、さらに次の交差点の右先の旧国1にある “小坂バス停” が
    ゴールに設定されています。しかし少し先には東海道岡部宿の旅籠だった 「大旅籠柏屋」 がありますので、折角ですので
    そこをゴールにした方が良いでしょう。なので正応院から東海道に出たら右折します。
91・ 東海道の岡部宿とはいえ面影は殆どありませんが、こんな格子の家がありました。

              92・姿見の橋                                93・旧国1に合流
 
92・ 小野小町が東国に下るとき我が身を映した橋だそうです。
93・ 東海道は旧国道1号線に合流します。現在の国道1号線は先程潜ったガードです。ここを右折します。

              94・岡部宿柏屋前バス停                           95・岡部宿公園
 
94・ 今回のゴールはこの 「岡部宿柏屋前バス停」 にしたいと思います。でもその前のもう少し先にある大旅籠柏屋に向かいます。
95・ 岡部公園の隣に以前は無かった建物が見えていました。

              96・岡部宿本陣址                                97・大旅籠柏屋
 
96・ 公園の横には新しい施設 「岡部宿本陣址」 があります。ギャラリーなどもありますが入場は無料です。
97・ その本陣址の内部から隣の 「大旅籠柏屋」 にも通じています。柏屋も建物にあがらなければ無料です。
    柏屋の見学が終ったら東海道のもと来た道を戻り、岡部宿柏屋前バス停がゴールです。

  最後に山辺の道の概略図を案内しておきます。           山辺の道概略図1
               
                                   山辺の道概略図2
        

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景  色 = ★★     素晴らしい景色ではないが、高台から岡部や藤枝の街並みが何度も見えます。
登山道 = ★★★★★ 十輪寺横の三角点や金毘羅さん以外は舗装路がです。
道  標 = ★★★★  神神社からのコースならほぼ道標はあるが、逆コースだと悩みそうな場所もあります
見  所 = ★★★★  チェックポイントが見どころになっています。。
総  評 = ★★★★  ウォーキングとしては最適なコースですが、以外にアップダウンはあります。
難易度見直し =   中級となっているが初級でいいと思います。


   
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藤枝ハイキングコース案内NO5

2017-06-27 11:36:08 | 藤枝ハイキングコース




                                                    ↑藤枝市HPより(一部変更)
  ※新ガイドブックで従来の菩提山コースに椿山が追加されました。    ********************************************************************************

              1・上滝沢バス停                                2・椿山農道入口
 
 1・ ガイドブックには上滝沢までバス利用となっているが、上滝沢に午前中に着くバスは休日の11時台が1本だけです。
    そのためバスを利用するならゴールでもある中山バス停から歩くしかありません。
    (中山バス停から上滝沢バス停までは県道歩きになるので YAHOO! の地図で案内します)
 2・ 上滝沢バス停から7・8分で左へ延びる椿山への分岐点に出ます。分岐には標識があるが見にくいので注意してください。
    直進は桧峠に直接行く道で、これでも一応県道215号線です。

              3・景色が見えてきた                                4・コアジサ
 
 3・ 農道を登りだすとすぐ茶畑が始まり視界が開けます。これから行く菩提山も見えているでしょうが、よく分かりません。
 4・ 春になると農道脇には色々な花が咲きだします。中でもコアジサイは5月下旬になるとあちこちで青い花を見せてくれます。

                5・給水施設                                  6・ウツギ
 
 5・ 所々に分岐はあるが紛らわしい所には標識が建っています。標識が無い所でも基本的に上に向かう太い道を進みます。
 6・ 花はコアジサイ以外にもササユリ、ナルコユリ、ホウチャクソウ、マムシグサ等々咲いていて楽しませてくれます。

                7・分 岐                                    8・作業小屋
 
 7・ 8・ 花が咲いていれば気分も紛れるが、夏の暑い盛りは苦労しそうな道です。

              9・ヘアピンカーブ                                10・キイチゴ
 
 9・ このヘアピンカ-ブになれば 「開拓の礎」 はもうすぐです。
10・ 美味しそうな木苺がなっていました。ごちそうさまです。

                11・やっと展望地に到着                              12・開拓の礎
          
11・ 今日のコースのハイライトでもある開拓の礎の展望地に到着です。
12・ いつの時代の藤枝市長でしょうか、松野輝洋氏が揮毫しています。

                                13・椿山からの富士山
     
13・ ここからの富士山は藤枝市の 「富士山ビューポイント」 には選ばれていないが、中々の眺めです。

                                 14・志太奥の山
     
14・ 瀬戸川右岸の志太奥の山が見えています。
    他に双子山、経塚山、清水山、駿河湾、高草山、満観峰、烏帽子形山等見えますが、いい写真が撮れたらアップします。   

              15・まだ上りは続く                              16・分岐を過ぎても…・・
 
15・ 展望地の開拓の礎は山頂ではないので、まだまだ上りは続きます。
16・ 春ともなると山の斜面では茶摘みも行われる。分岐点にあるのは茶葉の入った袋です。

              17・三角点のある空家                               18・三角点
 
17・ 緩やかな上りの途中の左の林の中に、三角点が空家の庭にあります。
    三角点は左の林の中への道に入ると、またすぐある分岐を右に入った所に山荘があります。
    その山荘の左側の庭に三角点はあります。(途中に 「山小屋」 の表示があるが、そこではなくもう少し上です)
18・ 三等三角点 「家山」 標高484.34m。

              19・椿山山頂標                                20・下りになった
 
19・ 三角点を見終わり林道を少し行った所に椿山の山名標はあるが、何とも山頂らしからぬところです。
20・ 下りになる道は県道に合流するまで続きます。この辺りも色々な山野草が咲いています。

                       21・カシスの畑                             22・マムシグサ
          
21・ 聞きなれないカシスの名前だが、この実を収穫して果実酒 “姫のみ” を造るそうです。
22・ 名前も形も不気味なマムシグサです。

              23・さてどちら?                              24・標識も分かり難い
 
23・ 水平の道に合流したが、さてどちらに行くのだろう。
21・ 右の草陰の中に標識はあるものの、桧峠は下を指しているので右か左か分かりません。
    ここは左に曲がってください。

          25・虫取り撫子とオオキンケイギク                        26・太めの林道遭遇
 
25・ 明らかにこの辺りの山野草ではない花が咲いていた。茶農家の人が植えてくれたのだろう。
26・ 合流部を左に行けば島田の伊久美川方面で、桧峠は右に行きます。

              27・県道合流                                28・県道を上る
 
27・ 道が上りになると県道に合流します。
28・ 合流部は藤枝と島田の境で、左に島田市、右下に藤枝市の市標が建っています。
    桧峠は県道を直進気味に登っていきます。

              29・地蔵堂が見えた                             30・桧峠の地蔵堂
 
29・ 前方左に見える背の高い建物が桧峠の地蔵堂です。
30・ 地蔵堂には寛仁元年(1017)の大津波で流れてきた地蔵尊を祀ってあります。
    地蔵堂の中には桧峠にまつわる新聞記事などを展示してあります。

              31・桧峠を右に曲がる                            32・下の農道を行く
 
31・ 地蔵堂を過ぎた分岐を右に曲がります。この標識には桧峠の名前は無いが道路の反対側の新しい標識には書いてあります。
    地蔵堂の裏からも行けます。
32・ 民家をグルリ回るようにして農道に入ると道が分岐しているので、下の道を進みます。
    標識は分岐点に倒れています。

              33・墓地の横の道                                34・椿 山
 
33・ 集落の墓地でしょうか “石神” さんの名字が多いようです。
34・ 右側には今歩いて来た椿山が見えています。

                35・直進です                                 36・左に曲がります
 
35・ 36・ 標識があるので迷う事はありません。

              37・桧峠の茶畑                                38・右に曲がる
 
37・ 後ろを振り返ると桧峠の集落が見えていた。
38・ 茶畑の間を右折して苔の道を行く。

              39・山道入口の分岐                           40・サーどちらに行こう
 
39・ 苔の道が終ると林の入口に標識が建っている。
40・ 標識の所を右に登れば 「ゆるやかな道」 で、直進する道は 「ちかい」 となっているが、ウーン本当でしょうか・・・・

                41・標識を見落とさないで(ちかい道)                   42・窪んだ道(ちかい道)
          
41・ 標識はあるが見落とさないように。直進する道は平らなので引き込まれやすい。
42・ 「ちかい」 道の大部分は林の中の道で、沢状に窪んでいて落葉が溜まり柔らかく足に優しいが暗い。

           43・椎茸の榾木(ゆるやかな道)                     44・明るい道(ゆるやかな道)
 
43・ 「ゆるやか」 な道の方には標識は無いが(?)上に向かって行けばよい。途中は椎茸の榾木の中を歩きます。
44・ 林の縁を歩くので明るく、雑木林越しに山も見える。道は固く下りは滑りやすそうだが上りには支障はありません。

              45・ここで合流                                  46・少し花が
 
45・ 合流部の標識には “ちかい・ゆるやか” の表示は無いので自然に 「ゆるやか」 な道に入ってしまいます。
46・ 林の中にはコアジサイが目立つが、他の花は少ないようです。


          47・雑木林の道                48・ガレた道                  49・植林の道
     
47~49・ 雑木や植林の道は歩きやすく、たまにガレた所もある。

                 50・三角点入口                               51・三角点
 
50・ 林の中に三角点の場所を案内した標識が建っている。
51・ 道からほんの数m入ると林の中に二等三角点 「伊久美村」 の標石がある。標高677.3m

            52・唯一の石の道                               53・山頂下
          
52・ 石の道なんて大袈裟な物ではないが、このコースで唯一の痩せ尾根状の石の道。
53・ 痩せ尾根状の場所を過ぎると最後の上りになる。前方に標識が見えたらそこが山頂です。

               54・菩提山山頂                                55・菩提山山頂
 
54・ 三角点は無いが標高691mの菩提山山頂です。
55・ 山頂には一基の石仏と木製の小さな祠状の物があります。

             56・山頂から東南方向                             57・山頂から南西方向
 
57・ 下に見える集落は滝沢集落でしょうか。その先には経塚山が見えています。
58・ 南西の方角の景色は冬の落葉時期は見る事ができるが、葉が茂ってくると見にくくなってきます。

                       58・山頂の下り                               59・馬酔木
          
58・ ここからゴールまでは基本的に下りばかりです。山頂の下りは落葉が積もり滑りやすいので注意が必要です。
59・ 花らしい花は無いが馬酔木が曲線美を見せてくれます。

              60・雑木林の道                                61・滝之谷峠は近い
 
60・ 強い傾斜も最初だけで、後は快適な下りの道です。
61・ 傾斜がなだらかになり前方が明るくなったら滝之谷峠はすぐそこです。

                62・林道滝之谷峠                              63・林道滝之谷峠
 
62・ 前方に舗装路が見えたら、そこが林道の滝之谷峠です。最初に見えた舗装路まで行かずに途中を右に曲がります。
63・ ここには滝之谷峠の表示はありません。林道を北に行けば旧滝之谷峠や笠張山、高尾山に行きます。
    また、林道を左折して下ると大久保集落に出ます。

                 64・林道の分岐                                  65・笠張山か
 
64・ 滝之谷への林道はメインの道で途中分岐があっても太い舗装路を下れば良い。
65・ 景色らしい景色は見えない林道だが、途中笠張山らしき山が見える。

                 66・廃 屋                              67・森林組合の案内板
 
66・ ヘアピンカーブの内側に廃屋があるが、その利用価値が分からずいつも頭をひねります。
67・ 余り役に立たない森林組合の案内板が建っています。

              68・橋を渡ったら直進                               69・地蔵の祠
 
68・ 森林組合の案内板を過ぎて橋を渡った先に左への道もあるが、ここも舗装路を直進です。
69・ 橋の袂にはお地蔵さんを祀った祠があります。昔の滝之谷峠への道はここから入っていったようです。

                 70・林の中に道                             71・民家が出てきた
 
70・ 林道が植林された中に入ると作業小屋などがあります。道の左を流れる川は不動峡に続く川です。
71・ 最初の民家出てきました。ここはガードレールのある左に行きます。

              72・水車村の入口                            73・水車村の古民家
 
72・ 正面に民家、右に吊橋が見えたらそこが水車村です。左への道は高尾山や笠張山への入口です。
73・ 水車村には古民家や炭焼小屋跡、蕎麦屋などがあります。

             74・古民家入口                                75・水車があった
 
74・ こんな幟が立つこともある吊橋入り口。
75・ 水車村で回っている水車はこの水車だけとは、なんとも悲し過ぎます。

                    76・不動峡山の市                             77・不動峡摩崖仏
          
76・ 山の市は年に一度の紅葉祭りには賑わいを見せます。
77・ 日本最大級ともいわれる摩崖仏は川の対岸にあるので、不動堂の裏から眺められるようになっています。

               78・渓谷釣り                                79・温泉宿跡
   
78・ 深く落ち込んだ渓谷では親子の釣り姿も見えます。
79・ 立派な太鼓橋は昭和初期に営業していた “不動峡新滝温泉” 跡。

               80・コアジサイ                                81・飛行薬師
 
80・ コアジサイはこのコースの最初から最後まで見る事ができました。別名 「小紫陽花コ-ス」 なんて愛称はどうでしょう。
81・ 左に竜雲寺の飛行薬師の案内板。右に穏やかな流れの滝ノ谷川。先程の渓谷が嘘のようです。

               82・柿の木坂の家                             83・突当りをを左折
 
82・ 道なりに右に曲がり滝ノ谷川の橋を渡った所に土日営業の 「柿の木坂の家」 があります。
83・ 滝沢川の手前右に八坂神社があります。橋を渡った突当りを左に行けばゴールの中山です。

               84・県道合流                                 85・中山公園
 
84・ 集落を過ぎ県道に合流したら左に行く。(行きに中山から上滝沢まで歩く時は、この県道を北上します)
85・ 中山公園にはトイレがあります。中山バス停は公園先の蔵田方面に向かう県道32号を右折した左にあります。

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景  色 = ★★★★★ 椿山からの眺めは藤枝のハイキングコースの中でも一、二の景観です。
登山道 = ★★★★★  舗装路が多く、山道も整備されていて危険な場所は無い。
道  標 = ★★★★  一部少ない所もあるが困ることは無い。
見  所 = ★★★   紅葉の不動峡周辺はどうでしょう。
総  評 = ★★★★  椿峠が加わりコースの魅力は倍増したが、距離も歩行時間も以前と変わっていない。
難易度見直し =   上級認定のままで良い。


 
         中山バス停から上滝沢バス停までは県道81号線歩きですので YAHOO! の地図で道案内します。

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藤枝ハイキングコース案内NO12

2017-06-24 09:30:21 | 藤枝ハイキングコース




                                                    ↑藤枝市HPより
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           1・中山上バス停横の中山公園                             2・県道81号線
 
 1・ バス停は中山でも中山上バス停でも同じです。県道81号の入口にある中山公園にはトイレがあります。
 2・ 双子山入口の材木屋を左に見ながら県道81号を不動峡に向けて進みます。

               3・不動峡への分岐                                 4・城山(西砦・東砦)
 
 3・ 山鼻地蔵のある橋を過ぎた所で不動峡への道に入る。正面に見える二つの山は南北朝時代には南朝方の二つの砦が
    あったとされる城山です。交差点横の水防倉庫の滝之谷地区の見どころが案内されています。
 4・ 民家のある旧道沿いに進むと前方に八坂神社の鎮守の森が見えてくるので、その手前を右折して橋を渡る。
    八坂神社には無形民俗文化財の田遊びや神楽が伝承されています。

               5・「柿の木坂の家」                               6・不動峡への分岐
 
 5・ お餅オープンカフェ 「柿の木坂の家」 の前を通り滝之谷川を渡る。
 6・ 橋を渡り道なりに左折する。ここから水車村までは滝之谷川沿いの道を歩く。

               7・滝ノ谷川沿の道                                8・不動峡新滝温泉跡
 
 7・ 「飛行機薬師」 を祀る龍雲寺を過ぎると道は薄暗い谷間の道になる。その入口には公園?のような広場がある。
 8・ 滝之谷川に架かった立派な太鼓橋は、昭和16年まで営業していた “不動峡新滝温泉” の跡です。
    不動峡に湧くラジウム鉱泉を利用し、橋の下には錦鯉を泳がせ舟を浮かべるなど贅を凝らした宿だったようです。

              9・滝ノ谷川の渓谷                                10・滝ノ谷川の渓谷
 
 9・ 細い川だった滝之谷川も、上流は大きな岩が散乱した渓谷美を見せてくれます。
10・ 川沿いの細い道ですので車には注意しましょう。

               11・不動明王堂                            12・不動明王の磨崖仏
 
11・ 橋を渡ると摩崖仏をお祀りするお堂が見えてきます。
12・ 不動峡の磨崖仏は高さ10m幅7mもあり、不動明王の磨崖仏としては日本一の大きさです。

                13・山の市                                 14・炭焼小屋跡
 
13・ 摩崖仏の少し上流には不動峡山の市があり、秋に行われる紅葉祭りは賑やかになります。
14・ 山の市を過ぎ水車村までは道は太くなります。水車村入口には炭焼小屋跡があります。

                15・古民家                                 16・水車小屋跡
 
15・ 川向うにある古民家には吊橋を渡っていきます。
16・ 水車村と云っても壊れた水車小屋が一軒あるだけの集落です。

             17・高尾山・菩提山分岐                              18・地蔵の祠
 
17・ 古民家入口先を左に曲がり橋を渡ると道が分岐しています。右折する道は高尾山や笠張山ハイキングコースの下山口で
    その標識が建っています。帰りはこの道を下ってきて、ここから中山バス停までは来た道を戻ることになります。
    なお、笠張山への標識は建っていないが、笠張山の登山口はこの分岐を直進します。
18・ 景色も見えない農道を20分ほど行くと地蔵尊を祀った祠がある分岐に出る。林の中に入る道もあるが橋を渡って直進する。

         19・菩提山入口&林道滝之谷峠                             20・林 道
 
19・ 林道の傾斜が緩やかになると道の左側に菩提山入口の標識がある。さらにその少し先で林道は大久保へ道が分岐している。
    “滝之谷峠” の標識は建っていないが、ここが林道の滝之谷峠で、ここも標識は無いが笠張山は林道を真っすぐ前進する
20・ 稜線になった道は平坦で歩きやすくなったが、景色も見えなく花もない面白みのない道が続く。

               21・滝之谷峠                                22・滝之谷峠
 
21・ ようやく右に標識が見えてきて、かっての滝之谷峠に到着。
22・ 標識にはここから滝之谷へ下るようになっているが、踏み跡が薄いので一般の人は立入らない方が無難です。
    笠張山への標識は無いが、さらに林道を前進します。

               23・入口500mの標識                             24・笠張山入口
 
23・ 初めて左側開けて高根山が見える場所があります。その先に 「笠張山登山口 この先500m」 の標識がある。
24・ この先500mの標識から約10分ほどで、右側のガードレールの先に 「⇦ 笠張山」 の標識がある入口に着く。
    入口には、この標識が一つあるだけなので見落とさないように。

          25・笹薮の道1               26・笹薮の道2                  27・笹薮の道3
     
25~27・ 入口を入るとすぐ笹薮の急傾斜の道になる。道脇の笹を掴んで体を持ち上げる事もあるが、春先はまだタケノコの
       状態で簡単に折れることもあるので注意してください。
       凡そ30分も悪戦苦闘して上の笹薮が明るくなってくれば稜線はもうそこです。

               28・尾根道入口                               29・新道口分岐
 
28・ 笹薮の道が終り落葉で道が分かり難い所に出るが、上に向って10mも行けば林の奥に標識が見えてきます。
29・ 標識には今来た道を指して 「滝之谷峠」 。直進は 「笠張山」 となっているので直進します。
    左折は 「笠張新道登口」 となっているが、この道は高尾山から来た道の登山口です。

                 30・尾根の道1                              31・尾根の道2
  
30・ 笹薮の急傾斜の道を歩いて来たのので、平らな道がなんて快適な事か。これで景色が見えれば云う事はないのですが。
31・ 森の中で踏み跡が別れることもあるが先で合流します。気になるなら右の尾根に沿って歩けば間違いがありません。

             32・笠張山山頂                              33・山頂標識
          
32・ 景色も何も見えない笠張山山頂。藤枝のハイキングクラブの建てた立派な山名杭が立っています。標高698m
33・ 山頂にある標識は今きた道を 「菩提山」 、直進する道は 「高尾山」 となっていて滝之谷がありません。
    笠張山コースを歩く人には少々不親切ですが、滝之谷は高尾山と書かれた直進する道を行きます。

               34・展望地                                  35・展望地からの眺め
 
34・ 山頂から見ても前方が明るくなって見える所が展望地で、滝之谷へ行く道の途中にあります。
35・ このコースで唯一景色の見える場所です。昼飯はここの簡易ベンチに座って取るのがお進めです。

               36・展望地横の下山道                                  37・高尾山分岐
 
36・ 滝之谷への道は展望地の横から下山道が始まります。入口の木には目印のテープが巻いてあります。
    ここまではズート上りでしたが、ここからは下りの始まりでゴールまで基本的に下りです。
37・ 展望地から10分程で高尾山と滝之谷との分岐に出るので、そこを滝之谷方面に右折します。下りの直進は高尾山への道です。

                38・作業道合流                               39・作業道から山道へ
 
38・ 分岐を右折するとすぐに作業道に合流する。
39・ 作業道を2分も歩くと、林の中に入る標識をあるので見落とさないこと。

               40・沢状にへこんだ道へ                            41・私製の標識
 
40・ 作業道から分かれ、林の中を15分程下った辺りで、踏み跡が流されたような場所に出る。
    前方にも薄い踏み跡らしきものが見えるが、そちらには行かずに沢状にへこんだ場所に向って左折する。
    沢状の道を2分も下ると左側に踏み跡があるのでそこを進む。沢状の道は藪になる。
41・ 沢状にへこんだ道から出ると私製の標識があるが、草むらの中で見落とす可能性が高い。

                  42・標識の無い分岐                                43・堰堤が見える
          
42・ 沢状の道を出てから10分ほど下ると、道が直進と左折に分岐した場所に出るが標識は無い。
   ここは直進して沢に下る道を進む。
43・ 分岐を下りだすと沢の音が聞こえてきて右に堰堤が見える。

               44・左右に沢が                                45・左の沢を渡る
 
44・ 堰堤が見え道の周囲に竹林が見えてくると標識がある。更に少し下にも標識がある。
    標識を見てホッとするが、突然前方が沢になった場所に出る。そこを左側の沢に下る。(簡単に下れます)
45・ 飛び石状の所を渡るが、渡った先で右に下る踏み跡があるが、そちらには行かないで真っすぐ上に登る踏み跡を行く。
    大雨の後は沢を渡るときに靴を濡らしそうです。

              46・上に登る                                47・標識の先は林道
          
46・ 沢を渡ると直進方向の斜面に黒いパイプが上に延びているので、その横の踏み跡を登る。(簡単です)
47・ 斜面を登れば標識があり、その先は舗装された林道になる。
    ここから先の道案内はYahooの地図で行います

               48・ヤマメの郷跡                                49・水車村合流
 
48・右の川を渡った所に廃業をしているヤマメの郷がある。
49・林道に合流して20分ほどで水車村に到着。合流した道は行きに歩いて来た道です。

 ここからゴールまでは行きと同じ道ですので17から1を参照してください。
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景  色 =    景色は笠張山の展墓地からしか見えない。
登山道 = ★★  笠張山の笹薮の上りや沢の渡渉は雨の後では苦労しそうです。
道  標 = ★★  行きの水車小屋や林道の滝之谷峠には標識が無い。また笠張山山頂の標識には滝之谷の表示がない。
見  所 = ★★  滝之谷の摩崖仏があるぐらい。
総  評 =    景色は見えないし長い舗装路歩き、しかも中山から水車村までは同じ舗装路を歩かなければならない。
           帰りのバスの便も悪いので水車村まで車を利用した方が良いでしょう。
           高尾山コースと笠張山コースを合体した方が面白味のあるコースになります。(工事中)
難易度見直し =  中級認定そのままで良い。


 
  ガイドブックは滝之谷峠から笠張山山頂までの所要時間を20分としているが、林道の笠張山入口からでも
   30分はかかるので、例え手前にある旧滝之谷峠からとしても20分はとても無理です。
   新しいガイドブックの表記にも
   「水車小屋から林道高尾線を北に進み、滝之谷峠に差し掛かったところで北東へと進路を変え、、暫くすると
   笠張山の山頂です。」
と、いとも簡単に書かれています。何処かと別の場所と勘違いしているようです。

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高山のコアジサイ

2017-06-22 10:20:49 | その他
                       高山・静岡市民の森のコアジサイ             H29-6ー20(火)

  高山南峰のコアジサイを見る積りで 「高山 コアジサイ」 を検索してしまった。
すると表示された 「高山・静岡市民の森」 のHPには、 「6月14日~コアジサイが見頃です♪~」 との記事がで出ていました。
場所を調べてみると藁科川支流の水見色川の上流にあるようです。
しかもコアジサイは車道の終点辺りに咲いているようで、これなら足弱の妻にも見せる事ができそうです。
早速声を掛けると待ってましたとばかりの二つ返事で急遽出かける事になりました。

  あちこち歩いていて、市民の森なる物は時々見かけたが、寂れていて手入れもされていないの所が多かった。
ところが高山・市民の森はホームページもあり、展示施設には今も係員が常駐しているようです。

  
        高山市民の森 学習展示施設 「森の恵」                      コアジサイは遅すぎた

  早速展示施設の近くでコアジサイを探すと、有るには有るがどれもが盛りは過ぎ花ばかりで、退色していて見る影もない。
10日ほど前に行った柏尾山稜高山南峰のコアジサイは早すぎて、ここは遅すぎ。どうやら私はコアジサイから見放されているようだ。

  
            ハンゲショウ(半夏生)の葉??                        ハンゲショウの花??

  「アラ ハンゲショウが咲いている。」 と妻が葉が半分白くなった木を覗き込んでいる。見ると高山南峰でも見た木の葉と同じもので
矢張りあれはハンゲショウだったのかと納得。
妻は 「葉っぱが半分白いのが化粧の途中という事で半化粧になった。」 と言ったが、その説は俗説だと思い家で調べてみると
 「夏至から数えて11日目の半夏生の頃に花が咲くことから半夏生の名が付いた。」 となっていた。
それはそれでよいのだが他にも思わぬことが書いてあった。
  「ドクダミ科の多年性落葉草本植物。学名はギリシャ語のトカゲの尾が語源で、長さ10~15cmほどの穂状の花が葉の付根に咲く。」
エッエッエッ! チョッと待った! 写真を見てください。この花が “穂状の花” ? ではありませんよね。
丸く白い六弁で緑の雄蕊を持つ可憐な花です。どちらかと云えばキイチゴの花に似ていなくもない。

          
                  ハンゲショウの蕾か実??                     ハンゲショウの花(コピー)

  慌てて “木の葉 半分白” などで検索したがヒットしない。ウーン! では葉の一部が白くなっている木の名前は何でしょうかネ?
参考にハンゲショウの花の写真をネットからコピーしておきました。(すみません)

 
                星の展望台                                 牛が峰の一本桜

  高山山頂には星の展望台があり、草原で繋がっている隣の牛が峰山頂には、桜の大木の一本桜があった。
何故星の展望台でしょうか? 多分星の眺めが良いのだろうと思っていたが、どうやら展望台の形が星のようにギザギザした凹凸の
ある事から来ているようです。
それにしても牛が峰の一本桜のロケーションが良い。きっと花の頃は見応えがありそうだが、その時期の特定は難しいからな。

 
              展望台から安倍川                             展望台から???

  それにしても展望台からの眺めは素晴らしく、と言いたいところだが、生憎霞がかかっていて遠くどころか近くもぼんやりしている。
それでも晴れていればきっと富士山も見える素晴らしい展望地だと思います。
地理院の地図で標高を調べてみると2等三角点がある標高717mの山でした。なんの下調べもしてないので三角点は見落とすし
絶景も見る事ができなかった。これではもう一度今度は歩いて来てみようと、またできもしない宿題を増やす私です。

 
               ヤマアジサイ?                                 ヤマアジサイ?

  牛が峰山頂の西側は背丈の低い草木で藪状になっていて、その中にもコアジサイはあるが何れれも時期遅しだった。
その中で目を引いたがのがコアジサイより一回り大きい白い紫陽花。白い額もありアジサイに違いないのだが何アジサイか?
この市民の森にはヤマアジサイの群落もあるらしいので、多分ヤマアジサイだろうが、こちらはまだ少し早すぎだった。

         
                      高山の池                                 高山の池の水芭蕉

  一度展示施設の所まで戻って今度は高山の池に行ってみた。池と云っても表面は浮遊物出ビッシリしていて水は見えない。
池の周りには巨大化して可憐さの片鱗もない水芭蕉が植わっていた。その根元を覗いてみると、マムシグサの実より二回りか
三回り大きな実がゴロンと横たわっている。この実も秋には真っ赤に変色するのだろうか?
この水芭蕉は 「H7年群馬県片品村から譲り受けた水芭蕉で、水見色にいち早く春を運んでくれます。」 とのことです。

  この小さな高山の池に伝わる伝説を紹介しておきます。
 「昔、水見色の長者の娘のもとに、夜な夜な通う若者がいた。心配した母親は娘に若者の着物の裾に糸をつけさせ、その行方を
うかがわせた。糸を辿っていくと足久保の高山の古池に消えている。長者は池の主が娘に通っていることを知って、たいへん怒り、
焼石をたくさん投げ入れた。池の主の青竜はこらえきれずに逃げ出し、鯨ヶ池に入り込んだ。竜はこの時、焼石で片目を失った。
それで鯨ヶ池の魚は皆片目だというのである。「静岡市の史話と伝説」より」


  森に囲まれ森閑としている場所は伝説に相応しいが、青龍が住むには何とも小さな池で、せめて大きな蛇、おろち位が丁度良い。
そうすれば池を逃げ出したおろちは、足久保川を逃げ下り、安倍川を越した所にある鯨ヶ池に安住の地を求めて逃げ込んだ。
何てすれば鯨ヶ池との関係も結び付ける事ができそうだが・・・・・

 
                 コアジサイ                                   コアジサイ

  池の上の林の中は日陰のせいかまだコアジサイが残っていたが、すでにコアジサイの特徴でも魅力でもある青色は退色して
魅力は薄れていた。
それでもコアジサイを始めて見た妻は、それなりに感激してくれたので、わざわざ連れてきた甲斐があったと云うものです。

仲間ウォーク:満観峰

2017-06-19 11:39:05 | 低山歩き
                    6月の仲間ウォーク:満観峰 
歩行記録                                                        H29-6-18(日)
歩行時間:3時間05分   休憩時間:0時間40分   延時間:3時間45分
出発時刻:9時00分     到着時刻:12時45分
歩  数:12、287歩(推定距離8.72km)    GPS距離6.0km
行程表
 花沢観光駐車場 0:15> 法華寺 0:35>  日本坂峠 1:05> 満観峰 0:30> 鞍掛峠 0:40> 花沢観光駐車場

  6月の仲間ウォークで近郊の満観峰に行ってきました。満観峰は過去に朝鮮岩から歩いていていたので、同じ所に行くのは
余り乗り気でもなかったが、焼津住民なのに焼津側の、花沢-鞍掛峠-満観峰-日本坂峠-花沢のゴールデンコースを歩いて
いないのでは申し訳ないと2度目の満観峰になりました。
コースは鞍掛峠経由だと満観峰に早く着き過ぎてしまうので、態々上りの多い日本坂峠からとして満観峰で昼飯としました。

 
                オッシャモッツァン                     国選定重要伝統的建造物群保存地区 “花沢”

  満観峰や高草山なら焼津駅から歩くのが定番だが、今日は年寄り仲間のウォークなので花沢の観光駐車場まで車にした。
最近手抜きウォークが増えてしまって “駅からウォーク” や “駅から遍路” が影を潜めてきて、バスや車を使う事が多くなって
しまった。でもやはり楽ですよね、車を使うと。

  前月歩いた岡部山辺の道の佐護神社の別名が “オシャモッツァン” となっていたが、花沢にも同じような名前の所がある。
ただ花沢の方は “オッシャ” で岡部は “オシャ” と “ッ” の半濁音が入るか入らないかの違いはあるが多分同じものだろう。
アイヌ語のような名前で意味不明だが花沢のオッシャモッツァンの案内板にはは
 「山肌の大きな岩はオッシャモッツァンとよばれています。歯痛や子供の病気にご利益があるといわれ、花沢の人びとが信仰して
きました。」
とあり、一方岡部のオシャモッツァンの案内板は
 「おしゃもっつぁんは、農耕の神、丈量(測量)の神または安産の神であったりと、さまざまな説があります。」 と紹介されていた。
若干の違いはあるものの根は同じものだと思えるので、志太地区には同じような信仰が他にも根付いているのではないか。
八兵衛さんこと川中島八兵衛信仰も志太地方だけの水防信仰なので、これからは八兵衛さんとオッシャモッツァンを一緒に探し
ながら歩く楽しみができた。

  オッシャモッツァンの前に新しい 「国選定重要伝統的建造物群保存地区」 の案内板が建っていた。
これは平成26年9月に静岡県で初めて伝統的建造物群に選定された花沢地区を紹介する案内板で
 「保存地区の中央には旧東海道といわれる日本坂峠への道が花沢川と並行して通っています。屋敷は街道の西側に集中し、
傾斜地のため石垣築いて敷地を造成しています。石垣の上に農作業などで使われた付属屋が建ち並び、街道沿いに石垣と
付属屋が階段状に連続する、独特の景観を作り出しています。
  建物には江戸時代の母屋や付属屋が残り、明治時代後半以降の茶、蜜柑、養蚕の盛行とともに建物が増改築されてきました。
特に蜜柑は花沢を潤した生業で、付属屋には蜜柑貯蔵のほか、蜜柑収穫時に季節労働者が宿泊する建物も増築されました。」


  長々紹介したが最後の “蜜柑収穫時に季節労働者が宿泊する建物” の記述が気になりませんか?
時はまだ “夜這い” の風習が残ってい昭和以前。この地でも夜這いは盛んに行われていて、その成功者は彼女をゲットして結婚を
したとか・・・・・。ある講演で講師が話してくれました。

 
              霞んでいた焼津港                                  庚申塔

  法華寺から山道を歩きだし疲れを感じるころ南方面が開けて焼津の海が見える場所に出る。峠は近いが最初に見える景色なので
軽く休憩すると、仲間が後ろに立っている庚申塔を見つけて
 「ここに庚申塔があるという事は、昔の人もここで一服したのだろうな。」 と言う。
確かに庚申塔等の石仏は川や峠などの境目に祀れることが多いが、ここは峠のすぐ下。なのにここにあるのは仲間が言うように
眺めが良くて一服するのに丁度良かったからなのだろう。
 
          
               ホタルブクロ                             富士山が見えた

  咲いている花は少なかったが日本坂峠周辺にはホタルブクロが咲いていました。
日本坂峠の標識に満観峰まで60分とあるのを見つけ 「11時に着くじゃ昼飯に早すぎない?」 と誰かが心配したが、多分大丈夫
でしょう。平均年齢73歳の仲間ウォークですので、標準の時間で歩くのは難しいでしょうから。

  水分大神の石碑の場所で 「昔なら梅雨に入っても今のように雨が降らなければ、ここで雨乞いをしただろうな。」 と言うと。
 「よしそれじゃ俺が雨乞いの祈祷をしてやる。」 と石仏に手を合わせた。
 「おいおい止めなよ、本当に雨が降ったら困るじゃないか。」 と笑いあった。
石仏の前のお賽銭を見ると結構お賽銭が置いてある。 「エッ! 500円玉がある!」 確かに10円玉に交じって500円玉がある。
今までこのような石仏の前では幾ら大きくても100円が最高で殆どが1円玉か5円玉だった。それなのに500円とは凄い!
 「盗まれないように10円玉で隠してやったら」 という事で500円玉を隠しておきました。
世の中には奇特な人がいるものですね。必死な思いで雨を願ったのか、それとも願いが叶って雨が降ったお礼なのか、どっちだろう。

  こんな日でも薄っすらと富士山が見えていました。

 
                 満観峰山頂                              焼津港と高草山

  日本坂峠から何と何と63分で満観峰に着いてしまった。峠で見た “60分” が皆の頭に入っていて頑張ってしまったのだろうか。
それにしても全員まだ子どものような負けん気があるのか、嬉しそうな顔をしていた。
山頂は風が強く涼しいを通り越して寒い位だったので早々に昼飯を食い終り下山を開始した。

 下山早々の階段状の道で「このコースは人が多いのか道が良く踏まれている。」 と感心そうに言ったので、これ幸いと
 「良く踏まれた道に飽きたなら、この近道を行こうか?」 と階段入口の抜道を提案した。
抜道の奥を覗き込んでもここからは平らで怖そうには見えない。その気になったのかな?と思ったら
 「俺はパス」 と一人が言うと 「俺も」 と続いて、抜道はあえなく却下。

  鞍掛峠から花沢に下る道はあまり好きではない。ここを疲れているとき下ると滑って尻餅をつく事が多い。その事を皆に注意をする
間もなく一人が尻餅をついてしまった。でも事故はそれぐらいで疲れすぎず余裕をもってのウォークでした。
法華寺を過ぎた辺りで雨がポツンと落ちてきたがまだ雨具を出すほどではない。
 「みろ俺が雨乞いをしたから早速雨が降ってきた。」 と、冗談を言えるくらいの雨のうちに駐車場に着く事ができました。

  個人的には少々物足りないが、仲間ウォークとしてはこの位が丁度良いのかもしれない。となるとコースの選定に悩みそうだ。

高山南峰のコアジサイ 2

2017-06-14 15:47:15 | 低山歩き
                       高山から瀬名へ 
歩行記録                                                        H29-6-9(金)
歩行時間:6時間00分   休憩時間:1時間30分   延時間:7時間30分
出発時刻:8時30分     到着時刻:16時00分
歩  数:26、054歩(推定距離18.52km)    GPS距離15.2km
行程表
 吉原バス停 0:50> 高山峯山林道入口 1:00>  竜爪林道合流 0:25> 高山 0:20> 高山南峰 1:00> 山原分岐 1:00>
 柏尾峠 0:30> 帆掛山 0:15> 梶原山 0:40> 西奈リンクバス停

 
         高山南峰のコアジサイ                          高山南峰のコアジサイ

  アーァ! 矢張りコアジサイは早すぎだぁー!

          
          高山南峰のコアジサイ                               高山南峰

  1本離れた所にあったこれが最高。これなら峯山林道のコアジサイの方が良かったな。

          
               倒 木                                  山原分岐

  柏尾山稜の中で尤もキツイ南峰の斜面は一歩一歩ユックリ下ったので滑ることも無く何とかクリアできた。
下りがきつければ上りもきついのは道理で、ここの上りは傾斜もあるが距離も長くていつもヒーヒーしてしまう所だ。
  昼になったが一向に食欲はないが、少しは腹に何か入れなければダウンしてしまう。と、握り飯を食べることにした。
昨日買って一晩冷蔵に入れといた握り飯はポロポロして美味しくない。口に入れても胃に落ちていかないの水で流し込もうと
これまた昨日買っておいたペットボトルで飲み込んだ。何だこれは? 甘い! 水と思って買ったのにジュースだった。
ラベルには “アクエリアス クリアウォーター” とか書いてあったので水と思って買ったのに何だこりゃぁ。
それでも腹に入れなければと何とか1個半は胃に収めました。

 
            梶原山が見えたがまだ先だ                         新東名北沼上トンネル

  合流した農道から梶原山が見えたが、まだまだ先は長い。それよりこの農道を下って平山に下った方がよっぽど速そうだなぁ
心は揺れるが平山からのバスは少なくて、瀬名のバス停まで車道を歩かなければならないのも嫌だなぁ。我慢、我慢。

 
                清水市街                                  山原中継所

  また山道に入ると今度は東側から清水市街や山原中継所が見えていた。
瀬名側より清水側に下りた方が楽かしら、なんて考えも湧いてくる。

 
               一つ目の橋                                 二つ目の橋

  このあたりは道は緩やかだが急な斜面にトラバス道を造ってあるので、小さな橋が何ヶ所かある。そのうち2個の橋は補修が
行われていてロープが張ってあった。滑らないよう慎重にと心掛けたので無事クリア。
なのにロープも無く、なんでもない小橋では少し滑って一瞬冷っとした。油断大敵ですね。

         
                        柏尾峠                                峠の地蔵さん

  やっと柏尾峠に到着。天保3年(1833)のお地蔵さんが見守る峠は、かって静岡側の長尾川上流地区と清水側との縁組が盛んで
この峠も 「嫁入峠」 と呼ばれていたと石碑には書いてある。
いい名前じゃないですかねぇ。どうせならその峠名の方が風情があったのに勿体ない。

 
                清水市街                                    峠の鶏

  峠から覗き込めば清水の街並みはすぐ下まで延びてきている。多分バスだって来ているだろう。
でも、でもです。あそこからのバスの行先は清水駅だ。すると静岡駅に出るより二駅も遠くの駅になってしまう。それは勿体ない。
ようやく胸の不快感も薄れてきて、本来のケチ根性が復活したようです。
ところが峠から帆掛山への道は、アップダウンの山道を避けて農道の方に足が向く。だらしがないが今日はヨシ!としよう。

  間近で大きな鳥の鳴き声がする。うん!若しかして例のトリか? 賢パパさんが時折紹介してくれる柏尾峠のカシオ君か。
峠を少し行った所に嘴で落葉は突っついているトリが見える。近づいても一向に逃げる気配がない。それどころか時折大きな声で
 「コケコッコーー」 と鬨の声を挙げている。そうトリはトリでもニワトリでした。
このカシオ君以前は3羽か4羽いたようだが、今はこの1羽になってしまったそうです。こんな場所では鶏を狙う狐やハクビシン、
イタチなどがいるだろうに良く生き残ったものだ。そういえば途中に 「熊注意」 の看板もあったが熊だって鶏を狙うだろう。
このカシオ君は用心深く動きが良いので逃げ延びているのだろうが、いつまで続くか。がんばれ! カシオ君! だ。
それにしては人間は恐れていないようだ。私が近づいても逃げることもなく平気で近づいてきた。

        
           バナナ                 バナナの苞                    バナナの苞アップ

  歩いているとバナナの木は時々見かけるが、ここのバナナが一番大きく数も多いと思う。しかも新しい木も生えてきている。
中には花なのか蕾なのか分からない物をぶら下げているのもある。一体なんだろうと調べてみたが、以下は受け売りです。
  花とも蕾とも見えた物体は 「苞(ほう)」 だとか。しかも 「食用バナナのほとんどは紫色」 だとも書いてある。
するとここのバナナは苞が薄い黄色なので食用ではないことになるのか?
苞の額が1枚めくれ、その下に見えているのは雄花で、雌花は苞の上の方にある緑の塊り、そうバナナの実の先にあるのが雌花とか。
と、ここまで来て疑問が湧いてきた。受粉が行われない前からバナナができている? そんな馬鹿な!

 で、更に調べてみると全然違う栽培日誌をを見つけた。それには苞の下に見えるのがバナナの花で、ここで受粉が行われバナナの
実になっていく。実が成長し下向きだった房が上を向いてくると次の苞の額がめくれて次の花が出てくる。
この繰り返しによってバナナは段状の大きな房になっていくとあった。
しかしその説明でも正直納得できなかった。だって写真の苞にはまだバナナの花が見えるのに、成長したバナナはズート上なので
間が空き過ぎている。他には苞が無かったので比較できなかったので何とも言えないが何故でしょうね。

  他にもへ~と云った事も書いてあり、果実だと思ていたバナナは正確には野菜だそうで、その定義は1年間で枯れてしまう物から
取れたものを 「野菜」 。何年も生きる物から取れたものを 「果物」 と定めてあるらしいです。
因みにバナナは一度収穫した物は切り倒してしまうそうです。
更にウィキペディアには 「高く伸びた茎のような部分は偽茎(仮茎)と呼ばれ、実際には葉鞘が幾重にも重なりあっているものであり、
いわばタマネギの球根を引き延ばしたようなものである。茎は地下にあって短く横に這う。」
とありました。
イヤァー! お陰でバナナの知識が大分増えました。

 
             帆掛山下の茶畑                               帆掛山下の駐車場

  今まではたとえ農道を歩いても、このバナナの所から山頂までは茶畑の中の道を歩いていた。でも今日は最後まで農道を歩いて
山頂に行ってみる。
 同じ柏尾山稜の農道でも清水の吉原側はミカンの栽培が主だったが、ここ静岡の瀬名側は茶の栽培が主だった。
以前農家の人が 「固まって栽培した方が出荷がしやすい。」 と言っていたが、その通りなのだろう。

  帆掛山と梶原山は夜のデートスポットだと聞いた事がある。夜農道を車で来て山頂から清水と静岡の夜景を見ながらのデートを
するらしいが、多分ここに車を置いて山頂に行くのだろう。
一度ここからの夜景を見てみたいが男が一人ブラブラしていたら “覗き” と間違えられそうだ。でも一緒に夜景を見に来る相手は
いないので夜景見物は実現しそうもない。

 
              帆掛山の三角点                                清水市街

  大内村の二等三角点です。この山頂は一本松公園ともいわれ、いつ来ても誰かがいる人気の山頂です。
今も4組6人のハイカーが登山談議に花を咲かせていたが、その中にも入らず一人離れた所で景色を見ている私です。
ここから国の重要文化財のある霊山寺を通って大内に下ればバスは走っているが、もうそんな気は起きません。
ここから最後の梶原山まで行って、そこを下った方のが静岡に近くバス代も安くなる。と、もういつもの自分に戻りました。

 
               梶原山山頂                                  梶原景時慰霊碑

  今日一番快適な尾根道を梶原山に向かう。梶原山も人気がある山だが誰も居なかった。
鎌倉時代の武士梶原景時がこの山で自死したこから山の名前になったのでしょう。

 
           草薙(日本平)方面                                   東静岡駅方面

  梶原山は帆掛山からは見えなかった静岡の街並みも見えるので、眺めとしてはこちらの方が雄大です。
いつかここを仲間ウォークで歩きたいと思っているが、スタート地点もゴール地点のバスを利用しなければならないので二の足を
踏んでいる状態です。でもマイカーで帆掛山の駐車場まで来て、行きは農道歩きで柏尾峠に行き、そこから尾根道を帆掛、梶原と
歩き、そこから農道を戻る周回ルートはどうだろう。いつか提案してみよう。

          
                       茶畑の中の道                               農道合流

  梶原山から瀬名に下る道は最初こそ急だったが鳥坂の妙立寺の分岐からはなだらかな道になり、農道に合流してしまうと
後はのんびり終盤モードに入ってしまった。

 
              トキワツユクサの群落                             トキワツユクサ

  白い露草、トキワツユクサ(常盤露草)が所々に群生している。青い露草ほど目立たないがこの花もアップで見れば中々可憐な
花だ。だがウィキペディアによればこの花は、“外来生物法により要注意外来生物に指定されている” そうです。

 
                  キウイ                                       ビ ワ

  短い農道だったが途中何ヶ所かでキウイが栽培されていた。キウイは一時は盛んに栽培されたが、今は手を加えなくなった畑を
見かけるようになってしまった。だがこの農道のキウイは何処も整備され今も増やしている畑もあった。
キウイと言うと蔓が何重にも重なって生茂っている畑が多かったが、ここの畑は1本のキウイが広い栽培面積を持っているので、
蔓がスッキリした感じで伸びていた。矢張り長く続いている畑は手の入れ具合が違うのだろう。

  ビワも成っていたがこれは栽培したビワでなく自然に芽が出てきたようで農道の藪の中にあった。
手を伸ばしたが残念! 手が届く範囲には実はなっていなかった。

 
                 あと少し                                    光鏡寺

  アーァあと少しで到着だ。瀬名は山から下りればバス停はすぐなのが嬉しい。
もう不快感は完全に無くなり空腹も感じるようになった。全く二日酔いなんて大人げない、70過ぎた男がするものではないと反省。
これからは二日酔いにならないような酒にしなければと思うのは簡単だが、私にできるわけはない。
せめて朝飯を普通に食べられるぐらいの酒にしなければと思うのでした。

  この寺のある辺りは今川の一族の瀬名氏が住んでいた所です。その瀬名一族の瀬名姫(築山殿)は、あの直虎の大河ドラマでは
端役だが、私は直虎より大河ドラマの主人公に向いていると思っている。もし大河ドラマになればこのお寺も俄か歴史ファンで賑わう
事でしょう。多分いつかはそうなると思います。今川ファンの私は。


     *********************************************************************
<<おまけ>>
          
                        河内の大石                                 河内の大石

  飲み会の会場となった近くに市指定の文化財になっている大きな石があるというので見に行ってきました。
高さ19m、周囲長さは60mもある大石で、安政地震の翌年の大雨で真富士山中腹から流出したものだそうです。
山ではこのような大きな石は時々見かけるが、他に何もない平地で見るとその大きさを余計に感じるようです。
大石の横には石を祀った大石神社があり、そこにあった由来記を少し紹介します。
 
 日本一安産石由来記 茲興津川上流 真富士山麓 清水市河内石澤に 高さ19m、周り60m 容姿雄大にして端麗な
石英粗面岩の一大巨石を見る。これ世謂安産石で、これに高御産巣日神神皇巣日神を祭る。(中略)
時は安政元年霜月二十八日 突如として起こった大地震は真富士連山を震撼し、岩石をとばし地鳴続き人心胸々として
唯藪中に逃れ祈祷するのみ 続いて翌年には豪雨沛然として到り正午より夜半に及び、地震にて崩れ落ちた土砂岩石を
泥流と化し流れ去った。
 夜明けて空は一点の雲もなく晴れ渡り前日の恐ろしさは忘れたかのような好天気であった。
そこに純白な一大巨石が端座していた。(攻略)」

成程如何に凄い自然災害だったかが分かりますね。しかし最後まで読み通すのは大変なので、安産の事は他を探しました。
 「大石を村の人は、山の神の化身として崇めてきた。山の神は十二様ともいって、一年に12人の子を産むとされるなど、
生殖能力の強い神とされる。そのため、この大石は安産石として知られる。」
とか
 「大石が川を流れてきたのを、狭い産道を通ってこの世に生まれ出たと見立てて「安産石」とも呼ばれている。」
果たしてどちらの説が正しいのか、判断はお任せします。


  オットもう一つおまけがあります。
今回の1回目で紹介した東海自然歩道が通行不能の話ですが、自然歩道の途中にある “清水森林公園やすらぎの森管理センタ”
で現地の話を聞いてきました。

 1・林道は落石はあるかもしれないが昨日も静岡に車が行ったので走れると思う。だが正確にはこの先林道案内板があるので
   それで確認してくれ。(林道案内板は “落石注意” の表示はあったものの “通行禁止” は無かった)
 2・自然歩道の事はここでは分からないが車が走れるならなぁ  との事でした。
マー林道の案内板には落石注意は付き物なので林道は通れるのでしょう。しかし自然歩道は分かりませんね。

高山南峰のコアジサイ 1

2017-06-11 16:14:20 | 低山歩き
                       吉原から高山へ 
歩行記録                                                        H29-6-9(金)
歩行時間:6時間00分   休憩時間:1時間30分   延時間:7時間30分
出発時刻:8時30分     到着時刻:16時00分
歩  数:26、054歩(推定距離18.52km)    GPS距離15.2km
行程表
 吉原バス停 0:50> 高山峯山林道入口 1:00>  竜爪林道合流 0:25> 高山 0:20> 高山南峰 1:00> 山原分岐 1:00>
 柏尾峠 0:30> 帆掛山 0:15> 梶原山 0:40> 西奈リンクバス停
                                 高山峯山概略図


  コアジサイを見に行こうかどうか迷っていると、現役時代の仲間から 「清水に泊まって一杯やろう。」 と声が掛かった。
ウンそれなら丁度いい、翌日は皆と別れて高山に行けばいい。と、二つ返事で承諾した。
 コースは清水側の東海自然歩道で穂積神社へ登り、そこから柏尾山稜の高山、コアジサイの南峰、帆掛山、梶原山を南下して
静岡の瀬名に下るコースを予定した。
早速自然歩道の情報を見ると静岡市のHPには 「東海自然歩道「興津川・竜爪山エリア(黒川~竜爪穂積神社区間)」は、歩道及び
林道の崩壊等があり通行ができません。ご理解のほどお願いします。」
となっていた。
ウーン! それじゃ東海自然歩道は駄目だ。なら一昨年開通した高山から麓の吉原へ下る林道を歩いてみよう。
だがどの地図を見ても林道は高山下で止まっていて静岡側の林道までは延びてない。でも多分大丈夫だろう、地図が直っていない
だけだろうと、林道に一番近い吉原バス停を調べておいた。

 
                   善原寺                                  神聖なミカン?

  高山に近い吉原バス停まで車で送ってもらい歩き出したのは8時30分。若干遅いが距離が短くなったので3時までには瀬名に
着くだろう。根拠? なんてありません。ただ林道を歩いて高山まで2時間半。高山から瀬名まで3時間、昼飯に30分で計5時間半、
それに30分の余裕をみて6時間としただけですから。

  バス停から先ず善原寺を目指したが幸い地区で付けてくれた案内板があったので難なく辿りついた。善原寺は思っていたより
大きな寺で案内板には
 「駿府城のお姫様が、眼病の祈願のため両河内大平山の大平薬師を目指したが、ここ吉原で暮れてしまった。姫は当寺の和尚に
眼病治癒の大願成就を依頼して駿府城に帰城された。その後姫の眼病が全快したので善原寺に大平薬師を移し奉った。」

フーンそうなんだとは思うが、駿府城から蒲原の大平山に行くのに、何故こんな内陸の山間部を歩いたのだろう? 
マーそんな疑問はさておいて中々大きななお寺でした。

 標高も大分上がてきた所にミカンの案内板があった。左程大きなミカンの木ではなく勢いも感じられない。
 「静岡市指定天然記念物 みかん 実生の紀州みかんを定植した台木に、温州ミカンを接ぎ木した珍しいものです。
接ぎ木した温州ミカンは枯れてしまい、中心部分の紀州みかんのみが残る。地元では神聖な木として大切にされている。」

何が神聖なのでしょう? この木から美味しいみかん、例えば清水生まれの “キヨミ” が誕生したとか、今も清水で生産している
ミカンの元木なら分るが、接ぎ木しただけで神聖? 天然記念物? 何故でしょう。 

   
                富士山は見えるが                              新清水JCT

  さっきから薄っすらと富士山が見えているが分かるでしょうか。清水在住の方のブログには大井川から富士山が見えない日でも
写真がアップされているが、この富士山も多分大井川からでは見えないでしょう。
この先には県庁所在地の大都会静岡のスモック、更には大崩山塊の霞が発生する場所があるので富士山は見えなくなるのかな?

  新東名の新清水JCTが良く見える。写真左のコンクリの壁の上には四阿のような展望台があるが、これは新東名を走っていても
良く見えるやつだ。新東名はその壁の下を左へ行けば上りで、右に行けば下りになる。更に海の方に向かうのは東名への連絡路。
この写真には写っていないが建設中の中部横断道も見えていました。

          
                      峯山林道起点                                 一本杉

  日陰のない急な登りの農道は二日酔い気味の体力を奪う。
二日酔いを恐れ、その自覚を忘れないようにと指にキズバンを貼って飲んだので、それなりに酒量は少なかったのだが、
久しぶりの仲間との話が酒のアテになり、酒以外は余り口にしなかった。
そのため布団に入ってから腹が減って寝付かれなくなってしまった。2時、3時とズンズン時は過ぎても眼は冴えるばかり、
結局ウツラウツラしただけで朝を迎えてしまった。
  朝飯に素麵を支度してくれてあったので、これならさっぱり食べれると一口食べたものの、ウー駄目だ! 気持ちが悪い!
でもこれじゃ今日歩けなくなると、もう一口口入れたもののそれ以上は無理だった。
酒好きな自分が久しぶりの仲間との泊まり込みの酒会で酒を飲まないわけがない。それなのに翌日自分一人が勝手な行動を
するなんて、と反省をしたがもう遅い。今更歩くのを止めるなんて言うのも男がすたる。
てな状態で歩きだしているのでピッチは当然上がらずヨロヨロ状態です。
それでも茶畑やミカン畑が終り、日陰の林の中に入るとホッとした。熱中症にはなりたくない。

  四差路になった農道の中心に 「峯山林道記念碑」「林道吉原高山線」 と書いた古い看板がある。
そうかここを左に行けば林道高山線で、右に行けば峯山線なのだろう。ではどちらの林道を進めば良いのか・・・・・・・・
これから行く山は高山なのだから、林道だって高山線の方が良さそうだ。と思う反面、高山直下で静岡側の林道と合流したのは
一昨年の事でまだ新しい。なら竣工記念碑のある峯山線の方が良さそうだ。ウーンどうしよう・・・・
  所詮は地図も無く、参考にするのは一昨日見た地理院の地図を酒ボケの頭に思い浮かべるだけ。
結局 「へぼの考え休みに似たり」 になってしまったが、出した結論は右に延びる林道峯山線を進む事でした。

  記念碑のある四辻を右に行くと道は左に大きく曲がり四辻の上に出ると、そこには注連縄を巻いた大きな杉の木が立っていた。
これが途中にあった地区の案内板の “一本杉” なのだろう。木の根元に行くには少し下に行かなければならないので止めにしたが、
多分四差路の上に行く道を来れば一本杉の根元を通ってここの出る事ができるのでしょう。

 
              ヤマブキと??                                コアジサイが咲きだした

  林道の脇に咲き残りのヤマブキの花と一緒に、何やら葉の全面が白くなったり、半分が白くなっている葉っぱがある。
葉が白くなる物ならハンゲショウ(半夏生)があるが、あれは草でこれは木だ。結局分かりません。

  林道脇や林の中にコアジサイが現れだした。ウンこれなら南峰の群生地も期待できそうです。

          
                   初めてあった標識                                  16号鉄塔

  四辻から30分ほどの所に今日初めての標識が出てきた。標識は左の林の中へ行く道は “上伊佐布バス停” となっているが
これが麓からの登山道なのだろうか。それと今来た林道を指して吉原、上りは “高山・穂積神社” となっている。
これを見て林道の選択は間違いなかったのだとホッとした。
ただ “この先通行止め” と気になることも書いてある。でも大丈夫! 高山と書いてあるのだから。
 (家に戻り写真を見ると、ここには “この先車両通行止め” とあり、林道の開通する前の事だった。それと四辻あった古い看板の
 “林道吉原高山線” は、実際は “林道吉原峯山線” だった。どちらも二日酔いの早とちりでした。)

  鉄塔番号が気になりだした。と言うのも高山のシンボルでもある鉄塔に行く道があればきっと、かなりの近道になる筈です。
でもその鉄塔番号が分かりません。林道の先に見えている鉄塔はさっきあった鉄塔標識には16号とあった。

 
            高山と(14号)鉄塔が見えた                          14号鉄塔入口

  道路の舗装が終った頃、前方に小高いピ-クと幅広の鉄塔が見えていた。どうやらあれが高山らしいが、今高山より東を歩いて
いるという事は、これからあのピークを巻いて行かなければならないので、林道の合流地点はまだまだ先だろう。ウーン疲れた。

  15号鉄塔の案内は左の林の中を指していたが鉄塔自体は見えなかった。
標識から20分ほどで14号鉄塔入口の案内の所に出た。その点検路の取っ付きは中電特有の黒い階段になっていて、雰囲気と
してはこれが高山鉄塔の入口と思えるが100%の自信は無い。ところが心はこの点検路に入れ入れとけしかける。
ここに14号の案内しかないという事は13号は14号から行ける筈なので、ここに戻って来る必要はなさそうだ。
随分迷ったが体調不良はまだ続き食欲も湧いてきていない。これでもし引き返す事になったら、と考えるとどうしても最後の勇気は
湧いてこなかった。

 
              林道が下りだした                               黄色の登山道の目印が

  おとなしく林道を進んだが中々合流部が出てこない。林道は何時まで経っても古い感じで新しくはならなかった。
林道の合流部は鞍部になっていて右も左も上りになっていたが、いくら歩いても右は下り斜面だった。

  オヤ左に滑った跡が見えるがと上を覗き込むと、林の木に黄色の登山標識が見えている。ウン間違いない、あれは高山を下って
きた道だ。これは100%自信があったが、ここまで林道を歩いたきたのだから最後の合流部まで林道を歩く事にした。

 
              見覚えのある場所だ                           竜爪への林道と合流

  前方がカーブになっていて丸太の土留めと四角い標識が見えた。オーあれは林道合流部の切通しと所だ。フ~やっと着いた。
吉原バス停を出てから丁度2時間。多分普通の人より30分は余計に掛かっているだろうが、自分としてはほぼ予定内だ。

          
                    高山峯山林道入口                             すぐ先に林道がある

  イエイエ高山まで予定内で行くにはここで休んではいられない、ここから山頂までもだ30分は行かなければならない。
でもそれは無理です。ここで休まなければ後に響くと座り込んで10分休んでしまった。

  林道を歩いている時見えた標識の所に出た。グルリ林道を回ってここまで20分立っているが、休憩時間を引けば約10分だ。
次回若し峯山林道を歩く機会があったら当然ここをショートカットするだろう。

  登山道を少し離れた所で上を見ながら何かを取ろうとしている人がいた。しばらく見ていたが何をしているのか分からなかった。
 「今日は 何を取っていいるのですか?」 と声を掛けると 「タラの芽を取っています。」 と返ってきた。
私と同年配ぐらいの方でしばらく話をすると、この方も今日の目的は高山南峰のコアジサイで、竜爪登山口に車を置いて来ていた。
既にコアジサイの群落には行ってきていて、ここからは稜線伝いに穂積神社へ向かうのだそうだ。
そしてここで悲しい話を・・・・ 「南峰斜面のコアジサイはまだ1週間か10日は早いですよ」 との事だった。
アー聞かなければ良かったがもう遅い。急に気力が萎えたようだった。
それでも態々コアジサイをここへ見に来る同好の志がいたの嬉しかった。

 
          左が高山、直進が14号鉄塔                               高山山頂

  もうこの道は何度も歩いている。この分岐を直進すれば鉄塔少し下の登山道を通って柏尾峠に向かう道だ。
その分岐に中電の標識が立っていて柏尾峠の方向を指して14号となっていた。もう間違いはない高山鉄塔は14号です。

  高山山頂は視界も効かず面白くないが、ここに来た以上は行かなければ、それに山頂からは14号鉄塔に向かう近道もある。
この山頂は来るたびに寂れていくようです。白い標識は2ヶ所で壊れていて、昨年まであった木の山名板は杭すら抜かれていて
その片鱗すらない。誰かが抜き取ったのだろうか? その標識は写真の左の木に沿うように立っていて、奥を指して “吉原”、
左を指して “穂積神社” そして手前側は “鉄塔下展望地” となっていた。

  今は無い標識の話題で恐縮だが、高山山頂から東に下れば吉原とは標識を見て知っていた。なので今日林道を歩いていれば
何処かに山頂への登山口の案内があると思っていたが気が付かなかった。なら山道は林道を歩かないで吉原へ下ることができる
のだろうか、そんな事は無いと思うが本当の事は分らない。

  時間は11時半で昼飯に丁度良いがまだ腹は空かない。いや食欲が湧いてこないのだ。水分は飲むが小便は殆どでない。
注意しないと熱中症になる恐れもある。去年遍路歩きをして熱中症で苦しんだのも丁度今頃だ。
注意しないと、と思うものの何もすることもできないが、ゆっくり歩けばダメージは少ないだろう。

 
          山頂方向を指している15号案内                            14号鉄塔

  14号の鉄塔下の草原に来ると、そこに何とも理解しずらい中電の標識が立っていた。山頂方向の上に向かって “15号” とある。
15号入口は14号入口より大分下の林の中に向ってあったのに、何故上にむかった先が15号なのだろうか?
二日酔いの頭で分かるわけはないが、14号入口からの点検路は直接鉄塔には行かずに、一度上に出てそこから下るのだろう。
多分この案内に従って行けば林道の14号入口に出て、そこら15号に行くのだろう。一先ずそういう事にしておきます。 

  以前この草原には針金で囲まれた花壇のような物があったが、今はその中は雑草が生茂ってて何が有るのかも分からない。
だが囲いの外の雑草は綺麗に刈ってあり、あの花壇のような物は一体何をやりたかったか、本当に分かりません。

 
                安倍川が見える                         尾根の先端が梶原山だ

  高山の鉄塔は西側から良く見えて、この鉄塔のお陰で高山の場所を判断する事ができる。なのでこちら側からも眺めはよい筈
なのだが鉄塔が邪魔をしてしている。しかも今日は遠くは霞んでいて景色は良くなかった。
稜線の先端が見えているが、あそこが今日最後の山梶原山で、まだまだ先は長い。頑張らなければ。

          
              14号鉄塔                                伊佐布の表示

  時間は11時40分で太陽も高い位置にある。こんな写真を撮るため移動できるのだからまだまだ大丈夫だ。
鉄塔の草原下の林の中に入ると杉の木に直接 “伊佐布” と書いてある。これは以前から知っていたので14号の点検路はここに
出るのだろうと想像していたが違ったようだ。ではこの伊佐布の道も林道を通らないのか? 踏み跡を覗き込むと入口から倒木が
あり、とても中に入っていく気にはなれない。どうせ歩くなら点検路の方が確かだろう。
初めて歩く林道だったので疑問ばかり湧いてしまったが、ここがもう少し家から近ければ楽しい探索コースとなるのだがな。

MHシリーズ3

2017-06-08 11:36:23 | マンホール
          東海地方も昨日梅雨入りしました
          雨が多いのに水無月とは これ如何に            (MH季節シリ-ズ3 雨)

  水無月は六月の古称ですが “水の無い月” ではなく “水の月” だとの説がありました。
その根拠として、古語では “無(な)” は “の” にあたる連体助詞なので 「水の月」 になるとか。
難しい話は兎も角として、旧暦の6月は今の7月で梅雨も明けきれにない時期なのに何故だと思ったら
 「陰暦六月は、田に水を引く頃だから 水の月 と云われるようになった」 のだそうです。


       「マンホールシリーズ第3弾」 は雨と水を表すものを集めて見ました。
                               「あめ」
     
                         愛知県豊川市(2011)                      
  大小の傘を持ったテルテル坊主が手をつないで輪になった絵柄は、雨の日も楽しくなってきますね。
この絵柄は童謡 「あめふり」 の作詞家か作曲家が、豊川市に関係あるかと思いましたが関係ありませんでした。
豊川市と雨の関係は分かりませんでしたが、これなら雨の日も心ウキウキしてきます。

                             「アメンボ」
      
                         愛知県名古屋市(2011)
  このデザインもホッカリさせてくれます。でも最近は水溜まりも少なくアメンボを見なくなってしまいました。
アメンボの名前はアメンボウと “ウ” を付けて呼んでいたので、語源は当然 「雨坊」 だと思っていました。
ところがそれは大違いで実際は 「飴棒」 から来ているとか。
 「飴」 とはアメンボの臭腺からから発する飴のような臭いで、 「棒」 は体が細長いことから来ているそうです。
そう聞いても 「雨坊」 の方が相応しいと思いませんか。
そうそう少し格好をつけて云うときは 「ミズスマシ」 と呼んでいました。

  雨のは水は川となって湖や海に流れこみます。で次は “川” のマンホールです。
                             「狩野川」
     
                        伊豆の国市(旧大仁町)(2012)
  6月の川は鮎の解禁で大賑わいです。
中でも狩野川は鮎の友釣り発祥の地という説があるほど友釣りが盛んな川だそうです。

                             「豊川」
     
                        愛知県豊川市(2011)
  豊川で鮎釣りが行われているか分かりませんが “川に魚” という事で許してください。
魚が丸々していて鯉ともみえるがそこはご愛敬。上流の狐は豊川稲荷のきつねさんでしょうか。

                            「佐久間ダム」
     
                        浜松市天竜区(旧佐久間町)(2012)
  川の水はダムに堰き止められダム湖になります。
静岡県のダムと云えば勿論佐久間ダムです。建設当時は日本一を誇り、小説や映画にもなったそうです。
この写真は塩の道を歩いた時の写真ですが、残念ながら塩の道はダム近くを通りませんでした。

                             「河口湖」
     
                        山梨県河口湖町(2010)
  静岡県には大きな湖は無いので富士山麓道一周で歩いた富士五湖を紹介します。
富士五湖で一番開発が進んだ河口湖はマンホールもカラフルです。湖の向こうに富士山、上には河口湖大橋、
黄色の花は富士山に似あうといわれた月見草。そして縁どりにはラベンダーと名勝やら特産が大賑わいです。

                             「忍野八海」
     
                        山梨県忍野村(2010)
  川でも湖でもないけど水車は水が無ければ動かない。その水の元は空から降ってきてきた雨です。
河口湖町のお隣の忍野村は静岡県にはすでに無くなってしまった “村” がまだ生きています。
もうそれだけで “ふるさと” といった感じが呼び覚まされるから不思議です。

                             「かぐや姫」
     
                            富士市(2012)
  これが雨に関係がある?? 
ありますよ! 竹にお姫様なら七夕の織姫、七夕なら7月7日。7月なら梅雨で雨ですからネ。
イエイエ本当は今回は静岡の物が少なかったから綺麗処に登場願っただけですが・・・・・
この写真は 「海から富士山」 を歩いた時に田子ノ浦海岸にある富士塚近くで写したものです。
富士市のかぐや姫伝説は旧吉原市の竹林をかぐや姫誕育の地として、最後に月に帰るのではなく、富士山に忽然と
消えてしまうことになっています。
そのため富士山浅間大社の祭神の木花咲耶姫がかぐや姫のモデルだとする説もあるそうです。
富士山の上にあるお月さんに何か模様のような物があるので拡大してみると、何と富士市のマーク(市標)でした。
それで富士市の刻印が無かったのか。納得。

志太奥:椿山・菩提山・笠張山周回4

2017-06-06 16:20:22 | 低山歩き
                       笠張山 
歩行記録                                                        H29-5-28(日)
歩行時間:7時間10分   休憩時間:2時間35分   延時間:9時間45分
出発時刻:6時45分     到着時刻:16時30分
歩  数:36、750歩(推定距離26.08km)    GPS距離24.1km
行程表
 農民組合 0:30> 上滝沢バス停 0:10>  農道入口 0:50> 開拓の礎 0:10> 椿山三角点 0:40> 桧峠 0:55>
 菩提山 0:20> 林道滝之谷峠 0:25> 笠張山登山口 0:35> 笠張山 0:15> 新道登山口 0:35> 林道滝之谷峠
 0:50> 水車村 0:20> 不動峡 0:35> 農民組合430
                                                             
                                 志太奥周回概略図
        
                                 笠張山の概略図
        

          
                峠の地蔵                            八の字草 否 ミズヒキ

  峠のお地蔵さんに、今日無事にここに戻れますよう祈って(嘘)滝之谷峠を出発。
相変わらず見るものない林道だが、時折八の字模様のミズヒキの葉が道脇に群れになって生えていた。
花穂が延びていない時のミズヒキの名前は余り相応しくないので、私なら “八の字草” と名付けたいところだ。
この模様も水引状の花穂が延びてくると消えるのですから不思議なものです。

 
                  高根山                                   笠張山入口

  菩提山を下った所から始まった林道歩きは、道の両脇が木に閉ざされていて景色はまるで見えなかった。それが 「笠張山入口へ
 500m」
と書かれた標識の所だけ一瞬左側が開け高根山の電波塔が見えた。
気を引く植物も無く、景色も無い本当に張りあいのない林道だったが、比較的平坦な道なのは助かった。

  やっと笠張山入口に到着。ここからが今日一番の難所の急登が始まると、覚悟はしているのですが・・・・・・

     
           急登                         急登                      また急登

  思った通りでした。入口を入るとすぐに傾斜が強まり笹薮の小径の急登が始まりました。ここを下るときは笹を掴んでブレーキを
かけながら下るのだが、上りではその笹が牽引代わりになる。
だがそれに力を入れグイッと体重を乗せると笹がいとも簡単にポキと折れてしまう事がある。まだ成長しきらない今年生えた笹で、
背丈は同じくらいに伸びているが笹の葉は出ていない状態です。危ない!危ない!注意しないと転倒してしまうので要注意です。

 
              チャボホトトギス?                                 新道口分岐

  チャボホトトギスの葉っぱでしょうか? チャボホトトギスの葉は 「長楕円形で端は尖り、革質的な表面は滑らかで光沢がある。
濃緑色の斑紋がある場合が多い。」
となると矢張りチャボホトトギスでしょう。
昨年は竜爪で初めてこのチャボホトトギスを見て感激したので、この山にも沢山咲くようなら来てみたい。
だが、今日はこの葉を確認できたのは2ヶ所だけでした。

  さしもの急坂も笹から雑木林に変わると終わりです。笹薮の中の道は間違いっこない道だったが雑木林になると落葉で踏み跡が
隠され一瞬アレーって感じになる。しかしそれも多寡が20m程で道は杉林の中に入っていく。
平坦になった林の中の道を少し行くと標識があり、そこには 「新道口」 の表示がある。今日の予定は笠張山に行ったらここまで戻り
新道口に下る予定です。

 
                 稜線の道                                   稜線の道

  なだらかで歩きやすい稜線は殆どが杉林の中だが、たまに雑木林になった所もあった。

 
                    笠張山                                展望地より

  快適な稜線は5・6分も歩くと笠張山山頂に着いてしまう。
視界の効かない山頂だがやけに立派な山名表示杭が建っているが、これは静岡市のエーデルワイスクラブが設立20周年記念に
建ててくれた物です。しかし何故この地味な山に記念の杭を建てたのでしょうか、聞いてみたい気がします。

  私はここまで標識通りに菩提山から右側からの道を歩いてきました。次に高尾山に行くなら左に進むのは違和感がありません。
実は笠張山に初めて来た時は高尾山から新道口を登って右から笠張山に来ました。なのでこの標識を見て何故左が高尾山なのか
地図を持っていなかった私は悩んでしまいました。
  後日高尾山から新道口でない別の道でここに来て、左に行っても高尾山に行く事を納得しました。イエその方がハイキングコースと
しては一般的のようでした。ただその道は途中で水車村への道と分岐しているの、この標識には水車村の表示も欲しいところです。

  視界の効かない山頂だが、東(左)の方が明るくなっているので歩を進めると、樹木が伐採され視界が開けた所にでます。
所詮はこの程度の眺めですが菩提山より広範囲に見えます。
志太奥の高根山や高尾山、笠張山、菩提山を歩くと、山頂から景色が見えるように樹木を伐採してくれてあるので感謝!です。
例えこの程度の眺めでも見えると見えないでは大違いです。
これですべての山から景色が見えなければ、志太奥の山を歩く人はもっと少なくなるでしょう。

 
                 新道口分岐                               新道口への標識

  笠張山から新道口分岐まで戻り、そこを右に折れて新道口に向かいます。
この道は上りにしか歩いた事はないが、そのときは入口さえ分かれば後は踏み跡を上に上にに来ればこの標識に出ます。
新道口分岐から10分も下らないうちに、二つ目(ちょっと自信が無いが)の標識が見えてきます。
ここを右に曲り30mも下れば林道と合流します。

          
            これは間違いだ!                       何となく踏み跡にみえる       

  林道の新道口を登ってくるとこの標識の正面に出るので、ここを左に曲がって笠張山に向かっていました。
その時は標識を見て右に新道口とあるのは承知していたが、多分右に下っても登山口があるのだろう簡単に解釈していた。
しかしどうやらその解釈は違うようです。この標識に従って下ったベテランの方のブログを読むと、林道にあとわずかという所で
道が完全に分からなくなり、最後は林道に飛び降りてしまったとありました。

  ではと標識の所から右の藪を見ると何となく凹んでいて踏み跡がありそうな所が見える。ならとその藪を強引に突破すると、
ありました! ありました! 踏み跡が。
たった2・3mもの藪漕ぎですが、ここの藪は茨があるので痛くなるが、それを我慢すれば踏み跡があり、更に少し下れば農道が
見えてきます。

  そこからまたを標識まで戻り、目印のリボンを付けてきましたが、これで迷い人が減るならやぶさかではありません。
まず標識の正面側にリボンを付け、歩いたきた人の目を引き、次に藪を少し入った所にも付けて藪の中に誘導するようにしました。
こうすれば間違えて直進する人は減るでしょう。しかし完全に無くすには標識を訂正するしかないが、それは私にはできません。

 
            登り口にも目印を付けた                                林道にある標識

  登り口も分かり難いので目印を付けておきましたが、ここにも標識があるがその指示する方向は登り口を指しいない。
実際の登り口は標識の後ろなので、そちらにもリボンを付けておきました。
最初にここに来た時は標識の指す方を探した踏み跡が分からなく困ってしまったが、こうしておけば迷う人は減るでしょう。
ただ目印は余り多すぎても煩く感じる人もいるので加減が大事です。それと自分が迷って付けた目印を撤去しないのも困ります。
次に来た人もその目印に誘われ迷ってしまうのですから。

  ここ新道入口は林道の左右と登り口にも標識が建っていて、先程登った笹薮の入口より力を入れているようだ。
なら分かり難い標識は訂正した方が良いと思う。

 
             ここを飛び降りたんだ                                 林道のウツギ

  林道の新道口の場所は林道の最高点らしくどちらに行く道も下っていた。
本来は同じ道は歩きたくないのだが、今日は菩提山から水車村の道も調査をしたいので、ここから林道を戻るしかない。
新道口の先の林道法面は道路から2m程は急傾斜になっているが、標識を間違えて下った人はここを飛び降りるしかないようだ。
今の私がやれば・・・・・・・・ オー!くわばら!くわばら! とてもそんな気は湧かなかっただろう。しかし更に農道を下ると法面は10m
以上の急傾斜地で、覗くだけでも震えがきそうだ。もし私が間違えたらどうしただろう? 少し怖くなってしまった。

  何もなかった林道だったが、この辺りには時折ウツギが咲いていた。でもそれだけでした。

 
            何を求めて建てたのか?                          小屋が転がっていた

  滝之谷峠を過ぎ、菩提山の入口も過ぎたが、ただただ林道を下るだけなので大分飽きてしまった。そんな時アピンカーブの内側に
小さな山荘?風な建物があり、入口には 「BAM800HOUSE」 と書いてあるが意味は分からない。それにしても家の前も裏も左も
道路に面していて景色も見えない。一体この場所に何故建てたのだろう? 星? 周りは木が生えていて狭い空しか見えません。
家の後ろに回ると急斜面なので長い木の杭を打って家の半分はその上に建っている。これでは時間の問題で家は倒壊してその
残骸は道路に散らばってしまうだろう。そうならないうちに撤去した方が良さそうだが。

  その家の下には更に小さく便所かなと思える建物が横倒しになっていた。幸い木に引っかかって下には落ちていないが、木が
枯れれば道路に落ちる事間違いなしだ。と、言っても小さな建物なので被害は余り無さそうだが。

 
                地蔵の分岐                                  マピオン地図

  最近は “歩くつもり” や “歩く予定” ばかり増えてしまい、そのままになっている事が多い。そこで有言実行するため宣言します。

林道の細尾沢橋を渡ると祠に入った地蔵尊が祀られている。この地蔵尊が祀られたのがいつの頃かは分からないが、林道が出来て
からとは思えない。多分それ以前の滝之谷峠を人が歩いていた頃からあったのではないか。
ならば峠からの道はここに通じていたと思われる。
それが証拠に地理院とマピオンの地図にも旧道と思える道が載っていて、その出発地を地理院では沢との分岐地点で、マピオンでは
分岐した林道の終点からとなっている。
その両方を合わせれば、橋の袂から右に延びる林道があるここから、滝之谷峠の道があったのは間違いなかったと思われる。

  一昨年峠から下って沢に遮られ引き返してしまったが、今度はここから登ってみれば峠に辿りつけるかもしれない。
これからの時期は草が生茂り踏み跡も不鮮明になるし蜘蛛の巣も張りめぐらされる。ならば今年の秋から冬にかけて歩いてみます。

 
          林の平らな道になれば水車村は近い                          水車小屋

  見る物のない林道は例え下り坂でも飽きてくる。だがそんな道も沢が横を流れ平らな道になれば水車小屋は近い。
民家がポツンとあり、廃屋に近い回っていない水車小屋が出てくればそこが水車村です。

          
               八兵衛碑                                 水車小屋の幟

  水車村の橋の袂にも川中島八兵衛さんの石碑が建っています。こんな上流でも昔は人が住み水害があったのでしょうか。
それにしても八兵衛さんの行動力は大したもので、水害が発生ると現地で救済に当たり薬を配り、更には心のケアまでしていた。
この石碑も八兵衛さんの 「私を祀れば以後水害は起きない。」 との予言を拠りどころに祀ったものでしょう。

  水車村とは過去の遺物で今は道路標識に残っているだけだと思っていました。
それがどうしたのでしょうか “水車村” と染め抜かれた幟が立っていました。何かあるのかと例の水車小屋の方を見るが人影は
見えない。何だったのでしょうかあの幟は。

          
                摩崖仏                                親子太公望

  ここから先は何度も紹介しているの大きくパス。
摩崖仏の下では親子が釣りをしていました。仏さんの下で殺生をして罰が当たらないのかな。

 
             温泉宿跡の太鼓橋                              柿の木坂の家の前

  不動峡の入口に 「柿の木坂の家」 と名の付いたレストランじゃなく食堂? テント? 屋台? があるのは知っていた。
店の名前などすぐ忘れてしまう私だが、ここの名前は忘れない。イエここに印象深い坂や柿の木があるわけではありません。
青木光一が歌っていた 「柿の木坂の家」 と同じだからです。新しい事は覚えられないが古い事は結構忘れないものです。
この歌の中に 「柿の木坂は~ 駅まで三里~ おもいだすな~ ふるさとの~」 の哀調を含んだ歌声は好きな歌の一つです。 
オッとそれは今は関係ないか。
  今までも何度もこの道は歩いているが店が開いていたのを見た事が無かった。なので水車小屋と同じようにやめてしまったのかと
思っていたが、今日は何本も幟が立っています。しかも車も何台か停まっている。
何でしょうね、水車小屋といいこの店といい突然幟が立つなんて。
気になってネットで調べてみると、年配のご夫婦が土日に営業しているようです。失礼しました。

歩きには関係ない話で今回の観歩は終ります。

志太奥:椿山・菩提山・笠張山周回3

2017-06-04 10:50:19 | 低山歩き
                       菩提山 
歩行記録                                                        H29-5-28(日)
歩行時間:7時間10分   休憩時間:2時間35分   延時間:9時間45分
出発時刻:6時45分     到着時刻:16時30分
歩  数:36、750歩(推定距離26.08km)    GPS距離24.1km
行程表
 農民組合 0:30> 上滝沢バス停 0:10>  農道入口 0:50> 開拓の礎 0:10> 椿山三角点 0:40> 桧峠 0:55>
 菩提山 0:20> 林道滝之谷峠 0:25> 笠張山登山口 0:35> 笠張山 0:15> 新道登山口 0:35> 林道滝之谷峠
 0:50> 水車村 0:20> 不動峡 0:35> 農民組合430
                                                             
                                 志太奥周回概略図
        
                                 菩提山の概略図
        

  菩提山も南側から上るのは初めてです。椿山のように大変でなければ良いが・・・・・

 
              菩提山に向かう農道                               荒刈りした茶の木

  桧峠で県道と別れ農道に入れば茶畑に囲まれたのどかな眺めになる。
ここでも茶刈りをしている姿が見えたが、お茶を刈っているのではなくそれこそお茶の木を切っているようだった。
一般的にお茶は1年に2・3回収穫をするが、新茶のあと2番茶を収穫しない茶畑は緑の葉が残らないくらいの深く刈込む様です。
こうして茶の木の樹形を整えながら大きさも押さえるのだとか。
こんなに深く刈っても2番茶は採れないものの秋番茶の収穫は出来るそうです。

 茶の畝の間に緑の葉があるが、これは刈り残しではなく、刈った茶の葉が畝の間に溜まっています。後でこれを下に落とせば
茶草場農法と同じ効果が得られるようです。
どの茶畑もこの作業を何年かに一度はやらないと、お茶が大きくなり過ぎて機械による茶刈りができなくなってしまうそうです。
農道歩きをしていると農家の人と立ち話をする機会が多いので、自然とこんな知識もつきました。

 
                椿 山                              椿山の山桜(白っぽいのが桜です)

  今歩いて来た椿山が右手に見えてきた。この椿山が山桜の隠れた名所だと写真添付で教えてもらったのだが、今年は機会を
逃してしまった。ならせめてどの辺りに桜が多いのか調べようと気にしながら歩いたが分からなかった。
桜も花が咲いていれば遠くからでも分かるが、葉桜になってしまえば普通に木と同化して目立たなくなってしまう。
道脇にあれば幹で判断付くがそれにも気が付かなかった。貰った山桜の写真には “桧峠から椿山方面” と記されているが地蔵堂の
ある桜峠からは椿山は見えないので市境の辺りか見たのだろうか?
来年桜を見に来てもこの場所を特定するに時間が掛かりそうだが、さてどうしよう。マー来年は来年。今から心配する事はないか。

 
                 桧峠の上                                 ここから山道

  農道から後ろを振り返ると桧峠付近にあった民家や茶畑が見えていた。今の時期が1年で一番優しい色になるが、放置茶畑が
増えてくるとこの優しい色は消え、濃い緑色一色になってしまうだろう。
以前はこの時期に山間の集落を歩くとお茶を蒸した匂いがして目と鼻でお茶を感じたが、最近は匂いの方は無くなってしまった。
理由は集落ごとにあった茶工場が集約され茶工場も放置工場になってしまったからだ。

  茶の香りといえば芭蕉の句に 「駿河路や はなたちばなも 茶のにをひ」 という句があり、それをアレンジした広沢虎三の浪曲
 「旅ゆけば、駿河の国に茶の香り」 もある。更にチャッキリ節 「花はたちばな、茶のかをり」 ともうたわれている。
しかし実際には辺り一面茶畑の中を歩いてもお茶の匂いなどしてこない。となれば駿河路の茶の香りとは製茶時の茶葉を蒸した
香りだったと思うが、今やその香りは忘却の彼方に去ってしまったようだ。

          
              “きつい” 道                                 合流部

  農道が終った山道入口の標識が、手前を登る道を指して 「ゆるやか」 、奥に行く道は 「きつい」 となっている。
いつもは分岐を案内する標識が無い上から道なりに歩いて、自然に 「ゆるい」 側の道に出ていた。
そこで今日は上の分岐点は何処にあるのかと 「きつい」 道を歩いてみた。
きつい側の道は杉林の中の浅い溝状の道で、溝の中には落葉が積もり柔らかく歩き易かった。これなら杉林と雑木林の間を下る
ゆるい側の道より歩きやすいかもしれないと感じたが、果たしてどうだろう。
そうそうこのきつい側の林の中には、かなりの数のコアジサイが点々とあった。写真に写っている葉もコアジサイです。

  きつい道を10分程上ると正面に標識がある場所に出たが、そこの標識は左右の道を指しているだけできつい側は案内してなかった。
成程これでは下りでは自然にゆるいがに行くはずだと納得。マーどちらを歩いても左程変わりはなさそうです。

 
                   つつじ                                  コアジサイの山道

  菩提山で見かけた花は赤いつつじが数本と見飽きるほどのコアジサイでした。ただここのコアジサイはまだ早すぎて白い蕾状態の
物が多かった。これだけコアジサイを見ると高山南峰に行く気が薄れてしまう。


 
                 三角点の標識                                三角点

  面白みのない林の中の道に標識がポツンと建っている、。標高677.28m二等三角点伊久美村を案内してくれている。
三角点は林の中の踏み跡を10m入ると北向きに埋められた標石があるが、このような場所の三角点は案内が無い限り私には探す
ことが無理なのでありがたい。と云っても何をするわけではなく、ただ拠写真を写すだけですが・・・・。
標識をよく見ると小さく 「677.1」 と標高が書かれている。私は以前は三角点の白い標識に標高を書いて欲しいと思っていたが、2014
年に標高が見直され小さな誤差が生じた所もある。これを地理院で全て訂正するのも難しいので標高を書くのは無理のようです。
でも標高は知りたいので地理院以外の標識には今のように記入して欲しいと思います。

 
               一見痩尾根                                   山頂直下

  この一見痩尾根風の道が出てくれば山頂は近い。菩提山の登りは北側の滝之谷峠側から上るより随分楽で、頂上直下の上りも
距離は短くあっという間に山頂に到着。

 
                山頂表示                                    山頂の石仏

  菩提山の名の謂れは分からないが山頂には石仏が一体祀られている。石仏は古く表面に何が彫られているか分からないが、
菩提とは仏様の名前ではないので何が彫られていようが関係ないだろう。

 
                 東の眺め                                   西の眺め

  菩提山からの眺めはハッキリ言ってよくない。それでも東側は条件さえ良ければ藤枝の山間部の集落が見える。今日はこの
景色を眺めながらの昼飯とする。

          
                       枯葉の急坂                               アセビの曲線美

  頂上からは急な下りになり落葉が積もった滑りやすい道を慎重に下るが、そんな場所もすぐ終り、後はのどかな山道になる。
幹をクネクネさせたアセビも時々出てきた。

          
                 山 道                                 林道が見えた

  左下に舗装道路が見えてくれば林道の滝之谷峠はもうすぐです。
この菩提山はこちら側から上るとハーハーした上りになるが、逆コースだとかなり楽な道になる。昔の椿山が含まれていない当時の
ハイキングコースが、この楽な方を指定したのも分かるが、椿山が増えてコースではどちら向きが楽だろうか。分かりません。

 
                    菩提山                               何もなかった林道

  菩提山ハイキングコースはこの林道を東に下って水車村に行くのだが、今日は笠張山のコースも調査する予定です。
笠張山も北からは何度も歩いているが、コースに指定されている南の林道からの道を歩いた事はありません。
ただここから水車村に下る道も歩いていないので笠張山の後に歩く予定です。ようはここから笠張山入口までは往復することになる。

  椿山の農道と同じような花を期待した林道だが、見事に期待は外れ何もなく詰まらない道でした。

 
                 旧滝之谷峠                                峠の地蔵

  本来の滝之谷峠は峠の地蔵があるこの場所だが、ハイキングコースの滝之谷峠は菩提山を下って出た林道の場所を滝之谷峠と
しているようです。ただその場所には “滝之谷峠” の表示が無いのでここと勘違いしないか心配です。
と、言うのもハイキングガイドには 「菩提山山頂から滝之谷峠、水車村、滝ノ谷不動峡を通り」 と案内してあるからです。
しかもここの滝之谷峠の標識には 「滝之谷⇧」 の案内もある。マー林道の分岐からここまでは10分余り歩かなければならないので
勘違いする人はいない思いますが・・・・・・ しかしもし間違えたら苦労することは必至です。
私は承知してこの道を下ったのですが、途中で踏み跡を外して左右とも沢になった場所に出てしまい引き返したことがあります。
次回は下からリベンジしようと思っていますが、いつになることやら。多分いつかは永遠にいつかのままでしょう。