歩行時間:6時間35分 休憩時間:1時間25分 延時間:8時間00分
出発時間:8時00分 到着時間:16時00分
歩 数: 27、754歩 GPS距離19.2km
行程表(2014-1-19(日))
宇津ノ谷道の駅(岡部) 0:35> 林道分岐 0:10> 山道開始点 0:25> 28号峰 0:30> 富士見峠
0:15> 高草山 0:35> 鞍掛峠 0:10> 尾根合流 0:15> 三角点 0:25> 満観峰 0:20> 444峰
0:50> 蔦の細道 0:20> 宇津ノ谷峠 0:20> 宇津ノ谷道の駅(静岡) 1:25> 安倍川駅
大崩・岡部-高草山-満観峰-岡部周遊コース
宇津ノ谷へ
高草山の山頂には犬を連れたハイカーが3組もいた。最近低山を歩いていると犬を連れた人に良く出会うが、
犬は喜んでいるのか、それとも嫌がっているのか?
昨年富士山で赤ん坊をおぶっていると思ったら、赤ん坊ではなく犬だった。こうなると犬はとても喜んでいるよう
には見えず、一体何の為に連れてきたのか理解できなかった。
普通の山での犬の排泄物は、放置しておいても樹木の肥料になるぐらいで咎める事もないと思うが、木の無い
富士山ではどうだろう。人間の小便も大便も有料の富士山では、犬もそのままという分けにはいかないと思うが。
鞍掛峠に11時10分に到着。今日の予定はバス停を8時頃出発し、4時間程で満観峰に着くので、そこで昼飯に
する予定だった。ここ鞍掛峠から満観峰までは40分あれば行けるので完全に予定通りに来ている。
だが予定はそこまでで、満観峰から先はコースだけは決めてあったが時間のことは考えてなかった。
コースは満観峰から鞍掛峠の道を少し戻り、444峰経由で蔦の細道・宇津ノ谷峠に行き、峠からは岡部側の道の
駅に下って周遊コースを完結させる予定だ。
時間は満観峰から宇津ノ谷峠まで約2時間あれば行く事ができるので2時半にはゴールしてしまうことになる。
それでは余りにも早いゴールで完歩の乾杯がやりづらくなっていしまう。
そこでいい案を思いついた。鞍掛峠から直接満観峰に向かうのではなく、一旦日本坂峠の尾根に出て、三角点を
越えて満観峰に向かう。そうすれば30分は余計に掛かるだろう。それに鞍掛峠から直接満観峰に行くと満観峰から
444峰に向かう時と同じ道を300mほど歩かなければならなくなる。それが三角点経由なら同じ道を歩かなくて済む
これこそ完全周遊だ。ヨシ! このコースにしよう。
鞍掛峠から日本坂峠の尾根に抜ける道は以前は歩く人は少なかった。10年以上前になるが、この道を初めて
歩いた時は踏み跡を間違えて登ってしまい、途中からは林の中を上に上にと歩いて、三角点のある山頂に直接
出てしまった事がある。その日は尾根から下りの道も歩いてみたが、途中の道は砂が覆っていて一部判読不能な
所があった。
それが昨年春歩いてみたら道は見事に整備されていて間違いないような道になっていた。先週鞍掛峠に来た時も
この道を歩く人が何組かいたので最近は大いに利用されているようだ。
だが私にはこの道の利用方法がよく分からない。今日の私のようなコースは物好きだけが取るコースだろうし、
景色の良い満観峰に寄らず日本坂峠に行く気持ちも分からない。ただ日本坂峠から満観峰に向かう途中疲れて
緊急避難的にこの道を下る事はあるかもしれない。その程度の利用方法しか考えられない道だった。
鞍掛峠 日本坂峠の尾根に
鞍掛峠の地図
鞍掛峠から尾根の合流部までは、ゆるかな上り坂で10分程で着いてしまった。イエイエこれなら蔦の細道の
分岐経由より楽だなどと思わないでください。こちらの道はこれからが大変で、合流した鞍部から左を見れば
三角点のあるピ-クへ階段が続き、右を見れば水分大神の石碑のピ-クへの階段が見えている。(写真技術が
無いため水分大神側が楽に見えますが、実際は三角点側の方が大変です)
三角点への尾根道 水分大神への尾根道
この付近の地図を見てください。黄色で表示したのがハイキングコースのメインルートで、各所に公的標識が
設置されています。
青色は今回歩いたルートで、青色だけの部分は私製の標識が少し付いているルートです。
こうして地図で見てみると鞍掛峠から尾根までの距離が近いのに驚きました。これなら10分で着くはずです。
地図では鞍掛峠から直接三角点に道が延びていますが、10年前に迷い込んだ道はこの道だったかもしれません。
また、鞍掛峠と尾根の合流部から林道への道も地図には有りますが、実際には見当たりません。
国土地理院の地図の山道は、このように地図にはあっても実際には道が無いケースが多いので注意が必要です。
鞍掛峠付近の地図
満観峰には12時5分に到着。蔦の細道分岐経由なら11時50分には着いただろうから、15分余計に掛かった
事になる。それでも思ったより早く着いたが、矢張り三角点経由は大変だった。
満観峰山頂には10人位が昼飯を食べていて、私も簡易ベンチに腰かけて富士山を見ながらの昼飯を取る。
陽射しも暖かく風も無く暑い位で、温度計を見ると18℃だった。朝は0℃だったので18度も上がったのだから
暑いわけだ。富士山は霞んでいて肉眼では見えるが、写真技術の無い私には薄くしか写らない。
444峰近くなると後ろに満観峰が見えてくる。大崩山塊の山はそれぞれ特徴があって遠くから見ても案外判別
しやすい。満観峰は写真のように山頂部分の南側に木が無く、山頂の2か所に高い木がある。高草山は山頂に
アンテナがあるので分かるし、花沢山は一番海側のこんもりした山で、よく見ると山頂部分の木が一部欠けて
いるように見える。これは山頂の反射板の全面の木伐採してあるからで、その花沢山の海側にある小さな小山は
虚空蔵山です。
尤もこれらは大崩山塊の西側から見た景色で、東の静岡側からは虚空蔵山は花沢山に隠れて見えないし
満観峰は後ろの高草山や、前の丸子富士と重なり判別しにくなってしまう。
でも富士山からも花沢山と高草山は判別できました。
444峰付近からの南アルプスの眺めは大崩山塊の中では一番だと思う。満観峰や花沢山の途中から見えるが
正面に見えないが、ここからだと南アルプスが正面に見える。今日も写真を写したが手前のススキにピントが
あってしまい白銀の山はボケてしまった。
この南アルプスの山が見える場所は、蔦の細道の分岐から444峰方面に10分ほどの北の方角が開けた所に、
右側に入る踏み跡があります。縦走路だけを歩いていると南アは見えないで通り過ぎてしまいます。
満観峰から富士山 444峰付近から満観峰と富士山
山に名前が無いと、その山の標高をとって444峰など言う場合が多いが、数字を覚える事が苦手な私はこれに
弱い。例えば北のピークは311峰、28号峰は318峰などと云われても分けが分からくなってしまう。ここの444峰の
ようにゾロ目で覚えやすければ良いのだが--------
444峰は平坦な林の中の山頂で視界はきかない。道はここまで西に向かっていたが、ここから北に向う。
暫く行くと放置茶畑の所から西の方角が開け、今日歩いて来た28号峰や富士見峠が見えていた。
28号峰の傾斜の急な場所も見えていたが、写真に写したら左程の傾斜には見えなくなってしまった。
それにしても28号峰は低かった。これでは林道から25分程度で尾根まで登れるわけだ。
この茶畑が西側の斜面にあるという事は、茶畑は廻沢集落の農家の人の茶畑なのだろう。なら廻沢林道に
下る道が有る筈だと思ったが。止めよう、ここに道があっても、ここから下って朝歩いた林道に出るでは
周遊コースとしては面白くない。このまま宇津ノ谷峠まで行き、道の駅に下った方のが完全な周遊コースだ。
444峰から28号峰と北のピークの尾根
以前の蔦の細道の峠は静岡側は林が邪魔をして何も見えなかった。それが昨年峠の下の樹木を伐採した
お蔭で視界が開け、嬉しい事に富士山が見えるようになった。今日も標識の杭の上に富士山は見えていたが
残念ながらブログの小さな写真では判別不能になってしまった。
ここから更に尾根道を宇津ノ谷峠に向かう。数年前までは倒木もあり踏み跡も薄くて、一度は宇津ノ谷峠からの
下りで道を見失い、慌てて踏み跡がはっきりしている所まで戻って事なきを得た事があった。
鞍掛峠の上では道を見失ったのに強引に先に進み、ここで戻って再度歩き直している。その違いは------
鞍掛峠の上の尾根には尾根道が通っていて、上に上にと向かえば必ず尾根道に出る確信があったし、上を
目指せば焦点も定まり山頂に出るからです。その時も最終的に出た場所は三角点のあるピークでした。
それに比べ下りは焦点が絞りにくく、角度を少したがえただけで何処に出るかわからない。そのため元に
戻ってやり直したのでした。
宇津ノ谷は伊勢物語の「駿河なる 宇津の山辺のうつつにも 夢にも人に逢はぬなりけり」の前段に
「宇津の山にいたりて わが入らむとする道はいと暗う細きに つたかえでは茂り 物心ぼそく -----」とあるそうだ。
これをみても昔は「宇津山」か「宇津の山」はあったと思われる。
その山の場所を歩きながら考えてみた。場所は蔦の細道の峠から宇津ノ谷峠の間としたら、その間には
標高228mと226mのピークがある。どちらも似たような感じで、視界はきかない平らな林の中の山頂だ。
それでもどちらかかにするなら私は226mの宇津ノ谷峠側のピークにしたい。そこの山頂は平らなうえに木や
背丈の高い雑草も少なく、のんびりした頂だ。山頂表示は無いが送電線の点検路の標識が建っている。
こんな事を考えながら歩いているので、うつつにも夢にも人に逢はない山を歩いていても怖くも寂しくもない。
1号線宇津ノ谷トンネルの排煙施設まで来た。ここから先も上に行く道があるが私はここからは農道を歩いて
いる。以前2回上の道を歩いたが茶畑の中の道しかなかったので------
蔦の細道峠 1号線宇津ノ谷トンネルの排煙施設
排煙施設から農道を2・3分も下ると右側の木の目印が目に付く。宇津ノ谷峠に下る目印だが、この目印
からは下らず、少し先の手製の標識から下った方のが楽に下る事が出来る。それでも峠に降りる最後の
2・3mは今日の周遊コースの最後難関の滑り台が待っていて、立って下ると転びそうで、座った姿勢で下る
しかない。それでも今日はそれこそ滑り台を滑る格好で上手く下る事が出来た。
ここを一度下って懲りた人は、農道を下って行けば宇津ノ谷峠からの道に合流します。、更に下れば蔦の
細道公園や岡部の道の駅に出る事が出来ます。
宇津ノ谷峠への山道入口 宇津ノ谷峠の滑り台状の道
宇津ノ谷峠に着いたのが14時10分。このまま岡部側に下れば一周コースの完結だが余りにも早すぎる。
距離もGPSでは10.4kしか歩いてないし--------
そこでいつも歩く丸子川の遊歩道を安倍川駅に行く事にした。
途中で「最古の東海道 万葉の道 谷津峠」の標識を見た時は一瞬迷ったが結局ヤメタ。
この道は何時か歩こうと常に思っているのだから、今日のように時間もあり体力も残っている時は絶好の
チャンスだが、あの藪漕ぎを思うと意欲が無くなってしまった。
安倍川駅に16時丁度に到着。宇津ノ谷峠から2時間弱で距離は8.8km。電車賃を見たら安倍川・藤枝間は
320円だった。これが道の駅・藤枝だと520円だから200円の出費減。果たして儲かったのか、くたびれ損なのか。
尤もこの200円で乾杯の氷結を買った私の場合は儲かった事になるのかな--------------
出発時間:8時00分 到着時間:16時00分
歩 数: 27、754歩 GPS距離19.2km
行程表(2014-1-19(日))
宇津ノ谷道の駅(岡部) 0:35> 林道分岐 0:10> 山道開始点 0:25> 28号峰 0:30> 富士見峠
0:15> 高草山 0:35> 鞍掛峠 0:10> 尾根合流 0:15> 三角点 0:25> 満観峰 0:20> 444峰
0:50> 蔦の細道 0:20> 宇津ノ谷峠 0:20> 宇津ノ谷道の駅(静岡) 1:25> 安倍川駅
大崩・岡部-高草山-満観峰-岡部周遊コース
宇津ノ谷へ
高草山の山頂には犬を連れたハイカーが3組もいた。最近低山を歩いていると犬を連れた人に良く出会うが、
犬は喜んでいるのか、それとも嫌がっているのか?
昨年富士山で赤ん坊をおぶっていると思ったら、赤ん坊ではなく犬だった。こうなると犬はとても喜んでいるよう
には見えず、一体何の為に連れてきたのか理解できなかった。
普通の山での犬の排泄物は、放置しておいても樹木の肥料になるぐらいで咎める事もないと思うが、木の無い
富士山ではどうだろう。人間の小便も大便も有料の富士山では、犬もそのままという分けにはいかないと思うが。
鞍掛峠に11時10分に到着。今日の予定はバス停を8時頃出発し、4時間程で満観峰に着くので、そこで昼飯に
する予定だった。ここ鞍掛峠から満観峰までは40分あれば行けるので完全に予定通りに来ている。
だが予定はそこまでで、満観峰から先はコースだけは決めてあったが時間のことは考えてなかった。
コースは満観峰から鞍掛峠の道を少し戻り、444峰経由で蔦の細道・宇津ノ谷峠に行き、峠からは岡部側の道の
駅に下って周遊コースを完結させる予定だ。
時間は満観峰から宇津ノ谷峠まで約2時間あれば行く事ができるので2時半にはゴールしてしまうことになる。
それでは余りにも早いゴールで完歩の乾杯がやりづらくなっていしまう。
そこでいい案を思いついた。鞍掛峠から直接満観峰に向かうのではなく、一旦日本坂峠の尾根に出て、三角点を
越えて満観峰に向かう。そうすれば30分は余計に掛かるだろう。それに鞍掛峠から直接満観峰に行くと満観峰から
444峰に向かう時と同じ道を300mほど歩かなければならなくなる。それが三角点経由なら同じ道を歩かなくて済む
これこそ完全周遊だ。ヨシ! このコースにしよう。
鞍掛峠から日本坂峠の尾根に抜ける道は以前は歩く人は少なかった。10年以上前になるが、この道を初めて
歩いた時は踏み跡を間違えて登ってしまい、途中からは林の中を上に上にと歩いて、三角点のある山頂に直接
出てしまった事がある。その日は尾根から下りの道も歩いてみたが、途中の道は砂が覆っていて一部判読不能な
所があった。
それが昨年春歩いてみたら道は見事に整備されていて間違いないような道になっていた。先週鞍掛峠に来た時も
この道を歩く人が何組かいたので最近は大いに利用されているようだ。
だが私にはこの道の利用方法がよく分からない。今日の私のようなコースは物好きだけが取るコースだろうし、
景色の良い満観峰に寄らず日本坂峠に行く気持ちも分からない。ただ日本坂峠から満観峰に向かう途中疲れて
緊急避難的にこの道を下る事はあるかもしれない。その程度の利用方法しか考えられない道だった。
鞍掛峠 日本坂峠の尾根に
鞍掛峠の地図
鞍掛峠から尾根の合流部までは、ゆるかな上り坂で10分程で着いてしまった。イエイエこれなら蔦の細道の
分岐経由より楽だなどと思わないでください。こちらの道はこれからが大変で、合流した鞍部から左を見れば
三角点のあるピ-クへ階段が続き、右を見れば水分大神の石碑のピ-クへの階段が見えている。(写真技術が
無いため水分大神側が楽に見えますが、実際は三角点側の方が大変です)
三角点への尾根道 水分大神への尾根道
この付近の地図を見てください。黄色で表示したのがハイキングコースのメインルートで、各所に公的標識が
設置されています。
青色は今回歩いたルートで、青色だけの部分は私製の標識が少し付いているルートです。
こうして地図で見てみると鞍掛峠から尾根までの距離が近いのに驚きました。これなら10分で着くはずです。
地図では鞍掛峠から直接三角点に道が延びていますが、10年前に迷い込んだ道はこの道だったかもしれません。
また、鞍掛峠と尾根の合流部から林道への道も地図には有りますが、実際には見当たりません。
国土地理院の地図の山道は、このように地図にはあっても実際には道が無いケースが多いので注意が必要です。
鞍掛峠付近の地図
満観峰には12時5分に到着。蔦の細道分岐経由なら11時50分には着いただろうから、15分余計に掛かった
事になる。それでも思ったより早く着いたが、矢張り三角点経由は大変だった。
満観峰山頂には10人位が昼飯を食べていて、私も簡易ベンチに腰かけて富士山を見ながらの昼飯を取る。
陽射しも暖かく風も無く暑い位で、温度計を見ると18℃だった。朝は0℃だったので18度も上がったのだから
暑いわけだ。富士山は霞んでいて肉眼では見えるが、写真技術の無い私には薄くしか写らない。
444峰近くなると後ろに満観峰が見えてくる。大崩山塊の山はそれぞれ特徴があって遠くから見ても案外判別
しやすい。満観峰は写真のように山頂部分の南側に木が無く、山頂の2か所に高い木がある。高草山は山頂に
アンテナがあるので分かるし、花沢山は一番海側のこんもりした山で、よく見ると山頂部分の木が一部欠けて
いるように見える。これは山頂の反射板の全面の木伐採してあるからで、その花沢山の海側にある小さな小山は
虚空蔵山です。
尤もこれらは大崩山塊の西側から見た景色で、東の静岡側からは虚空蔵山は花沢山に隠れて見えないし
満観峰は後ろの高草山や、前の丸子富士と重なり判別しにくなってしまう。
でも富士山からも花沢山と高草山は判別できました。
444峰付近からの南アルプスの眺めは大崩山塊の中では一番だと思う。満観峰や花沢山の途中から見えるが
正面に見えないが、ここからだと南アルプスが正面に見える。今日も写真を写したが手前のススキにピントが
あってしまい白銀の山はボケてしまった。
この南アルプスの山が見える場所は、蔦の細道の分岐から444峰方面に10分ほどの北の方角が開けた所に、
右側に入る踏み跡があります。縦走路だけを歩いていると南アは見えないで通り過ぎてしまいます。
満観峰から富士山 444峰付近から満観峰と富士山
山に名前が無いと、その山の標高をとって444峰など言う場合が多いが、数字を覚える事が苦手な私はこれに
弱い。例えば北のピークは311峰、28号峰は318峰などと云われても分けが分からくなってしまう。ここの444峰の
ようにゾロ目で覚えやすければ良いのだが--------
444峰は平坦な林の中の山頂で視界はきかない。道はここまで西に向かっていたが、ここから北に向う。
暫く行くと放置茶畑の所から西の方角が開け、今日歩いて来た28号峰や富士見峠が見えていた。
28号峰の傾斜の急な場所も見えていたが、写真に写したら左程の傾斜には見えなくなってしまった。
それにしても28号峰は低かった。これでは林道から25分程度で尾根まで登れるわけだ。
この茶畑が西側の斜面にあるという事は、茶畑は廻沢集落の農家の人の茶畑なのだろう。なら廻沢林道に
下る道が有る筈だと思ったが。止めよう、ここに道があっても、ここから下って朝歩いた林道に出るでは
周遊コースとしては面白くない。このまま宇津ノ谷峠まで行き、道の駅に下った方のが完全な周遊コースだ。
444峰から28号峰と北のピークの尾根
以前の蔦の細道の峠は静岡側は林が邪魔をして何も見えなかった。それが昨年峠の下の樹木を伐採した
お蔭で視界が開け、嬉しい事に富士山が見えるようになった。今日も標識の杭の上に富士山は見えていたが
残念ながらブログの小さな写真では判別不能になってしまった。
ここから更に尾根道を宇津ノ谷峠に向かう。数年前までは倒木もあり踏み跡も薄くて、一度は宇津ノ谷峠からの
下りで道を見失い、慌てて踏み跡がはっきりしている所まで戻って事なきを得た事があった。
鞍掛峠の上では道を見失ったのに強引に先に進み、ここで戻って再度歩き直している。その違いは------
鞍掛峠の上の尾根には尾根道が通っていて、上に上にと向かえば必ず尾根道に出る確信があったし、上を
目指せば焦点も定まり山頂に出るからです。その時も最終的に出た場所は三角点のあるピークでした。
それに比べ下りは焦点が絞りにくく、角度を少したがえただけで何処に出るかわからない。そのため元に
戻ってやり直したのでした。
宇津ノ谷は伊勢物語の「駿河なる 宇津の山辺のうつつにも 夢にも人に逢はぬなりけり」の前段に
「宇津の山にいたりて わが入らむとする道はいと暗う細きに つたかえでは茂り 物心ぼそく -----」とあるそうだ。
これをみても昔は「宇津山」か「宇津の山」はあったと思われる。
その山の場所を歩きながら考えてみた。場所は蔦の細道の峠から宇津ノ谷峠の間としたら、その間には
標高228mと226mのピークがある。どちらも似たような感じで、視界はきかない平らな林の中の山頂だ。
それでもどちらかかにするなら私は226mの宇津ノ谷峠側のピークにしたい。そこの山頂は平らなうえに木や
背丈の高い雑草も少なく、のんびりした頂だ。山頂表示は無いが送電線の点検路の標識が建っている。
こんな事を考えながら歩いているので、うつつにも夢にも人に逢はない山を歩いていても怖くも寂しくもない。
1号線宇津ノ谷トンネルの排煙施設まで来た。ここから先も上に行く道があるが私はここからは農道を歩いて
いる。以前2回上の道を歩いたが茶畑の中の道しかなかったので------
蔦の細道峠 1号線宇津ノ谷トンネルの排煙施設
排煙施設から農道を2・3分も下ると右側の木の目印が目に付く。宇津ノ谷峠に下る目印だが、この目印
からは下らず、少し先の手製の標識から下った方のが楽に下る事が出来る。それでも峠に降りる最後の
2・3mは今日の周遊コースの最後難関の滑り台が待っていて、立って下ると転びそうで、座った姿勢で下る
しかない。それでも今日はそれこそ滑り台を滑る格好で上手く下る事が出来た。
ここを一度下って懲りた人は、農道を下って行けば宇津ノ谷峠からの道に合流します。、更に下れば蔦の
細道公園や岡部の道の駅に出る事が出来ます。
宇津ノ谷峠への山道入口 宇津ノ谷峠の滑り台状の道
宇津ノ谷峠に着いたのが14時10分。このまま岡部側に下れば一周コースの完結だが余りにも早すぎる。
距離もGPSでは10.4kしか歩いてないし--------
そこでいつも歩く丸子川の遊歩道を安倍川駅に行く事にした。
途中で「最古の東海道 万葉の道 谷津峠」の標識を見た時は一瞬迷ったが結局ヤメタ。
この道は何時か歩こうと常に思っているのだから、今日のように時間もあり体力も残っている時は絶好の
チャンスだが、あの藪漕ぎを思うと意欲が無くなってしまった。
安倍川駅に16時丁度に到着。宇津ノ谷峠から2時間弱で距離は8.8km。電車賃を見たら安倍川・藤枝間は
320円だった。これが道の駅・藤枝だと520円だから200円の出費減。果たして儲かったのか、くたびれ損なのか。
尤もこの200円で乾杯の氷結を買った私の場合は儲かった事になるのかな--------------