高尾山・笠張山・菩提山縦走 歩行月日2014/02/26(水)
歩行時間:8時間00分 休憩時間:1時間30分 延時間:9時間30分
出発時間:8時30分 到着時間:18時00分
歩 数: 40、312歩 GPS距離:29.5km
行程表
蔵田大杉 1:00> 高尾山 0:45> 笠張山 1:10> 菩提山 0:40> 桧峠1:35> 不動峡 0:40>
中山公園 2:10> 藤枝駅
歩行ルート1(歩行ルートの黄色の道路は県道)
観歩記
この時期に毎年歩いている藤枝奥の低山歩きをしてきました。
藤枝駅前から藤枝市営バスに乗り、日帰り温泉「ゆらく」で乗り換えて、次は自主運行バスで蔵田に向かう。
このバスの違いは良く理解できないが自主運行バスは1回200円の定額制で割安に感じたが、市営バスの方は
駅から200円区間が過ぎると一挙に400円となり、その値上がり幅にビックリした。よく苦情が出ないものだ。
自主運行バスは乗客が私一人だったせいか登る山を聞かれ「高尾山」と答えると、終点蔵田より先の登山口
入口までわざわざ行ってくれた。
ゆらく 市営バスと自主運行バス
バスを降りた所にある「鼻崎の大杉」は県の天然記念物に指定されていて、根回りは14.5mもあるという。
樹齢は書いてないが高根白山神社の参道にあるので神社の建てられたころ植えられたのか? これだけの大杉
なら、何か昔話でもあっても良さそうなものだが-------------
高尾山には高根神社の参道と反対方向の林道を進む。以前この山に登った時に、時々出合う林道が気に
なったので調べてみたら、この林道が高尾山・笠張山・菩提山の中腹を通っていた。ということは疲れて山頂に
行くのが嫌になったら、この林道を歩いても帰る事が出来るのだった。
大杉から5分程度で山道に入る。この入口は踏み跡が左右に付いているので迷ってしまうが右の踏み跡を登る。
最初は踏み跡の不鮮明な所もあるが目印もあるので困る事はない。ともかく上に上にと登って行けばよい。
最初に出合う林道は、左少し先に標識が有りすぐ山道に入る。次の農道も舗装が無い農道で、最初歩いた時は
山道の入口を見落とさないか気になったが、この林道は舗装された林道まで続いているの安心して歩けばよい。
舗装された山道は1分も歩かないで右の山道に入る。最初は着かず離れずの状態で林道の横を進むが、傾斜が
きつくなるに従い林道とは離れていく。林道から15分程度で高尾山に到着。三角点はあるが見晴らしのきかない
山頂で面白味は無い。
高尾山から笠張山に向かって下りきった所で先ほどの林道に出る。ここには何故か句碑や便所がが建っていて
句碑には 「天高く 高尾の峰を 風が切る」 とあり 「平成十二年 藤枝市長」 となっている。多分この句碑は
林道の開通記念に建てた物だろう。
この句碑の所から登りになった林道を10分も歩くき、道が下りになり始めた所から笠張山の登山道に入る。
標識が林道と林道の上にもあるのだが、ここから山道の入口が分かりずらい。素直に歩くと林道から鋭角に
曲がって法面に上がり、そのまま踏み跡を林の中に進んで行くと踏み跡が分からなくなる。
仕方なく戻って法面を上った所にある太い丸太の間の薄い踏み跡を登ると、踏み跡には棘の付いた木などがあり
歩きずらいが踏み跡は続いている。
今回は丸太の先の青木の枝に赤い目印を付けておいたので、少しは判断する役に立つだろう。
高尾山山頂 笠張山登山口
歩きづらい道だが晴れていればここから富士山も眺められるのだが今日は近い山でもスッキリ見えない。
そんな道が杉林の所まで来ると 「笠張山 ⇔ 笠張新道登口」 と書かれた標識を見つけてホッとする。
だがホッとしたのも束の間、今度は落葉した雑木林の中の道になる。クッションの効いた落葉の上をガサゴソと
音をたてながら歩くのは気持ちは良いが、道に落葉が被さり踏み跡が不明な所もある。
前方を覗き込むように枝に付いた目印や踏み跡を探しながら上に上に荷と登る。それでもここは上に登れさえ
すれば尾根道に合流するので気が楽だ。尾根道の合流部の標識を左(東)に曲がり笠張山に向かう。
ここから笠張山山頂には5分程度で到着する。
高根山が霞んで見える 笠張山山頂
笠張山山頂も視界はきかないが、山頂を東へ20mも行くと前方がひらけ、志太平野や大崩山塊、駿河湾などが
見える場所がある。だが今日は景色は諦めるしかない。
笠張山から菩提山に向かうには、先ほど高尾山側から登ってきて出合った尾根の標識まで戻り、今度はそこを
直進する。この標識にも先程の道は「笠張新道」となっているが、新道とは名ばかりで余り利用はされていない
ように感じた。
その新道に対し菩提山に向かい直進する道は、以前からの道なのだろうが今日一番の難所だった。
道は明確だが何しろ急傾斜のうえ笹薮の中の道なので滑ること夥しく、笹をブレーキ替わりに掴みながら下るしか
なかった。この道は余り登りには利用したくない道だ。何しろ一歩登って半歩下る嫌な道になりそうで。
笹薮の下り坂 道はハッキリしているが
笠張山からの急な下りを20分も下るとまたもや林道に合流する。笠張山の急斜面が嫌なら、林道を歩いてくれば
良いのだが、それでは山に来た甲斐が無い。大変でも登る事に意味がある。
林道を歩き初め10分ほどで滝之谷峠に出る。この峠は祠に入ったお地蔵さんが安置されていて昔からの峠道の
ようだ。左に下る山道の標識には「滝之谷」との表示がある。滝之谷とは地図で見ると水車村や不動峡の磨崖仏が
ある所のようだが、名前は聞いた事があるが行った事はない。
反対側の下りは標識も道も見当たらないが地図には島田市伊久美への道が載っている。
かってこの峠道は大井川の支流伊久美川周辺で摘んだ茶葉を、藤枝の茶町に運んだ道ではなかったのか。
言うなればお茶の道、茶葉街道だったのだろう。
滝之谷峠から10分ほど林道を歩くと林道が分岐している。ここが現在の滝の谷峠に当たる所だろう。
林道を右に下れば伊久美へ、左に下れば滝の谷に出るのだから。
そして菩提山は正面の舗装されていないに道に入る。ここで林道とはお別れになる。
滝之谷峠 現代の滝の谷峠?(菩提山登り口)
登りながら見る上の景色が何回か山頂のように感じたが中々山頂に着かない。林道から30分ほどでようやく
今日の最高峰691mの菩提山山頂に到着。山頂には宗教的名前を現すかのように小さな石仏が祀ってある。
顔の部分が欠けていて何の石仏か不明だが、今年の注連縄が置いてあるのを見ると、まだ現役の石仏のようだ。
そういえばさっきの滝の谷峠の地蔵には、竹で櫓を組んで飾ってあったが、何を意味するのだろう。
簡単な説明で良いが何か案内があると嬉しいのだが。
菩提山山頂 菩提山山頂の石仏
霞んでいて景色は不鮮明で薄い墨絵のような状態だが、一応山頂からの眺めです。
昨日も天気予報では 「爽やかにスッキリ晴れた一日」 と言っていたが、やはり今日と同じで霞んでいた。
若しかして黄砂かと思ったが、車のフロントガラスなどに黄砂の形跡は無かった。春霞がもう始まったのか?
家に帰りニュースを見ていると、昨日と今日は中国からPM25が飛来して各地で注意報が出たようだ。
静岡県に注意報が出たかどうかは分からないが、どうやらあの霞はPM25だったようだ。
PM25とは微粒子の大きさの単位とは知っていたが詳しい事は知らない。で調べてみたら
「直径2.5マイクロメートル以下の超微粒子。自動車の排気ガスなどに含まれていて肺の奥まで入りやすく、
肺癌や呼吸系・循環器系への影響が懸念される」のだそうだ。ここで気が付いたのはPM25ではなくPM2.5だと
いうこと。今までPM25とばかり思っていたのだから何とも情けない。知ったかぶりが馬脚を現してしまった。
菩提山から西側 菩提山から南東側
菩提山からは下りの連続が続く。杉林の道や雑木林の感じの良い道が続く。今のように冬枯れの時期ではなく
春に来れば馬酔木やツツジも見る事が出来そうだ。いつか季節を変えて歩くのも悪くは無いが、コースは矢張り
同じにしたい。何しろさっき下った笠張山の登りはちょっと遠慮をしたい感じなので。
山道が終わり農道に出ると茶畑が広がっていた。茶畑はまだ新芽ではないので濃い緑色だが、これが新芽に
なると萌黄色になり優しい感じなる。それにしてもこんな高台にも民家があるが、台風などの時に怖くはないの
だろうか。臆病な私にはとても常駐は出来そうもない。
桧峠上の茶畑
歩行時間:8時間00分 休憩時間:1時間30分 延時間:9時間30分
出発時間:8時30分 到着時間:18時00分
歩 数: 40、312歩 GPS距離:29.5km
行程表
蔵田大杉 1:00> 高尾山 0:45> 笠張山 1:10> 菩提山 0:40> 桧峠1:35> 不動峡 0:40>
中山公園 2:10> 藤枝駅
歩行ルート1(歩行ルートの黄色の道路は県道)
観歩記
この時期に毎年歩いている藤枝奥の低山歩きをしてきました。
藤枝駅前から藤枝市営バスに乗り、日帰り温泉「ゆらく」で乗り換えて、次は自主運行バスで蔵田に向かう。
このバスの違いは良く理解できないが自主運行バスは1回200円の定額制で割安に感じたが、市営バスの方は
駅から200円区間が過ぎると一挙に400円となり、その値上がり幅にビックリした。よく苦情が出ないものだ。
自主運行バスは乗客が私一人だったせいか登る山を聞かれ「高尾山」と答えると、終点蔵田より先の登山口
入口までわざわざ行ってくれた。
ゆらく 市営バスと自主運行バス
バスを降りた所にある「鼻崎の大杉」は県の天然記念物に指定されていて、根回りは14.5mもあるという。
樹齢は書いてないが高根白山神社の参道にあるので神社の建てられたころ植えられたのか? これだけの大杉
なら、何か昔話でもあっても良さそうなものだが-------------
高尾山には高根神社の参道と反対方向の林道を進む。以前この山に登った時に、時々出合う林道が気に
なったので調べてみたら、この林道が高尾山・笠張山・菩提山の中腹を通っていた。ということは疲れて山頂に
行くのが嫌になったら、この林道を歩いても帰る事が出来るのだった。
大杉から5分程度で山道に入る。この入口は踏み跡が左右に付いているので迷ってしまうが右の踏み跡を登る。
最初は踏み跡の不鮮明な所もあるが目印もあるので困る事はない。ともかく上に上にと登って行けばよい。
最初に出合う林道は、左少し先に標識が有りすぐ山道に入る。次の農道も舗装が無い農道で、最初歩いた時は
山道の入口を見落とさないか気になったが、この林道は舗装された林道まで続いているの安心して歩けばよい。
舗装された山道は1分も歩かないで右の山道に入る。最初は着かず離れずの状態で林道の横を進むが、傾斜が
きつくなるに従い林道とは離れていく。林道から15分程度で高尾山に到着。三角点はあるが見晴らしのきかない
山頂で面白味は無い。
高尾山から笠張山に向かって下りきった所で先ほどの林道に出る。ここには何故か句碑や便所がが建っていて
句碑には 「天高く 高尾の峰を 風が切る」 とあり 「平成十二年 藤枝市長」 となっている。多分この句碑は
林道の開通記念に建てた物だろう。
この句碑の所から登りになった林道を10分も歩くき、道が下りになり始めた所から笠張山の登山道に入る。
標識が林道と林道の上にもあるのだが、ここから山道の入口が分かりずらい。素直に歩くと林道から鋭角に
曲がって法面に上がり、そのまま踏み跡を林の中に進んで行くと踏み跡が分からなくなる。
仕方なく戻って法面を上った所にある太い丸太の間の薄い踏み跡を登ると、踏み跡には棘の付いた木などがあり
歩きずらいが踏み跡は続いている。
今回は丸太の先の青木の枝に赤い目印を付けておいたので、少しは判断する役に立つだろう。
高尾山山頂 笠張山登山口
歩きづらい道だが晴れていればここから富士山も眺められるのだが今日は近い山でもスッキリ見えない。
そんな道が杉林の所まで来ると 「笠張山 ⇔ 笠張新道登口」 と書かれた標識を見つけてホッとする。
だがホッとしたのも束の間、今度は落葉した雑木林の中の道になる。クッションの効いた落葉の上をガサゴソと
音をたてながら歩くのは気持ちは良いが、道に落葉が被さり踏み跡が不明な所もある。
前方を覗き込むように枝に付いた目印や踏み跡を探しながら上に上に荷と登る。それでもここは上に登れさえ
すれば尾根道に合流するので気が楽だ。尾根道の合流部の標識を左(東)に曲がり笠張山に向かう。
ここから笠張山山頂には5分程度で到着する。
高根山が霞んで見える 笠張山山頂
笠張山山頂も視界はきかないが、山頂を東へ20mも行くと前方がひらけ、志太平野や大崩山塊、駿河湾などが
見える場所がある。だが今日は景色は諦めるしかない。
笠張山から菩提山に向かうには、先ほど高尾山側から登ってきて出合った尾根の標識まで戻り、今度はそこを
直進する。この標識にも先程の道は「笠張新道」となっているが、新道とは名ばかりで余り利用はされていない
ように感じた。
その新道に対し菩提山に向かい直進する道は、以前からの道なのだろうが今日一番の難所だった。
道は明確だが何しろ急傾斜のうえ笹薮の中の道なので滑ること夥しく、笹をブレーキ替わりに掴みながら下るしか
なかった。この道は余り登りには利用したくない道だ。何しろ一歩登って半歩下る嫌な道になりそうで。
笹薮の下り坂 道はハッキリしているが
笠張山からの急な下りを20分も下るとまたもや林道に合流する。笠張山の急斜面が嫌なら、林道を歩いてくれば
良いのだが、それでは山に来た甲斐が無い。大変でも登る事に意味がある。
林道を歩き初め10分ほどで滝之谷峠に出る。この峠は祠に入ったお地蔵さんが安置されていて昔からの峠道の
ようだ。左に下る山道の標識には「滝之谷」との表示がある。滝之谷とは地図で見ると水車村や不動峡の磨崖仏が
ある所のようだが、名前は聞いた事があるが行った事はない。
反対側の下りは標識も道も見当たらないが地図には島田市伊久美への道が載っている。
かってこの峠道は大井川の支流伊久美川周辺で摘んだ茶葉を、藤枝の茶町に運んだ道ではなかったのか。
言うなればお茶の道、茶葉街道だったのだろう。
滝之谷峠から10分ほど林道を歩くと林道が分岐している。ここが現在の滝の谷峠に当たる所だろう。
林道を右に下れば伊久美へ、左に下れば滝の谷に出るのだから。
そして菩提山は正面の舗装されていないに道に入る。ここで林道とはお別れになる。
滝之谷峠 現代の滝の谷峠?(菩提山登り口)
登りながら見る上の景色が何回か山頂のように感じたが中々山頂に着かない。林道から30分ほどでようやく
今日の最高峰691mの菩提山山頂に到着。山頂には宗教的名前を現すかのように小さな石仏が祀ってある。
顔の部分が欠けていて何の石仏か不明だが、今年の注連縄が置いてあるのを見ると、まだ現役の石仏のようだ。
そういえばさっきの滝の谷峠の地蔵には、竹で櫓を組んで飾ってあったが、何を意味するのだろう。
簡単な説明で良いが何か案内があると嬉しいのだが。
菩提山山頂 菩提山山頂の石仏
霞んでいて景色は不鮮明で薄い墨絵のような状態だが、一応山頂からの眺めです。
昨日も天気予報では 「爽やかにスッキリ晴れた一日」 と言っていたが、やはり今日と同じで霞んでいた。
若しかして黄砂かと思ったが、車のフロントガラスなどに黄砂の形跡は無かった。春霞がもう始まったのか?
家に帰りニュースを見ていると、昨日と今日は中国からPM25が飛来して各地で注意報が出たようだ。
静岡県に注意報が出たかどうかは分からないが、どうやらあの霞はPM25だったようだ。
PM25とは微粒子の大きさの単位とは知っていたが詳しい事は知らない。で調べてみたら
「直径2.5マイクロメートル以下の超微粒子。自動車の排気ガスなどに含まれていて肺の奥まで入りやすく、
肺癌や呼吸系・循環器系への影響が懸念される」のだそうだ。ここで気が付いたのはPM25ではなくPM2.5だと
いうこと。今までPM25とばかり思っていたのだから何とも情けない。知ったかぶりが馬脚を現してしまった。
菩提山から西側 菩提山から南東側
菩提山からは下りの連続が続く。杉林の道や雑木林の感じの良い道が続く。今のように冬枯れの時期ではなく
春に来れば馬酔木やツツジも見る事が出来そうだ。いつか季節を変えて歩くのも悪くは無いが、コースは矢張り
同じにしたい。何しろさっき下った笠張山の登りはちょっと遠慮をしたい感じなので。
山道が終わり農道に出ると茶畑が広がっていた。茶畑はまだ新芽ではないので濃い緑色だが、これが新芽に
なると萌黄色になり優しい感じなる。それにしてもこんな高台にも民家があるが、台風などの時に怖くはないの
だろうか。臆病な私にはとても常駐は出来そうもない。
桧峠上の茶畑