遠江33観音の8番札所のある袋井市山梨が、古くは月見里と書いて"やまなし"と呼んでいたことは前にも紹介した。そのとき しずおかKさんが藤枝に月見里神社があるとコメントしてくれたので行って来た。
藤枝は隣町で駅周辺は何度も行くが、神社のある宿場のあったあたりは歩く事が少ないので家から歩い行く事にした。神社を見るだけなので、いつもと違いのんびりムードの歩きになって、所々にある案内板もしっかり読んでいった。
瀬戸川の右岸を歩いていると気になる案内板があった。そこには「田沼街道蹟」として
「勝草橋の西袂から瀬戸川堤を、110m位南下した、ここ志太4丁目1457-9番地先が、東海道と田沼街道の合流点である」と書いてある。
待てよ?旧東海道はここにも書いてある勝草橋を渡って、そのまま西に向かっていたはずだ。それがこの案内板は橋からわざわざ100mも南下していたと書いてある。普通に考えればそんな馬鹿なことはしないだろう。きっと案内板が間違いだろうと思ったが、それにしては番地まで細かく表示しているのも妙だ。
勝草橋に着くと、そこは一里塚跡や秋葉さんの常夜灯もあり旧街道と思いたくなる雰囲気がある。案内の略図を見てもここが旧東海道で、田沼街道はここで合流していたように見える。
やはりさっきの案内板が間違っていたのだろうと勝草橋を渡っていると橋の欄干に何やら案内が書いてある。
「江戸時代に勝草橋周辺は東海道の渡河地点だったが、瀬戸川には橋が架けられず川越しが行われた。瀬戸川の川越しは瀬戸川の徒(かち)渡りといわれ知られていた。越すに越されぬ大井川に比べて、瀬戸川は川幅も狭く水深も浅いので、徒歩で渡河することが多かったためである」となっている。
これを読んでまたまた想像力が刺激された。川を渡るなら直角に渡るより川下に向かって渡った方が楽だろう。それなら東から来た旅人は瀬戸川の合流部で川に入り、あの案内板の辺りで上陸した。それならそこが東海道と田沼街道の合流地点と書かれた案内も合点が行く。どうでしょうか私の想像は-------
橋の上からNTTの建物を探し、そちらに向かう。月見里神社はNTTより100mほど先にあるらしい。
月見里神社が見えてきた。鳥居の横の標識に月見里と書いてやまなしとルビが振ってある。間違いなくこの神社だ。
境内に入ると案内板に「周囲に山が無くて月が良く見える事から月見里と書いてやまなしと読まれています」と書いてあるだけだ。
なんだ つまらない。神社設立の曰く因縁などが書いてあると思っていたのに-----
神社の横の道に出てみると後方に山が見える。これなら私の住んでいる旧大井川町の方がよっぽど月見里だ。南は駿河湾に面し西は大井川、北は藤枝市街、東は焼津市街と四方八方たいらで、山どころか丘すらない。何しろ一番標高の高い所は東名の盛土部分なのだから、その平さが分るというものだ。きっと日本一平均標高の低い町だったと思っている。
ただこの神社の後ろに聳えているクスの木は大きかった。根回り26.5m、目通9.1mあると書いてある。藤枝市の天然記念物に指定されていた。
さっき覗いた山の袂に寺の屋根が見える。チョット覗いていこう。
藤枝は隣町で駅周辺は何度も行くが、神社のある宿場のあったあたりは歩く事が少ないので家から歩い行く事にした。神社を見るだけなので、いつもと違いのんびりムードの歩きになって、所々にある案内板もしっかり読んでいった。
瀬戸川の右岸を歩いていると気になる案内板があった。そこには「田沼街道蹟」として
「勝草橋の西袂から瀬戸川堤を、110m位南下した、ここ志太4丁目1457-9番地先が、東海道と田沼街道の合流点である」と書いてある。
待てよ?旧東海道はここにも書いてある勝草橋を渡って、そのまま西に向かっていたはずだ。それがこの案内板は橋からわざわざ100mも南下していたと書いてある。普通に考えればそんな馬鹿なことはしないだろう。きっと案内板が間違いだろうと思ったが、それにしては番地まで細かく表示しているのも妙だ。
勝草橋に着くと、そこは一里塚跡や秋葉さんの常夜灯もあり旧街道と思いたくなる雰囲気がある。案内の略図を見てもここが旧東海道で、田沼街道はここで合流していたように見える。
やはりさっきの案内板が間違っていたのだろうと勝草橋を渡っていると橋の欄干に何やら案内が書いてある。
「江戸時代に勝草橋周辺は東海道の渡河地点だったが、瀬戸川には橋が架けられず川越しが行われた。瀬戸川の川越しは瀬戸川の徒(かち)渡りといわれ知られていた。越すに越されぬ大井川に比べて、瀬戸川は川幅も狭く水深も浅いので、徒歩で渡河することが多かったためである」となっている。
これを読んでまたまた想像力が刺激された。川を渡るなら直角に渡るより川下に向かって渡った方が楽だろう。それなら東から来た旅人は瀬戸川の合流部で川に入り、あの案内板の辺りで上陸した。それならそこが東海道と田沼街道の合流地点と書かれた案内も合点が行く。どうでしょうか私の想像は-------
橋の上からNTTの建物を探し、そちらに向かう。月見里神社はNTTより100mほど先にあるらしい。
月見里神社が見えてきた。鳥居の横の標識に月見里と書いてやまなしとルビが振ってある。間違いなくこの神社だ。
境内に入ると案内板に「周囲に山が無くて月が良く見える事から月見里と書いてやまなしと読まれています」と書いてあるだけだ。
なんだ つまらない。神社設立の曰く因縁などが書いてあると思っていたのに-----
神社の横の道に出てみると後方に山が見える。これなら私の住んでいる旧大井川町の方がよっぽど月見里だ。南は駿河湾に面し西は大井川、北は藤枝市街、東は焼津市街と四方八方たいらで、山どころか丘すらない。何しろ一番標高の高い所は東名の盛土部分なのだから、その平さが分るというものだ。きっと日本一平均標高の低い町だったと思っている。
ただこの神社の後ろに聳えているクスの木は大きかった。根回り26.5m、目通9.1mあると書いてある。藤枝市の天然記念物に指定されていた。
さっき覗いた山の袂に寺の屋根が見える。チョット覗いていこう。