はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

GPSウォーキング2

2009-12-25 09:23:49 | 低山歩き
 WindowsXPのSP1からSP2にバージョンアップをするには、事前にデータをバックアップしておかないとデータが破壊される事があると書いてある。
それではと更にMicrosoft社のHPを探すと「データを保護するためのバックアップの実施」を見つけた。書かれている通りやるが指定されているソフトが出てこない。
HPには「スタート」→「全てのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「バックアップ」となっているが私のPCには、この「バックアップ」が存在しない。こうなると私にはお手上げでどうする事もできない。
そこで知人にメールしてバックアップが必要かどうかたずねると、やはりバックアップしないと危険だと言って色々なバックアップの方法を教えてくれた。
確かに自分で作成したファイルや写真などは容易にバックアップ出来るが、PC購入後自分でインストールしたソフトやHPのHPビルダーのデータは、と考えると決断が付かない。

 歩こう会の薩埵峠の例会に測定器を持参して計測してみた。
出発点から昼食の場所までGPS測定器は18410歩で距離は12.9k、歩数計は16334歩だった。
ここまでは薩埵峠の登り降りがあったがほぼ平坦な道だったので歩幅を80cmとすると16334×0.8で約13kとなる。距離は合っているが歩数が合わな過ぎだ。

 午後はと言うと何故かGPS測定器は昼食場所で停まっていた。昼休みが1時間以上だったので停止したのか、誤って停止釦を押してしまったのか分からない。仕方なく気づいた地点で再測定の開始。
その結果はGPS測定器11348歩7.9K、歩数計10971歩だった。
再測定を開始した地点は大平山の中腹、頂上からの下りは舗装された農道だったので歩幅は午前中と同じ80cmとして計算してみると。10971×0.8で約8.7kとなる。
全然合わない。それでは8.9kを10971で割ってみると歩幅は72cmと出た。
歩幅が72cmは決して不自然な数値ではないのでGPSの結果を信じても良いかもしれない。
試しにGPSの歩幅を計算してみると、なんと午前中も午後も70cmだった。こんな事があるの??
 
 どうも納得できない。次は河川敷で歩幅の設定を60cmに変更して歩いてみた(歩幅の変更はPCを介してやるので面倒)。結果はピッタリ60CMになっていた。と言うことは、GPS測定器の歩幅は距離から逆算して算出しているのか。
測定器を手に持って見ながら歩いてみると------
何と何と歩いても歩数が動かない。
アレレ?今一辺に30歩も動いた。そして又動かない。アッ又纏めて動いた。

 測定器の表示を歩数から距離に変更してみた。距離の表示は百m単位で表示されるので、表示は百m毎にされた。

 少し分かってきた。このGPS測定器は一定時間ごとにGPSからの経緯緯度情報を受信して距離を算出しているようだ。
その距離を基本情報で投入した歩幅で割って歩数を算出していたのだ。
これなら距離情報は正確だ。このGPS測定器は役に立つ。これで少し安心した。

上海格安旅行7

2009-12-14 10:51:31 | 躄日記
 上海格安旅行の話も7回目になった。
実際の行程も7日間だったのでブログも今日あたりで終わらないと。
そこで今回は旅行の日程を紹介します。

1日目 上海市内見学(東方明塔・博物館)   蘇州泊
2日目 錦渓(水郷散策)蘇州(留園・寒山寺)  蘇州泊
3日目 無錫(太湖・三国城)           無錫泊
4日目 西塘(水郷)杭州(六和塔・西湖)    杭州伯
5日目 紹興(魯迅記念館)            上海泊
6日目 朱家角(水郷)上海(新天地・東台露) 上海泊
7日目 上海(豫園・外灘)             帰国

観光はおおよそこんなものだった。
私の個人的感想で良かった場所は3回あった水郷散策で、どこも古い中国を感じられて楽しかった。
どうやら私の頭の中の中国は「古い」と言った観念で縛られているようだ。
しかも蘇州があったので水郷と柳がそれに結びついてしまっている。
逆に上海のような高層ビル群等は素直に認めたくない気持ちもあるようだ。

 上海・蘇州・無錫・杭州・紹興・上海と回った距離は1200kを越えていた。
また出発時間が9時半とか10時もあり朝余裕があったが、時間を持て余した感もある。
行程をもっと検討すれば移動時間は短くなりそうだが、そうなると更に待ち時間が多くなってしまう。
見学する場所は他にもあるが入場料が掛かる。赤字状態で運営している現地旅行社としてはバスの移動時間を多くするのが一番の節約なのか。勘繰りすぎ? かもしれないが7日間29900円では、こうでもしないと採算が取れないだろう。
行程に不満は残るが、この金額で中国に来れた事を感謝したい。

 私は自分のお金では行きたくない場所として中国の上海・香港・マカオそしてシンガポール・ボルネオ・マレーシア等がある。それなのに今回上海に来てしまったのは「格安」の魅力に負けてしまったからだ。
今の心境としては又この様な格安旅行があったら是非参加したいと思っている。

 このブログを呼んでいる人がいたら是非参加することをすすめます。
ツアー会社は「阪急交通社 トラピックス」です。
 (若しかして阪急から私に無料招待の券がきたりして!!!!)

上海格安旅行6

2009-12-13 06:21:16 | 躄日記

 ツアーで案内されたショッピングは9回あった。

2日目 寒山寺(書画) シルク工場(布団) 刺繍工場(刺繍)
3日目 真珠工場(真珠)
4日目 書道道場(書画、筆墨)
5日目 酒工場(紹興酒)
6日目 民芸品店(民芸品) 茶芸館(茶)
7日目 100元ショップ(雑貨)  

 アジアにツアー旅行で行くと必ずと言っていいほど案内されるショッピング。
買う気があればいいが、そうでないと販売員の勧誘を避けながらの時間つぶしが苦痛になる所だ。
今回は日数が多かったので寄る場所も多かった。しかし全体的に販売員は強引な勧め方はしなかったので苦痛を感じる事はなかった。
 先ず全然面白くなかったショッピングから紹介しよう。
蘇州の舘山寺は唐の詩人、張継が楓橋夜泊」を作ったことでが有名な寺で

月落ち烏ないて霜天に満つ 江楓漁火愁眠に対す 姑蘇城外の寒山寺 夜半の鐘声客船に至る


この詩の拓本や掛け軸をメインに販売していて、利益は寒山寺に寄付され世界平和に使われるとか。
教養のない私には興味が湧かなかった。
 
 舘山寺と同じく4日目の西湖湖畔にある西冷印社と言う書道道場も書画と筆や墨を売っていたが誰も買わなかった。  
 最後に立ち寄った100元ショップとやらは日本円にして1500円程度の雑貨や民芸品を売っているのだが、帯に短し襷に長しで誰もが購買意欲が湧かなかったようだ。

 一番購入者が多かったのはシルク工場で、ここでは真綿布団の実演を見せていた。オール真綿の掛け布団がシングルで500元(7500円)。私にはそれが安いのか高いの分からないがツワーの全組が買っていた。
我家でも余分な物は買わない約束をしていたのにもかかわらずシングル2枚購入してしまった。
この布団帰国が早速使っているが、妻に言わせれば軽くて暖かなので買得だったとか。本当かな? 
 支払い方法は元でも円でもカードでも良いという事で、殆どの人は元で支払っているようだったが我家はカード払いにした。
それを見ていた一番若い(50代)夫婦が
「カードは決済の日にちが遅くて為替相場も分からず手数料も取られるので不利ですよ」教えてくれた。
しかし私のNZでの経験では日本両替、現地両替、カードの3種類で1番有利だったのがカード支払いだった。
手数料も取られず決済日も直近の日で行われていたはずだ。

 中国から帰国が早速ネットでカード支払いの内容を確認すると利用日12/2 利用料金13025円 円換算日12/3 レート13.025 となっていた。
と、するとバスで1万円を750元で両替し、その元で1000元支払うと日本円では 1000×13.333=13333円となり13333-13025=308でカードの方が308円得になっていた。
マー我家で買う土産物程度ではそれほどの違いはないので、その時の持ち合わせで何でもいいのだろう。
 あと沢山売れたのが紹興酒。見学した工場は手作りで紹興酒を作る工場だったので値段もそれなりに高かった。
500mlで5年貯蔵した紹興酒が80元で日本円で1200円。10年保存した物が200元で3000円だった。
買う前に試飲をしたが10年物の方が濃くは感じたが旨さの違いまでは分からなかった。
妻や他の人は明らかに10年物の方が「こくが有って美味しい」と言っているが私にはこの程度の差なら10年物を1本買うより、5年物を2本買う方がいいと思っていた。
それにしても500mlで3000円とは高い。清酒にすれば1升で10800円にもなる。
こんな高い日本酒は飲んだことない。5年物だって1升4320円だ。味音痴の私にはもったな過ぎる買物だ。
だが結局我家では5年も2本、10年物1本お正月用に購入した。

 紹興酒とは私なりに解釈すると中国の老酒(古く貯蔵した酒)が日本の清酒に当たり、紹興酒はその中の一種類で灘の生一本とか越後の酒になるのではないかと思う。更に手作りや機会作りなどの違いは日本の吟醸酒とか醸造酒なるのではないだろうか。
コンビニで売っていた紹興酒は500mlで15元位からあり、質より量の私にはこれで充分だったが------
そう言えば紹興酒をお燗する陶器も買った。100元(1500円)だったが日本酒の燗も出来るのではないかと思っていたが、帰国後見てみると一度に燗する量が少なくて使いもにはなりそうも無い。きっと紹興酒が終われば無用の長物になってしまうだろう。
 海外旅行へ行くと気が大きくなり高い物や無用な物を買ってしまう事がある注意しなければ。

 真珠工場の事も紹介します。ここの真珠は日本と違って淡水でカラス貝を使っているそうだ。真珠の核も貝殻でなく貝の紐を使うので一つの貝で真珠が30個位出来て、更にその真珠は核が無く全てが真珠だと自慢していた。
最初真珠クリームを顔のシミが取れるといって6個1万円で売り出した。
次にクリームを1個サービス。その数が段々増え6個サービスする事になった。
すると地元(無錫)のガイドが「もっとおまけして」と言って更に1個追加された。結局6個が13個になってしまった。
私も妻に「シミが取れるなら買ってやるよ」と言ったら「一度出来たシミは取れるわけはない。美智子さんだってあるのだから」さすが我が愛妻で冷静だった。

 黒真珠のネックレスを買った人もいた。最初の値段が8万円で5万までは本人が交渉して下ったが、それ以下には中々下らない。すると現地ガイドが
「本当に買う気があるなら私が交渉しますよ」と耳打ちをしたそうだ。
そして結果は半額の4万円になり豪華な箱も付けてくれた。
きっと販売員も現地ガイドも馴れ合いだろうが見ていて面白かった。

 現地ガイドは無錫と杭州で付いた。これは地元の要請で現地ガイドを付けなければ、その地域の見学の許可が下りないシステムになっているそうだ。ようはワークシェアなのだろう。
無錫のガイドの話では無錫は以前は余り人気が無く、観光客が少なくて困っていたが「無錫旅情」ヒットしてから日本からの観光客が増えて助かったと言う。更に
「無錫では鳩山首相は殆ど知らないが尾形大作さんは小学生でも知っている」そうだ。

 --------------------------------------
 今日は掛川歩こう会で30Kウォークに行って来ます
 --------------------------------------


上海格安旅行5

2009-12-12 10:03:10 | 躄日記
 今日はOPツアーの事を紹介しよう。
今回のツアーでOPツアーは5回あった。

2日目 蘇州ナイトクルーズ   3000円
3日目 足つぼマッサージ    3000円
4日目 宋城舞踏ショー     3900円
5日目 黄浦江ナイトクルーズ 3000円
6日目 上海雑技団       3900円

 当初の予定ではOPは上海雑技団のみ参加する予定だったがガイドがこんな話をした。
「皆さんの中で今回の旅行が29900円でできると思っている人はおりますか?」
「--------」
「飛行機代が片道1万円で往復2万円。ホテルは最低でも1泊1人2千円。もうこれだけで一人3万2千円になります。
それ以外に食事代、入場料、バス代、私達のガイド代などを含めると、どうしても赤字になってしまいます。
そこで私達の会社はOPツアーを計画したり、ショッピングに案内したりして少しでも赤字を減らそうとしています。どうかその辺を考慮してご協力をお願いします」
私も事前に飛行機やホテルの料金を調べてあった。
飛行機代は中部空港発で一番安かったのは上海往復26000円。ホテルは蘇州が5000円、無錫が4700円、上海5500円で杭州は不明だった。
仮に杭州を4000円とするとホテル代が24700円にる。これに飛行機代を足すとなんとこれだけで50700円になってしまう。
個人旅行と団体旅行とでは当然料金は違ってくるが、これだけのホテルで1泊2000円は決して個人では泊まれない。

 ガイドの哀願口調に感動したのか全員が蘇州ナイトクルーズに参加した。
不参加の予定だった私達も昼間の行程で蘇州の雰囲気を味わえなかった事もあって参加することにした。
だが暖房付き屋形船に乗っての運河クルーズはやはり面白くなかった。
残りのOPはどうしよう---- 新たな悩みが発生してしまった。

 3日目の足つぼマッサージはガイドが
「マッサージは日本にもあるから余り進めません。私は中国でしか味わえない物を勧めます」と言うことで参加者は無し。助かった。

 4日目の宋城舞踏ショーは
「綺麗です。ラスベガスのショーにも負けません。劇場の外にはテーマパークのように昔の中国人の格好をした人が歩いています」との説明。
今まで海外の踊りは何回となく見ているが、つまらない物が多かった。
そこで今回も踊りのOPは止める気でいたので意を強く持ち断る事に。
参加しなかったのは私達夫婦と親子連れの4人だった。
翌日OPに参加した人に聞くと照明が綺麗だったという人が多かった。

 5日目の黄浦江ナイトクルーズは
「ラスベガスや香港の夜景は100万$。だけど上海の夜景は200万$」
その言葉に誘われたわけではないが参加することに。このOPは4名の欠席者。
バスが着いたのは初日に寄ったTV塔の対岸だった。待っていた船は大型で1階が船内から夜景鑑賞でここは暖房されていた。2階3階は展望デッキで最初のうちは殆どの人はこの展望デッキで夜景の写真を撮っていた。

 確かにラスベガスや函館のように上から見る夜景も綺麗だったが、ここのように下から見上げる夜景も素晴らしい。上海に行ったら船にこだわらなくても一度は見ておきたい景色だと思う。
因みにネットではナイトクルーズの現地ツアーの料金は3400円(ホテル送迎込)となっていたので3000円は安いのかもしれない。

 最後の夜は上海雑技団の見学。この雑技団の公演は参加者が一番少なく8名だった。
上海には雑技団が幾つかあるが見たのは雲峰劇場で、ステージや客席が広いのには驚いた。と言うのも以前北京で見た京劇の舞台や客席が狭く前に大柄な人が座ったため見にくい事があったからだ。
実際見ての感想はやはり3900円でも一度は見ておきたいものだと思う。
今年の夏、静岡で木の下サーカスを見たが、ここは常設館のため照明や舞台装置が綺麗で見やすい。また、演舞と演舞の間も殆どなくスムーズに進行していく。中でもオートバイで球形の檻の中を走る演技は、こちらの方が数段上だと感じた。
 雑技団の現地ツアーはチケットの販売だけでVIP席が2400円となっていたので、タクシー相乗りで行けばOPより安くなるかもしれない。

 以上がOPツアーの全てだが、最初にガイドの泣き言を聞いてしまったため参加回数が増えてしまった。しかし今になって考えると上海の夜景は見て良かったと思う。
若しこのブログを見て、この上海ツアーに参加する人がいたらOPは蘇州ナイトクルーズは止め宋城舞踏ショーと上海ナイトクルーズ、上海雑技団の三つに参加するのが良いと思う。
尤も意志が強く断る事に躊躇しない人なら何も参加しないだろうが。

 現地ガイドは更に言っていた
「私はOPやお土産を進めるのは嫌でたまりません。以前のように紹介するだけで済むツアーが懐かしい。でも仕方ありません。OPツアーがなければ会社は赤字になるし私の成績も下がってしまいます」
現地ガイドにこんな嫌な思いをさせるなら最初から三つのOPツアーを組み込んでツアー代金を39800万円にしたらどうだろう。それでも充分安いのだから。
しかしやはりそうはならないだろうな。298と398やはり受ける感覚が違う。2万円台で海外旅行が出来る事がこのツアーの最大の呼びだから。

 明日はツアーが案内するショッピングを紹介します。

 ---------------------------------------
 以前紹介したGPSウォーキングが昨日届いた。
 今日これから大井川の河川敷を歩いてこよう。
 結果はまた報告します。
 ---------------------------------------
 

     

上海格安旅行4

2009-12-11 11:20:59 | 躄日記
 2日目の行程は
錦渓市内観光-水郷散策
蘇州 〃  -留園、寒山寺となっている。

 午前中は霧が晴れそうもないと判断して水郷の錦渓は午後の見学になった。
世界遺産「留園」と言っても留園だけで世界遺産になっているのではなく、蘇州の古典園林と言う庭園の幾つかが一緒になって世界遺産を構成いるらしい。
留園はその内の一つと言う事らしい。

 最近世界遺産の数が増えてきて、これが世界遺産?と言うような場所が出てきているのではないか。
留園がそうだと言うのではないが、東南アジアのタイ、カンボジャ、インドネシアなどの世界文化遺産が頭にあると、その落差は大きい。

例えば日本では石見銀山が世界文化遺産に登録されたが平泉は落選。
富士山は自然遺産で落選して再度文化遺産で挑戦している。
私個人としては何故石見銀山が世界遺産で平泉が駄目なのか理解できない。
石見銀山の登録が政治的働きにより登録されたため、そのしっぺ返しで平泉の登録が見送られたとも漏れ聞く。
また富士山も自然遺産で申請したが、麓の塵の不法投棄や演習場問題で落選したにも係らず、今度は文化遺産で登録申請している。
日本人として富士山が自然遺産なら誰もが納得するだろうが、文化遺産となると首をかしげる人も多いのではないだろうか。
富士山の文化? 今は廃れてしまった富士講の事なのか?それとも浅間神社を指しているのか良く分からない。
この程度の文化なら日本には他にも沢山あるだろう。例えば東北の羽黒山や四国の88ヶ所なども現代に引き継がれている文化だし富士山の文化より貴重だと思う。
富士山も自然遺産の問題点を解決してから文化遺産オンリーでなく複合遺産で世界遺産に申請して欲しかった。

 また話が変なほうに向かってしまった。元に戻そう。
次は食事の事だが、朝飯はホテルの所で話したので、ここでは昼と夕食を紹介しよう。
今回は7日間丸々食事が必要だったが初日の朝食と最終日の夕食は機内食だったが、残りの昼7食、夜6食は全てレストラン食で回転テーブルの中華料理だった。

      昼食     夕食   特記
1日目  上海料理  郷土料理
2日目  蘇州料理  四川料理  昼・桂魚 夕・麻婆豆腐
3日目  無錫料理  江蘇料理  昼・スペアリブ
4日目  浙江料理  杭州料理  夕・乞食鳥
5日目  将校料理  広東料理  昼・紹興酒
6日目  郷土料理  上海料理  夕・上海蟹
7日目  点心料理  
 
 私は食べる物で好き嫌いはないのだが、去年行ったニュージランドでは3日も立たないうちから日本食を求めてレストラン探しをしてしまった。どうやら私は西洋料理は余り好きではなさそうだ。
だが今回7日間全て中華だったが飽きるという事はなかった。
中華は西洋料理と違いメインがデンと来るのではなく、色々な料理が次々と出てくるので楽しみは倍加する。一つ一つを摘んで食べるるだけでも結構お腹が膨れてくる。その中でも一番記憶に残っているのは、何と言っても上海蟹だ。私は毛蟹やタラバ蟹が好きなので今回の旅行の食事では一番楽しみにしていたのだが----

 上海蟹の大きさはワタリ蟹くらいで、主に味噌や卵、白子を食べるらしい。
足が小さいので身は余り食べる所はない。
レストランではボーイが上下の長さの違った鋏で切ってくれる。最初蟹の身を半分にして味噌を食べやすくし、次に爪を割る、更に小さな脚を切っていくのだがボーイ一人で15人を担当しているので中々順番が回ってこなかった。
結局ボーイは一テーブル8人の蟹を分解しただけで時間切れになってしまった。
残された私達7人は憤懣やるせなかったが自分で処理するしかなかった。
身は何とか半分にできるが蟹ホークがないので太い箸の先で取るしかなかった。そのうち知恵が付いて足の爪先を利用するようになった。
しかし蟹の鋏や細い足先は何ともできず食べる事が出来なかった。
日本から鋏と蟹ホークを持っていけば良いだろうが、それ程の蟹ではないだろう。

 料理が何皿も出てくるのは既に紹介したが、どのレストランも10皿以上出てきたような気がする。その料理を自分の皿に取るのは当然個人個人でやるのだが殆どの店で取り箸が付いてこない。請求しても持ってきたり持って来なかったり。
そこで例により箸を反対にして料理を取り寄せる様になるのだが-----

 どうも私はこの風習が嫌いだ。自分の口へ入れたものは不潔で他人に失礼になるので手に持った方を利用する、と言うことらしいが少し考えてもらいたい。
置いてある自分の箸を持つとき箸先は普通は持ったりしない。それは口に入れる箸先を不潔な手で触らない様にしているのだろう。
自分に対しては口より手で触った方が不潔とし、他人には手より口の方が不潔とする。どうもこの感覚が理解できない。

 中華料理はベトベトした物が多い、すると箸の反対側が汚れてきて持ちにくくなる。
そうなるとシャコッタ(格好をつけた)御婦人方もだんだん箸を反対にせず、そのまま取るようになった。

 今回の食事で、ほぼ毎回出てきた料理に落花生を利用した料理があった。
妻は美味しいと言って良く食べていたが私はどうも豆類が苦手だ。
マメのこなれたカスが喉に張り付いてイガラポックなってしまい、水分で流し込まないと咽てしまう。
年と共にその症状が酷くなってきたのは加齢現象の表れなのか。悲しい事だ。

 レストランのアルコールはビールと紹興酒のみ。それもビールは30元(450円)、紹興酒は150元(2200円)とどのレストランでも同じ価格だった。
今まで旅行してきて、こんな事は始めての経験だ。どうやら現地の旅行社が上前をはねているのではないかと感じたが勘ぐり過ぎか?
しかしお陰で旅行では珍しくアルコール抜きの夕食になった。(コンビニで紹興酒を買うことを覚えてからはホテルに帰ってから飲む様になってしまったが)

 そうだレストランで出るお茶の事も書いておこう。
中国のレストランのお茶が緑茶か烏龍茶かなんだか知らないがお茶は不味かった。
薄い黄色っぽいお茶が多く飲んでも風味どころかカルキの臭いが鼻に付くのもあった。
その注ぎ方も乱暴で上のほうから注ぐからお茶の跳ね返りで茶碗の周りが濡れてしまう。
お茶を日本に伝えてくれた師匠がこんな事ではとがっかりしてしまう。

 ヤー今日は長くなってしまった。

上海格安旅行3

2009-12-10 11:25:01 | 躄日記
 蘇州の町に入ったがバスはメイン通路を走っているせいか蘇州らしき風景は見えない。
蘇州らしいとは運河に柳にチャイナ服。蘇州夜曲のイメージしかないので太い道や道路に面したビルのイルミネーションはいただけない。
どうやら水の都蘇州は明日の見学になるようだ。

 最初のホテル金澄錦江国際酒店に到着。
バスを降りて吃驚した。「エッ! このホテル」
サーこの驚きは感激した驚きか、はたまたショックでガッカリか----

実は余りに立派なホテルで吃驚してしまった。
建物の外観もさることながら、室内も充分満足できる設備が整っていた。
100Vの端子もあればドライヤーもある。勿論シャンプーやボデーソープも。
TVはNHKワールドも見ることもできた。
ホテルに関して言えば蘇州に2連泊、無錫、杭州そして上海も2連泊した。そのどのホテルも全て今言った設備はあった。
部屋の鍵はカード型の非接触型の物もあり吃驚した。とても7日間で28900円とは思えないようなホテルばかりだった。
 中でも上海の蘭生大酒店は応接室と寝室と別れていて、トイレもTVも2台づつあった。
又その部屋は14階の建物の中央に位置していて眼下には道路が立体交差している様を一望に眺められた。その立体交差も5重6重にもなっており、図に書いてみたが複雑すぎて諦めてしまった。
恥ずかしながら、今までのツアーでこんな立派な部屋には泊まった事はなかった。
それが格安旅行で経験するなんて------
ただ、この部屋はツアーの全員が入れたのではなく、後で話を聞いてみると2組が入れたようだった。
ラッキー!
ついでにホテルの朝食はと言うと、全てのホテルがバイキング方式の食事で品数も多く日本のビジネスホテルの朝食より数段良かった。
しかし従業員の態度?いや顔つきはと言うと大部分の人が仏頂面で笑顔はない。
マーこれも中国と思えば気にもならないが。

 出発前危惧していたホテルは完全に杞憂に終わった。
ホテルの周りの事も紹介しておこう。
都市    ホテル      近所の店  
無錫 - 金澄錦江国際酒店  コンビニ
無錫 - 福泰協和商務酒店   なし
杭州 - 浙紅文華大酒店   コンビニ
上海 - 蘭生大酒店     コンビニ 市場 スーパー

コンビにでは、お酒がレストランの1/10の値段で買うことが出来たので、それ以後レストランでお酒を注文するのが馬鹿らしくなってしまった。
中でも上海はホテルの横が市場で魚、肉、野菜をはじめ色々な物が売られていた。
東南アジアの市場だと不潔、異臭、更には若干の不気味さを感じる物だが、ここは清潔で変な臭いもせず気楽に見物できる。
私もここで甘栗を20元とサラミ9.5元をお土産として買った。
買い方は言葉が通じないので10元を見せて甘栗を指せばOK。最初10元買って食べたら美味しかったので、更にもう10元追加してしまった。
サラミは細長いサラミを6本渡し細かいお金を見せたら10元札を取り、お釣りを1元返してくれた。
市場の中には麺やお好み焼きの薄いもの等の店もあり、食べてみたかったがいかんせん朝飯を食べたばかりで諦めたしまった。


 朝起きると外は霧だか靄でスモックではなさそうだが少し離れると薄ボンヤリにしか見えない。
ホテルの横には白っぽい石を積み上げた築山や池の庭園がこしらえてある。変わった薄汚い石だと思っていたら、これがこの後何回となく見る大湖石だった。
写真は霧にぼやけているホテルです。

 そうだ両替の事も紹介しておこう。
空港の両替上は荷物の受け取り場所にあり、荷物を待つ間に簡単に両替できた。
前日の11月30日の為替相場は
1元=12.7円  100円=7.88元だったが
私はUSドルを持っていたのでドルを元に両替した。
前日相場では1$=6.8元だったが手元に来た元は1$当たり6.4元だった。
 また両替はバスの中でも行われ1万円が75元の割で行われていた。
これは簡単なので私以外の人は全員バスの中で両替した。
(厳密に言えば外為法違反になるのかもしれないが)
因みに75÷100=75元 だったので空港で変えてもバスの中で変えても大差はない。
それならバスで両替したほうが楽だと思う。

上海格安旅行2

2009-12-09 12:09:11 | 躄日記
 バスは32名乗り程の中型マイクロバス。座席は飛行機より狭いが人数が少ないので一人で2座席占有すると1人余るだけの余裕があったので、それほど窮屈感は感じなかった。
しかしこれが微妙な余り方で、何処か一組は二人掛けしなければならない。結果我々夫婦は7日間の内5回一緒に座ることになった。私の認識している愛知民気質は押しが強いと思っていたが図らずもそういう結果になってしまった。
いや若しかしたら静岡県民気質の自己主張が少なくい結果なのかもしれないが。

バスといえば旅行中何度となく出会った他のトラピックスツアーの話と比較して、私達のバスは中くらいの程度だった。
ひどいのは大型バスなのだが参加人数が多くて壊れた椅子にも座らなければならないと嘆いていたグループがあった。と思えば見るからに高級そうに見えるバスに乗っていたグループもあり、これは運不運でしかなさそうだ。
尤も中位と言っても私達のバスもシートベルトは大概壊れていたが。

 そうだ、この格安旅行の事も書かなければ理解できないかもしれない。
私はたまたま掛川歩こう会の例会で聞いた話をネットで調べて参加したが、名古屋では新聞紙上やチラシなどで大々的に募集したと言う。申込者が5千人を超してなかなか希望日に行けない人が続出したらしい。
この旅行は、これからも1月に26回、2月10回募集している。暖かくなる3月は3万5千円とか3万9千円に高くはなっているが。
 またこの募集は名古屋だけでなく九州、中国、四国、関西、関東、東北、北海道などでも募集しているらしく、現地で会ったトラピックスツアーは福岡、岡山、東京、福井、金沢と全国に散らばっていた。お陰でホテルでも食事会場でも、観光地でも必ずトラピックスの他のツアーと一緒になった。
この薄利多売の結果29900円が実現したのだろう。

 現地ガイドと言うと今まで良し悪しがはっきり別れる場合が多かった。例えば良かったのはトルコとカンボジアのガイドで、トルコではエフェソスの円形劇場の遺跡の舞台でツアー仲間全員で「上を向いて歩こう」を歌い各国の観光客から喝采を受けた感激を今でも忘れない。またカンボジアのセイハさんは面白おかしく遺跡や庶民生活、ポルポトの話など聞け有意義だった。
それに反し良くなかったのはタイ、インドネシア、ベトナムでいずれも女性のガイドだったが声が小さかったり、通り一遍の説明しかなっかたりで不満が残った。
今回は29歳の男性ガイドと10代の女性補助ガイドの2人だったが説明は専ら男性で女性の補助ガイド(そのように説明があった)は日本語は話せず人数確認と自分のカメラで我々を撮ったり、シャッターを押してくれたりするのが仕事だった。
ガイドを目指すならもっと積極的に日本語を使えばよいのにと思っていたら、最後に理由が分かった。補助ガイドと説明を受けたが実態はカメラ屋で最終日1枚千円で売りに来た。本当は断りたいが7日間も一緒にいると情が湧いて結局5枚買うはめになってしまった。
写真といえば蘇州の寒山寺で集合写真を撮ったが、これも1枚1500円でほぼ強制的に購入を勧められた。

 やっとバスが走り始めます。
最初の観光地は言わずと知れた上海の浦東地区。でも観光案内は専門のHPに任せて、このHPはツアーの内容をメインに紹介していきます。

 上海市内は靄なのかスモックなのか濃く立ち込めていて遠くが見えない。ガイドの話では上海はこんな日が多く青い空が見えるのは稀だとか。
バスを降りて中国で一番高い101階建の上海ヒルズの展望台へ希望者は行く事に。
本来高い所から眺めるのが好きな私だが、これでは景色も見えないだろうとパス。
登ったのは約半数だったが、降りてきてからの感想は
「真っ白だった」との事。3千円助かった。

上海の市内観光は浦東地区だけでバスは高速道路で一路蘇州に向かった。

上海格安旅行

2009-12-08 16:11:14 | 躄日記
 8日の午前0時35分無事帰着しました。
6泊7日全工程観光食事付き¥29,900の阪急トラピックスの旅行内容は!!

12月1日(1日目)
朝3時50分車で東名吉田ICへ向けて出発。車をバス会社の駐車場に預けて、そこからは高速バスで中部空港まで行く。
料金はバス代が3400円、駐車料金は10日間まで500円と割安だ。
これらはネットで申し込んで乗車時に運転手に支払えばよいようになっている。

中部空港へ6時40分着。集合時間は6時50分だったのでドンピシャのタイミングだ。
集合時間といえば以前一番の新幹線で行っても5分間に合わない事があった。事前に了解を得ておこうと旅行社に連絡したところ「集合時間は守ってください」と言われ全泊したことがある。
当日見ていると集合時間に添乗員がきて受付を開始し始めた。私の受付は集合時間の15分過ぎ、更にひどいのは集合時間を30分以上遅れてきても何も言わず受け付けていた。
正直者は馬鹿をみるとはこの事だとつくづく感じてしまった。
とは言っても飛行場の集合は気を使う。若し途中で渋滞や汽車の遅れがと思うと飛行場に着くまで気が休まらない。
今日も若干の心配はあったが無事時刻表通りの到着で集合時間に間に合った。

 阪急の受付でEチケットを受け取り中国東方空港のカウンターでチェックイン。
窓側を希望したら妻は前の席の窓側、私はその後ろの席の窓側と言葉通りの窓側だった。私の言い方不足だったが、こんな事は始めてだった。
しかしそのお陰で地上が良く見えて琵琶湖や瀬戸大橋、讃岐富士、島波街道なども見ることができた。

 ベルト着装が解除になると入国カードや健康申告書が配られた。
英語の苦手な私は事前に旅行社の旅の手引きやネットで記入方法を調べておき自分用のカードや申告書を作ってあるので、それを写すだけなので簡単に終わる。
これを旅行社に頼むと3000円は取られてしまうのだからボッタクリだ。
隣の高年夫婦は食事もソコソコに申告書の記入に没頭している。ネットから記入方法を印刷した物を何枚か持って「あーだ、こーだ」言っているが分からないらしい。その内スチュワーデス(古い?)を呼んで説明を受けていた。
こうなると3000円も安いのかもしれない。
後で分かったが、このご夫婦は同じツアーの仲間で私の事を「申告書を簡単に書いてしまって旅慣れた人だと思った」と言ってくれた。
まさか事前に調べた物を丸写しにしたとは思ってもいないようだった。
前に座った妻も隣席の女性二人ずれが健康申告書の書き方が分からないようだったので教えたと言っていた。

 上海空港へ着陸。降機場所は何故かターミナルからはるか離れた移動タラップ。これも格安旅行のせい?
馬鹿な飛行機をチャーターした訳ではないのだから。お陰で搭乗機の写真をバッチリ撮れた。

 入国審査も終え荷物を受け取りイヨイヨ出口に。
迎えの人が大勢来ている。手には名前を漢字やローマ字で書いた紙を持っている。
我が阪急トラピックスは---いたいた可愛い若い子が「阪急トラピックス」と書いた紙を持っている。
手を挙げて合図をすると自分の後ろを指して後はニコリともせず知らん顔。人混みを分けて傍に行くと若い男の人が受付をしていた。
どうやら一番乗りだったらしい。しかし私達の後が中々来ない。荷物の出が遅かったのだろうか。10分ほどで全員揃った。総勢15名男性8名女性7名。夫婦連れが5組、女性連れ1組、親娘、男性1人更に分析すると60台が12名それ以下が3名で殆どが私達夫婦と同じような定年後のリタイヤ組だった。

 15名揃ったところでイヨイヨ格安旅行の始まり。