アーダ、コーダ、イーダ!

浮かんでは消えていく想い。消える前に名前をつければ、何かにつながるかもしれない。何処かにいけるかもしれない。

生徒百景(5)

2006年06月03日 17時56分02秒 | Weblog
 ある男子生徒が恋におちた。相手は学年でも5本の指に入る人気者。彼は日頃は何気ない話なら平気だが、いざ告白するとなると、言葉が出ない。彼はクリスマスに市内でも上位にランクされるホテルでの食事を考え、他の友達となら応じてくれるだろうと考え、友達とその彼女を誘い、OKだったので、予約する。しかし、なかなか言い出せなくて、クリスマスが近づいてくる。前日、ようやっと彼女を誘うが、すでに予定が入っており、断られる。それでは友達と行っても仕方ない。彼は友達に断る。そしてクリスマスを部屋で悶々と過ごす。彼の部屋に父親が入ってきて、ホテルから時間になっても来ないが、キャンセル料を腹って下さいという電話があったと告げ、ゲンコツ一発。キャンセル料を払うくらいなら、家族で行こう、とその夜は家族で豪華な食事をした、とのこと。これは彼の友人に聞いた話。

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