みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

残念です「宮沢賢治学会一会員 様」

2017-03-30 10:00:00 | 「賢治研究」の更なる発展のために
 さて、先の〝アンフェアではありませんか「宮沢賢治学会一会員 様」〟において、私は次のような意味のことを述べました。

 先頃、お名前を教えて下さいませんかとお願いしていた「宮沢賢治学会一会員 様」から、
   ありがとうございました (宮沢賢治学会一会員)
というタイトルのコメントをいただいた。そしてその結論は、
いずれにせよ、貴殿の記事を読む限りでは、今回の問題は「貴殿の早とちりとコミュニケーション不足が招いた行き違い」として理解するしかなく、これをもってセミナー責任者を一方的に批判するのは、不適切ではないかと感じました。
私の判断としては以上です。
というものだった。しかし当の「宮沢賢治学会一会員 様」はお名前を明かさない。
 ところが、今回の一連のコメントは「宮沢賢治学会一会員 様」(以下貴兄とする)からの「イニシャル表記について (宮沢賢治学会一会員)」というタイトルのコメントで、私鈴木 守に対しての、
正々堂々と名指しで批判を展開するべきです。
また、もしそれをする度胸がないのであれば、あれこれ詮索を生みかねないこんな無責任な記事は公開せず、ご自分の胸にしまっておくべきだと考えます。
というご批判でなにしろ始まったことです。

 そこで、このコメントに対する意見のやりとりが賢治研究の発展に繋がるためには、同じ土俵に上がって行いたいということと、もし貴兄がこのまま名告らずにいたならば、賢治学会の要職に就かれている方々、とりわけ「春期セミナー企画委員会の責任者」に迷惑がかかる虞があるということで、貴兄にはお名前を明らかにしていただきたいと私の方はお願いした次第です。

 そして、私のお願いに対してのご返事かなと思われる貴兄からのコメントが昨日(3/29)ありました。そこで早速その内容を拝見しましたが、結局お名前を明らかにしては下さらない次のようなものでした。
お返事 (宮沢賢治学会一会員)
2017-03-29 23:01:01
ご指摘ありがとうございます。
確かに、憶測や勘繰りを生んではいけませんので、お返事をさせていただきます。
私自身は、宮沢賢治学会の役職についたことのあるような「偉い人」ではなく、入会以来ずっと平の一会員に過ぎません。
ましてや、こんなことを実際に想像している人はおられないとは思いますが、今回のセミナーの責任者でもないことは、誓って申し上げます。

そしてそういった疑惑が払拭されるならば、このブログの管理者様が名告っているからと言って、意見を述べる者も必ず名告らなければならないということは、ないと考えております。
たとえ私のような一人が名告ったとしても、ブログの書き手と読者との関係が、「非対称」であることは免れません。
長年続くブログには、それだけ大きな「発信力」があり、それは名告るかどうかとは別問題です。

今回の記事のように、相当の発信力のあるブログにおいて、不特定多数の人々に向かって、イニシャルであれ名指しであれ同定可能な人物の批判を行う限りは、どのような問題があったのか読者がちゃんとわかるよう、客観的に記述をしていただく必要があると、私は思います。そうでないと、批判の相手が公開の場で、一方的に貶められてしまうことになってしまいます。
ところが、管理者様が最初に公開された記事の内容がまさにそれで、何も知らない一読者からすると、非常に一面的・主観的で事の詳細もわからず、「痛罵」のことを持ち出すなどはことさら相手の印象を悪くするための記述にも思えたため、質問等を書き込ませていただいた次第です。

 というわけで一時喜んでは見たものの、結局お名前は明かされなかった。私は恥ずかしながら、実は『宮澤賢治学会』の代表理事のお名前をしかと存じ上げず、また私の知り合いの中にも代表理事のお名前を知らない人が多い中で、貴兄は例えば

    宮沢賢治学会代表理事の方は、名字の頭文字はTで

ということなどまで御存じなので、つい私は、貴兄が「入会以来ずっと平の一会員」と仰有るようなお方ではなくて、少なくとも今回のコメントをご覧になった読者の方からは、「宮沢賢治学会の役職についたことのあるような「偉い人」」と思われるのではなかろうかと私は思ったのでした。

 さりながら、貴兄からお名前を名告っていただけなかったことは残念ですが、もうこれ以上貴兄にお名前を名告っていただきたいというお願いはいたしません。ただし、私の方は名前を明らかにしておりますので、どこかで何かの機会にご一緒することもあろうかと存じますので、どうぞその際にはお声を掛けて下さい。直接ご意見を拝聴いたしたく存じますので。
                                              鈴木 守
 続きへ
前へ 
 ”みちのくの山野草”のトップに戻る。

《鈴木 守著作新刊案内》
 この度、お知らせしておりました『「羅須地人協会時代」再検証-「賢治研究」の更なる発展のために-』が出来いたしました。
◇『「羅須地人協会時代」再検証-「賢治研究」の更なる発展のために-』(定価 500円、税込み)

 本書の購入をご希望なさる方がおられましたならば、『宮沢賢治イーハトーブ館』においてお買い求め下さい。
 あるいは、葉書か電話にて下記にその旨をご連絡していただければまず本書を郵送いたします。到着後、その代金として500円(送料込)分の郵便切手をお送り下さい。
    〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木 守
             電話 0198-24-9813
 なお、本書は拙ブログ『宮澤賢治の里より』あるいは『みちのくの山野草』に所収の、
   『「羅須地人協会時代」検証―常識でこそ見えてくる―』
のダイジェスト版です。さらに詳しく知りたい方は拙ブログにてご覧下さい。
 また、『「羅須地人協会時代」検証―常識でこそ見えてくる―』はブログ上の出版ゆえ、紙媒体のものはございません。

《鈴木 守著作既刊案内》
◇『「涙ヲ流サナカッタ」賢治の悔い』(定価 500円、税込)
 ご注文の仕方は上と同様です。
 なお、こちらは『宮沢賢治イーハトーブ館』においても販売しております。

 ☆『「涙ヲ流サナカッタ」賢治の悔い』                  ☆『宮澤賢治と高瀬露』(上田哲との共著)          ★『「羅須地人協会時代」検証』(電子出版)

 『羅須地人協会の真実―賢治昭和二年の上京―』、『宮澤賢治と高瀬露』のご注文につきましても上と同様ですが、こちらの場合はそれぞれ1,000円分(送料込)の郵便切手をお送り下さい。また、こちらも『宮沢賢治イーハトーブ館』において販売しております。
 ☆『賢治と一緒に暮らした男-千葉恭を尋ねて-』        ☆『羅須地人協会の真実-賢治昭和2年の上京-』      ☆『羅須地人協会の終焉-その真実-』

 ただし、『賢治と一緒に暮らした男-千葉恭を尋ねて-』は在庫がございません。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 成島毘沙門にカタクリ咲く(3/29) | トップ | 遠野市宮守のフクジュソウ(3/29) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

「賢治研究」の更なる発展のために」カテゴリの最新記事