《平成18年分 その10》
かつて焼石岳には牛が放牧されていた。実際、30数年前には姥石平で牛に遭ったり、その糞を避けながら登ったことがある。もちろん今はそのようなこともなく、面影すらもない。スイスなら現在だって牛や羊が放牧されていてしかも高山植物咲き乱れているのだから、日本もそうであってもいいのにと思う。
それはさておき、焼石は以前は隠れた花の名所であったのがいつの間にか全国に知れ渡り花の山 . . . 本文を読む
《平成18年分 その9》
東北新幹線新花巻駅から約2kmの所に宮沢賢治記念館があるが、その周辺は自然に恵まれていて早春にはカタクリの花などが咲く。そのことについては、近いうちに報告したいが、ここでは5月末の賢治記念館の近くに咲くアズマギクの花などを紹介する。
【153 白ツツジとカラスアゲハ】(平成18年5月27日撮影)
【154 白ツツジとオナガアゲハ】(平成18年5月27日撮影)
【1 . . . 本文を読む
《平成18年分 その8》
白いカタクリの花に憧れる人は多いと思う。それ自身が清楚で品性があるし、白花はアルビノで珍しいからである。"カタクリの里"(高橋喜平・瀬川強写真集)によると『出会えるのは 数万本に1本の確率 夢のような出会いの中 これは幸せの1本)』であると云う。それが、幸せなことに、このときはこの山のかなり狭い範囲に数本も咲いていたからである。
ところで、なぜ"数本"などという曖昧な . . . 本文を読む
《平成18年分 その7》
この年は冬がとても厳しく、豪雪地帯の沢内の雪解けは例年よりもかなり遅れていた。5月4日そこを訪ねてみたが、いつもはあちこちで咲き誇るスプリング・エフェメラルが咲き渋っていたからである。
そこで、陽当たりの良いところでなおかつ2年前に白いカタクリの花を見た場所に行ってみたときの写真が次のものである。
【120 田圃の畦に咲く花】(平成18年5月4日撮影)
【121 以 . . . 本文を読む
《平成18年分 その6》
国道396号線で遠野に入る際、綾織りという場所を通る。そして、その国道沿いのある一帯には"花街道"という名が付いて、四季折々にいろいろな花が咲き競い、咲きそろう。特に、シバザクラの花が咲く頃は圧巻である。
【110 】(平成18年5月2日撮影)
5月2日朝、"花街道"沿いにあるとある民家のシバザクラがかなり咲いてきていた。
【111 】(平成18年5月2日撮影)
. . . 本文を読む
《平成18年分 その5》
以前から、秋田県西木町(現在は仙北市)の八津・鎌足のカタクリ群生地に行ってみたいと思っていた。花の密度が全然違う、と聞いていたからだ。場所は、みちのくの小京都角館から大館へ向かう国道105号線沿い、秋田内陸縦貫鉄道の八津駅後ろの里山斜面にある。
5月4日それが叶った。カタクリの花の名所といえば岩手県沢内の安ヶ沢に行ったことがある。そこの花の密度はすごかったが、
【96 . . . 本文を読む
《平成18年分 その4》
国道107号線沿いは自然が豊かであり、早春になると道路から少し脇にそれると、あるいは道沿いにさえもスプリング・エフェメラルが咲いているところが多い。そこで、今回は秋田県側についてそれらの一部を紹介したい。
まず、黒沢辺りである。国道を走っていたならば、100メートルぐらい離れた斜面に花が咲いていることに気がついた。
【70 白と黄色の花叢】(平成18年4月29日撮影 . . . 本文を読む
《平成18年分 その3》
国道107号線沿いは自然が豊かであり、早春になると道路から少し脇にそれると、あるいは道沿いにさえもスプリング・エフェメラルが咲いているところが多い。そこで、今回はその岩手県側について、次回は秋田県側についてそれらの一部を紹介したい。
まず、和賀仙人辺り
【43 道路沿いの斜面】(平成18年4月29日撮影)
【44 陽光が燦々と 】(平成18年4月29日撮影)
. . . 本文を読む
《平成18年分 その2》
宮沢賢治の出生地花巻にはまだまだ自然が残っていて、早春にはカタクリの花などが咲く場所が幾つかある。
たとえば、宮沢賢治記念館のある花巻市の胡四王山には、その他に「南斜花壇」「ポランの広場」「宮沢賢治イーハトーブ館」そして「胡四王神社」などがあるが、その山には時期になるとカタクリの花などが彩りを添える。
【24 カタクリの花】(平成18年4月23日撮影)
【25 カタ . . . 本文を読む
《平成18年分 その1》
この年は例年になく豪雪で、春が待ち遠しい年だった。なかなかやってこない春とはいえ、光の春がやってきて、次第に野面には福寿草が顔を出し始める。
まずは、大迫町の浄円寺付近の場合である。3月11日、民家の土手には一斉に福寿草が咲き出していた。
【1 一面の福寿草】(平成18年3月11日撮影)
【2 福寿草の側にはまだ雪も】(平成18年3月11日撮影)
【3 横から見る . . . 本文を読む
《平成17年分 その9》
かつての岩手の野面にはあちこちに見られた自生の秋の七草、例えばカワラナデシコ、キキョウ、オミナエシなども、最近は自生のものはなかなか見ることが出来なくなってしっまった。
ところが、自然に恵まれた民話の古里といわれる遠野に出掛けてみると、なんとか自生のそれらを見いだすことが出来る。
【198 キキョウ】(平成17年8月6日撮影)
朝露をまとっている。
【199 オミ . . . 本文を読む
《平成17年分 その8》
焼石岳、南本内岳ともにキヌガサソウがあることを知った。ということは、おそらく焼石連峰にはキヌガサソウがあると考えてもいいだろう。とすれば、その連峰の一つ牛形山にも十分キヌガサソウはあり得ると推測し、昨年も出掛けたものだった。ところが、残念ながら見つけることは出来なかった。推測にしか過ぎなかったのかとは思ったが、未練が残る。今年になった。頃は良しと意気込んで出掛けた。
【 . . . 本文を読む
《平成17年分 その7》
6月の秋田駒にはネマガリダケを取りに入る人が多い。そして、そのタケノコは熊も大好物である。そこで、タケノコ取りの中には熊よけのために爆竹を鳴らすという不届きな輩も多い。
今回の記事の前半は6月18日のものであり、この日の目的はタカネスミレを見ることである。ところが、タカネスミレだけでなく"高根?熊"にも出逢ってしまった。おそらく、爆竹を鳴らされて驚いて逃げていた熊な . . . 本文を読む
《平成17年分 その6》
南本内にもキヌガサソウがあると聞いて探しているのだがなかなか見つけることが出来ない。今年もまた探しに出掛けた。併せて、2年前に見た純白のシラネアオイを探しに出掛けたのだが。
まずは、6月11日に行ったときの写真である。はたしてそれは見つかるか。
【135 木蓮の花】(平成17年6月11日撮影)
古今和歌六帖に"みちのくの栗駒山のほうの木の枕はあれど君が手枕"という歌 . . . 本文を読む
《平成17年分 その5》
岩手山にもシラネアオイが多いが、ある場所には白花のものもかなりある。
【120 シラネアオイの大株】(平成17年6月5日撮影)
あちこちにシラネアオイのこんな塊が沢山ある。
【121 白花のシラネアオイも】(平成17年6月5日撮影)
【122 白花シラネアオイのズームアップ】(平成17年6月5日撮影)
すこし、ピンク色っぽいかな。
【123 ヒメイチゲ】(平成 . . . 本文を読む