《なめとこ山遠望》(平成21年5月15日撮影、幕館橋より) さて今回は残っていた私の最後の課題を解決し、これで「なめとこ山の熊」シリーズそろそろ終わりにしたい。
私は、このシリーズの最初で次のようなことを言及した。
この童話は、
なめとこ山の熊のことならおもしろい。なめとこ山は大きな山だ。淵沢川はなめとこ山から出て来る。なめとこ山は一年のうち大ていの日はつめたい霧か雲かを吸ったり吐いたりして . . . 本文を読む
花巻市東和町田瀬のフクジュソウも咲き出していた。
《1 》(平成29年2月27日撮影)
《2 》(平成29年2月27日撮影)
《3 》(平成29年2月27日撮影)
《4 》(平成29年2月27日撮影)
《5 》(平成29年2月27日撮影)
《6 》(平成29年2月27日撮影)
《7 》(平成29年2月27日撮影)
《8 》(平成29年2月27日撮影)
《9 》(平成29年2月27 . . . 本文を読む
遠野の宮守にも咲いていた
《1 フクジュソウ》(平成29年2月27日撮影)
《2 》(平成29年2月27日撮影)
《3 》(平成29年2月27日撮影)
《4 》(平成29年2月27日撮影)
《5 》(平成29年2月27日撮影)
《6 》(平成29年2月27日撮影)
《7 》(平成29年2月27日撮影)
《8 ばっけも》(平成29年2月27日撮影)
《9 すなわちフキノトウも》(平 . . . 本文を読む
《なめとこ山の頂上》(平成27年5月20日撮影) ところで、賢治の童話の中には、例えば先の「グスコーブドリの伝記」では、
「それはできるだろう。けれども、その仕事に行つたもののうち、最後の一人はどうしても遁げられないのでね。」
「先生、私にそれをやらしてください。どうか先生からペンネン先生へお許しの出るやうお詞を下さい。」
とか、「銀河鉄道の夜」では、
「カムパネルラ、 . . . 本文を読む
《1 》(平成29年2月25日撮影)
《2 》(平成29年2月25日撮影)
《3 》(平成29年2月25日撮影)
《4 》(平成29年2月25日撮影)
《5 》(平成29年2月25日撮影)
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《鈴木 守著作新刊案内》
この度、お知らせしておりました『「羅須地人協会時代」再検証-「賢治研究」の更なる発展のために-』が出来いた . . . 本文を読む
賢治は悲憤しながらこう言っていた。
トランプ政権はこの2月24日の定例記者会見でCNNテレビやNew York Timesなどを除外した。真実を伝えようとしているのに、自分たちに不都合な報道をするということでそれらの一部メディアを排除したのだろうが、嘆かわしい限りだ。ただしこれは対岸の火事ではない。賢治研究でも似たようなことがいま起こっているからであり、それは次のようなことだ。
ある人物が、 . . . 本文を読む
この投稿のトップの写真が何かお分かりになって頂けるでしょうか。
《1 ここの約1年前》(平成27年10月29日撮影)
《2 ここの約3ヶ月前》(平成28年11月26日撮影)
《3 そして約50日前》(平成29年1月6日撮影)
《4 〃のたわわに実った稲 》(平成29年1月6日撮影)
もうお分かり頂けたように、いずれも「賢治詩碑」の建つ高台から見下ろした田圃の光景である。
つまりここ少 . . . 本文を読む
我が家の猫の額の庭でも
《1 ロウバイ》(平成29年2月25日撮影)
《2 フクジュソウ》(平成29年2月25日撮影)
《3 》(平成29年2月25日撮影)
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この度、お知らせしておりました『「羅須地人協会時代」再検証-「賢治研究」の更なる発展のために-』が出来いたしました。
◇『「羅須地人協会時代 . . . 本文を読む
〈「この世で一ばん美しくって、一ばん悲しい景色」(「星の王子さま」(サン=テグジュペリ作、内藤濯訳、岩波書店)130p〉
改めて「なめとこ山の熊」のラストシーンを思い出してみよう。それは、
とにかくそれから三日目の晩だった。まるで氷の玉のやような月がそらにかゝってゐた。雪は青白く明るく水は燐光をあげた。すばるや参の星が緑や橙にちらちらして呼吸をするやうに見えた。
その栗の木と白い雪の峯々にか . . . 本文を読む
この投稿のトップの写真が何かお分かりになって頂けるでしょうか。
《1 ここの約1年前》(平成27年10月29日撮影)
《2 ここの約3ヶ月前》(平成28年11月26日撮影)
《3 そして約50日前》(平成29年1月6日撮影)
《4 〃のたわわに実った稲 》(平成29年1月6日撮影)
もうお分かり頂けたように、いずれも「賢治詩碑」の建つ高台から見下ろした田圃の光景である。
つまりここ少 . . . 本文を読む
《1 相変わらず咲いていたのはたった一輪》(平成29年2月22日撮影)
《2 それでも蕾は増加中》(平成29年2月22日撮影)
《3 》(平成29年2月22日撮影)
《4 》(平成29年2月22日撮影)
《5 ばっけ》(平成29年2月22日撮影)
《6 キバナノアマナ》(平成29年2月22日撮影)
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〈西根山〉(平成17年1月29日撮影) そして、田下氏は〝「なめとこ山の熊」――知的に昇華された魂〟の章の最後の方で、
宿命とは、範疇を超えた物事が起こってしまうことであり、その宿命に甘んじず、より高次な生き方を目指せば、自分が崩壊してしまう危機を孕みます。小十郎と熊はその宿命を受け容れ命を全うしたが故に、最後は浄化され、大きな力の懐に包まれました。
と締め括っている。 . . . 本文を読む
おそらく賢治は、この外臺のていたらくを見て嘆き悲しんでいるに違いない。だから賢治は言っているはずだ、
外臺から大切なものが失われ、私の夢が壊された。騙されるなよ。と。
外臺の圃場整備が着々と進んでいる。
《1 》(平成29年2月18日撮影)
《2 》(平成29年2月18日撮影)
さぞかし附近の農家の人達も喜んでいるだろうと思っていたが、私は自分の浅はかさを知った。
お話しをお訊 . . . 本文を読む
《1 》(平成29年2月22日撮影)
《2 》(平成29年2月22日撮影)
《3 》(平成29年2月22日撮影)
《4 》(平成29年2月22日撮影)
《5 》(平成29年2月22日撮影)
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この度、お知らせしておりました『「羅須地人協会時代」再検証-「賢治研究」の更なる発展のために-』が出来いた . . . 本文を読む
《熊架》(平成27年11月1日撮影、高狸山) 先にも少し述べたように、「なめとこ山の熊」が私の珠玉の一篇になりそうだと思うようになったのは、田下啓子氏の『拝啓宮澤賢治さま』所収の論考
「なめとこ山の熊」――知的に昇華された魂
を読んだことが切っ掛けであった。例えばそこには、
現実の空間では対立し矛盾する者が、命への執着をとくことによって、精神的に結ばれるのです。賢治は小十郎と熊を理想とし . . . 本文を読む