賢治の童話『耕耘部の時計』の”三、午后零時五十分”
午の食事が済んでから、みんなは農夫室の火を囲んでしばらくやすんで居ました。炭火はチラチラ青い焔を出し、窓ガラスからはうるんだ白い雲が、額もかっと痛いやうなまっ青なそらをあてなく流れて行くのが見えました。
「お前、郷里はどこだ。」農夫長は石炭凾にこしかけて両手を火にあぶりながら今朝来た赤シャツにたづねました。
「福島です。」
「前はどこに居たね . . . 本文を読む
5月30日の胡四王山の報告である。
なお、※印をクリックすると補足へ移動できる。
《1 ナンテンハギ※》(平成21年5月29日撮影)
《2 ワニグチソウ※》(平成21年5月29日撮影)
《4 トキワハゼ※》(平成21年5月29日撮影)
《5 ヒレハリソウ※》(平成21年5月29日撮影)
《6 ウワバミソウ※》(平成21年5月29日撮影)
《7 ヒルムシロ※》(平成21年5月29日撮 . . . 本文を読む
では、「雨ニモマケズ手帳」のその71~74pを見てみよう。
まずは、
《71~72p》
これらのページに書かれた大きな文字の部分だけを抜き出すとそれぞれ
【71p】
土偶坊
ワレワレハ(後で削除)カウイフ
モノニナリタイ
第一景
薬トリ(後で削除)
第二景 母
子(後で削除)病ム
【72p】
第三景 青年ラ ワラフ
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胡四王山のショウブについて報告する。
ショウブ(菖蒲、正式の漢名は白菖とのこと)はサトイモ科、ショウブ属の多年草で水辺に生えている。
《1 蕾》(平成21年5月20日撮影)
《2》(平成21年5月24日撮影)
《3 果実》(平成20年7月12日撮影)
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「雨ニモマケズ手帳」を見ていてやはり気になることのうちの一つが
《57~58p》
である。このページの文字を拾ってゆくと
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
である。もちろん、人口に膾炙しているものは
北ニケンクヮヤソショウガアレバ . . . 本文を読む
胡四王山のホオノキについて報告する。
ホオノキ(朴の木)はモクレン科、モクレン属の落葉高木で林の中に生えている。
花の大きさは約15センチあるという。
《1》(平成21年5月24日撮影)
《2》(平成21年5月24日撮影)
《3》(平成21年5月24日撮影)
《4》(平成21年5月24日撮影)
”みちのくの山野草”のトップに戻る。 . . . 本文を読む
胡四王山のヤブジラミについて報告する。
ヤブジラミ(藪虱)はセリ科、ヤブジラミ属の2年草で道端に生えている。
《1》(平成21年5月24日撮影)
《2》(平成21年5月24日撮影)
《3》(平成21年5月24日撮影)
《4》(平成21年5月24日撮影)
《5》(平成21年5月24日撮影)
なお、これとよく似た植物で
《6 ヤブニンジン》(平成21年5月24日撮影)
があるが、 . . . 本文を読む
胡四王山のコメツブツメクサについて報告する。
コメツブツメクサ(米粒詰草、別名:キバナツメクサ・コゴメツメクサ)はマメ科、シャジクソウ属のヨーロッパ~西アジア原産の1年草で草地に群生する。
《1》(平成21年5月24日撮影)
《2》(平成21年5月24日撮影)
《3》(平成21年5月24日撮影)
《4》(平成21年5月24日撮影)
《5》(平成21年5月24日撮影)
”みちの . . . 本文を読む
胡四王山のジンヨウイチヤクソウについて報告する。
ジンヨウイチヤクソウ(腎葉一薬草)はイチヤクソウ科、イチヤクソウ属の常緑の多年草で林の中に生えている。
《1 まだ蕾》(平成21年5月20日撮影)
《2 開花》(平成21年5月24日撮影)
奥のチビの方は蕾が落ちていた。なぜ?
《3》(平成21年5月24日撮影)
《4》(平成21年5月24日撮影)
《5》(平成21年5月24日撮影)
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5月24日に訪れた胡四王山の報告である。
なお、※印をクリックすると補足へ移動できる。
《1 ジンヨウイチヤクソウ※》(平成21年5月24日撮影)
《2 ショウブ※》(平成21年5月24日撮影)
《3 シロバナニガナ※》(平成21年5月24日撮影)
《4 ヤブジラミ※》(平成21年5月24日撮影)
《5 ヤブニンジン》(平成21年5月24日撮影)
《6 フタリシズカ※》(平成21年 . . . 本文を読む
では今回は上丸牛舎を訪ねてみよう。県道219号線を挟んで『まきば園』の真向かいである。
小岩井農場は明治24(1891)小野、岩崎、井上の3氏により創業された。そこで、その3氏の頭文字をつなげて「小岩井農場」と名付けられたのだという。
爾来百二十年弱、小岩井農場は日本の酪農の歴史と共に歩んできた。特にこの上丸牛舎は歴史ある牛舎やレンガサイロが創業時の面影を強く伝えているだけでなく、小岩井の . . . 本文を読む
では、
《1 自生のオキナグサ》(平成21年5月19日撮影)
をじっくり観察できたのでその他の花を見ながら安比高原を下ることにしよう。
草地には
《2 センボンヤリ》(平成21年5月19日撮影)
の舌状花あり。
一方
《3 白樺林》(平成21年5月19日撮影)
では、その林床に
《4 サンカヨウ》(平成21年5月19日撮影)
《5 マイヅルソウのまさしく絨毯》(平成21年5月19日撮 . . . 本文を読む
では小岩井農場の技術研究センターの方へ行ってみよう。
舗装道路をしばらく行くと
《1 右手に砂利道があるのでそちらへ進む》(平成21年5月19日撮影)
小岩井農場には木造の建築物が多いし、それも現役で活躍しているようだ。この建物は何の建物なのだろうか。
《2 これは牛舎かな》(平成21年5月19日撮影)
《3 環境品質部》(平成21年5月19日撮影)
《4 酪農部》(平成21年5月1 . . . 本文を読む
今回は、まずは宮澤賢治の童話『おきなぐさ』の出だしを見てみよう。
うずのしゅげを知ってゐますか。
うずのしゅげは、植物学ではおきなぐさと呼ばれますが、おきなぐさといふ名はなんだかあのやさしい若い花をあらわさないやうにおもいます。
そんならうずのしゅげとはなんのことかと云はれても私にはわかったような亦わからないような気がします。
それはたとへば私どもの方で、ねこやなぎの花芽をべんべろと云ひ . . . 本文を読む
では、一旦網張街道から外れて、左折して本部へ向かう。
《1 本部(小岩井農場本部事務所)》(平成21年5月19日撮影)
には管理部・施設資材部の看板もある。明治36年の建設だという。
賢治は長編詩『小岩井農場の』の「パート四」の出だしでこの建物のことを
本部の気取つた建物が
桜やポプラのこつちに立ち
そのさびしい観測台のうへに
ロビンソン風力計の小さな椀や
. . . 本文を読む