本日も30度を越す真夏日。
北の高気圧に覆われているためでしょうか?
でも、日本全国でみれば、前線の通過による大雨の被害が多発しています。
岡崎や東京八王子方面では、大雨による土砂災害や床上浸水により、死者や交通の麻痺がニュースとなりました。
日本列島を縦断するように前線が発達し、そこへ南からの暖かく湿った空気が流れ込み、大雨を降らせているようです。
明日は、新潟も前線の影響が出てくるようで、大雨への注意が必要です。
局地的な大雨が多い年です。
お盆を過ぎてから、涼しい日が続き、残暑も少なく、秋が早く訪れる気配です。
でも、台風が1個も来ていないのが心配です。
そのかわりの、発達した前線なのでしょうが、大気が不安定な状態が続き、雷雨や激しい雨の恐れがあります。
「温暖化」で済ませてしまうのか?また・・
写真は、中島H邸のロフトに登るはしごです。
2階の廊下からロフトである物入れ部屋へ上るときに使用します。
普段は垂直に引っ掛けておいて、使うときに斜めに掛ける方式にしました。
強度的には、アルミかスチール製なのでしょうが、木にこだわってみました。
そのかわり、「軽く、丈夫」
という素材を見つけ出さなければならず、結果としては2×4部材です。米松?ホワイトウッド?
地元杉材では、強度を出すために断面が大きくなり、重くごつくなってしまう。
これだけの梯子だと、そうとうの重量になってしまうので、已む無く2×4材を採用。
とても安い。
こうしてみると、大きさの割には杉材のほうが高く、見た目も節だらけで色がにぎやか・・という悪い印象が目立ちます。
確かに輸入材のほうが、軽く、強度がある。乾燥度も良好。見た目も白木で統一している。
大工がこちらを採用したがるのは無理も無い。
では耐久性は?雨掛かりでは?
シロアリが好んで食べやすい材料・・
足回りや構造材、外装材には向かない。
「へ?構造材に使えないの?」
と、お思いの方・・長期間、日本の気候には向かないでしょう。
先ほど、日本の変な気候について書いていましたが、乾燥した大陸系の材料は日本の高温多湿、しかも多雪地方の気候風土に持ってくるには無理がある。
過度に乾燥した材料なので、まわりの湿度を吸収して、狂ってきます。
シロアリの餌食になってしまう。おいしそうだし・・
もっても20年くらいとふんで使うのが妥当だと思います。
県産材の使用にこだわり続けていましたが、ここへ来て、やはりこの手段しかないのか・・
樹齢300年の御神木の隣に、輸入材のはしご・・無念・・
やはり、何かを断念しなければならないワケね。
「適材適所」
と割り切るか?
だって、軽いんだもん。
お客さんは
「使いやすい」
と喜んでいました。
はしごを登りきって、束に手摺を付けて登りやすくしています。
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