べんりや日記

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見附市 T邸

2014-09-20 15:14:53 | 作品集
見附に完成したT邸は、外観も内部も地元杉材にこだわった和風の家です。
屋根は能登瓦、外壁は雨板が貼ってあります。
塗装はノンロットで、浸透性のものです。
小壁は汎用外壁3×10盤を貼り、弾性塗料を塗ってあります。





マイホーム・デザイナーLS3による外観図





1階断面
1階は主に居間、水廻りの空間です


2階断面
2階はプライベート空間です




アプローチ・ポーチ
アプローチにはインターロッキングを敷き詰めて、玄関までの通路を演出しています。
ポーチ回りの外壁も雨板が貼ってあります。天井は杉板(加茂産)です。タイル:イナックス グロストーンNo.3
地場産の杉の化粧梁と国産桧柱の木組みを見せています。化粧タルキが美しく映えます。










玄関ホール
玄関に入ると、ホールの正面に飾り棚があります
カウンターは建具屋さんに地元杉材の間伐材を集成してもらったもの。アールに仕上げてもらっています。
壁は桧の羽目板15㎜を使用。下駄箱は欅です。
床は杉フロアー40㎜(加茂産)、天井も杉の羽目板12㎜(加茂産)です。






居間
メインになる居間は、真壁仕様になっていて、柱を見せています。
壁、床、天井に杉を使っています。
天井には化粧丸太(地松)が横たわり、それに2階の床梁が組み合わさる構造が 見えるようになっています。
出窓カウンターにFF暖房器具が収まっていて、片側は杉の建具がはまっています。








1階和室
6帖和室には床の間、板の間(地袋)があります
床柱、落とし掛は花梨、長押は杉集成材、鴨居は杉無垢材を使用。
2重サッシの内障子を和紙風ガラスにして、格子を付け、障子風に見せてあります。 (障子の張り替えをしなくていいと好評です)
畳は抗菌畳、壁は珪藻土(表具)を貼ってあります。






ダイニング・キッチン
和室、居間から続き間でDKへ入る事が出来ます。
ダイニングの壁、天井は加茂産の杉羽目板、床には加茂産の杉40ミリフロアーを貼ってあります。
キッチンには桧フロアーが貼ってあります。
壁、天井は火気使用室の内装制限を受けるので、石膏ボード12ミリの上に表具を貼っています。
流しは地元メーカーの「ダイヤ」製I型270㎝、扉は突板仕様です
流し廻りは不燃パネル(大建壁タイル)を使用。








1階トイレ
DKから、廊下をはさんで、トイレに入ります
柱は檜(国産)、真壁で檜板(国産)が壁一面に貼ってあります
檜は水に強く、腐りずらく、虫を寄せ付けない性質を持っているので水周りに最適です。
また、国産の檜は年月が経つと飴色に焼けてきますが、台湾やカナダ檜は黒くなります。
便器はTOTO SC90B、ウォシュレット付





洗面脱衣室、浴室
トイレの脇に洗面脱衣室があります。
ここも、壁は檜の羽目板が貼ってあります。
洗面化粧台はTOTO製 クリアZ、ユニットバスもTOTOバスピアです。







階段
玄関ホールから階段へ続き、2階へ上がれます
裏口に続く廊下があります。
踊り場には大きな明り取りの窓を設けているので、階段室の廻りの明るさが保たれています。
段数は16段で、蹴上げ18.5㎝、踏み面22㎝なので上りやすくなっています。
段板は大建オークブロック、階段手すりが設けてあります。







子供部屋A,B
階段を上がると、子供部屋A,Bがあります。
床は加茂杉フロアー40ミリを貼ってあります。
腰は加茂産杉の羽目板が貼ってあり、腰から上は表具です。
天井は杉の目透し天井が貼ってあります。







寝室
廊下の奥に、寝室があります。10帖のゆったりしたスペースと、2帖分のクローゼットがあります。
床は加茂杉フロアー40ミリを貼ってあります。
腰は加茂産杉の羽目板が貼ってあり、腰から上は表具です。
天井は杉の目透し天井が貼ってあります。







子供室C
廊下のつきあたりに子供室Cがあります。
ベランダに出る吐き出しの窓があります。
ベランダは外壁(雨板)が貼ってあります。天井は加茂産杉の羽目板が貼ってあります。
床はステンレス板の上に防水シートを貼り、2重の防水層を設けてあります。
(我が社の場合は、念には念を入れた雨仕舞の仕様を薦めています。)








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