ゲネプロ(リハーサル)を行う横坂源さん・・
懐かしい「こまくさ保育園」での久々の演奏
久しぶりの更新です。9月に入って「越後にいきる家をつくる会」のイベントの準備や上棟準備等で、なかなか更新ができませんでした。
ようやく、イベントの内容の報告が出来ます
10月3日(日)に「越後にいきる家をつくる会」設立10周年記念事業として、感謝の意を込めて「こまくさ保育園」にて横坂源チェロ・リサイタルを開催しました。
こまくさ保育園は10年前に建てられた木組みの保育園で、当会の村尾会長の設計で紫雲寺の斑鳩建築によって建てられました(中間にゼネコンさんが入っていますが・・)。
山の木を活かそうという活動が始まった当時、木造の大規模建築物で伝統木組みである「こまくさ保育園」は当会の目指す象徴的な建物であります。
こまくさ保育園外観
玄関ホール
木組みの大空間ホール
保育園の完成時に、杮落とし(こけらおとし)でこの会場で演奏した当時中学生だった横坂源君は、チェロの音色が木造ホール全体が「楽器」のように響き渡ると絶賛していて、この秋に「ミュンヘン国際コンクール」で2位に入賞した、まさに熱の覚めやらぬ時期に、想い出のホールで空間を共有できる機会にめぐり合ったのも不思議な縁です。
リハーサルの模様
横坂源さんのチェロ・・何千万という名器だそうで・・
こまくさ保育園の夜景・・いい感じ
ホールは満杯・・
ずっと源くんを応援してきたという方もおられました。
演奏前のあいさつ
6時に演奏が始まり、8時まで2時間の間、たっぷりと、チェロの音色とホールの空間を堪能できたと思います。お客さんも、演奏者も同じ空間を共有でき、良い想い出になったのではないでしょうか・・
演奏を終えた源さんも、ドイツ留学へと戻り、世界の頂点を目指すべく修行を続けているそうです。また、コンサートが開ければ良いのですが・・(20周年記念?)
越後にいきる家をつくる会も10周年を迎え、これからの10年を見据えたさらなる目標を掲げようとしています。
これまでの10年が山と町を結ぶネットワークづくりを何も無い状態から作り上げてきた10年ならば、これからの10年は更に山の木を世に広める10年となるのでしょう・・・長期優良住宅の制度が国策によって進められる中で、県産材がどう生き残っていくのか・・地元の山の木を使うメリットとは・・
美しい山河を未来に残す・・・
消費者と同じ価値観、問題意識が見出せるのかどうかが鍵になるのだと思います。
これからの10年もがんばって行きたいとコンサートを聴きながら、新たな決意をしたのでした。
こまくさ保育園
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