べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

栗石三段仕込み ~45分耐火の喫茶店 

2008-06-27 20:03:48 | リフォーム奮闘記


梅雨に入って、まとまった雨が降らず、もう7月になろうとしています。
気温も低く、すごしやすい。

今年は太平洋高気圧の勢力が弱いのか??

それとも、後半に大雨か?
九州、四国地方では、豪雨による影響が出ているようですが・・
東北を直撃したら、震災でやられている所にダブルパンチです。
震災ダムの対策がひと段落してからの雨になってほしいところです。


大手通りの丸専跡地に、小さな喫茶店をつくっています。
例のごとく、栗石を敷き詰めているのですが、今回は、地下を埋め立てた後ということで、栗石を3段。高さにしておよそ80センチくらいの栗石地業を行っています。

バックフォウで地盤を1m以上掘削後、栗石を敷き詰め、機械で締め固める・・
これを3回繰り返して、ようやく地業が終わり。

砕石を敷き詰めただけでは、地震時に流れてしまうので、石を地面に突き刺すように並べます。

中越地震前の栃尾方面で、こうした免震構造の地業をした学者の基礎を見たことがあります。
石と石の層によって、横揺れに逆らうことなく、動く工法。
なるべく、地震の揺れを、上屋に伝えない工夫です。
この上に、ダブル配筋のベタ基礎となります。


こうした、自由な工法ができるのも、あと1年。
地盤保証機構で引き受けるくれるところもないでしょう。
一律に地盤改良や杭基礎になってしまうでしょう。それでも10年しか保証してくれませんが・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする