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都合の悪い話は小出しに?

2006-07-20 23:40:05 | よくわからないこと
パロマが不正改造促す文書、修理会社へ80年代に配布 読売新聞 2006.7.20
-----転載ここから
パロマ工業製の瞬間湯沸かし器で一酸化炭素(CO)中毒による死亡事故が相次いだ問題で、販売会社のパロマが1980年代、修理を手掛ける「パロマサービスショップ」に、安全装置に連動する「コントロールボックス」(制御装置)を通さずに配線する不正改造を促す文書を配布していたことが20日、警視庁捜査1課の調べでわかった。

 同課はすでに、関係者から、この文書の任意提出を受けている。同社製湯沸かし器の不正改造を巡っては、修理業者から、コントロールボックスの在庫不足が背景にあるとの指摘が出ており、同課は、パロマが在庫不足を補うため過去にこうした文書を配布したことが、安全対策の遅れにつながったとみて捜査を進めている。
-----転載ここまで

 遅きに失した謝罪をしたパロマ(工業)だが、この話が事実なら、当初、謝罪をつっぱねたのは、ますます説明がつかなくなるではないか。不正改造を修理会社のせいにしていたのに、それは自分たちが仕向けたことになるとしたら・・・。

 パロマは4代続いた同属会社だというが、身内を庇う社風は何よりも大事にされているようで、パロマの会長であり、パロマ工業の社長である親父さんが辞任し、息子だけは社長に留めようとしている。社員は哀れではないだろうか。
 世間の一般感情としたら、同属支配でなくなるとか、会社が一族の手から他人の手に渡るとかではなくて、きれいさっぱりパロマから身を引くのが当然ではないだろうか。

 会社ぐるみということは、本来、つい不正などしたくなる現場に対して、そんなことしてはいけないと、たしなめる立場にいる者が、逆に率先して悪知恵をつけていたことにもなる。権限を持ち、監督責任をも有すべき者が、自ら誤った行動を促すとは、こういうのを「暴走」というのだろう。いやここまで来ると、「自殺行為」あるいは「自爆」だったのかもしれない。

 真面目?にも、上司の指示・会社の方針通り、不正改造をした者もいるだろうし、むしろ現場のほうにそれは絶対まずい、してはいけないことだと、理性を働かせて自制したサービスショップやサービスマンが少なからずいたのではないかと、今さらながら思いたい 

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