何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

なぜか「いい仕事」が舞い込む人になる方法

2009-10-07 22:21:20 | Book Reviews
『なぜか「いい仕事」が舞い込む人になる方法 仕事を楽しむ黄金律 笹氣健治・著、PHP研究所、2008年1月29日

p.58 なぜ多くの人が自尊の欲求が満たされないのかというと、他人から感謝や賞賛や承認を得ようという意識では、心から「自分は重要な存在である」「自分には価値がある」と思えるようにはならないからです。そして、このように他人の目を気にすることが、自分らしく行動しようという意識をもてない理由になります。自分らしいかどうかということよりも、他人から承認してもらえるかどうかを意識してしまうからです。

p.64 どうしてそんなに他人に満足してもらうことを意識していたのかと考えると、やはり、自分が評価されたり認められることを望んでいたからではないかと思います。つまり、他人を満足させて、それによって評価や承認をもらうことで自尊の欲求を満たそうとしていたということです。

p.67 他人からの評価や承認を求めようとしていると、際限なく求め続けなければ気が済まなくなるのです。
 それはどうしてかというと、一定の評価や承認がいったん得られると、次第にそれは当たり前のことになってそれでは満足できなくなる。そうなると、もっと高い評価や承認を得ようとする。この飽くなき上昇志向は自尊の欲求の特徴だと考えることができます。

p.75 今の仕事に慣れると、難易度の高い仕事が用意される。それでも相変わらずお客さまを満足させようと頑張る。このスパイラルに対応できているうちはいいのですが、いつかは自分の能力のレベルアップが間に合わずに、お客さまを満足させることができない事態も当然訪れることになります。

p.77 すべてのお客さまが、自分の体調や好みを正確に伝えることができるとは限りません。ですから、どうしても満足が得られない確率はゼロにはできないのが現実です。

p.127 「ほめて育てろ」を否定するつもりはありませんが、人によっては、「大丈夫だから気にしないで」と言われることで、かえって「自分は失敗したんだ」と強く意識してしまったり、「きっと次はできる」と言われると、「もし次にできなかったらどうしよう?」という不安が生まれてしまうことがあります。このように、ほめたり励ましたりすることが、かえって行動の妨げになってしまうケースもあるのです。

p.189 「仕事がつまらない→とりあえず仕事をこなすだけ」というパターンを変えて、「仕事がつまらない→とりあえずその仕事の知識や技能を深めてみる」とすることができれば、この一歩を踏み出せたという自信が心に刻まれます。

p.193 見返りを求めない自分の行為によってまずは相手が喜ぶ。そうやって自分が他人に貢献できたことで今度は自分が喜びを感じる。この順番によるものこそ真のWin-Winの関係ではないかと私は思います。

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