何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

台数より品質を徹底

2010-03-19 22:47:24 | 薬局経営
 台数(売上)より品質を最優先する、ということに、本気でそう思っているのなら、実践されて、変わるのなら素晴らしいことだと思う。

 これまで台数至上主義を敷いてきた歴史や体質があるのだから、180度の方向転換だ。その体質を築くにあたり、自動車という「人を運ぶ輸送手段」を製造しているのだから、品質であり安全を優先すべきだと主張してきた社員が、少なからず脇に追いやられていたことと思う。そのような社員の復権があってこそ、またそうしてきた上層部の大幅な刷新があってこそ、この言葉を信じたいと思う。
 
 上層部の地位や権限がそのままで、考え方だけ変えるなどということは、これまで築いた文化を訂正するのだから、自らの不適切な判断の非を認めることが重要だ。それは口頭ではなく、社員の地位や権限の見直し、ときに逆転をもって現わしていただきたい。

 それでこそ、トヨタは再生しようとするのだ、という意志を内外に示すことができると思うし、この言葉がより輝き、活きてくるのだと思う。

 医療も、薬局も同じだ。全世界からバッシングを受けるまでもなく、原点に返るべきだと思うし、それが出来たところが将来に残るべきだと思う。

----- ----- ----- ----- ----- -----
トヨタ社長「台数より品質を徹底」 地域別に新車戦略 日本経済新聞 2010.3.18 http://bit.ly/aeHk4Q

 トヨタ自動車の豊田章男社長は17日、日本経済新聞のインタビューに応じ、一連の品質問題について「つらく、悔しい思いはあるが、必然的に起こったと思うべきだ」と指摘、経営改革を急ぐ方針を示した。事業規模の急な拡大で人材育成が遅れたとの反省を踏まえ、生産・販売台数より品質を最優先する考えだ。新興国市場の開拓に向け、地域ごとの実情に即した新車開発・販売を徹底する意向も表明。自動車業界の国際再編の動きとは一線を画し、グループの力の結集で厳しい経営環境を乗り切る姿勢を示した。

 トヨタは2000年前後から生産・販売台数が年間50万台規模で拡大。豊田社長は「02年度に年600万台を超えたあたりからスピードが急に上がり、人材育成の時間が十分にとれなくなった」と述べた。品質問題を機に「本当に顧客第一だったのか、気づかされた」と振り返り、量の追求ではなく品質への対応を徹底する考えを示した。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【ジェネリック】 なぜ安いだ... | TOP | 奇蹟は自分で起こす »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | 薬局経営