何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

いちずに一本道いちずに一ツ事

2009-08-26 22:23:19 | Book Reviews
「いちずに一本道いちずに一ツ事」 相田みつを・著、角川文庫、1998年6月25日

 相田みつをは知っていたけど、「弱者の戦略」(栢野克己・著)を読んだことが、本書を読むきっかけになった。

p.73 「正直者はばかをみる」「正直は一生の宝」、どちらの諺も本当だからです。どちらを選ぶか? それを決めるのは自分です。

p.174 親の財産というのは、何にも遺さなくていいけれども、「あんたのお父さんはたいへんいい人でしたよ」という、そのひと言が、我が子に残す一番いい財産じゃないかと思うんです。

p.176-8 人生は、勝って格好よく生きることよりも、負けて、恥をさらしたり、自分の思うようにならないことの方がはるかに多いのではないでしょうか。
 「負ける」ということは、自分の思いを引っ込めること、自己主張をやめることです。相手に勝ちを譲ることですね。それから、恥ずかしいことをさらけ出すことです。
 底辺を支える人がいて、初めてトップが生きるんです。負ける人がいるから、勝つ人がいるんですね。私はね、人間は、いつでも負ける方にいると、心が安らかだと思うんです。

p.188-9 ともかく具体的に動いてごらん
 具体的に動けば具体的に答えが出るから

 この詩は、「何かをすれば何かが変わる」に通じるものがあるような気がした。
 何かをすればなんて、場当たり的に、気の向くままのように聞こえるかもしれないし、具体性も乏しいように思われるかもしれない。
 ある程度考えたところで、100%でなくても行動に移してみよう、そうすれば今とは違う場所に移動するから、そこからまた考えていこうという雰囲気が似ているのである。


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