何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

人生を決める3つの約束

2011-01-10 12:17:41 | Book Reviews
「人生を決める3つの約束 西田文郎・著、イースト・プレス、2010年10月22日

p.20 「3つの約束」
 自分との約束=信念、師との約束=尊敬、愛する人との約束=感謝

p.25-6 勉強ができない子どもは、まったく目標を持てなくなってしまいます。目標がなくなるということは、「自分との約束」がなくなることと同じです。そうなってしまうと、親など大切な人からなにかいわれても、「うるさいなぁ」と思うようになります。
 ですから、不平不満をいう子どもたちには、じつは「自分との約束」がないのです。絶対に守るべき「自分との約束」がなくなってしまったため、すぐに他人の責任にしてしまうのです。
 これは、社会人になっても同じことでしょう。会社や上司に対して不平不満をいう人、すぐに他人や環境のせいにする人は、「自分との約束」がないからなのです。

p.30 時にはやる気が出ないこともありますし、思わず否定的なことをいってしまうこともあります。楽しいと思う仕事もあれば、楽しくない仕事もあります。日々忙しく過ごしていると、自分の立ち位置を見失ってしまうこともあるでしょう。
 そういったとき、「自分との約束」を思い出してください。「自分はなんのために頑張っているのか」「なにを優先的にやらなければいけないのか」「自分にとって絶対に守らないといけない約束はなにか」など。「初心」に立ち返ることができます。
 
p.47 「自分との約束」というのは、「夢や目標を約束する」ことではなく、「夢や目標のために行動することを約束する」ことなのです。

p.49 本当に優秀な人は、たとえ自分と約束したことを99%の他人から反対されたとしても、「自分との約束」を守っているのです。
 新しい将来のニーズに対してなにかをしようとしているのですから、まわりの人にはその価値がわからなくて当たり前です。誰でもわかるようなものなら、もう他人がやっているはずです。

p.51 自分を犠牲にしてても、なにかを達成したいという強い欲求こそが、「自分との約束」を守るうえで重要になってきます。
 つまり、自己犠牲を伴う欲望・野望がなければ、「自分との約束」を守ることはできないということです。

p.52 「積極的自己犠牲」がないところに成功はありえない

p.54 そして、「積極的自己犠牲」を楽しんでやらないと、いつの間にか「消極的自己犠牲」で生きることになってしまいます。

p.56 家庭を犠牲にするという究極の「積極的自己犠牲」がなければ、成功することはできないのです。

p.93 「強く、正しく、美しく」
 「強く」とは、「経験力」です。経験を積むことで自分を鍛えることができます。つまり、「どんな仕事でも、どんどん行動しなさい」という教えです。
 「正しく」とは、「他喜力」です。他人を喜ばす利他の心がなければ、いくらお金儲けをしても無益です。自分のことばかり考えていると、人はずるくなってしまいます。
 「美しく」とは、「感謝の心」、素直な気持ちです。素直な気持ちで「感謝の心」を持っていなければ、人は見苦しくなってしまうということです。

p.170 「自分との約束」を破るということは、努力しなくなるということです。つまり、「自分との約束」を破れば、「天運」は下がってしまいます。

p.171 「あなたの努力は、誰にもわかってもらわなくていい。天の神様にだけわかってもらえればいい」と思うことが重要です。
 先ほど、「天運」に気づくと不平不満がなくなるといいましたが、天の神様にあなたの努力が伝わっているのであれば、やはり不平不満はなくなります。

p.174 「ツキ」とは、チャンスをつかむ能力です。
 それに対して、「運」というのは、苦しさを克服した人間にしか訪れないものです。


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