何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

スキルミックス

2010-01-09 21:48:23 | くすり雑感
 スキルミックスする・される。

 薬剤師がこれまで他職種がかかわってきた分野や業務に進出することで、守備範囲を広げていくこと。薬が直接関係するところであればもちろん、間接的であっても薬剤師が係わてもおかしくない分野に対し、遅ればせながら手掛けていくこと。それによって薬剤師の存在がより認知され、確立していく。役割が深まっていく。

 一方、他の者によってこれまで薬剤師が行なってきた業務に他の者を招き入れて、受け持ってもらうことで、自分たちが最も関与しなければならない部分を充実させるという動きもあるのかもしれない。逆スキルミックス?

 果たして、登録販売者はそれに該当するのか。比較的危険性の少ない薬剤は、登録販売者に任せ、第一類医薬品や指定第二類医薬品に注力する・・・。しかしOTCに対してメリハリをつけて薬剤師がもっと係わっていこうとするのが薬事法改正であるから、登録販売者は違うのかもしれない。

 ならばテクニシャンはどうだ? もしくは調剤補助はどうだ? 簡単な調製を任せることで、薬剤師が行なう服薬管理を手厚くする仕組みだ。
 簡単な業務と言えども、そのような業務に当たる者の資質をどう担保するのか。また専門性の高い業務の質やレベルは明確に上がるのか。それによって患者の受ける恩恵は明らかに増えたと評価されるのか。

 他の者が調剤に入ってくることで、自分たちの仕事がとられてしまうように思われる一方、自分たちでがすることが最善である分野の専門性を高めておくことも重要だ。他の者に係わってもらうということは、自分たちでなければ出来ない部分に磨きをかけることが不可欠だ。

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