何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

血液交換

2007-09-04 13:06:51 | 思いつくまま
オリックス低迷脱出へ「血の入れ替え」も 9月4日10時4分配信 日刊スポーツ

 オリックス宮内義彦オーナー(71=本社会長)が3日、最下位低迷チームへの血の入れ替え断行を予告した。今オフの粛清やトレードについて「変わろうとするんだからやらなくちゃ」。今季も1度も優勝争いすることなく8年連続Bクラスが濃厚となってきた現実を直視し、人心を一新する考えを示した。

 1番の補強課題に挙げたのは機動力だ。「足ですわ。足で勝つ試合はそんなにないけど、今のチームには足がないでしょう? 一昨日も足があれば勝ってた」。ローズ&ラロッカらの重量打線はリーグ最多の106本塁打を誇るが、盗塁数34は最少。1発頼みの攻撃がリーグ5位の446得点に止まっている要因として、走れるレギュラー選手の獲得を急務とした。

 「過去は強かったけど今は他球団から弱い印象さえ植え付けられている。そこを何とかしないかん」。イチローらを擁した2年連続優勝も今は昔。総帥は現チームが他球団から見下されるまで落ちぶれていると語気を強めた。オフは大改革で出直す。

 戦力の見直しは、直接的には選手の入れ替えかもしれないが、監督はじめコーチ陣やフロント、球団の問題かもしれない。走力重視などと専門外のところに口をはさんでいるようだが、オーナーの出番か? 
 構想に乗らなかった人は哀れだ。成績不振ならやむをえないのかもしれないが、中には不運としかいいようがない人もいるかもしれない。

 デパートでも、松坂屋が大丸と、三越が伊勢丹と合併する。合併するといっても、松坂屋や三越の運営の行き詰まりが根底にあり、大丸や伊勢丹の計画や目論見とどこまで合致していたのだろうか。

 いくら一生懸命やってきたといっても、やはり顧客に見放されていたのにはそれなりの理由があるから、その論理を振りかざしていた人を入れるのには抵抗がある。生まれ変わろうとしているのであれば、そういった悪い“血”を浄化することこそ、最重要項目のはずだ。

 合併しなくても、血液交換や血液浄化する方法もあったはず。それを嫌ったのは、自分たちの地位を守り、しがみつきたいだけではないのか。社員による引退勧告の声が聞こえないのか。引き際、往生際の悪さ。

 自己保身的合併。共倒れにならなきゃいいが。なんか釈然としない。
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