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何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

麻酔医はなぜ高給を求めたのか

2008-04-03 23:30:42 | よくわからないこと
<国立がんセンター>麻酔医が相次ぎ退職 手術にも支障 4月3日2時35分配信 毎日新聞

 国立がんセンター中央病院(東京都中央区、土屋了介院長、病床数600)で、10人いた常勤麻酔医のうち5人が昨年末から先月までに相次いで退職し、1日の手術件数が2割減る異常事態になった。より待遇の良い病院への転籍などが退職理由で、「がん制圧のための中核機関」を理念に掲げる日本のがん治療の“総本山”に、全国的な医師不足が波及した形だ。

 土屋院長によると、退職の主な理由は、待遇の良い民間病院や都立・県立病院への転籍だ。同病院の職員は国家公務員で、30代の中堅医師の場合、給与は年間700~800万円程度。一方、都立や県立病院は1000万円台、民間病院なら1000万円半ばから数千万円になるという。

 土屋院長は「中央病院は、医師が勉強する環境は十分整っているが給料は並以下で、施設の努力で確保するには限界がある。医師の絶対数を増やす政策が不可欠だ」と話す。

 築地の国立がんセンターといえば銀座の隣で、設備的にも地理的にもたいへん恵まれた環境にある。そんな国立がんセンターでの勤務を捨ててまで転籍する。
 麻酔医として忙しさが同じなら給料が高いほうがよいという、そんな単純な理由なのか、少々疑問に思った。給料が違うといっても、年収で200万以上の差だ。けっして少なくない。それにしてもだ。

 同じ仕事をするのなら、そりゃ給料の高いほうが、少ないよりいいに決まっている。しかし給料の高さだけで人は職を選ぶのではない。給料さえ良ければ、他の待遇にしてもどうでもいいわけではない。仕事の中身であれば、なおさらだ。

 この院長は給料の較差が大きいことをその主因としているが、まるで自身にはさしたる責任がなかったように、責任を給与体系に転嫁しているような言い方に聞こえる。単に年収だけの問題であれば、もっと以前から問題になっていてもよさそうだ。ここにきて集中しているのも不思議なところだ。

 実のところ、麻酔医を尊重せず、仕事に魅力を持たせられず、やりがいを与えられない、病院経営の失敗が背景にあり、それならばと給料の較差に飛びつかれてしまったことはないだろうか。給与格差をクローズアップさせてしまったのは、仕事のあり方、進め方に真の原因があったのでないだろうか。

 公的病院だから、院長の裁量も限られる部分もあろう。それにしても旧・国立病院と違ってがんセンターは別格の扱いだったはずだ。給料が安かろうとも、立地も環境も恵まれている。ステイタスもネームバリューも十分である。給与較差だけの問題のようには思いにくい。

 しかし、いくらなんでも麻酔医の年収が700~800万では安すぎないか。他科の医師はどうなのか。大差があるようにも思えない。であれば、なぜ相次いで退職するのか。そんな待遇で改善が図られなかったのも、麻酔医を単なる作業労働者のような存在に軽く扱うような雰囲気があったのではないだろうか。

 国立がんセンターには、一般の病院で手に負えない患者も、藁をもすがる気持ちでやってくる。頼りにされてることは、医療従事者にとって何よりのことだ。それを簡単に見捨ててまで転籍したのだ。

 給料は院長だけでは決められないし、院長の努力では決められない。そんなどうしようもないことをコトの原因としている姿は、自身の責任を直視しようとせず、責任転嫁も甚だしい。とても解決の道など見えてこない。そういった姿勢に麻酔医は絶望感を覚え、匙を投げられてしまったのではないだろうか。
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長寿医療制度と通称を設けたが

2008-04-02 22:46:54 | よくわからないこと
長寿医療制度 首相が名称の変更指示 高齢者から批判も 4月2日10時14分配信 毎日新聞

 福田康夫首相は1日の閣僚懇談会で、この日から始まった75歳以上の人全員が加入する後期高齢者医療制度について、「周知不足。ネーミングもよくない」と指摘し、通称を「長寿医療制度」とするよう舛添要一厚生労働相に指示した。厚労、総務両省は新制度の内容を国民に分かりやすく伝えるため、「長寿医療制度実施本部」(本部長・舛添厚労相)の設置を決めた。

 政府は06年の医療制度改革で、65~74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と位置づけ、新制度の名称も「後期高齢者医療制度」としていた。3月20日には「後期高齢者医療制度のお知らせ」と題した3600万部の政府広報を各戸配布したが、年配の人を中心に「勝手に線引きされ失礼だ」「末期と言われた気がする」といった批判が続出していた。

 突然の指示のため、パンフレットの差し替えなどはせず、今後、通称を広めることに努めるという。

 15日に新制度の保険料の年金天引きが始まることをとらえ、野党が医療・年金をセットで批判する構えでいることも、首相の判断に影響を与えたとみられる。

 “後期高齢者”というネーミングに噛みつかれ、“長寿”医療制度という通称を設けたが、国民が噛みついた真意は果たしてネーミングの無神経さにあったのだろうか。

 中にはそういう人もいるかもしれない。年金問題も泥沼化しており、自民党に匙を投げている人もいるだろう。
 しかし保険料のとりっぱぐれがないよう年金から天引きするという、その強引な、払わなければ医療費の支払いにも困りますよと脅すような手法に反感を買っているのではないだろうか。医療財政が破たんしたのは、何も高齢者のせいではない。長寿国になったのはいいとしても、おかげで少子化を招き、経済成長は鈍化、格差は拡大し、物価も上昇、ガソリンに対して何年も暫定税率をかけ、その使い道はずさん・・・。昨今、病院だって破綻しかかっているところがザラにあるくらいだ。そんな住みにくい社会にしてきたツケを、ここにきてさらに負わされようとしていることに、納得がいかないのではないか。

 ネーミングで本質をマスクすれば、矢が飛んで来なくなるとでも思っているとしたら、国民が名前にデリカシーを欠くということで怒っているのだと思っているとしたら、まさにKYだろう。

 長寿になって75才を過ぎて、生活しやすい状態に入るわけではない。むしろ生活苦が待っているかのようだ。実態をごまかそうとするかのような長寿医療制度、解散総選挙の時期がいっそう待ち遠しくなったような感もする。
 
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「株を持つだけで権力者」って世の中おかしくない?

2008-03-05 22:21:32 | よくわからないこと
「株を持つだけで権力者」って世の中おかしくない?

■おかしな時代だけれど、やけを起こしちゃダメ

倉田 もっと抜本的に……「こういう世の中間違っている」という考えで何かできないんですか? たとえば、私、株式って何のためにあるのかよく分からないんですよ。なんで株式があるんですか? それがなくてもちゃんと店がモノを売ったり、サービスをしたりして、その対価で従業員の給料を払えばいいじゃないですか。

森永 事業をするときに資金がいるので、その資金を広く投資家から集める、というのが本来の株式市場の役割ですね。

倉田 それはいいんですけれど、そのあと。「もうかりました、じゃあ皆さんにちょっと色をつけて借りたお金をお返ししますよ」ということでいいじゃないですか。

森永 それはいいんですけれど、どうしても銀行の借り入れだけでは全部できない。リスクがあるので、「つぶれちゃったらそれでおしまいね」というお金もいるんですよ。

 そこで株式を公開するのがいいのか、自己資金や銀行から借りたお金だけでやるのがいいのか、というのは、経営者の考え方で分かれている。世界的には株式公開していない企業がいくつもありますよ。

倉田 そうなんですか。

森永 サントリーとかも公開していない。YKKというファスナーの会社の創業者、吉田忠雄さんという人も素晴らしい人でした。

 いわく、「株式公開はしません。なぜなら、市場で株を買う人たちは私たちと一緒に働いてくれるために買うんじゃなく、株が上がってもうかるために買っている。だから、会社が良い状態のときにはお金を入れてくれるけれど、ちょっと苦しくなるとお金を引き上げてしまう」。

倉田 ほお!

森永 「しかも、株を買うと『この会社は自分のものだ、会社の権力者だ』というのはおかしい」と。

倉田 そう! おかしい。

森永 「なぜ会社が付加価値を作れるかというと、現場が工夫して汗水をたらしたからであって、お金を貸してもらったからじゃない。株主は、カネ出しただけだろう」と。「それを『オレが経営者だ』というのはおかしい、だから私は株式公開しないんだ」と。

倉田 すばらしい経営者ですね!!

森永 そうなんですよ。(株を買うことに)お金を出したからって、経営のことなんか分からない人ばかりなんです。村上ファンドだとかホリエモンがやったことは、全然現場のことなんか分かっていない。「日本放送は片っ端からリストラしろ」とか「CDだけ回していれば人件費はかからないだろう」とかね。私、日本放送のラジオ番組でパーソナリティーをやっていたんですけどね。それでは放送じゃないわけですよ。そういう発想はおかしいんですよ。

倉田 おかしい。

森永 おかしいけれど、ただ、世の中がそっちの方に走って行っちゃっているのは事実なんです。その中で、やけをおこしたら絶対だめだと思うんです。
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メーカーイメージを売るCM

2008-03-03 23:37:28 | よくわからないこと
 最近気になったテレビコマーシャルは、第一三共の渡哲也さんによるもの

 「どんな薬か」だけじゃなく、「どこの薬か」を考えたことがありますか?

 というフレーズに始まり、薬剤師からもらった薬のパッケージを見て、

 「おっ! 第一三共」と目を輝かせ、やった!、という表情が映し出される。

 「どこの薬か」って、どこのメーカーの薬か、それによってうれしくもなれば、がっかりするかもしれない、という印象を与えるよう。

 第一三共は、現在において紛れもない新薬メーカーだ。第一三共の薬であることがわかって、喜ぶ。すなわち新薬をもらって喜ぶ。

 そう、まさにジェネリック対策用テレビCMのようにも受け取れる。

 処方せんには医薬品名しか書かれておらず、メーカー名はわからない。たまたまもらった薬が、しかもまだジェネリックが発売されていなければ、第一三共の薬剤をもらうこともあるだろう。
 しかし、これからは基本的にジェネリックが勧められる時代だ。

 国民に向けて、企業イメージの良さを前面に出して、特定の先発メーカーの製品であれば安心ではないですか、と訴える。暗に特定の先発メーカーの薬であれば、変更を打診されても、変更しないで欲しいと働きかける。
 もしくは、仮に(まさか)、将来ジェネリックも手掛けるようになることでもあれば、やはり自社のジェネリックにあなたの健康をお任せください、とでも言いたそうにも見える。

 メーカーによって製品の良し悪しが決まるのか。これから、そういう時代じゃなくなろうとしているときに、世の中の流れに対して引き止めを図るようなCMに思えた。
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どこまでできるか、在宅医療

2008-02-29 22:32:32 | よくわからないこと
 薬局に対して「私、在宅をやりたいんです」なんていう求職者がいると、一瞬戸惑う。そういう思いの人が世の中にいておかしくないと思うが、薬局で行う在宅医療となると、訪問薬剤管理指導(居宅療養管理指導)ということになる。

 どのような思いでそう言うのか。経験があって、既にやりがいを感じているのか、未知の体験で興味が先行しているのか、それともそう言うことが採用されるうえでのリップサービスにしているのか、定かではない。

 薬局が、必要に応じて在宅に赴くのは、ある意味必然である。しかし、一般論で言えば、業務に意義があっても薬局業務全体から見ると、経営効率は良くない。それは厚労省も半ば気づいていることであって、明言は避けているものの、それでも使命だと思って取り組むよう、言葉を濁しながら認めたような発言をしている。

 在宅患者をどんどん集めて・・・などというのは、ある意味、矛盾だ。うまくいっているように見えても、それだけで薬局としては食っていけないのであり、どこかにしわ寄せが来ざるをえない。一薬局で担当できる在宅患者数は、調剤業務量とのバランスを考えると、それほど多くは受け入れきれない。

 そういう在宅を、知ってか知らずか、やりたいという求職者。業界のことをまったくわからない人なら、あまり突っ込むこともないのだが、高齢化社会を迎えるから、先を見てそこに活路があると思っているのなら、考えものだ。

 薬局は、あくまでも薬局として機能しなければ、その先のことはありえない。OTCでも、在宅でも、相談黄綬でも、薬局として薬剤師として、果たすべきことができて成り立つものだ。在宅を「薬のお届け」程度の思っているのなら、またそれも仕方のないことだ。

 いかにせよ、薬局が持つひとつの機能としてやるのならともかく、そこを強化しようとか、積極的に拡大しようなどと言う意見に会うと、まず薬剤師として疑わざるをえない。
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先発医薬品を「ブランド品」に準える

2008-02-17 23:09:47 | よくわからないこと
 ある卸系の販促誌に、今春からの診療報酬改定を前に、「(ジェネリック医薬品は)ブランド品消費大国に馴染むでしょうか?」と、日本人のブランド志向という感覚にジェネリック医薬品は似合わないと、使用促進に冷ややかな記事が掲載された。使用促進が進まないおそれを懸念したというより、筆者自身もジェネリックには好意的ではないような印象を受ける。

 ところでブランド(品)とは何か。非ブランド品との違いは何か。

 贋作なら、模倣品でありブランドと偽って消費者を騙し、犯罪性がある。ジェネリックはそれとは違う。
 衣服や鞄、食品などを例に、ブランド品と非ブランド品の違いを考え、それがどこまでジェネリック医薬品にも外挿できるか考えてみよう。

 非ブランド品は、衣類や鞄の場合、外見的に魅力に欠ける(主観的評価)。食品なら、見た目の違い以上に、口に入れた際に、明らかに味や香り、食感等が異なる。どちらが旨いかも主観だが、食べ比べてみたら、おそらく大差がつくのではないだろうか。

 ジェネリックはどうか。薬は、そもそも外見は本質ではなく、それほどおしゃれセンスは重要とされない。目隠しして、先発医薬品と後発医薬品と飲み比べたら、どちらが先発品か多くの者にわかるのだろうか。誰もが認めるほど、効果に明らかな違いがあるのか。

 衣類や鞄のように、持っていることを誇示して、周囲もブランド品だとわかり、うらやましく思うのか。先発品しか飲まないのも、一種の“セレブ”のように扱われるのだろうか。

 本物を知らない人は、それが先発品だよ、と言われれば、へぇーそうなんだ、と思って受け入れるだけのことだろう。後発品だと言わなければ、誰もわからないのではないか。薬の場合、品質や機能、外観の良否とは無関係である。単に、どちらが先に世に出たかどうかの違いにすぎないように思う。

 好んで先発品を飲む人は、優越感というよりも、自己満足や安心感はあるだろう。ステイタスも感じるのだろうか。人前で服薬していたら、「あ、先発品を飲んでいる」などと羨望の眼差しで見られるのだろうか。食品のような、誰にでもわかるほど、味に格段の差があるわけでもない。

 ジェネリック医薬品は非ブランドであっても、安かろう・悪かろうではあるまい。価格差の分だけ、品質面で劣っている部分があるようには思われない。
 銘柄別収載と一般名収載とで分けられ、銘柄収載でないからブランド品ではない、という程度のことにすぎないようにも思われる。少なくとも、エルメスやヴィトン、プラダのような例を持ち出して、ジェネリックが受け入れられにくい、と危惧するのは勘違いではないかと思う。

 この記事中でとくに解せないのは「複数の病院薬局長に聞いたところ、後発医薬品の品質に対する信頼性が低いため、「医師は患者さんから信頼されない限り、変更不可にするだろう」ということでした」と紹介しているところだ。複数って、2人だけなのか、過半数程度を指すのか、それ以上の確率を指すのか、あいまいである。少なからず、ある一定の多さで、そういう薬局長がいるのだろうか。
 
 その薬局長のいる病院では、信念を持ってブランド化を進めてもらいたい。信頼性が低いことを、大きな声でもって訴えていってもらいたい。ジェネリック全般を対象に、どのような理由からそう言うのか、教えてもらいたい。
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やっぱり危ないタミフル

2008-02-16 15:38:36 | よくわからないこと
「やっぱり危ないタミフル――突然死の恐怖 浜六郎・著、金曜日・発行、2008年2月15日

 一昨日、書店に平積みされているのを見て驚いた。毎月TIP誌でもタミフルの危険性について専門的に解説を述べられている一方で、一般向けにもこのような書籍まで準備されていたとは!

 そういえば、今年はタミフルに関する報道を聞かない。昨秋に、因果関係をあいまいにするかのような、すなわち異常行動があってもインフルエンザによるものか、タミフルによるものか、判断がつきにくく、ただちにタミフルに問題があるとは言えない、しかし注意はしろといった、たいへんわかりにくい、つまりはタミフルに問題があったとしてもうやむやにしてしまいかねないような厚労省の発表があった(医薬品・医療機器等安全性情報No.243)。

 いまさら昨年のような飛び降り報道があっても、専門家のコメントは必ずしもタミフルの影響とは言い難いようにさせてしまう力を持っている。そんなところにオチを持っていかれては、報道各社も記事にしにくいのだろうか。また昨年の報道で、患者もタミフル服用を控えるようになったのか。また処方されても実は飲まずにいるために、事例が少ないのだろうか。

 昨年は2月から、そう今頃からそのような報道が続いた。今年のインフルエンザは、昨年ほどの、あちこちで学級閉鎖が見られるほどの流行を見せていない。それでもインフルエンザの患者は増えている。処方もある。世の中でいったい何が起きているのか(いないのか)。

 まるで真実が覆い隠されてしまったかのようではないか。そうだとしたらこれはたいへん危険で、恐ろしいことではないか。
 インフルエンザによる異常行動と、タミフルによる異常行動の区別はつかないのか。因果関係が疑われても、けっしてタミフルに傷がつかないように仕組まれてしまったのか・・・。タミフルにその疑いを十分持ち、危険性を精査しようとする意識は厚労省にあるのだろうか。

 インフルエンザなんて昔からあったが、異常行動は近年になって注目されるようになったように思う。タミフルが何らかの関与をしていると思う状況は捨て切れない。

 たとえ疾患による症状と類似の症状であっても、ここまで死亡者や副作用症例報告があれば、他の薬であれば相当の安全性情報が流されて、薬剤を服用するにあたり慎重になるよう、注意喚起がなされるように思う。しかし、なぜかタミフルについては“うやむや”“火消し”の意味の情報でしかない。国民を守るというよりも、タミフルを守るかのような情報になっているようにも受け取れる。そんな現状が、冷静に真実を見ようとしてない様子のようで危惧されてならない。“嵐の前の静けさ”でなければよいのだが。
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ジェネリックは嫌いと言われても

2008-02-15 23:39:48 | よくわからないこと
 新年度よりジェネリック医薬品の使用促進に一層拍車がかかるが、変更を打診しても拒否する人がいる。

「あのジェネ・・・」
「あー、もうその言葉すら聞きたくないワ」


 といった感じで、ジェネリック医薬品の抵抗勢力とでも呼んでおこう。

「いつもお渡ししているバイアスピリンもメチコバールもカリーユニ点眼もジェネリックなんですけど」
「えぇー、変えてエ~、もう私先発品しかダメなの~」


 そう言われても、アスピリン末じゃ剤形が変わってしまうし、メチコバールは実は先発医薬品といってもいいのだろうが、薬価収載のいきさつで後発医薬品に分類されているにすぎない(つまり先発品は「ない」状態になっている)。

 とくにメチコバールは、ジェネリック扱いなのにメコバラミン製剤では最高薬価であり医療費抑制上、ジェネリックとして機能していないので「名ばかりジェネリック」とでも呼んでおこうか。

 
 新年度から、ジェネリック同士の変更ができるようになる。これって薬局における在庫緩和施策であるが、メチコバールを安価なジェネリックに移行するための策にもなるのだろう。

 先発品と勘違いするようなジェネリックは、ジェネリック調剤率30%をクリアするにあたり、薬局の努力を不要にさせているところもあるので、例外的に先発品扱いにして欲しいところだが、バイアスピリンのような安価なものにまで使用規制をかけることもあるまい。それに比べてメチコバールは「はるかに安いジェネリックにしてはいかがですか」などと、積極的に働きかけるべきなのかもしれない。おそらく変えたところで、治療は何事もなく進むだろう。
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ファンの陰にたくさんのアンチがいた

2008-02-08 23:52:02 | よくわからないこと
「ネットでバッシング煽るバカ」 倖田騒動を勝谷が猛烈批判 2月7日20時35分配信 J-CASTニュース

 ラジオ番組での「暴言」で、CM中止やテレビ番組での涙ながらの謝罪にまで追い込まれた歌手の倖田來未さん。ネット上では、マスコミに先んじて騒動になっており、これがスポンサー企業の「自粛」につながったといった見方も出ている。そんな中、コラムニストの勝谷誠彦さんが「ネットでバッシング煽るバカがいる」という発言をテレビで繰り返し、またネット上で新たな騒ぎになっている。

 何の話題でもネットで騒がれるのは今の時代、仕方ないと思うが、そういう意見をもって「バッシング煽る」というのだろうか。

 倖田來未の魅力、ファンの存在から、スポンサーに起用したのは当然としても、その後ファン以上にアンチが多かったのではないか。スポンサー企業はイメージキャラクターを選ぶにあたり、人気度ばかりでなく同時にアンチ度も含めてトータルで評価してもらいたい。今回のように、ひとつ間違えると逆風になって反動がやってくるのだから。

 今回の倖田來未舌禍騒動では、人気の陰に思った以上の不人気だと思う層がいることをとらえきれていなかったのではないか。

 「僕はね、最近ね、こういうブログの炎上とか凄く多いじゃないですか。僕は非常にね、ある種のイジメだと思いますね。もちろんそれはそれで、『ごめんなさい』って謝ればいいんですよ。(倖田さんは)悪意持ってない。僕は非常にね、こういうイジメのような世の中の動きはきらいだね!」

 いちいち失言を取り上げていたら、誰だってあるところで誤った認識や理解不足はあるだろうから、それはキリのないこと。「それ違うよ」って教えてあげればいいのかもしれないが、そうならない理由もあったのではないか。

 日頃から“感じとくないよね”という声が水面下に鬱積していた・・・。エロかっこいいのは、個性であり、表現の自由だとも思うから、「私の好みではないけれど」と思えど、みな表だってあえて否定することもなかった。

 しかしそんな潜在的なアンチ派は、きっかけさえあればいつ発火してもおかしくない状態にまでストレスを感じており、ブラウン管を通じていいかげんうんざりしていたのではないか。

 であれば、こういった今回の騒動はイジメといえるのか。陰湿な意地悪か。
 ネットを介して、鬱憤のたまった群衆が各地にいて、日頃のストレスが吐き出されたにすぎないのではないだろうか。
 いわば、そういう危険性を持ち合わせていたキャラだったのではないか。

 ここまで大きなことになるとは思わなかった人は、今の状況を異常だと思うだろう。

 事務所も倖田來未の商品価値を正しく認識していただろうか。
 一昨日は、テレビ録画で神妙な謝罪だったらしいが、爪こそ元に戻していたようだが、さらに茶髪を黒髪に戻し、生放送で行わせるべきだったのではないか。
 中途半端さがあると視聴者が思えば、早期に復帰させたい腹の中が読み取られれば、ますます逆風は勢力を増すように思われる。だれも芸能界から永久追放させようとまでは思っていないだろう。「一から出直そうとしている」ことが感じられたときに、リスタートが始まるように思われるのだが。
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腹の中では感じよくないと思っている奴

2008-02-02 21:24:54 | よくわからないこと
 ボクシングの亀田親子がそうだったように、本当は人間としての中身に不快感を感じていたのだが、その世界ではそこそこに成績を残しているがために表だってバッシングに会って来なかったのに、いざ行き過ぎがあると、掌を返したように猛烈につるし上げられる現象がある。

 マスコミにいいように使われていただけにすぎないようにも見える。その“出来事”さえなければ、マイペースを貫き通せたかもしれないのに。

 朝青竜もそうではなかったか。横綱になるくらいの、相撲だけ見ればその実力は十分かもしれないが、品格に欠けるというか、いまひとつ心から応援できる感じではなく、言動に引っかかるものがあった。それが静養中のはずなのにサッカーに興じていることがわかるや否や、一転して完全に悪役の地位を不動のものにするまでに至った。

 さて、さらに最近はといえばコレだ。

倖田來未「羊水腐る」発言 謝罪後も厳しい世間の声 ネタりか 2008.2.2

 歌手・倖田來未(25)が1月29日のラジオ番組「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)で「35歳以上の妊婦は羊水腐っている」と発言したことに対し、多くのクレームが同局に寄せられ、さらにはこの件がネット上で大きく話題となった。これを受け、倖田が自身の公式サイトで「私が発言した内容により、皆様に不快な思いをさせてしまったことを心より深くお詫び申し上げます」と謝罪を述べた。

 倖田の発言は自身のマネジャーの結婚を受け、子作りに関する話題となったところ、今回の行き過ぎ発言となってしまったようである。もちろん35歳以上の妊婦の羊水が腐るなどという事実は無く、この発言にネット上では多くの非難の声が挙がっている。

 ネット上での反応をみてみると「親が35以上で生まれた子供の立場とか考えてねえな」などの厳しい意見が謝罪前は多かったが、謝罪後も「正直何故こんな下品な人が支持されてるのかわかりません」、「腐ってるのは倖田來未の脳みそでしょ?!」など、厳しいトーンが続いている。

 確かに、若手歌手の中で、歌唱力もそこそこにあると思うし、ヒットも飛ばしている。やや胸元の開いたドレスを着て、大人の女性の魅力も見せつけ、楽しませてくれる。

 しかし、である。

 好みかもしれないし、偏見かもしれないが、しゃべり方に品も教養も感じられず、“少しくらい歌がうまいからといって、いい気になるなよ”といった視線で見ている人が少なからずいたように思われる。若さゆえのピチピチボディであり、本人の努力で実った結果ではないでしょ、という思いもあるのかもしれない。

 活動を“少し”自粛するらしいが、大半の人がそこまでしなくてもいいのでは、というほどの期間は必要だろう。その期間を単に休息や癒しに充てるのではなく、反省と再発防止のためとして、次に公けの場に出たときには、違いを感じさせてほしいと思う。はたして、どこまでできるか。

 ところでオールナイトニッポンは続けるのかな? 休むことを勧めたい。
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内部告発者の葛藤

2008-01-29 23:08:17 | よくわからないこと
ミート田中社長初公判 配合割合を指示 起訴事実認める 朝日新聞 2008.1.29

 02年5月ごろには、入社間もない三男が社内で耳にした不正をただしたが、田中社長はこう答えたという。「ああ、そうだよ」「そうでもしないと、もうからないだろ」

 ◇

 法廷には、不正を告発したミートホープの元役員、赤羽喜六さん(72)の姿があった。

 苫小牧市のホテルで支配人をしていた12年前、顔見知りだった田中社長に誘われて営業担当の幹部に。懸命に取引先を開拓して業績を上げたが、工場の現場で行われていた数々の不正を耳にし、苦しんだ。「告発」を決意したのは06年春。農水省の出先機関などで次々と門前払いにされた末に朝日新聞に情報を持ち込み、ようやく世間の知るところになった。

 法廷では何度か被告席の田中社長と目があった。やつれた顔に、表情はほとんど浮かばない。「生い立ちが貧しく蓄財に走った。財は成したが過信に陥り、人の言うことに聞く耳を失った」。赤羽さんは、田中社長の半生をこう表現した。

 偽装に直接手を染めたわけではないが、自分にも責任の一端がある。そんな思いは消えない。「消費者、食品工場関係者の皆様、申し訳ありませんでした」。閉廷後、記者に囲まれて口をついて出たのは、謝罪の言葉だった。

 赤羽さんは当初、匿名での報道を望んでいたが、事件が社会問題化したことを受け、「自分の言動に責任をもつために実名で発言したい」と考え直した。


このテの偽装事件の多くは内部告発によると言われる。槍玉に挙げられた会社では、わけなく内部告発者が誰なのか、想像がつくだろうし、判明するだろう。 
 告発は、会社を窮地に陥れた大罪なのか。それとも手荒いやりかただが、やむにやまれぬ再生を願う愛社精神や、それ以上に社会に背くことは許されない正義感によるものなのだろうか。

 内部告発者の名前が明らかにされることは珍しい。今でも葛藤があるだろう。
 しかし、私は正否はともかくとして、勇気ある英断であると評価したい。正当防衛に限りなく近いが、殺人といえばそうだ、みたいな悲劇なのだろうか。答えなんて出ていなくていいから、当時の思い、今の思い、直接聞いてみたいと思うのだ。

 こういう苦しい立場の者を生んだのも、突き詰めればミートホープ自身だ。内部告発者は、その意味で“被害者”ともいえる。たいへんな人生を味わうことになってしまったのだから。
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申し入れには解雇で応戦

2008-01-29 22:47:54 | よくわからないこと
「腐った食材を指摘し解雇」 調理師が地位確認申し立て(共同通信) - goo ニュース

愛知県豊橋市の給食会社が運営する社員食堂で調理師として働いていた三重県の男性が、腐った食材などを使わないよう会社に申し入れたところ、一方的に解雇されたとして、29日までに津地裁に地位確認などを求める労働審判を申し立てた。申立書などによると、同社は愛知県や三重県など46カ所で社員食堂を運営。腐った野菜の納品などを男性は再三指摘したが改善されず、07年9月「営業方針に支障を来す」と解雇された。

 こういう記事って、必ずといっていいほど、対極的なものを含めて意見が割れる。「腐った食材」とは言うが、かたや「腐っていない」と認識が別れているのかもしれないし、昨今の偽装報道を思えば、申し入れは必要かもしれないが、それによって一方的解雇通告はやりすぎだろうと思う。

 しかし報道は「申し入れ」でも、関係者の受け止めかたは「会社批判」や「経営批判」かもしれないし、これまでのいきさつもあったりする。またお互いに今回だけのことで、申し入れや解雇になったのではないのかもしれない。積年の何かがあったのかもしれない。

 不透明な部分がある報道は、消化不良のもと。どうせ報道するなら周辺のことも加えて欲しいと思うし、真偽を問うのであれば、社名を出してもいいのではないかとも思う。

 この男性、自身が正義であると思うのであれば、とことんやってみてはどうだろうか。第二のミートホープ事件になるかもしれない。
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M社、情報提供(調査依頼)を拒む

2008-01-28 23:17:14 | よくわからないこと
 これまで「新薬メーカー」として活動し、都心に本社を構えるM社であるが、昨今、ジェネリックにも参入する方針を示しており、先日、ある品目について、調査依頼をした。数社のジェネリックの中から薬局で採用する品目を選定するための、品質や情報面を中心とした調査だった。

 しかしその旨について電話すると、相談窓口に出た担当者は、たいして苦もなく迷いもせず、その依頼を拒んだ。プロモーションコードに抵触するというふうに聞こえたが、後から再確認するとそのような依頼は社の方針として受け付けていないということである。

 こちらとしては、A4サイズの用紙1枚程度の調査項目において、所定のエクセルのファイルに必要事項を記入して返信してもらうだけのことであり、後々便利なように配慮した情報収集のつもりだった。必要な資料があれば送付するのは構わないというが・・・。どうやら、そういう依頼が多くて、あちこちから受けているとやりきれないので、断っているらしい(MR氏いわく)。

 調査にご協力いただけないということは、数社のジェネリックを比較する場から降りるということにもなりかねず、薬局で採用する候補から辞退することにもつながるのですが構いませんか? と尋ねると、それでもよいと相談窓口の担当者は言う。

 ならば残念であるが仕方ない。
 これが大病院からの依頼でもそうだったのだろうか。ジェネリックでなくても、先発品やM社の主要品目であっても、薬事審議会の調査資料であっても情報提供を拒否したのだろうか。

 今回の品目は辞退したが、別の品目においては、取り上げて欲しいといっても難しいことも覚悟のうえだったのか。新薬が収載されたときは「また別のこと」とでも思っているのか。
 担当者個人の問題ではないようである。遠からずM社は時間の問題で他社に吸収でもされて、消滅していくのではないかと思わざるにはいられない。
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再生紙偽装で企業は再生するか

2008-01-18 23:42:27 | よくわからないこと
<再生紙偽装>品質は現場任せの無責任体質 会見の大手4社 1月18日22時9分配信 毎日新聞

 製紙業界大手5社が再生紙の古紙配合率を偽装していた問題で、18日に会見した大手4社のトップは口々に「古紙の配合比率が基準を下回っていたことは知らなかった」と強調した。品質管理は現場に任せ、問題を認識していなかったとの釈明だが、波紋が全国に広がる中、「品質優先のため、表示を偽っても構わない」という体質を放置してきた責任が問われそうだ。

 大王製紙の井川意高社長は、社内調査で一部の営業担当の部長などは偽装を把握していたことを認め、「企業倫理の欠如から内部統制機能が働いていなかった」と述べた。三菱製紙の佐藤健社長も「(品質は)工場が管理しており、本社は関与していなかった」と監督体制が不十分だったことを認めた。ただ、同席した専務は、工場長時代に偽装を認識していたことを認めた。

 偽装を公表せずに生産を続けたことについては、「我が社だけ(配合率の)基準を満たすことができなくなると、顧客を失うとの心配があった」(井川社長)と品質低下によるシェア低下を恐れて偽装を隠してきた経緯を明らかにした。

 「業界ぐるみで偽装していたのではないか」との見方も出ているが、「そのようなことはないと思っている」(北越製紙の三輪正明社長)などと否定した。だが、業界最大手の王子製紙の篠田和久社長は「当社の体質と業界の体質がイコールだとすれば、古い体質を少し引きずっている」と述べ、「環境重視」をアピールしながらも表面的な姿勢に過ぎなかったことを認めた。

 言われなければシロートにはわからなかった。業界関係者や、紙質に詳しい者でないと、「紙」は疑念すらもたなかった分野だ。

 偽りはいけない。しかし今となっては、他社に先駆けて1社で不正を公表した日本製紙が、正直者のように思えてきた。他社は「みんなで渡れば怖くない赤信号」状態だ。そのうえ、社長辞任を表明しているのも、日本製紙だけだ。

 他社が追随して、オレもやっていたなどと白状するとは思わなかったのかもしれない。他社は、慌てて、偽装公表も“談合”的な感がしないわけでもない。

 確かに、辞任の前に現状の是正というのも経営者にとって大きな使命のひとつだろう。しかし、是正すべき現状を作ってきたのは社長自身なのだから、社長がすべきなのは是正よりも反省、進退を明確にすることだろう。技術的な是正は残された者でも十分だ。

 再生紙偽装:「環境重視」に製紙技術は追いつかず 毎日新聞 2007.1.18 環境マイエコ

 しかし、古紙の状況はここ数年で大きく悪化した。最近では、感熱紙やノーカーボン紙などが混入して品質が劣化。古紙配合率を上げると、再生紙の白さや強度、保存性などの品質が保てなくなり、「100%再生紙は元々、不可能に近かった」(大手製紙)との声も出ている。

 さらに、高度成長が続く中国向けに品質の良い古紙の輸出が増加し、国内の古紙は不足している。王子製紙の篠田和久社長は「江別工場(北海道)は、札幌のオフィスから出る何も書いてない品質のいい古紙を期待したが、競争が激しくて確保できなかった」と漏らした。 
 
 食品のようにただちに国民の健康に結びつくものではないとはいえ、環境問題に関心が一層高まる傾向を見せる昨今、いつまでもウソをつき続けることはできないと、日本製紙の中村雅知社長は考え、決断したのかもしれない。
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この論理がわからないものは去れ

2008-01-18 22:50:08 | よくわからないこと
巨人 大補強で腐った若手は去れ 1月18日7時1分配信 スポーツニッポン

 室内の空気がピンと張りつめた。会の冒頭で滝鼻オーナーは「“少しでもたるんだプレーをした者は東京ドームから去れ”“大型補強で(自分のポジションがないと)腐っている若手がいれば必要ない”という指導方針がチームの完全再建と長期的な戦力安定につながる」と首脳陣に“鬼指導”を厳命。原監督は約30分の熱弁を、真剣な表情で受け止めた。

 いくら若手を奮起、発奮させることを狙ったゲキといっても、補強するのは、ラミレス、クルーン、グライシンガーといった、タイトルをとるほどの、リーグを代表する選手ばかりだ。年棒もケタ違いだ。そういう相手と伍してポジション争いをしろと言われても、その論理には首肯できない。

 今季ばかりではない。毎年、大物の補強が続いているのだ。いったい、自分は活躍の余地がどのくらいあるのか、いかんせん狭き門すぎないか。試合に出られないとわかっている中で、どのくらいモチベーションを維持できるのか。

 そういうことを平気でいえるのは、何があっても自分の地位が安泰な者だからではないか。組織の中で何を言っても許される地位にいる者の戯言だと切って捨てたい。

 私はとっくに巨人ファンを下りているが、滝鼻オーナーのこの言に賛同できない者は、いよいよ巨人ファンを去るべきではないか。野球中継も、日本テレビでだけは見ないゾ。
 選手もマジで去ろう。新人も入団を遠慮しよう。けっして後悔することはないだろう。
 
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