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再生紙偽装で企業は再生するか

2008-01-18 23:42:27 | よくわからないこと
<再生紙偽装>品質は現場任せの無責任体質 会見の大手4社 1月18日22時9分配信 毎日新聞

 製紙業界大手5社が再生紙の古紙配合率を偽装していた問題で、18日に会見した大手4社のトップは口々に「古紙の配合比率が基準を下回っていたことは知らなかった」と強調した。品質管理は現場に任せ、問題を認識していなかったとの釈明だが、波紋が全国に広がる中、「品質優先のため、表示を偽っても構わない」という体質を放置してきた責任が問われそうだ。

 大王製紙の井川意高社長は、社内調査で一部の営業担当の部長などは偽装を把握していたことを認め、「企業倫理の欠如から内部統制機能が働いていなかった」と述べた。三菱製紙の佐藤健社長も「(品質は)工場が管理しており、本社は関与していなかった」と監督体制が不十分だったことを認めた。ただ、同席した専務は、工場長時代に偽装を認識していたことを認めた。

 偽装を公表せずに生産を続けたことについては、「我が社だけ(配合率の)基準を満たすことができなくなると、顧客を失うとの心配があった」(井川社長)と品質低下によるシェア低下を恐れて偽装を隠してきた経緯を明らかにした。

 「業界ぐるみで偽装していたのではないか」との見方も出ているが、「そのようなことはないと思っている」(北越製紙の三輪正明社長)などと否定した。だが、業界最大手の王子製紙の篠田和久社長は「当社の体質と業界の体質がイコールだとすれば、古い体質を少し引きずっている」と述べ、「環境重視」をアピールしながらも表面的な姿勢に過ぎなかったことを認めた。

 言われなければシロートにはわからなかった。業界関係者や、紙質に詳しい者でないと、「紙」は疑念すらもたなかった分野だ。

 偽りはいけない。しかし今となっては、他社に先駆けて1社で不正を公表した日本製紙が、正直者のように思えてきた。他社は「みんなで渡れば怖くない赤信号」状態だ。そのうえ、社長辞任を表明しているのも、日本製紙だけだ。

 他社が追随して、オレもやっていたなどと白状するとは思わなかったのかもしれない。他社は、慌てて、偽装公表も“談合”的な感がしないわけでもない。

 確かに、辞任の前に現状の是正というのも経営者にとって大きな使命のひとつだろう。しかし、是正すべき現状を作ってきたのは社長自身なのだから、社長がすべきなのは是正よりも反省、進退を明確にすることだろう。技術的な是正は残された者でも十分だ。

 再生紙偽装:「環境重視」に製紙技術は追いつかず 毎日新聞 2007.1.18 環境マイエコ

 しかし、古紙の状況はここ数年で大きく悪化した。最近では、感熱紙やノーカーボン紙などが混入して品質が劣化。古紙配合率を上げると、再生紙の白さや強度、保存性などの品質が保てなくなり、「100%再生紙は元々、不可能に近かった」(大手製紙)との声も出ている。

 さらに、高度成長が続く中国向けに品質の良い古紙の輸出が増加し、国内の古紙は不足している。王子製紙の篠田和久社長は「江別工場(北海道)は、札幌のオフィスから出る何も書いてない品質のいい古紙を期待したが、競争が激しくて確保できなかった」と漏らした。 
 
 食品のようにただちに国民の健康に結びつくものではないとはいえ、環境問題に関心が一層高まる傾向を見せる昨今、いつまでもウソをつき続けることはできないと、日本製紙の中村雅知社長は考え、決断したのかもしれない。

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