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何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

買ってはいけない「白い恋人」

2007-11-25 20:43:27 | よくわからないこと
「白い恋人」販売再開、反応さまざま あなた買う?(朝日新聞) - goo ニュース 2007年11月22日(木)13:57

 賞味期限の改ざんなどの不正で販売を中止していた北海道の土産菓子「白い恋人」が22日、約3カ月ぶりに新千歳空港の土産売り場などで販売再開された。「あれだけ騒がれたから、大丈夫だと思う」「受けを狙って」と手にとる客がいる一方で、「信用できない」と話す人も。土産店などは、白い恋人が不在だった間に穴を埋める有力な土産菓子が現れていないといい、年末の観光シーズンに向けて消費者の動きを注視している。

 復活してはいけないわけじゃないし、やがては戻ってくるかとは思っていたが、3ヵ月というのは世間を欺いていたことを考えると、反省というかみそぎが十分できたとは思えず、再登場するには短いのではないか。製品さえ、賞味期限の確かなものを生産できればよい、というものではないと思うのだ。消費者が怒っていたのは、賞味期限の改ざんを行うような会社の体質、経営姿勢だろう。1包ずつに期限を入れて、その管理は特定の人間だけでしかできないようにしたから、今後偽造された製品の製造は防止できる体制が整ったから、販売再開していいでしょ、というものではないと思うのだ。

 やってきたことを考えれば、偽造防止体制が整おうとも、ある一定の期間、土産物売り場への“出場停止”処分が出されたと解釈すべきではないだろうか。その自律性に欠けるように思われる。

 新しい社長は、うれしくて買ってくれた客に抱きつきたいほどの気持ちだったというが、それは第二の売上げ指向の始まりにすぎないように思う。
 他のお菓子メーカーには、「白い恋人」が復活しても、既に居場所がなくなっているくらい、新製品の開発をおおいに期待するのだが。

 もし自分がその場に居合わせたら、話題性に乗って買っていたおそれもないとはいえない。それでもしばらく反省を与えるべく、もう少しの間、別のお土産にするだろう。そのくらい、信用を軽く考えているようなお菓子は、買う価値がないと考える。
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職員に原因をなすりつける取締役

2007-11-17 11:04:26 | よくわからないこと
偽装「取締役が指示」 パート女性らが会見 船場吉兆 朝日新聞 2007年11月14日23時43分

 船場吉兆(大阪市中央区)が菓子や総菜の賞味・消費期限を偽装していた問題で、同社が福岡市の百貨店、岩田屋に出店していた「吉兆天神フードパーク」のパート女性らが14日、同市内で記者会見し、期限が迫った商品について、船場吉兆の湯木尚治取締役から「日持ちするから延ばしていい」などと偽装を指示されたと証言した。船場吉兆は「偽装はパートの独断」として本社の関与を否定してきたが、パートらは「社員も期限シールの張り替えをしていた」とも証言した。

 現場責任者の女性によると、10月31日と11月1日の夜、船場吉兆が同市博多区に開いている日本料理店「吉兆博多店」で、湯木取締役らから、「商品管理をしていたのは現場責任者」という内容の「事故報告書」に署名を要求されるなどしたことを明らかにした。両日とも2時間程度、深夜まで説得されたが、署名などを拒否したという。

 「拒否すると、『やったのはあんたやないか』などと怒鳴られた。トイレにもなかなか行かせてもらえず、恐怖を感じた」と語った。

 「怖くて言えなかった」 朝日新聞 2007.11.15

 記者会見に臨んだ4人の女性たちは、店側への反感を次々に口にした。

 「ずっと我慢していた。(湯木取締役の主張への反論は)言えないですよね、怖くて・・・・・ 」

 湯木氏から偽装のリーダー役と指摘されたパート女性はこれまで反論しなかった理由を問われ、こう言った。湯木氏から売り場で怒鳴られ、「売り上げを伸ばせ」と厳しく求められたこともあったと訴えた。

 偽装はパートの女性による「現場の判断」――。謝罪会見で湯木氏は、自らの関与を否定した。その光景をテレビで見た別の女性は「こいつ、何言っているの」と感じたという。さらに別の女性は保健所の立ち入り調査後、湯木氏から「あんたのせいやで」としかられた、と涙声で訴えた。

 誰もが思うことであろうが、バレれば会社へどう影響が及ぶか、いかに信頼失墜するか、子供でもわかるようなことを現場のパート待遇の人間だけで出来るはずがない。今に及んで組織ぐるみや役員の関与を否定しているが、往生際が悪いとしか映らない。あまりにも構図が不自然なのだ。

 但馬牛が、もうどこの牛でも構わない。たとえ正真正銘の但馬牛であろうとも、職員に罪を着せ、職員が犠牲になってでも会社の存続を守ろうとするような会社は社会から退場願いたい。

 食品偽装問題に端を発しているが、職員を守ろうとしない体質に焦点が移り、問われようとしている。会社を守るとはいうものの、身代わりになって罪を被ってくれれば自身の責任追及を免れ、ひいては自身の地位安泰が図られるという、自己保身だったのではないか。

 その遺伝子が各地の「吉兆」の刷り込まれているのだろうか。吉兆なんて、庶民には縁のない店だから、行く先がどうなろうと関心はないが、そういった社会通念はもっと明らかにされ、糾弾されて撲滅したいと思う。

 “人は見た目が9割”といった本も出ているが(未読です)、最初の時は湯木氏も一見、善人ふうに見えた。しかしここへ来て、推理ドラマよろしく、一番怪しくなさそうな人物が、結局、犯人だったようなストーリーで展開されてきたようだ。
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子供は平気で悪いことをする大人が理解できない

2007-11-06 18:35:58 | よくわからないこと
 NHKの週刊こどもニュースは、小学生の間で、とくに中学受験を控えた子供では見逃せない番組になっている。
 そのメニューの中に「世の中まとめて一週間」というコーナーがあるが、

<2007.10.27>
あっちもこっちも
 22日、三重県の赤福が製造日偽装など、秋田県では比内地鶏使用と嘘をつき製品販売で、ともに謝罪。

<2007.11.3>
“ごまかし”次々と
 船場吉兆と御福餅本家が菓子の製造日偽装、建材製造会社「ニチアス」は耐火性能ごまかし。

 ・・・だなんて、2週連続で大人がウソをついて、消費者を騙していたことがわかって、皆の前で謝りました、ということを映像を交えて伝えている。

 これを見た純粋で、まだ汚れを知らない子供たちはどう思うのだろうか。

 大人ってウソついてもいいの? 怪しいことを平気でやってお金を儲けているの? 大人になったら、少しくらいなら世の中の人を騙してもいいの? いつも親からはウソつきは泥棒の始まりだ!、とキツく注意されているのに、いったい大人になるってどういうことなんだろう・・・
 
 本来、優良番組のはずであろうに、見せてはいけない番組のように思えた 
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今後注目されること、亀田興毅

2007-10-26 13:40:34 | よくわからないこと
厳しい質問攻め。「『ひじでもいいから目に入れろ』と指示したのか」という問いに、興毅は「正直、覚えていないが、ああいう風に映像に残っているし、反省している」と弁解。さらに「史郎氏から反則行為の指示はあったのか」という質問については「言い訳はしない。反省しています」と応えるのが精いっぱいだった。言葉に詰まったところを金平会長が、「すべてのことに言い訳しないと言っていた。それは(反則行為の指示を)認めたことと思う」と助け舟を出した。 10月26日11時24分配信 毎日新聞


 この場面がハイライトだろう。覚えていないわけがないだろう。試合直後のインタビューで「亀田家の用語」とまで語っていたわけだし。

 ビデオが残っていなければ、まだ違うことを言おうとしてたのかどうかという疑惑も残る。素直に、プロボクサーとして恥ずべき発言をしたと認めれば良かったのに残念だ。

 反省や謝罪が、本心かパフォーマンスかその場凌ぎかが問われているのだ。せめて標準語でしゃべれば、少しは印象が違っただろう。

 ほんまに>本当に、オヤジ>父、大毅>弟、俺ら>私たち・自分たち、・・・してもアカン>・・・してもいけない など、挙げたらキリがないが、自分たちのこれまでを改めるのか、独自のスタイルを貫こうとしているのかも、垣間見てとれる、というかとられてしまうだろう。なんか、葬儀にあたり故人を偲んで語る言葉のようだ。

 父親は、誰しも一人しかいないのだから、父親としてどのような感情を抱こうと構わないが、トレーナーやセコンドとしては是々非々でコメントして欲しかった。まだ角界のように父親でも師匠としているほうがけじめがつくのではないか。

 これでいつか来るであろう復帰戦が、これまで以上に注目されることになったようだ。
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評価バランスを欠いたバランス調査

2007-10-25 23:48:36 | よくわからないこと
「社員大切にする企業」認証へ…21世紀職業財団(読売新聞) - goo ニュース

 社員の長時間労働を防ぎ、育児や介護と仕事が両立できるように配慮している会社を、「社員を大切にする優秀な企業」として認定する事業を財団法人「21世紀職業財団」(松原亘子会長)が11月から始める。

 同財団は、審査のための評価基準やチェックシートを労働分野の専門家らと独自開発した。「ワーク・ライフ・バランスに取り組む経営・人事の方針が社員に示されているか」「時間外・休日労働時間が月45時間を超えた労働者の割合が3%未満か」などを審査し、基準を満たした企業を認定する。

 社員を大事にしてくれるのはいいが、どのような状態をもって「大事にしている」と
いうのだろうか。

 早く帰りたいのに、私生活を削ってまでサービス残業しなければならないのも困るが、自分を磨こうとしているのに、残業代をカットしたいばかりに建前を盾に早く帰れという上司にも困ったものだ。

 時間外労働の少なさと社員を大事にしていることとは、少なくとも比例しない。もちろん休日出勤ものだ。
 自分が願うものが達成できることが叶えられてこそ、やりがいも楽しさも生まれる。ワーク・ライフ・バランスなどと横文字を使えばいいってものではないだろう。

 残業が減る>人件費が減る>企業収益が改善する>見た目に良さそうな企業が増える・・・、いかにも体制派が好みそうな図式ではないか。そのようなものと人の豊かさ、成長とは相容れない。こんなことで企業を色分けして欲しくない。

 職員の内部評価こそ重要だろうし、業種が違えば組織によって重視される観点も異なるだろう。いかにもヒマな者が考えそうな、というか短絡的な調査のように思われる。
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経営者としてあるまじき判断

2007-10-24 22:58:48 | よくわからないこと
「比内鶏」社長が初めて記者会見、自らの指示で偽装認める(読売新聞) - goo ニュース

 秋田県大館市の食肉加工・製造会社「比内鶏」が地元特産の比内地鶏を偽装した加工品を製造、販売していた問題で、同社の藤原誠一社長(76)が24日、問題発覚後初めて、同社で記者会見した。

 藤原社長は、薫製肉以外の製品については自らの指示で偽装したことを認めたうえで、「比内地鶏の全国ブームに便乗した。商売を手広くしていきたいという事業欲から行った」と話した。

 偽装は認識していたが、売上げが伸び、収益の大半を偽装鶏肉で占めるようになってからは、もう後には引くに引けない状態になっていたという。実際は、引けないことなどなかろう。引くことを決断できる権限を持っていたのも社長自身であるし、おいしい汁を吸ってモラルを見失ってしまったということだろう。

 ウソも繰り返していると、罪の意識も薄れ、消費者はおろか、従業員をも騙している・欺いているなどという意識はないのだろう。

 「比内地鶏」という名前を出せば“泣く子も黙る”とばかり、おいしさの虚像を隠れ蓑に、採算ばかりを考え続けたのがこの結果だ。悪質だという認識もないのだろうが、まさに詐欺行為。

 雪印がメグミルクとして市場に再登場しても世間はそう簡単に許さないように、食品の不祥事を起こした会社は、国民に対する食の安全を裏切り、健康の不安に陥れたのである。たとえ再び販売が再開されても、消費者がそれまでの行為をどう評価するかが見ものだ。
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赤福は復活してもよいか

2007-10-24 09:18:52 | よくわからないこと
赤福「三つ売るより一つ残すな」会長方針が偽装出発点 10月24日3時11分配信 読売新聞

 浜田益嗣(ますたね)会長(70)が社長だった当時、「売れ残りを出さない」との方針のもと、システム化されていた・・・

 浜田会長は社長の時代に、「三つ売るより、一つ残すな」との方針を社員らに徹底した。

赤福 不正を知って諫めた社員は追い出されていた! 10月23日10時0分配信 日刊ゲンダイ

 37年間も社長として君臨し続けた益嗣会長(70)と現社長の典保親子は、社内では「神」のような存在だった。誰も逆らうことは許されなかったという。

 違法行為に異を唱える社員もいた。昨年8月、有志数人が『事実上の偽装行為に当たり、お客さまを欺いている』と意見したのです。これが絶対的なカリスマである浜田親子の逆鱗に触れ、みな会社を去ることになりました。

<赤福>3年前から問題視 内部告発受け大阪工場で調査 10月20日15時2分配信 毎日新聞

 大阪市によると、04年7月ごろ、「赤福が大阪工場で商品のリパック(再包装)をしている」との情報が匿名で寄せられた。ただ、通報者は自分が特定されるような調査はやめてほしいと強く要望。具体的に▽大阪工場にリパック行為の有無について聞かないでほしい▽本社工場(伊勢市)に分からないようにしてほしいので、三重県にも伝えないでほしい--と念を押してきたという。


 「もったいない」という日本の美徳が世界で注目されていたのに、負に作用するとかくも醜く、悲しい結末に至ってしまう。
 
 言われてみれば、製造後、日持ちしない赤福が、伊勢神宮付近でなく、キオスクや新幹線、空港の多くの売店で売られていることに、おかしいと気づくべきであった。名古屋や大阪に工場を持ち、流通網が発達したとはいえ、すみずみの地域まで毎日配送できているということに疑問を持つべきだった。

 不祥事が発覚した会社の経営者は、発覚直後、いつも善人ぶってマスコミの前に登場し、頭を下げ、消費者への被害がないことで短期の信頼回復を図ろうとしている。しかし、それをみているほうは、消費者を大事にしているというより、自分たちの利益を守っているようにしか映らない。

 今現在ではなく、これまで騙し続けてきたことへの怒りや、消費者への裏切りが、いかに大きいことなのかを、全く理解できていないとしか言いようがない。またそれは従業員をも傷つけていることでもある。

 倫理観や社会的責任感が欠如しているにもかかわらず、大所高所から物事を見る立場にいて、方向判断をしてきた者は、また彼らに同調してきた者は、即刻赤福から退場すべきであると考える。
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巨人軍では戦力補強が永久に続きます

2007-10-22 23:57:30 | よくわからないこと
原監督のもと戦力補強を=巨人・渡辺会長-プロ野球 (時事通信) - goo ニュース

 巨人の渡辺恒雄会長は22日、都内のホテルで報道陣の取材に応じ、「原君(監督)はペナントレースで優勝した。来年は戦力補強して、ペナントもクライマックスシリーズ(CS)も日本シリーズも勝ち抜く」と話し、来年が3年契約の3年目になる原監督続投の方向性を示した。

 えっ、まだ戦力補強やるんですか?

 あれほどまでに各チームの主力選手を集めてきて、まだ足りないんですか?

 そういう傲慢さがプロ野球の衰退を起こしていることをまだ理解できないんですか?

 ペナントレースを1位で通過したのだから、戦力は十分保有していたのであるから、欠けていたのは個人の力ではなく、チーム力や戦術、そして何よりも球団の文化や体質に問題がある可能性もお考えになられたほうがよいのではないでしょうかねぇ。

 最高の地位にいる者であれば、何を言っても構わないとお考えでしょうか。私にはよくわかりません。
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危険性は知らせないほうがよい?

2007-10-19 23:35:29 | よくわからないこと
危険病原体、ずさん管理 特許生物寄託センター 朝日新聞 2007.10.17

 経済産業省所管の産業技術総合研究所の特許生物寄託センター(茨城県つくば市)が、人に健康被害が出るおそれのある病原体約300株を、内規に違反して受け入れ、十分な感染防止設備もないのに、非常勤職員に培養などをさせていたことがわかった。この事実に気づいて早急な対応を求めた元幹部に対し、口外しないよう、再三、求めていた。

 同センターは、微生物を利用した特許の出願に必要な証明書を交付するため、特許発明者から微生物を預かり、管理を請け負う施設。ただし、世界保健機関(WHO)の国際基準を満たす十分な感染防止設備がないため、04年までは危険性の低い「生物危険度レベル1」の微生物しか受け入れることができないと内規で定めていた。

 さらに99年までの間、当時29~60歳の非常勤女性職員ら8人に計15回にわたり、「レベル3」として受け入れた菌の培養、生存確認試験などの作業をさせていた。女性らは危険な菌であることは知らされずに、無防備なまま試験していた。

 産総研の一村信吾理事は取材に「受託できない微生物を受け入れ、生存確認の試験をさせていたのは事実。ただ、何も知らずに試験した人に事実を告知すると、精神的なダメージが大きいと判断し、告げなかった」としている。

 告知したら不安になる 産総研幹部

 産業技術総合研究所の一村信吾理事と三石安・知的財産部門長は16日、取材に対し、経緯を次のように説明した。

――職員に事実を伝えたのか。

 仮に感染しても、インフルエンザに似た症状が出るそうで、試験をした人に告知しても、こうした症状と混同されると困ると思った。告知することで不安にしてもいけないと思っていた。


 危険なことをさせておいて、しかも違法のうえ、その事実を知らせず、それだけでもかなりの許されないことであるのに、その事実を告知せず、まるで善人であるかのように、不安にさせてはいけないというのは、いったい何事か。

 本来なら取り扱うことのできない病原体を扱わせ、しかも違法で(おそらく安全な仕事だと説明していたのではないか)、だから真実など明かせるはずもなく、告知すればかえって不安にさせてしまうなどとは、詭弁もいいところではないだろうか。

 さて薬の副作用はどうか。伝えると不安になって服薬しなくなるから、基本的に伝えるのは控えるべきだろうか。副作用が発言するかどうかは必然ではなく、可能性でしかない。しかも早期対応で可逆的なものが多い。中には、ごく一部には服薬をためらう人がいるかもしれないが、その薬の必要性や、だからこそ万一見られても早期発見できるために必要事項を知らせておき副作用へ対応できるようにしておくことで、コンプライアンスも確保できるのではないだろうか。

 知らせないことで安心が得られるのは結果論にすぎない。安心は結果論で得るものではなく、事前の対応で得るものではないか。
 飲まなくなって治療が進まないことを恐れるのではなく、危険を隠したまま服薬させることのほうがはるかに恐ろしいことではないだろうか。患者はどうして欲しいのか。

 説明する手間を省き、薬局のせいで服薬拒否が起きたと医者から攻め立てられるのを恐れる気持ちが、消極的な行動をとらせ、肯定させているのだろう。それで患者さんに対して、薬剤師の責任を果たしているといえるのだろうか。

 いつまでこのようなことが続くのか。薬局が医療提供施設になった今、いいかげんに薬剤師は目覚め、もう方向転換すべきではないだろうか。
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薬の入手ルート

2007-10-11 17:53:41 | よくわからないこと
サイトで薬購入、すでに数人が自殺  10月11日15時15分配信 読売新聞

 自殺サイト開設者が投稿してきた川崎市の女性に睡眠導入剤を飲ませるなどして殺害したとされる事件で、嘱託殺人容疑で逮捕された千葉県市原市五井西、電気工斉藤一成被告(33)(麻薬及び向精神薬取締法違反罪で起訴)から睡眠導入剤を買った数人が、購入後に自殺していたことが11日、神奈川県警の調べで分かった。

 調べによると、斉藤被告は昨年6月、携帯電話専用のサイトを開設し、「復讐(ふくしゅう)、薬、自殺幇助(ほうじょ)etc、何でもします」などと宣伝。サイトに投稿してきた東京、埼玉、静岡、兵庫、京都などに住む十数人に、睡眠導入剤のハルシオンやサイレースを密売していた。代金は自分の口座に振り込ませ、薬は郵送していたが、購入者から頼まれて、自ら配達することもあった。


 医療関係者でもない者がどうやってハルシオンやサイレースを入手できたのか。闇の世界からか、海外からか。知人に医療関係者がいたのか。

 闇の世界なんて、一般の者にはどうやってつながりを持っていいかどうかもわからないだろう。また入手できたとしても、高くつくことだろう。

 医療関係者から流れるとしたら、薬剤師等の医療従事者の医薬品管理がいかに甘いかということだろう。とくにサイレースなどは、故意にでも操作しない限り隠すことは難しい。

 先日、リタリンの乱用が問題になったばかりだが、こういうサイトやその他の不正使用のために日常的な向精神薬が容易に流出するようであれば、薬局には今以上の管理が迫られるだろう。
 
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泣くな時太山!、人が死んで厳重注意?

2007-09-26 22:39:08 | よくわからないこと
師匠会で注意喚起へ=力士急死で相撲協会
9月26日19時37分配信 時事通信

 大相撲の時津風部屋で6月に序ノ口力士の時太山=当時(17)、本名斉藤俊、新潟県出身=がけいこ中に急死した問題で、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は26日、「(斉藤さんは相撲界へ)入って2カ月。体力的なことも考えていかなくてはいけない」と語り、27日の定例師匠会で若い力士の指導について注意喚起する考えを示した。

 時津風親方(元小結双津竜)らが愛知県警の事情聴取に暴行を認めたとされることについては「警察に任せる。本人が警察に協力することが一番」と語り、捜査を見守る姿勢を重ねて示した。

 27日には定例理事会も予定されており、理事の大島親方(元大関旭国)は「親方に一番の責任があるが、兄弟子が何人かかわっていたかが問題だ」と指摘。理事会で相撲協会としての対応などが話題になるとの見通しを述べた。

 同日には斉藤さんの遺族が、東京都内で弁護士とともに記者会見する。

 東京都墨田区の時津風部屋には、26日午後も多くの報道陣が詰め掛けたが、若手力士が出入りする程度で、静まり返ったままだった。

 いかなる稽古が行なわれたのか知らないが、いくら体格が並はずれていても入門して間もない弟子が帰らぬ人となったの事実である。これまでも数々の修羅場をくぐりぬけて立派な力士を育ててきた過去があろうとも、結果は異常事態だ。時太山だけが、何らかの問題を抱えていたわけではあるまい。

 厳重注意で済ませて、警察に任せているなどというのは、相撲協会として自ら相撲界の体質を見直す役割や責任を軽く考えているのではないだろうか。警察は警察で、どうして今回のような事態を招いてしまったのか、調査すべきではないかと思う。親方の責任としていること自体、相撲協会か理事会の感性や責任感のなさを感じる。

 強くなって苦しかったことを見返すことがすべてなのか。幕内に昇進し、一人前になるためにやったのであり、そのためのことであれば多少のことも許されるのであれば、さらに強くさえあれば、地位が上でさえあれば、何を言ってもやっても大目に見ることが許されるのだとしたら、その結果がひょっとしたら朝青龍ではないかとさえ思えてくる。

 稽古でもない、シゴキなのか、イジメなのか、暴行なのか、はたまた殺人行為にも匹敵するのか。自民党以外にも古い体質を引きずってにっちもさっちもいかなくなっている組織がここにもあるようだ。誰がトップについても、体質が変わらないのであれば、これまでのあり方は既に破綻していることを認めなければ、先行きは暗いと思われる。
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リタリン乱用を防止する

2007-09-22 14:32:48 | よくわからないこと
 <リタリン>処方せん確認…徹底化を通知 厚労省 9月22日0時42分配信 毎日新聞

 厚生労働省は21日、病院と薬局にリタリンの適正使用と処方せんのチェック徹底を求めるように都道府県に通知した。製造販売元の「ノバルティスファーマ」が適応症の限定を検討していることから、乱用者が偽造の処方せんで購入を図る恐れがあるため緊急に注意を促した。

 適正使用とは言うが、もしリタリンの処方せんを応需したら、具体的にどのように対応すべきか。

 保険調剤であるのなら、まずその範囲かどうかを確認することだろう。抗うつ薬との併用や、お薬手帳により治療歴の確認もヒントになるだろう。一般に、リタリン単独の処方は少ないというが、さて・・・。

 偽造処方せんの疑いも、これまで以上にチェックしたほうがよい。体裁や用紙だけでなく、処方量や日数に(手書き)修正が加えられていたら要注意だ。
 盗難にも改めて注意する。保管場所や施錠の徹底。

 近々、うつ病について効能効果が削除されるという。それでも適応外使用が残る。自費ならよいのか。乱用の防止は、患者さん自身の健康被害防止である。

 依存症が疑われる症状があれば、自費であろうと、疑義照会は必要だろう。疑いのハードルを下げて、極端に言えば疑いがなかろうとも照会するくらいでちょうどよいのかもしれない。

 一薬局だけでは乱用防止に限界がある。医療機関とともに、地域薬局とともに、リタリンの不正使用に取り組む必要がある。薬剤師会は、臨時の乱用防止事務局だろう。これまでリタリンの処方を受けていない薬局がむしろ不正使用者に狙われることも考えられる。ひとごとで済ませていてはいけない。
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アールの介護の実情は

2007-08-28 13:06:25 | よくわからないこと
介護現場を顧みない渡辺美樹・ワタミ社長(ファクタ) - goo ニュース

 介護業界では、外食仕込みの渡辺社長の「手法」にはとかく批判が多い。ワタミの買収後、「アールの介護」の社員3分の1以上が同社を離れる「事件」が起こった。

 3Kの代表例とされる介護職場は職員の頑張りで維持されているが、渡辺社長は何の追加手当もなく、食事、入浴対応などでさらなる負荷を押しつけた。職員が集団で抗議すると「入居者の幸せが自分の幸せでないのだったら、どうぞ辞めてください」と、長年貢献してきた介護職員に自主退職を促したという。「お店はお客様だけのためにある」「施設は入居者様のためにある」。一見崇高な「渡辺語録」も、苛酷な現場に依存し、その苦労を一顧だにしないのだとしたら、途端に色あせる。同じく買収した郁文館中学・高校でも有力教師の離反が相次いでいるという。


 コムスンの破綻を契機とした渡邉美樹社長の言動が気になっていた。なるほどと思わせる部分と、そりゃ違うダロ、と思う面が混在しているからだ。介護といえども、医療をビジネスで捉えているところが疑問だった。それでも日経ビジネスオンラインを見て、介護を志で動かそうとする意気込みに賛同したのだが、やはり内情ではワタミでさえ多くの問題を抱えていたということか。

 コムスンからの譲渡問題に際し、施設系はいいが、介護系は儲からないからやらないと発言していた。採算がとれないからやらないというのは、将来無責任な状態になってしまいかねないことを避ける意味もあったのだろう。しかし収益確保のために介護に参入するような意味だとしたら、出発点が違うのではないか、といった違和感が拭えなかった。

 介護に限らず、医療現場は苛酷だ。志で職員をつなぐことは重要だとしても、維持するための、モチベーションを確保するための現実的方策も無視できない、ということだろう。もっと実態を具体的に知りたいところだ。

 『もう、国には頼らない』を読むか読むまいか迷っていて、先日、やはり読もうと思い立ったのだが、水を差されたようなことになってしまった 
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「白い恋人」の復活はあるか?

2007-08-16 14:47:57 | よくわからないこと
<石屋製菓>大きく傷ついたブランド 不祥事は幹部が主導 毎日新聞 2007.8.15 より

 「白い恋人」のブランドが大きく傷ついた――。14日明らかになった石屋製菓(札幌市西区)の賞味期限改ざんなどの不祥事は同社幹部が主導していた。石水勲社長は「改ざんなど一番嫌いなこと。規範意識が欠如していた」と語気を強めたが、失われた信頼回復の道は遠い。

 改ざんなどを主導したのは取締役の伊藤道行統括部長。同夜の会見で伊藤統括部長は「申し訳ないとしかいえない。(当時の記憶は)薄れている」と言葉少な。バウムクーヘンから黄色ブドウ球菌が検出されたのに出荷したことや、アイスクリーム商品「ミルキーロッキー」から自主検査の時点で大腸菌群が見つかったのにもかかわらず出荷を止めなかった理由について具体的な言及はなかった。

 「白い恋人」の賞味期限は4カ月だが、石水社長は「包装技術の進歩で約半年は味も変わらない」と説明。安全面も問題がなく、このことは社内で常識になっていたといい、返品商品の賞味期限改ざん・再出荷の遠因になったとしている。


「石屋製菓」返品処理で期限改ざん…課長提案、部長が容認 読売新聞 2007.8.16 より

 チョコレート菓子「白い恋人」の賞味期限偽装などが発覚した北海道の大手菓子メーカー「石屋製菓」(本社・札幌市)の石水勲社長(63)は15日、札幌市内で記者会見し、偽装の詳しい経緯を明らかにした。

 それによると、偽装が話し合われたのは4月24日。担当課長から、伊藤道行・取締役統括部長(57)に「30周年記念の『白い恋人』に予想以上の返品が出そうだ」と報告があり、「賞味期限をずらしましょうか」と提案されたという。

 伊藤部長は「日付を替えるのは良くない。工場併設のテーマパークの入館者に配ったり、3個詰めの小売りにしたりするなど、ほかの手法はないのか」と難色を示したが、返品数が多く、結局、偽装を認めた。


期限改ざん常態化 社長も事実把握 「白い恋人」96年から 石屋製菓 北海道新聞 2007.8.16 より

 石屋製菓(札幌市西区宮の沢)の石水勲社長は十六日、札幌市内で記者会見し、「白い恋人」の賞味期限を一-二カ月延ばす改ざん行為を一九九六年から十年以上、行っていたことを明らかにした。石水社長自身もこの改ざん事実を知っていた。「白い恋人」の賞味期限改ざんが会社ぐるみで、常態化していたことが分かった。

 札幌市保健所はこうした行為について、十五日の立ち入り検査で「不適切だ」と指導した。十四日に三十周年記念商品の一部で改ざんが発覚した際に、石水社長は「改ざんは三十周年限定商品の四千三百二十八箱だけ。ほかの白い恋人には存在しない」と断言。虚偽の説明をしていたことになり、経営責任が問われることは必至だ。

 北海道を代表する菓子メーカーの不祥事は「事実隠匿」から「虚偽説明」、「改ざん常態化」と一気に拡大した。

 石水社長は「私も(延長していたことを)知っていた。大変申し訳ない。創業の精神に立ち返りたい」と、あらためて陳謝した。
 

 食品業界の不祥事について、不二家やミートホープ、ニチレイ、雪印等の悪しき前例を知らなかったはずはない。多くの会社はそれを見て自社の再点検をしたであろうに。
 「魔がさした」のはなぜだろう。しかもこのような期に。雪も融け、これから北海道にとって最良のシーズンを迎えるという時期において。

 自主的とはいえ、「4日間の業務停止」というのはいただけない。反省と安全確認を行って業務再開をするまでに「4日間」というのは、あまりにも短すぎる。甘さの一端が残っていることを窺わせた。

 土産物屋も混乱しているというが、今がチャンスと思わないライバル会社はいないだろう。新製品も次々と出ている。

 TVでは内部告発があったというが、その勇気には一縷の望みを期待したい。今後も続いて欲しいのは「白い恋人」ではなく、そういった真っ当な倫理観が生きる社会だ。


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業界推薦の候補に投票するということ

2007-08-02 09:13:21 | よくわからないこと
 薬業界が最も頼りにしていた参議院議員が落選した。目標数には足りなかったが、前回選挙より得票数が伸びていたことがせめてもの救いだったと、敗戦談を語っている。

 郵政民営化の是非が問われた一昨年の衆議院議員選挙で、小泉政権が大勝した。当の本人たちも驚くほどのチルドレンが誕生した。しかし郵政民営化に賛同しても、与党の他の法案、議案まで賛同したわけではない。それを危惧して郵政民営化だけで投票してはいけないと注意する声もあったが、小泉首相の絶叫の前にかき消されてしまった。案の定、それは数の論理となって、強行採決を平気で行い、周りをなぎ倒すかのように次々と不穏な空気を生み出していく。

 業界の候補が、業界のために頑張ってくれるのは感謝もするし期待もする。しかし、全く別の分野では民意を裏切るほうに回ってしまう。そのもどかしさ、やりきれなさ。
 業界のために頑張ってくれているとは思うが、診療報酬・調剤報酬は悪化の一途だ。医療費削減はゼッタイとばかり、厚労官僚は医療現場がどうなろうと、できなきゃフィーを切るだけだと明言する。期待しても光すら見えないのに、果たして貴重な一票を投じるには勇気がいった人も少なくないのではないか。

 議員を失ってこれからは叩かれる一方となり、加速的に環境は悪化するかもしれない。それも困るが、国の将来や生活といった業界とは別の他の分野での暴走も看過できない。業界の将来を憂える人たちは、自分の地位や生活等において、一般よりレベルの高いところにいる人、不安の少ない人たちではないか。
 選挙の争点や関心は一つではなく、その強弱、優先順位もさまざまである。業界の現状すら改善されて来なかったというのに、今後もその候補に業界以外の案件まで託し続けるということに考えてしまう。
 
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