┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
┃ -治療レベルを下げずに、支払いはリーズナブルに-
┠────────────────────────────
┃ 2009.6.14 通巻13号
┠────────────────────────────
┃ ■購読希望・配信中止はこちら
┃ --> http://www.mag2.com/m/0000286496.html
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
みたキタ企画、薬剤師のsukeです。
このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的とするものです。
これまで、
「なぜ国民は価格が安いだけではジェネリックを使用しないか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
について、考えてきました。
前回は、「ジェネリック」という手段だけにこだわって、
薬局が支払いを安くなるからと勧めてくるところに、
国民は違和感を感じているのではないか、ということを述べました。
今回は安全性確保の側面で考えてみます。
ジェネリックは言うまでもなく、先発品と成分が同じで、
その含量も同じであり、同等の効果が期待できる医薬品です。
しかし製剤を作る際に用いられた添加物や微量成分(いずれも
薬効は持たない)がメーカー間で異なり、ごくまれに体質に合わない
ことがあると言われています。
実際には、そのような心配はほとんどないくらいの確率ですが。
その違いが先発品と「同じではない」と言われる部分であり、
安全性を心配する人がいます。
薬局では、製剤として信頼できると思われるメーカーの
ジェネリックを採用し、推奨しています
(その基準や視点は薬局で説明を受けることでしょう)。
これまで薬局は、先発品であろうとジェネリックであろうと、
患者さんの安全を守ろうとしていると、評価され、頼りにされて
きたでしょうか。
薬局は「薬をもらうところ」であって、患者にとってその薬を
飲んでいいのかどうか、どういうことに気をつけるのか、
いかに国民の薬物療法における安全を守ろうとしてきたのか、
そのあたりにおいて十分な評価を得ていなかったことはないか、
と思うのです。
もし十分評価されていたのであれば、ジェネリックについても
薬局(薬剤師)によって守られるという安心感が後押しとなり、
ジェネリックが使われやすいのではないかと思います。
逆に、その評価が十分でなければ、ジェネリックを使用して
万一のことがあったらどうしようと、慎重な姿勢が示されるのでは
ないかと思います。
つまりジェネリックの使用促進は、支払いの安さをアピールする
にせよ、安全性を訴えるにせよ、これまでの薬局(薬剤師)の評価
が関係しているのではないか。
今からでも薬局ではこのような側面を見直してつつ、
ジェネリックの取り組みを進めるべきではないかと思うのです。
この「仮説」、みなさんはどのように思われますでしょうか。
★★★ さて今回のテーマは、
──────────────────────────────
ジェネリック医薬品にすると、どのくらい安くなるの?(5)
──────────────────────────────
本メルマガの9回目に、ある抗生物質だけがジェネリックに変更
されなかったので、支払いの安さが物足りなかったという事例を
ご紹介しました。
それに対し、それは当然だよ、という意見が寄せられました。
あるメーカーのかたからのご指摘です。
たとえば、先発品が1錠70円、ジェネリックが50円とします。
仮に先発品は薬局に60円で納入されるとして、
一方、ジェネリックがせいぜい48円程度の納入価格だとしたら、
薬局は先発品を使用していたほうが儲けが大きくなるから、
積極的にジェネリックを使用しないのではないか、というのです。
薬局はジェネリックの使用において、差益を考慮しているのでは
ないか、というのです。
うーん、もしそのような構図があるとしたら、計算上はその通り
です。しかし、売上げ重視で薬局運営をするかどうかは、経営者の
考えかた次第です。それは一部の薬局だと思いたい。
また、どのメーカーのジェネリックを選択するかにおいて、
多分に差益を考慮する側面があるという“うわさ”は聞いたことが
ないわけではありません。
そうなると国民はどうしたらよいのでしょうか。
あなたが利用している薬局で、儲けを重視している様子が見受け
られるかどうか、注意している必要があることになります。
患者のための視点でジェネリックを推奨してくれているか、
ジェネリックを使用することで、価格以外に患者にとってどのような
メリットがあるのかどうかについて説明してくれるかどうか、
それを注視している必要があります。
それはジェネリックでなくても、薬局に一歩足を踏み入れてみれば、
売上げを重視している薬局か、健康や安全を守ることに重きをおいて
いる薬局かどうか、肌で感じられることでしょう。
信頼できる薬局を選ぶこと、それがジェネリックを使用するうえで
重要だと思われます。
みなさんはジェネリックを使用するにあたり、また薬局で調剤を
受けるにあたり、どのような観点で薬局や薬剤師を選びますか?
みなさんが重要視している考えがあれば、教えてください。
お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)
お待ちしています!
それではまた次回! (^^)/
============================================================
◇本メールマガジンをお読みになられて、ご感想やご質問等があれば
お知らせください(下記参照)。
本メールマガジンを通じて、応えていきたいと思います。
また、プライベートな質問であったり、複雑な背景であったり、
メルマガで取り上げられるのではなく、直接相談したいという場合
でも構いません。お答えできる範囲でお答えいたします。
◇ジェネリックをメインにしているメルマガですが、機会を見て
「くすり」全般についても触れることにします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン 【ジェネリック de リ・スタート!】
■発行 : みたキタ企画
■発行人: suke
■ご感想やご質問等の宛先 --> tamsuke@gmail.com
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)
------------------------------------------------------------
■発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
■購読希望(メールアドレス登録)・配信中止はこちら
--> http://www.mag2.com/m/0000286496.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
┃ -治療レベルを下げずに、支払いはリーズナブルに-
┠────────────────────────────
┃ 2009.6.14 通巻13号
┠────────────────────────────
┃ ■購読希望・配信中止はこちら
┃ --> http://www.mag2.com/m/0000286496.html
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
みたキタ企画、薬剤師のsukeです。
このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的とするものです。
これまで、
「なぜ国民は価格が安いだけではジェネリックを使用しないか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
について、考えてきました。
前回は、「ジェネリック」という手段だけにこだわって、
薬局が支払いを安くなるからと勧めてくるところに、
国民は違和感を感じているのではないか、ということを述べました。
今回は安全性確保の側面で考えてみます。
ジェネリックは言うまでもなく、先発品と成分が同じで、
その含量も同じであり、同等の効果が期待できる医薬品です。
しかし製剤を作る際に用いられた添加物や微量成分(いずれも
薬効は持たない)がメーカー間で異なり、ごくまれに体質に合わない
ことがあると言われています。
実際には、そのような心配はほとんどないくらいの確率ですが。
その違いが先発品と「同じではない」と言われる部分であり、
安全性を心配する人がいます。
薬局では、製剤として信頼できると思われるメーカーの
ジェネリックを採用し、推奨しています
(その基準や視点は薬局で説明を受けることでしょう)。
これまで薬局は、先発品であろうとジェネリックであろうと、
患者さんの安全を守ろうとしていると、評価され、頼りにされて
きたでしょうか。
薬局は「薬をもらうところ」であって、患者にとってその薬を
飲んでいいのかどうか、どういうことに気をつけるのか、
いかに国民の薬物療法における安全を守ろうとしてきたのか、
そのあたりにおいて十分な評価を得ていなかったことはないか、
と思うのです。
もし十分評価されていたのであれば、ジェネリックについても
薬局(薬剤師)によって守られるという安心感が後押しとなり、
ジェネリックが使われやすいのではないかと思います。
逆に、その評価が十分でなければ、ジェネリックを使用して
万一のことがあったらどうしようと、慎重な姿勢が示されるのでは
ないかと思います。
つまりジェネリックの使用促進は、支払いの安さをアピールする
にせよ、安全性を訴えるにせよ、これまでの薬局(薬剤師)の評価
が関係しているのではないか。
今からでも薬局ではこのような側面を見直してつつ、
ジェネリックの取り組みを進めるべきではないかと思うのです。
この「仮説」、みなさんはどのように思われますでしょうか。
★★★ さて今回のテーマは、
──────────────────────────────
ジェネリック医薬品にすると、どのくらい安くなるの?(5)
──────────────────────────────
本メルマガの9回目に、ある抗生物質だけがジェネリックに変更
されなかったので、支払いの安さが物足りなかったという事例を
ご紹介しました。
それに対し、それは当然だよ、という意見が寄せられました。
あるメーカーのかたからのご指摘です。
たとえば、先発品が1錠70円、ジェネリックが50円とします。
仮に先発品は薬局に60円で納入されるとして、
一方、ジェネリックがせいぜい48円程度の納入価格だとしたら、
薬局は先発品を使用していたほうが儲けが大きくなるから、
積極的にジェネリックを使用しないのではないか、というのです。
薬局はジェネリックの使用において、差益を考慮しているのでは
ないか、というのです。
うーん、もしそのような構図があるとしたら、計算上はその通り
です。しかし、売上げ重視で薬局運営をするかどうかは、経営者の
考えかた次第です。それは一部の薬局だと思いたい。
また、どのメーカーのジェネリックを選択するかにおいて、
多分に差益を考慮する側面があるという“うわさ”は聞いたことが
ないわけではありません。
そうなると国民はどうしたらよいのでしょうか。
あなたが利用している薬局で、儲けを重視している様子が見受け
られるかどうか、注意している必要があることになります。
患者のための視点でジェネリックを推奨してくれているか、
ジェネリックを使用することで、価格以外に患者にとってどのような
メリットがあるのかどうかについて説明してくれるかどうか、
それを注視している必要があります。
それはジェネリックでなくても、薬局に一歩足を踏み入れてみれば、
売上げを重視している薬局か、健康や安全を守ることに重きをおいて
いる薬局かどうか、肌で感じられることでしょう。
信頼できる薬局を選ぶこと、それがジェネリックを使用するうえで
重要だと思われます。
みなさんはジェネリックを使用するにあたり、また薬局で調剤を
受けるにあたり、どのような観点で薬局や薬剤師を選びますか?
みなさんが重要視している考えがあれば、教えてください。
お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)
お待ちしています!
それではまた次回! (^^)/
============================================================
◇本メールマガジンをお読みになられて、ご感想やご質問等があれば
お知らせください(下記参照)。
本メールマガジンを通じて、応えていきたいと思います。
また、プライベートな質問であったり、複雑な背景であったり、
メルマガで取り上げられるのではなく、直接相談したいという場合
でも構いません。お答えできる範囲でお答えいたします。
◇ジェネリックをメインにしているメルマガですが、機会を見て
「くすり」全般についても触れることにします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン 【ジェネリック de リ・スタート!】
■発行 : みたキタ企画
■発行人: suke
■ご感想やご質問等の宛先 --> tamsuke@gmail.com
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)
------------------------------------------------------------
■発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
■購読希望(メールアドレス登録)・配信中止はこちら
--> http://www.mag2.com/m/0000286496.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━