新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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アキギリ:秋桐(キバナは多いが…)

2007-10-23 07:01:09 | 植物観察1日1題

これも丹後半島世屋高原で見かけた花、アキギリ:秋桐(シソ科アキギリ属)です。
本州中部地方~近畿地方に分布し、山地の木陰に生える多年草で、茎は下部が地をはい上部は立ち上がって高さ20~30cmになります。対生する葉は長い柄があって葉身は3角状鉾形で長さ6~10ccm、鋸歯があります。
8~10月、枝先に紫色の唇形花が集まってつきます。花冠の内面に毛があってざらつき、萼は2唇形で毛があり垂れ下がります。雌蕊は長く花外へ突き出し、雄蕊は花内にあって見えません。
和名は秋に咲き、花の形がキリを思わせることによります。仲間のキバナアキギリは比較的よく見かけますが、アキギリは珍しいのか、普通の図鑑には載っていないことが多いようです。