酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

コロナ禍での既視感

2021-02-28 21:12:03 | Weblog
私の会社もコロナの影響で売り上げが激減しています。
幸い減給や人員カットの動きはないものの、暮れのボーナスはなかなか厳しかった。

初期の頃には先行き不安感が、そして加えて閉塞感が。
社内的にも少しギスギスしてきている気がします。
辞め時を考えている人もいるとかいないとか。


この雰囲気、バブル崩壊の時に味わいました。


当時の会社の場合は急激に業績が悪化して、ボーナスゼロと同時に猛烈なリストラが始まりました。
リストラといえば中高年という印象ですが、若い業界だったので社内も高齢者は会社幹部程度でした。
普通なら真っ先に切られると思われる中高年ですが、その業界では経験の長さがメリットになりカバーできる仕事が多かったので、評価の低かった一部の人以外は生き延びました。
でも若手はまだ経験も技術力も不十分、運良くその人ができるレベルの仕事があればいいけど、なければクビ。

仕事が途切れた時も、中堅以上なら他の人の仕事を手伝いながら時間稼ぎができました。
しかし若手にはそこまでのスキルがない。
若手は仕事の切れ目が死刑宣告のタイミング、運良く次の仕事があれば生き延びましたが、ない若手は即クビ。
一つの仕事が終わりかけてくると、果たして次の仕事はあるのだろうか、次は誰がクビになるのだろうかと疑心暗鬼でした。

中堅以上の人も、当面は自分がクビになることはないとは知っていても不安が募ります。
会社のみならず業界全体も先行きは暗く、どこかで見切りをつけるのか、それともしがみつく方が得なのか、日々揺れる心。

あれから30年。
同じような雰囲気を味わうとは思いませんでした。

これがリーマンショックのような経済的事件や戦争などが原因ならばともかく、まさか感染症でこんな気持ちになるとは。
人生は分からないものです。
コメント
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