酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

テニス肘治療記8 ショックマスター開始

2021-02-24 21:08:32 | Weblog
半信半疑で始まったショックマスター治療の一回目は、なかなか立派なリハビリルームで始まりました。

最初に作業療法士さんにこれまでの経緯を話しました。
2年前に発症して、いろいろ生活改善したけど治らなかったこと。
もう痛み止めは打てない(打ちたくない)こと。
圧力波治療を受けてみたいこと。
マラソンが趣味だけど、今までの医者はマラソンとの因果関係はないと言っていたこと。

作業療法士さんは意外なことを言いだしました。
「走っている時の動画って持ってますか?」

あることはあるけど、それを見ても意味あるのかしら。
失礼ながら、あまりスポーツに明るい感じも見受けないし。

その日は超音波で肘を温めてから腕をマッサージしつつ、どの程度痛むのかを触診され、ショックマスターの一回目を受けました。
マッサージでは触られるたびに痛みがあり、我ながら相当痛んでいることを再確認させられました。
ショックマスターは棒状のものを患部にあてて、ババババって感じで小刻みに叩かれるものでした。
痛みはなかなかのものですが、言えば出力や叩くスピードを下げてくれます。
我慢できないほどではないけど、骨に響いたり筋にこたえる感じでした。
最後に二の腕や肘周りのセルフマッサージ方法を教わって終わり、ショックマスターは患部にダメージが残るので週一回程度のペースだそうです。

作業療法士さんは親切そうな方でした。
効果ですが、数日たってもショックマスターの効果は確認できませんでした。
まあ即効性は期待してはいけないのかもしれないし、一時的には悪化することがある(特に肘は皮と骨なので痛みが強まることがある)と事前に聞いていたので、即効性は期待していませんでしたが。
こんな感じで、一回目はあっさり終わりました。


翌週、2回目のリハビリに行きました。
まず私が走っている動画を見ていただきました。
この動画は最近の大会のものです。
先生に見ていただくために事前に編集しておいたのですが、以前から自覚していたフォームの悪さはさらに悪化した感じでした。
先生は動画を見ると、腕振りが悪いので肘に負担がかかってテニス肘になっているのではないかと説明しました。
でもフォームなんて直そうと思っても直せないものです。
先生は腕振りの悪さを改善するには背中・肩甲骨周辺をほぐすこと、そこが固いからフォームが崩れている可能性が高いと説明してくれました。

この日も超音波で温めてからマッサージを受けてショックマスター、それから肩甲骨をほぐすストレッチを教わって終了でした。

ショックマスターだけ使って終わりという治療を想像していたのですが、完全に違いました。
あくまでリハビリの道具の一つという位置付け、この機械がメインではないようです。
ショックマスター、マッサージ、そしてストレッチやセルフマッサージで治療を組み立てていくようです。

なにより驚いたのが、初手から走っている動画を求められたこと。
そして、どうやらマラソンの腕振りがテニス肘の根本原因と見立てたこと。
今までの医者は、マラソンは関係ないと断言していたのに。


通院は週一回、40分程度です。
人によっては2週間ごとだったり、数日ごとだったり、部位や患部の様子やショックマスターを使うかどうかなどで違うようです。

マッサージで患部の様子を探り、ショックマスターで治療し、次の通院までは自宅でやトレッチ、セルフマッサージをする。
私の場合、そんな流れで進むようです。


単に痛みを取るだけではなく、痛みの原因を探す。
その原因が私の場合は肩甲骨付近の硬さからくるフォームの歪みのようです。
たしかに最近の走行動画を見ると、脇が空いて肘を無駄に横に振り出しています。
昔から変なフォームではありましたが、それが最近悪化して肘にダメージがたまったのかもしれない。
あるいは今までの蓄積が爆発したのかもしれない。


この時点では、まだ肘の痛みが軽くなった実感はありませんでした。
でも先生はマッサージしながら前回より硬さが取れてきている、可動域も少し広がっていると言っていました。
そういえば肘の痛みも少し良くなった気がする。
日に日に悪化していた今までとは違って、控えめに言っても先週と同じかそれ以下になっている気がします。

治るかもしれない。
ようやく治るかもしれない。
治るだけじゃなく、フォームの改善も副次的に得られそうだ。
当然マラソンのタイムにも好影響があるはずです。

ようやく光が見えてきました。
そして、その光は期待していた以上の輝きのように見えます。

(続く)
コメント
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