酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

シューズのランクについて その2

2009-07-19 10:41:22 | マラソン練習
シューズのランク分けの続きです。
私はアシックスばかりなので他メーカーのことは分りませんし、同じターゲットを狙って作ったシューズでもメーカーによって重さや薄さ、クッション性の加減などは違うと思います。
でも、乱暴ですが一つの目安として、重さでランク分けを考えてみましょう。
アシックスの場合ですので、アディダスなどは同じグループのシューズでも軽めに作ってあるなどの差はあると思います。

前提ですが、大きさは26cm前後の男性用の場合です。
前後と書いたのは、私はシューズによってGTは25.5cm、スカイセンサーブリーズは26cm、DSトレーナーは26.5cmと違うからです。
(全シューズが同じ大きさのランナーの方が珍しいはず。同じメーカーでもシリーズが違えば足形も違い、前後1cm程度は変わってくるのが一般的だと思います)

まず神様グループ(2時間40分未満)は180g未満、特Aグループ(サブスリークラス)は180g前後、このあたりは本格派の人専用でしょう。
我々が関係してきそうなのが
Aグループ(サブスリー前後からフル3時間半あたり)210g
Bグループ(フル3時間台後半から4時間半前後)250g
Cグループ(フル5時間超)300g以上

さて、ここからが問題です。
私のように3時間半クラスのランナーがフルを走ったとして、一番安全なのがゲルフェザーです。
軽さもクッションもあるいいシューズです。
でも、そのゲルフェザーが自分に合わなかった場合、思い切ってAグループのシューズに挑戦してみるのは楽しいことです。
ところが、同じAグループでも(サイズが合わないとかの要因もあるでしょうけど)スカイセンサーJAPANでは薄すぎる気がして、スカイセンサーブリーズではかなり気持ちよく走れる、といった重さでは判断できない問題が出てきます。
重さは両方とも210g弱と同じなのに。

要するに性格付けが異なるのでしょうけど、これが走ってみないと分らない。
メーカーからのプレスリリースなどを読むと、なんとなくスカイセンサージャパンとブリーズでは、ブリーズがBグループ寄りを意識しているなー、ということが伝わってくる気はするけれど、プレスリリースなんてなかなか目にできません。
かといってメーカーのホームページに書かれている情報では、ちょっとあいまいで判断がつきませんし。

もう一つ悩ましいのがランナーの実力です。
同じ3時間半の持ちタイムでも、ポテンシャル的には3時間15分を切れる人もいれば、3時間半がほぼ限界の人もいます。
前者の場合、ペース配分が悪く前半で足を使い切って、終盤ヘロヘロになって3時間半でゴール、なんてパターンじゃないかしら。
そういった人は、ペース配分やシューズ選択を変えれば簡単に3時間20分前後までするするとタイムアップしたりするかもしれません。
要は、同じ持ちタイムでも足の強さやスタミナ、スピード耐性などは千差万別なので、シューズの重さ同様、持ちタイムでくくるのも乱暴な面があるということなのでしょう。


シューズの重さは、月間走行距離に似ているのかもしれません。

月間走行距離と走力は、基本的には比例しますが、単に量だけを比較しても無意味です。
現に私の場合、月200km程度の今と、300km以上走っていた頃とでは、今の方が走力は上です。
単に距離だけの比較では無意味、質も考えないといけません。
(一回に走る長さやスピードなどの負荷によって、練習の効果は大きく違ってくる)

シューズの重さも月間走行距離と同じように、あくまでも一つの目安でしかないのでしょうけど、なにしろ目安がないと比較ができません。
持ちタイムからシューズの重さを選ぶと考えるのではなく、あくまでも大切なのはシューズの性格が自分の実力(や目的)と合っているかどうか、そしてシューズの形が自分の足に合っているかどうか、なんだと思います。
でも、ついつい重さで考えちゃうんですよね。

ざっくりとしたランク分けですが、例えばスカイセンサーブリーズがどこに位置するかなどは、結構難しいんじゃないかなぁ。
軽さでいえば確実にAグループだけど、私の足ではBグループにかぎりなく近い感じがします。
逆の言い方をすれば、私の足ではゲルフェザーとブリーズは履きこなせても、スカイセンサージャパンの壁は厚いような気がしているのです。
これはフォームが影響している可能性があります。
私の場合、かかとの着地が強すぎて、それでクッション性のいいブリーズは履きこなせるけどジャパンになると辛い、といった感じなのかもしれません。

推奨タイムから考えてみると、DSトレーナーなどは280g前後とBCグループの中間の重さですが、推奨ペースは3~5分、それこそAからCグループの先頭付近までを大きくカバーしています。
でも、この重さでキロ4分を切るのは辛いような気がするけど…。

いやぁ、自分のシューズ選びの情報を整理しようと思って書き始めたランク分けですが、この他に幅の広さやそのモデル独特の性格、各人の足形との相性(フォームが変わると相性もまた変わる)などなど、こんなに多くの要素があるのですから、一度シューズ選びの迷宮に入り込んだらなかなか出口が見えないのは当然なのかもしれません。
(メーカーの思うつぼかw)

というわけで支離滅裂になってしまいました。
参考にならなかったと思います。
長々とすみませんでした。
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シューズのランクについて その1

2009-07-19 10:07:45 | マラソン練習
マラソンシューズの分類というかレベル分けは結構難しく、メーカーのホームページを見ても今ひとつピンときません。
色々な人のブログを見ても個人差が激しく、参考になるようなならないような。
きっと参考にならない人が多いでしょうけど、現時点で私が感じているレベル分けはこんな感じです。

前提となる走力ですが、フル3時間半、ハーフ94分、10km43分ぐらい、メーカーはアシックスばかりです(初期の頃以外はアシックスオンリーになっているので)。
また、レースで使う場合は、という前提です。
例えばターサーでも、1kmタイムトライアルといった特殊な練習だったら持ちタイムに関係なく使ってみるのも面白いかもしれません(自己責任でね)が、10km、ハーフ、フルのレースで使うならこのランクのシューズがいい、という感じで書いてみます。

まず、神様グループはマラソンソーティあたりのシューズ。
陸上部の現役選手など、市民マラソンというより競技選手クラス専用でしょう。

特Aグループはターサーシリーズ。
フル2時間40分前後から3時間15分ぐらいかなぁ。想像ですが。
私のような3時間半で必死なランナーは一生縁がなさそうです。
ただ、ターサーシリーズで比較的おとなしいモデル(アリビオTSあたり)なら10kmレース限定で使ってみる価値はありそうです。
もっとも、私のように10kmレースは年一回出るかどうかというランナーが買うのはもったいない気がします。

AグループがスカイセンサーJAPAN。ターゲットは3時間を少し切るレベルから遅くても3時間半ぐらいまででしょう。
3時間半に届かないランナーが履くとしたら、10kmまでのレース用といった感じでしょう。
このグループでターサーを履いている人も多いでしょう。
そもそも3時間半と3時間弱を同じグループにするのが乱暴すぎるのでしょうけど、私目線の分類なのでご勘弁を。
私にとって未知の世界なので想像ですが、3時間15分前後でターサーの壁があるような気がします。

Bグループはゲルフェザー。
このクラス(というかゲルフェザー)は、かなり幅広いランナーにオススメできます。
私はフェザーの柔らかい感じが大好きで、2年ぐらい前まではフェザー一筋でした。
フルマラソンで使うなら4時間半から3時間半弱まで使えます。
4時間半以上かかるランナーは、10kmレースで使ってみて、よかったらハーフのレースでも試してみてください。
4時間前後以上のランナーなら10kmからフルまで、全レースで使えます。
3時間半を切る頃になると、このシューズの柔らかさがロスと感じて嫌がる人が出てくると思います。
その場合は迷わずステップアップして下さい。
おそらくゲルフェザーの設計では3時間半未満は想定外だと思います。
もちろん、この履き心地が好きなら3時間を切ってからも履き続けていいと思いますが、3時間20分前後になった時点で一度ランクアップしたシューズでレースを走ってみて下さい。
浮気や冒険も必要で楽しいものです(実生活は別)。

CグループはGT2140NY。
フル4時間半以上の人からマラソン初心者は迷わずこれ。
また練習用シューズとして使うのなら、全ランナーが対象になると思います。
私も練習はGTを愛用しています。
海外ではサブスリークラスでもGTでレースを走るとよく聞きます。
私も3時間40分弱の時に何回かGTで走りましたが、なんの問題もありませんから、練習用と決めつけずに一度レースで使ってみて下さい。
ただ、重さがあるので短い距離のレースではスピードに乗れないかもしれません。
また、気分的な問題ですが、練習で履いているシューズでレース(晴れ舞台)を走るのはちょっと残念な気もしますよね。
一人だけ普段着でパーティに出席するような…。

よくGTをけなす人がいます。
いて当然で、万人に合ったシューズなどありません。
走ったときに足が内側(または外側)に倒れ込みすぎることをオーバープロネーター(外側はサピネーター)と呼ぶそうですが、GTはオーバープロネーターのランナーをターゲットにしていて、その対策をしているそうです。
従って、ニュートラルやサピネーターぎみのランナーにとっては、その対策が裏目に出て、足にダメージが残るのでしょう。
そうなったらGTを褒めるはずがありません。
でも、それは「その人には合わなかった」というだけの話で、それをもってしてGTは駄目なシューズと断定するのは違うと思います。
そういった話は貴重なデータとして聞いておきましょう。

あまりにも長くなったので、続きはまた。
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