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※- 海からの警告 :地球温暖化と異常気象
-NHK・クローズアップ現代-
オーストラリアの干ばつとインド洋の海水温
日本の海洋研究開発機構と東大の海洋観測グループは、海がもたらす異常気象、特にインド洋をめぐる地域での異変を解明して、世界的な注目を集めている事が番組の主題と成っていた。
オーストラリアの大干ばつや、アフリカ諸国で起きた大洪水の原因に、インド洋での海水温の上昇が関係している点を提起していた。
その影響は、遠く離れた日本へも及び、去年の酷暑の原因になった可能性もあると見られている。
本来、気温の変化やCO2濃度の上昇などを緩和する働きを持つ「 海 」。
温暖化の下、その海が異常気象を引き起こしているメカニズムを、日本の科学者の最新の研究を元に番組を進めていく構成となっていた。
その中で、特に注目すべき点は、地上の気温は気体である空気の温度である。 しかし、海水温は液体であり、その熱量比は気体の1千倍である事を思えば、海水温の上昇は地球上の気温に与える影響が極めて大きいことが分かる
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2008年 2月25日 ”風の道草”
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