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「アホウドリ」・移住先の島(聟島=むこじま)で産卵 2012年12月

2012年12月06日 | Website 

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※- 「アホウドリ」・移住先の島(聟島=むこじま)で産卵 2012年12月06日

 

12月06日、NHK website : 絶滅が心配されている国の特別天然記念物「アホウドリ」の新たな繁殖地を作る取り組みで、4年前に小笠原諸島の島を巣立ち去年戻ってきたオスの1羽が、つがいとなって、初めての産卵に成功したことが確認されました。
順調にいけば来月にもヒナが誕生する可能性があり、新たな繁殖地作りは成功に大きく近づきました。
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国の特別天然記念物の「アホウドリ」の新たな繁殖地作りは、環境省と山階鳥類研究所などが4年前にスタートさせました。
現在の繁殖地の伊豆諸島の鳥島から350キロ南に離れた小笠原諸島の聟島にヒナを移して飼育し、去年、最初に巣立った一部のヒナが聟島に戻ってきたことから、繁殖への期待が高まっていました。
このためNHKが、現地に遠隔操作できるビデオカメラを設置して、観察を続けたところ、先月14日、去年戻ってきた「Y01」の足輪をつけたオスの足元に卵があるのが確認されました。
現地には繁殖を促すための偽物の卵が置いてあるため、山階鳥類研究所が慎重に映像を分析した結果、一部の卵の映像に、産卵の際についたとみられる血のあとが確認され、Y01とつがいとなったメスが産んだ卵と判断しました。
島を巣立ったアホウドリがつがいとなって産卵に成功したのは初めてで、順調にいけば2か月ほどでふ化することから、来月にも聟島生まれの初めてのヒナが誕生する可能性があります。
山階鳥類研究所の尾崎清明副所長は「ことしが産卵の可能性としては一番、最初の年だったが、このチャンスに卵を産んでくれたのは何よりの喜びだ。鳥島から運んだ鳥がわれわれが手をかけなくても数を保つことが最終目標で、来月、ヒナが生まれることを楽しみにしている」と話しています。
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≪ アホウドリ移住作戦 ≫
羽を広げると2メートルを超える国内最大級の海鳥・アホウドリ。
その新たな繁殖地をつくる取り組みは、4年前の平成20年に始まりました。
およそ80%が繁殖する伊豆諸島の鳥島は、日本有数の活火山で、噴火によって生息地が破壊されるおそれがあり、国は南に350キロ離れた小笠原諸島の聟島に移住させることにしたのです。
世界でも例のない移住大作戦。
巣立ったあと、数年間を海上で過ごし、成熟すると育った島に戻って繁殖するというアホウドリの習性を利用しました。
まず、鳥島で生まれたヒナをヘリコプターで聟島まで運び、親鳥に代わって研究者が餌を与えて飼育することから始めました。
1年目、10羽のヒナが移され、3か月ほど人工飼育したところ、いずれも順調に島を巣立っていきました。
巣立ちは2年目、3年目とその後も順調に進みました。
その最初のヒナが巣立ってから2年目のおととし8月、奇跡の出会いがありました。
日本から5000キロも離れたアラスカ・アリューシャン列島で、「Y10」の足輪をつけた最初に巣立ったうちの1羽が、NHKの取材班によって、偶然、撮影されたのです。
胸の部分が白い羽毛に生え替わり、大人に近づいている様子でした。
それから半年後の去年2月、待ちに待った瞬間がやってきました。
アラスカで撮影されたのとは別の「Y01」の足輪をつけたアホウドリが、初めて島に戻ってきたのが確認されたのです。
これまでに島に戻ってきたのは、平成20年と21年に巣立った25羽のうちの12羽。
新たな繁殖地作りは最終段階を迎え、この冬の繁殖期に期待が高まっています

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