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☆・NHKスペシャル シルクロード 天山南路 ( 思想の道 )

2005年05月16日 | オアシス 
blog ・ ( NHKスペシャル・シルクロード )



☆・NHKスペシャル シルクロード 天山南道( 思想の道 )

タイトル・天山南道、今回の番組構成は仏僧・鳩摩羅什(くまらじゅう)の目をとして、中国の四世紀頃のシルクロード中間地点、天山山脈の入り口にあった亀茲国(キジ)を主体に構成されていた。

仏僧である鳩摩羅什が色んな体験を基に、仏典の梵語を漢語へ翻訳編纂していく中に、自分の思想を仏典に織り込んでゆく様子を描いていた。

番組では仏教美術、特に、この地方独特といえる青色を使った画法である、そこには、ラピスラズリを使った宝飾が多く用いられている。

天空を表す色として、また、幸せをもたらす色として、今なお、家々の壁には青い色のペンキが塗られていた。

現在この地はクシャと呼ばれ、住民の殆んどイスラム教徒である。と言うことは共産党政策に於いてもイスラム教を守ってきたと言える。

シルクロードを通って仏教思想が中国を経て日本へ伝わる、番組では中国内陸部の美しい映像を紹介しながら進めていた。

鳩摩羅什は特に、インドの仏僧・竜樹(りゅうじゅ)(サンスクリット名はナガールジュナ)の「空の思想」を漢語翻訳に際して、自分の思想を漢字に置き換えていた、また、多くの言葉(漢字)を、彼自身の思想を表現した漢字で表す事をしていた。

当時、四世紀は中国六朝時代と言われた時代で、鳩摩羅什はどうやら漢語を話していなかった、ところが、亀茲国が後秦に滅ぼされ、捕虜となった彼は、その後、後秦の王、姚興(ようこう)に迎えられ、長安で仏典の翻訳にあたる。

彼の翻訳した仏典が中国全土、朝鮮半島、そして、日本へと仏教が伝わって行った。

鳩摩羅什が仏典から漢語へ翻訳した数が、おおよそ300巻とも言われている、今回の、シルクロード・天山南道は、締めとして「思想の道」で終わった。

*-*

日本では、鳩摩羅什よりも三蔵法師(玄奘)の方がテレビ番組や漫画で知られている。

玄奘がインドへ仏教を習得する為に行き、経典を集めて持ち帰る紀行を書きとめていた、それを弟子の弁機が編集した本が「大唐西域記」とし知られている。

大唐西域記を元に「孫悟空」などの漫画や西遊記の本が出版された事で日本では三蔵法師の方が知られている。

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 2005年 5月16日 -景趣-



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1 コメント

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人生の旅人 (格羅貴意)
2005-05-22 00:18:17
偶然とは、思いたくない、若き日の体験、本能に、

いざなわれて、仏教伝来のシルクロード仏典ルーツ

仏教文化開花 繁栄の恩恵遺産過去の痕跡を、

日本の現在が繁栄発展の未来牽引の大釈迦如来

弟子編纂を超え直筆「仏法真理」秘宝の法典

難しい中身を、義務教育程度の庶民に、読み込む

事を、赦された。幸福の科学の書籍 神秘の法 hako
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