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ひと言 ・( 無視される、51%の反対票 )
今回の衆議院解散・総選挙は圧倒的多数を与党である自由民主党と公明党に議席を与えた。
しかし、ここに来て面白い選挙結果が出ている。この事を、特別国会で共産党議員が小泉首相への質問の中で指摘した。
それは、小泉首相が自ら国民に郵政民営化の賛否を問いたいと言って解散しました、その、国民投票の結果であります。
それによると、与党自由民主党と公明党が獲得した投票の数が全野党が獲得した数より少なかった事が確認されたからであります。
その事は何を意味しているでしょうか、確かに与党政権は三分の二の議席を確保しました、しかし、それは、選挙制度によるもので、現実の投票結果は反対票が 51%で与党の票が49%でありました。
民主主義に於いての判断は過半数を一票でも上回った方が勝ちです。
ですから、小泉首相が国民に真意を問いたいとして衆議院を解散した郵政民営化を問う選挙は 2%の小差ではありますが、国民は、NOと云う意志を示したと言えるでしょう。
それに対して、郵政民営化を国民に問うた本人、小泉首相はぬけぬけといつもの調子で言い張っていた、「 国民の判断は選挙制度に於いて下される 」、何ら国民の意思を感じない発言であった。
この様な結果に於いて、国民の意思が完全に無視される暴言は、国の指導者として情けない実状と言えます、そんな虚しさだけが残った反対票の 51%であります。
選挙後、国民の投票行動を残念に思っていましたが、いやいや、国民の考えが改めて正しいと感じました。
まあ、議席数は与党勢力が、三分の二を取りましたが、それは選挙制度の問題であり、悲観する事は無い結果と改めて認識しました。
日本の民主主義も成熟したんだな~と、新たな投票数の結果から分かっただけでも嬉しく思います
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-景趣-
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