Eur-Asia

西洋と東洋の融合をテーマとした美術展「ユーラシア(Eur-Asia)」の開催を夢見る、キュレーター渡辺真也によるブログ。

真喜志勉 a.k.a Tom Max + 真喜志民子 in Azabujuban Gallery

2009-05-10 10:28:15 | Weblog
アトミックサンシャイン展に出品している、私の大好きなトム・マックスが、奥さんの民子さんと東京にて二人展を行います。

Exhibition of 真喜志 勉 真喜志民子
2009.5.13-18
Azabujuban Gallery

(展覧会DMより)
真喜志勉さんとは沖縄復帰の頃に知り合った。73年にNYのヴィレッジ・ゲイトで働いてアート・ブレーキーのドラムを管理したという筋金入りのジャズ者だ。精密さと荒々しさが見事に調和した真喜志さんの表現は、ジャズそのものだと言いたくなる。今回、奥方の民子さんの創る天女の羽衣のような作品とのデュオはどのような響きを織りなすのだろうか。 見逃せない。
ジャズピアニスト 山下洋輔


東京近郊に住んでいる方、是非ご覧になって下さい。会期前半はTom Maxさんも会場に居るそうです。

石川真生写真展 フェンス OKINAWA

2009-05-10 10:20:49 | Weblog
アトミックサンシャイン展への参加作家、石川真生さんの展示が、那覇市民ギャラリーにて開催されます。皆さまお誘いあわせの上、ご参加下さい。

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石川真生写真展 フェンス OKINAWA
2009.5.12-17
那覇市民ギャラリー

(プレスリリース)
沖縄中の米軍基地を「フェンス(有刺鉄線)」沿いに歩いてみよう。そう思い立ち、昨年(2008年)初めから一年余り、フェンス沿いに歩いて撮影した。
沖縄人が基地の中を見ることができるギリギリの境界線がフェンスだ。メインゲートはみんながいつも見ている。だが、いちいち裏に回って見る人はそういない。フェンスをグルッと回って歩いてみた。

戦後64年たってもアメリカの軍隊が沖縄に居続ける。フェンスは沖縄人を拒絶する境界線だ。米兵はフェンス(基地)の中と外を自由に行ったり来たりしている。沖縄人は基地従業員や通行許可書(パス)を持った一部の人しか出入りできない。多くの沖縄人はただフェンスの外から基地をのぞくだけだ。

車で走っているだけでは見過ごしてしまう。それが歩いてみるとよく見える。えっ?ここにこんなものがあったの?知らなかった、気づかなかった。発見の連続だ。同じ場所でも行く度に新しい発見がある。ワクワク、ドキドキする。
沖縄は狭い島だ。どこに行っても米軍基地にぶち当たる。基地にへばりつくように住宅街がある。フェンス沿いに歩くと、そこに人がいなくても「人の生活」が感じ取れる。

フェンス沿いに見える光景は実に興味深い。見ているようで見ていない光景はまだまだある。私の「フェンス」の撮影はこれからも続く。