Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

半分コの幸福

2005年05月12日 | life
基本的に我が家は、なんでも半分コである。

厳しい我が家の台所事情からしても、この半分コ政策はなかなかの有効手段だと思っている。
アウトドア活動と仕事の二足ワラジで楽な生活ができる程、世間は甘くないのである。
制約の多い生活の中で互いに満足できる(あきらめの)環境をつくるうえでも、半分コはますますいいと思う。

山の道具にしろ部屋の占有権にしろ、だいたいが均等割りである。
そのなかでも、食べるものに関しては特に厳格である。
皿に盛られたおかずは、ふたりで最後の最後まで半分わけされ食される。

そういう意味で写真で紹介している「チョコモナカ ジャンボ」(森永製菓)は、我が家御用達のアイスである。
クライミングを愛好する我々二人にとって、アイスはカロリーが多いためしょっちゅう口には出来ない。
でもやっぱり、冷たいアイスがどうしても欲しい時がある。
そこで、この「チョコモナカ ジャンボ」である。

まず何と云っても安い。
一個105円/2=ひとり52.5円也。

味の方も、オーソドックスなバニラクリームと、中にサンドされたチョコのハーモニーが絶妙である。
ザクッとした外皮のウエハウスと、パリッとしたチョコの食感も魅力である。
そしてなによりもこのアイス、ブロック状に成形されているので、実に簡単にかつ正確に半分コできるのである。
均等に配給されたこの「チョコモナカ ジャンボ1/2」を、ふたりでいつも幸せ気分で頂いている。
(ちなみに「パピコ」(グリコ)も我が家御推薦の一品である)

なんと安上がりな幸せであろうか。
しかし我が家にとって半分コは、経済的な効果とカロリーコントロールが期待できると同時に、うまいものを食したという幸福感を得る為の大切な決め事である。
そのうえ同じものを半分にして食べる行為が、貧乏生活に挑む同志としての一体感を生む相乗効果があることも確かである。

僕は、食べることは人が生きて行く上で、幸福を掴むための第一歩であると思っている。
飽食の現代社会は、このことを忘れてしまっている気がする。
食材はスーパーで多すぎるほど陳列され、店では食べきれない量が出され、知らずうちに濃い味付けでないと満足出来ないように慣らされ、そして食べ残し売れ残りが大量処分されている。

本来幸福を掴むための食に、こうしたものが必要であろうか。
食べて幸せになると云うことは、量や質ではないはず。
ごちそうでも粗食でも、要はどう食べるかなんだと思う。

3時のおやつに「チョコモナカ ジャンボ1/2」をふたりで食べつつ、「半分コ」はその方法の一つであるんだと再認識できた今日あった。


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