Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

奇妙な民族

2011年04月15日 | (E=mc2)
司馬遼太郎 著の『この国のかたち(1~6)』(文藝春秋社発行)を読み、
自分の ”Soul” を紐解く


(E=mc2)

ー 2 ー


「1.この国のかたち」より
○ 日本人は、いつも思想はそとからくるもだとおもっている。
○ 国家形成(大和政権、明治維新)は、外圧など危急的世相に後押しされて建国された。
○ 思想的発想から起きた民衆からの自発的な国家形成はなかった歴史がある。
○ その折採られた国家の法体系は、その政権が見本とする海外のものがそのまま採用された。(律令制や憲法)
○ 儒教や宗学は学問として取り入れられ、また仏教の目的は、王朝や氏族の守護を効能とするものだった。
  よってこれらの教えは、民衆個々を骨の髄まで思想化してしまうという意味での作用はなかった。
○ 思想とは本来、血肉になって社会化されるべきものである。しかし、日本にあってはそれを好まない。
○ そのくせ、思想へのあこがれがあり、経文の収集に尽力するなど、思想書を読むのが大好きである。
○ こんな奇妙な(得意勝手な)民族は、世界を見渡しても極めて稀少である。

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世界的に見てどうも僕たち日本人は、ちょっと変わった特異な民族らしい。
いい意味でも、悪い意味でも。


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