Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

春の山のお花見山行(鈴鹿山系 鈴ケ岳)

2010年04月06日 | Mountain spring
             艶やかフクジュソウ
                   (鈴ケ岳ピーク付近にて)

自宅より車で15分ほどの多賀町大君ケ畑、ここに山岳会のメンバーが打合せ通り集った。
目指す山は、御池岳の前衛峰的な鈴ケ岳。
標高が1130mあり、顕著なピークを持っている。
にもかかわらずこんなに近くにいながら、ちょっと地味な存在だったので登った事が無かった。
ちょうどフクジュソウのいい時期でもある。
そんなこんなで今回のこの山行、けっこう楽しみにしていたのだ。

登山口から地味な植林地帯を登り終えて主稜線に出ると、木々も低くなり明るい尾根歩きとなる。
でも、期待していた花類はほとんど見当たらない。
花曇りながら天気はまずまずだったので、メンバーで山名同定しながらぼちぼち稜線を進む。

二本ある送電線の間の広場で遅い昼食をとる。
正直この時点で「お花見」は半分あきらめモードだった。
でも主目的はピークハント、気を取り直して鈴ケ岳へ向かう。
やがてピーク手前になり傾斜が落ち、同時に陽も差しはじめた。
そして茶色い地面に黄色の花がポツリポツリ。

今年も見られました、山で咲く福寿草の花!
なかなかドラマチックな鈴ケ岳のピークじゃないか。
満足、満足。

そして自然の不思議である。
どういうわけかこれより先きの山腹には、たくさん群落があるではないか?
下降路とした御池谷の日当りのいい場所にはたくさん咲いている。
石灰岩でガラガラの殺伐とした谷であるが、苔むした斜面に黄色の花が侘び寂びていて、とても日本的でいい景観を創っていた。

さらに林道近くになると、木々の梢にはいろんな花が付いている。
赤いフサザクラ、黄色いキブシ、淡い色の山桜など頭上は結構賑やかだ。
国道端にはミツマタやミヤマカタバミなども見る事が出来た。

完全目的達成である。
今回の鈴ケ岳、とてもGoodでラッキーなのお花見山行となったのだった。


大君ケ畑よりいよいよ入山


茶野付近より鈴ケ岳を望む


ヒルコバ付近にはまだ雪が残っていた
御池谷にはフクジュソウの群落多い


記録
 目的     鈴鹿山系 鈴ケ岳 ピークハント登山
          やまっこ4月例会山行(読図講習)
 日程     2010年04月04日 日帰り
 メンバー   L.Mさん、Aさん、Nさん、Oさん、Tさんと”チ~ム Bigover” の計7名
 行程     04/04(日)晴/くもり  標高差830m  距離 8.5km 行程時間 9.0h
    07:00 自宅発→多賀町大君ケ畑 ゲート手前駐車(7:30着)
          ・知人のKさんを鞍掛トンネルまで送る
          ・コンパス講習する
    08:40 入山(300m)~植林道を行く~630m付近の丘より急斜面を登る
          ・急斜面は登路ステップ無く急登
    11:00 稜線(780m)~垰やかな尾根
          ・カレンフェルト、フズリナ化石少々
    12:40 稜線(930m)
          ・昼食
    14:00 鈴ケ岳(1130m)登頂
          ・電波反射板跡は広い広場になっている
          ・ここでようやくフクジュソウを見る
          ・2パーティ交差する
    14:15 山頂出発~ヒルコバ~御池谷
          ・御池谷は踏み跡うすい
    15:30 御池谷(800m)~林道~306号
    17:45 駐車場(300m)下山

    18:00 駐車場→帰宅(19:00着)          

        
トレース図


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (唐崎夜雨)
2010-04-06 23:48:25
“チ~ム Bigover”の皆様、日曜日はお疲れ様
でした。
地元の山と言うことで、「あれが鍋尻山、こっ
ちが高室山、あっちがミノガ峠」と色々教えて
頂き有り難う御座いました。
また御一緒出来る機会がありましたら、宜しく
お願いします。
返信する
Unknown (Bigover)
2010-04-07 09:56:25
唐崎夜雨さん、鈴ヶ岳では有り難うございました。

多人数での山行は久々でした。
その分とても楽しい山行になりました。
また天気もまずまずで、春の山を満喫出来ました。
次の山登りの折には、またよろしくお願いいたします。
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