
「僕も付き合うよ」と言う夫の口調は「シブシブ」を装いながらも「いそいそ」の気配が隠しきれていなかった。
以前もらっていた合鍵で玄関のドアを開けると、リビングのドアの磨りガラスに背伸びしたチョコの姿が映った。
息子ではないことに驚いた表情をしたが、私たちに警戒することはなかった。
ひとしきりチョコと遊び、簡単な清掃用具を持って行ったので夫はお風呂とトイレを、私はキッチン周りを掃除してあげた。
息子が帰宅後1時間ほどいて辞去した。


予約をしないと長時間待つというネット情報で諦めていたが、場所の確認だけしておこうと行ってみると待っていたのは1組だけだった。
それじゃあ食べて行こうということになり、10分足らずで入店できた。

私は水餃子が食べたかったが「初回は焼き餃子で」という夫の意見で一皿頼んでシェアした。
挽肉ではなく、細かく刻んだ肉入りで美味しかった。


奥にあるのは冷酒ではない。「お冷や」を頼んだらボトルに入った水とグラスが出てきた。
次回は何としても水餃子を食べよう。