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言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

キャリーオンバッグ

2014年04月08日 | ハンドメイド


旅行の時にキャリーバッグのサブになるミニボストンバッグを作った。
スーツケースの上に載せ、持ち手のバーに差し込む機能のあるいわゆる「キャリーオンバッグ」である。
(この名称は英語的には正しいのだろうか?アマゾンでも楽天でもそう呼んでるので使うが…)

参考にしようとお店で見ると手頃な価格でいろいろあり、買った方が早いとも思ったが、この形の物を作ってみたかった。
軽量、撥水性、丈夫さ、汚れにくいなどの点でナイロンクロスがベストである。スーツケースが無地なので柄物にしようと思って探した。
ところが手芸店2店でもネットの検索でも気に入った柄がどうしても見つからず、結局自宅にある残り布で作ることにした。
バーに差し込む機能だけであとはシンプルにと思いながら、いざ作り出すとどうしてもあれこれ手を加えたくなる。
ナイロンクロスが帆布に変わり、柄物が無地に変わり、単純な構造がよけいな細工付きに変わり、当初の「旅に手軽」というコンセプトからだんだんかけ離れてしまった。


バッグの外側には前面に広めのポケット(その中にもさらにポケット2つ)、背面のバー通しにもポケット、左右のマチにもペットボトル入れとスマホ入れを付けた。
バー通しはサイズにゆとりがある分動く可能性があるので、中央にマジックテープを施している。
出番は少ないかもしれないが、念のために取り外し可能のショルダーストラップも付けた。
内部も不要と思いながらポケットと仕切りを付けてしまった。
最初にナイロンクロスで考えた時は、中袋自体付けないつもりだったのに…。

  

今回は開口部のファスナーをちょっと工夫した。
バッグの左右ぴったりのファスナーだと全開せず、少し長めにしなければならないが、古いフリースのジャンパーを解体している時にふっと閃いたのだ。
ジャンパーの裾で完全に分離するこのオープンファスナーを使ってはどうか?
結果はパッキングが楽で内部がひと目で見渡せ、正解だった。
もうひとつ、制作でのささやかな進化は底鋲を付けたこと。
布製なので少しでも汚れ防止になればと思って付けたが、底板の固定がミシンで縫うより楽で、これも正解だった。