入国審査に足掛け2年もかかってしまった…
――そんな訳はない。
昨秋の旅で今更の感もあるが、やはり一応まとめておくことにしよう。
空港には早朝にもかかわらずMさんが迎えに来てくれ、彼女の車でまずはご自宅へ。
熱帯特有の木々に囲まれたとても素敵なお宅!
高い天井にはシーリングファンが回り、大きな窓でとても開放的。室内はもちろん靴のまま。
Zさん、KさんTさん姉妹、私とそれぞれの部屋に案内され、ホテルさながら!
荷を解いて(Zさんゴメン!あなたの部屋の画像を使いました)、朝日の当たる北向きの(南半球だから)広いベランダでおいしい朝食をいただいた。
そのベランダに悠然とした佇まいでいたのがMさんの愛犬テス。
Mさんは謙虚に「愚犬」と紹介していたが、本当に賢くてお行儀よくて、滞在中ずっと感心しっぱなしだった。
レディだそうで、四肢が長く凛とした姿が誰かに似てる…と考え、ミラ・ジョボヴィッチの雰囲気と重なった。
さあ、Mさんの案内で市内観光へ。
海岸通りを散策し、マーケットを見て回った。

美味しそうなナッツ類やフルーツ、野菜などが溢れていて、見て回るだけでも楽しい。
地元の人たちは、気候のせいもあるが思い切りラフな恰好をしている。
カラフルなサマードレスの老婦人をパチリ。
昼食はいろんなお店が入ったビルの一画にある回転寿司で。
「いらっしゃいませ!」と若い日本人女性がカウンターに案内してくれた。
ワーキングホリディーで働いているのか、後日行ったシーフードレストランでも、グリーン島でも多くの日本人の若者が働いていた。みんな元気よく、溌剌としていた。
チーズやマヨネーズやアボガドなども使って、とにかく一皿のボリュームがすごい!
因みに右端の名前は「ボルケーノ」。なるほど、火山の噴火に見える。

午後は市の郊外にある動物園に。
オーストラリアと言えばコアラとカンガルーは定番。
夜行性のコアラはどれもユーカリの幹や枝に上手につかまってお昼寝中だった。
1頭目覚めているコアラをパチリ。でもやっぱり眠たそう。
カンガルーは柵なしに餌をあげられたが、たくさんの観光客からもらいすぎて食傷気味の様子だった。
もうひとつの定番、巨大ワニのアリゲーターのショーもあった。
しかし、炎天下で肉のお預けが長すぎてちょっとかわいそうだった。Mさん宅に戻ったのは4時頃だったろうか?
「夕食まで休んでて」とMさんに言われ、みんなそれぞれの部屋でひと休み。
Mさんだって早起きして、私たちを案内してお疲れのはず。
夕食の準備を手伝おうとエプロンも持参したのに、ベッドでグーッと伸びをしたらそのまま眠ってしまっていた。
目を覚ますとすでに日は暮れていて、BBQは出来上がり、ご家族やお友達のお客様もいらしていた
英語での交流を、というMさんの配慮だったかもしれないが、挨拶が精いっぱい。
こんな時英会話ができたらと痛感する。これまで何度決意し、何度挫折したことか。
この時も決意した。しかし現在すでに挫折している。
ライトを抑えたベランダでの皆さんのもの静かな語らいは、ただ聴いているだけでなんとも心地よかった。